この悪魔の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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第6話 魔王軍幹部との戦い(前編)

ベルディア「何故城に来ないのだ、この人でなしどもがああああああっ!!」

 

 魔王軍幹部は大変お怒りの様だ。

 

カズマ「ええっ?何で?もう爆裂魔法は撃ってないはずだろ?」

ベルディア「はぁ!!何を抜かすか白々しい!」

 

 ベルディアは自分の首を地面に叩きつけて器用にキャッチした。

 痛くないの、あれ?

 

ベルディア「そこの紅魔の娘が、あれから毎日欠かさず撃ってるわ!」

カズマ「ええっ!?」

結斗「はい?」

ジョージ「ワッツ?」

真澄「何だって?」

 

 俺とカズマ、狩崎さん、真澄さんは、めぐみんの方を見る。

 めぐみんは、すぐに視線を逸らす。

 カズマは、めぐみんの頬を引っ張る。

 

カズマ「お〜前〜か〜!!」

めぐみん「痛い痛い痛い!待って下さい!聞いて下さい!」

結斗「さて、どうしてベルディアの廃城に爆裂魔法を撃ち込んだんだ?」

バイス(こいつ、何やってんの!?)

めぐみん「今までは、平原で爆裂魔法を撃ち込むだけで満足出来たんですが、その、廃城への爆裂魔法を撃ち込む内に、大きくて硬い物じゃなきゃ満足出来ない体に………。」

カズマ「モジモジしながら言うな!」

ジョージ「ていうか、めぐみんは爆裂魔法を撃ったら倒れるんだから、共犯者が居るはずだよね…………。」

 

 狩崎さんがそう言うと、アクアが口笛を吹きながら外方を向く。

 つまり………。

 

カズマ「お〜前〜か〜!!」

アクア「痛い!痛い!アイツのせいで碌なクエストが受けられないのよ!そのせいで今日もバイト先で怒られたし!」

結斗「それって、君の自業自得じゃないのか?」

バイス(本当だよ。)

 

 俺がそう突っ込むと、ベルディアの方から物凄いオーラがこちらに届く。

 

ベルディア「聞け!俺がここに来たのは爆裂魔法の件だけではない!お前達を庇って死の宣告を受けたあのクルセイダーの鑑みたいなやつをお前たちは見殺しにした!もはやお前たちがあのクルセイダーを殺したに等しいのだぞ!」

結斗「ああ………。」

 

 そういえば、ベルディアはダクネスが解呪されたのを知らないんだったな。

 すると、タイミング良くダクネスが現れ、ベルディアは驚く。

 

ダクネス「や、やあ………。クルセイダーの鑑とは、照れるではないか………。」

ベルディア「は?………へっ?あんるええええええええええ!!!???」

 

 ベルディアの絶叫が周囲に広まった。

 まあ、それが当然の反応だよな。

 

ベルディア「あれ?なんでお前、生きて……。」

アクア「なになに?あのデュラハンずっと私達を待ってたの?帰った後、私にあっさり解呪された事に気づかず?プークスクスッ!ウケるんですけど!超ウケるんですけど!!」

 

 アクア、お前、人を煽る才能はピカイチだよなぁ。

 すると、ベルディアはプルプルと震え出す。

 

ベルディア「き、貴様巫山戯るなよ!俺がその気になれば、この街の住人を、皆殺しに出来るんだぞ!」

アクア「あぁん!?アンデットの癖に生意気よ!私が浄化してあげるわ!」

 

 アクアは浄化魔法の準備を始める。

 そして放った。

 

アクア『ターン・アンデット!』

 

 さて、アクアの浄化魔法の効果は一体?

 

ベルディア「駆け出しプリーストの浄化魔法が通じると思って…………ギャアアアアアア!!」

 

 凄い。効いた。

 馬は完全に消滅したが、当のベルディアは地面を転がっていた。

 ベルディアには一応効いてるみたいだな。

 

アクア「な、私の浄化魔法が、効いてない!?」

カズマ「ギャアアアって言ってたし、効いてるんじゃないのか?」

ジョージ「そのようだね。」

 

 カズマの言う通り、効いてはいる。

 だが、仮にも魔王軍幹部が、プリーストの浄化魔法にあっさりやられてはダメなので、おそらく魔王がそこら辺の強化を行なっているのだろう。

 

ベルディア「グゥッ!ゼェ!ゼェ!一応言っておく。俺は魔王様より神聖魔法に対する耐性を獲得している。しているのだが………この街は一体なんなんだ!リバイとバイスといい、貴様といい、お前ら駆け出しか?ここは駆け出し冒険者が集まる所なんだろ!?」

 

 まあ、駆け出しなのは、間違い無いけど。

 すると、ベルディアがふらつきながら立ち上がる。

 

ベルディア「まぁ良い。わざわざこの俺が相手をするまでもない。『眷属召喚』!アンデットナイト達よ、この者達に地獄を見せてやれ!」

 

 眷属召喚というスキルを使ってアンデットを大量に召喚する。

 これってまさか。

 

カズマ「あ!あいつ、アクアの浄化魔法が予想以上に効いて、ビビったんだぜ!」

アクア「うんうん。」

ミツルギ「流石アクア様です!」

ジョージ「居たんだ、君。」

 

 ミツルギも居たんだ。

 まあ、あんなに効いたら、警戒するのも無理はないと思うが。

 

ベルディア「ち……違うわ!いきなりボスが戦ってどうする!まずは雑魚から………。」

アクア『セイクリッド・ターン・アンデット!』

ベルディア「ヒャァァァァァ!!あぁ、目が!目が!」

 

 ベルディアが言い終わる前にアクアが問答無用で上位の浄化魔法を放った。

 地面をのたうち回っているぐらいは効いているだろう。

 だが、流石に黒い煙が出ていた。

 

アクア「ど………どうしよう、カズマ、私の浄化魔法が効かない!」

カズマ「ヒャァァァァって言ってたし効いてるんじゃないのか?」

真澄「効いてる…………のだろうな。」

 

 何だろう。

 物凄く、緊張感が無い。

 本当に魔王軍幹部が来ているのにも関わらずにだ。

 

ベルディア「ブハァ!!………もう良い!街の住人を皆殺しにする。」

冒険者「不味い!早くプリーストを呼べ!」

冒険者「誰か!教会から聖水を持ってきて!」

 

 アンデットナイトがアクセルに迫ってきた。

 俺らも変身しようと構えるが。

 様子がおかしい。

 

ベルディア「ハッハッハッ!さあ、お前達の絶望の叫びをこの俺に……!……うん?」

冒険者「………うん?」

アクア「………え?」

 

 アンデットナイトは向かっていた。ある一点に向かって。そこに居たのは。

 

アクア「……え?……え!イヤァァァァァ!!」

 

 アクアだった。

 どういう訳かアクアに殺到していた。全ての個体が。

 

アクア「何で私ばっかり狙われるの!?私女神なのに!日頃の行いもいい筈なのに!?」

バイス(お前がそれを言うか!?)

ジョージ「君、日頃の行いは悪いじゃないか。」

ダクネス「あぁ!ずるい!私も日頃の行いはいい筈なのにどうして?」

真澄「なぜ羨ましがるんだ?」

カズマ(成程。アンデットは迷える魂だから本能的に女神に救いを求めてるのだな。)

 

 まあ、アクアがアンデッドナイトに引き付けられてるのは、チャンスだ。

 どうにかして、アンデッドナイトを全滅させれば………!

 

結斗「めぐみん、爆裂魔法で一掃出来ない?」

めぐみん「いやぁ、あんなに纏りがないと撃ち漏らしが出るのでは…………。それにアクアが巻き込まれますよ。」

 

 まあ、それもそうか。

 しょうがないな。

 

結斗「よし!めぐみんは爆裂魔法の準備!撃つタイミングはカズマに一任する。」

カズマ「俺!?」

結斗「大丈夫だ。お前なら出来る。ちょっくら行ってくるわ。」

ジョージ「なら、これを使いたまえ!」

 

 狩崎さんはそう言って、プテラバイスタンプを渡す。

 

結斗「はい!行くぞ、バイス!」

バイス(あいよ!)

 

 俺は、腰にリバイスドライバーを装着して、プテラバイスタンプを起動する。

 

プテラ!

 

結斗「ハァァ…………。フッ!」

 

 俺は、プテラバイスタンプに息を吹きかけて、リバイスドライバーのオーインジェクターに押印する。

 

Come On!プ・プ・プテラ!

Come On!プ・プ・プテラ!

バディアップ!

 

結斗「変身!」

バイス「よォ〜し、行ってみよう!」

 

 俺はそう叫んで、プテラバイスタンプを一回倒す。

 

上昇気流!一流!翼竜!プテラ!

Flying by!Complete!

 

 俺は翼竜の代表的存在のプテラノドンと、人の夢を守る為に戦った4番目の平成ライダーの仮面ライダーファイズがモチーフになったプテラゲノムへと変身する。

 バイスが、ホバーバイクみたいな形になって、俺の隣に滞空する。

 

結斗「行くぞ、バイス!」

バイス「あいよ!」

カズマ「バイスがホバーバイクみたいになったぞ…………。」

めぐみん「かっこいいです!ホバーバイクとやらが何かは、知りませんが!!」

 

 カズマが呆然として、めぐみんが目を輝かせる中、俺はアクアの方へと向かう。

 

結斗「アクア!飛び乗れ!」

アクア「嫌よ!何で悪魔なんかに乗らないといけないの!?」

バイス「ちょっと!そんな事言われると、俺っちショックなんだけど!!」

結斗「つべこべ言うな!このままアンデッドナイトに追われてて良いのかよ!?」

アクア「あ〜!もう!分かったわよ!乗れば良いんでしょ!?乗れば!!」

 

 アクアは、少々嫌がりながらも、プテラゲノムになったバイスに飛び乗り、俺とバイスは、ベルディアに向かっていく。

 ただし、アンデットナイトとは微妙な距離感を保って。

 

カズマside

 

 結斗の奴、俺に任せるって言って変身して、ホバーバイクで爆走して、アクアを回収して、ベルディアに向かっていった。

 

カズマ「なるほどな。そう言う事か。」

めぐみん「えぇ!絶好のシュチュエーションですよ!」

ミツルギ「しかし、女神様を危険に晒すのはどうかと思うが?」

カズマ「あいつなら大丈夫だ。」

ジョージ「さすがは、プテラゲノムだ!」

真澄「そうだな。」

 

 そしたら、ベルディアを通過して、アンデットナイトもベルディアに近づいた。

 

カズマ「めぐみん、やれ!」

めぐみん「分かりましたよ!『我が名は、めぐみん!紅魔族随一の魔法使いにして、爆裂魔法を操る者!我が力見るがいい! エクスプロージョン!』」

 

 めぐみんの詠唱が完了し、虹色の星が輝き始める。

 詠唱の内容違うけどいいのか?

 結斗達は離れているから問題無しだろう。

 ベルディアに爆裂魔法が炸裂し。

 

ベルディア「ギャアアアアアア!!」

 

 と言う叫び声が聞こえた。

 

結斗side

 

 俺が、プテラゲノムになったバイスでベルディアの横をスレスレで避けて、後ろから爆裂魔法が炸裂した。

 相変わらず凄えな。

 まあ、めぐみんは戦闘不能になった訳だが。

 

めぐみん「我が爆裂魔法の前に誰も傷一つ残らないとは。はぁ………快感です。」

カズマ「おんぶは居るか?」

めぐみん「ああ…………お願いします。」

冒険者達「オオオオオオオォォォォォォ!!」

 

 冒険者達の歓声が上がった。

 

冒険者「やるじゃねぇか!頭のおかしい子!」

冒険者「名前と頭がおかしいだけで、やる時はやるじゃ無いか!」

冒険者「流石、頭のおかしい子だ!」

めぐみん「ムカッ。」

 

 めぐみんが暴れようとして、カズマに取り押さえられる。

 

カズマ「おい!落ち着けよ!」

めぐみん「離してください!あの頭のおかしい子と呼んだ奴らを血祭りにあげてやります!」

ジョージ「落ち着きたまえよ。」

真澄「やれやれ…………。」

 

 めぐみんの欠点は、喧嘩っ早いとこかな。

 俺は、カズマの元に戻り、バイスと共に、レックスゲノムになる。

 すると、クレーターから、何かが出てきた。

 それは、鎧が凹んでいるとはいえ、無事だったベルディアだった。

 

ベルディア「ふっふっふ、ハッハッハッ!」

カズマ「何!?」

結斗「嘘だろ!?」 

バイス「無事なのかよ!?」

めぐみん「そ、そんな……!?」

ジョージ「ヘイ、ヘイ、ヘ〜イ………!?」

真澄「無傷ではないが、無事だとはな………。」

 

 流石のめぐみんも驚いていた。

 あの爆裂魔法の直撃を受けて、無傷じゃないとは言え、生きているとは。

 だが、アンデットナイトは全滅できた。

 

ベルディア「面白い!面白いぞ!まさか配下を全滅されるとはな!!それに…………あのお方の言う通りだな。これを使ってみるとしようか!」

ジョージ「アレは…………!?」

真澄「バイスタンプ…………!?」

 

 そう言って、ベルディアが取り出したのは、バイスタンプだった。

 ベルディアは、バイスタンプを起動する。

 

サーベルタイガー!

 

 ベルディアは、サーベルタイガープロトバイスタンプを起動して、自らに押印する。

 すると、ベルディアは、サーベルタイガー・デッドマンのフェーズ2になる。

 

結斗「えっ!?」

バイス「嘘だろ!?」

ベルディア「覚悟せよ!冒険者共!俺を本気にさせた事、後悔しながら地獄へと行くがいい!」

 

 どうやら、ここからが本番らしいな。

 というより、何でベルディアはバイスタンプを持ってたんだ!?

 気になる事は色々とあるが、気を引き締める。




今回はここまでです。
ベルディアが、サーベルタイガー・デッドマンになりました。
その為、借金は発生しません。
次回、ベルディアとの決着がつく時です。
ベルディアを、デッドマンに変身させた理由としては、ギフの復活の為です。
ギフは、ギフテクスを取り込んで、復活したので。
その為、これから登場する魔王軍幹部は、一部を除いて、プロトバイスタンプを持っています。
何故、プロトバイスタンプを、魔王軍が持っているのかは、次回明かします。
ギーツとリバイスの映画である、MOVIEバトルロワイヤルが、いよいよ今月に公開しますね。
このすばとギーツ側で、MOVIEバトルロワイヤルの話をやるので、この小説は、そのMOVIEバトルロワイヤルの物語に巻き込まれる感じです。
そもそも、本家リバイスとは、違う終わり方にする予定なので。
感想、リクエストは、絶賛受け付けています。
更新が遅れてしまい、申し訳ありません。
リクエストは、下記のリンクから受け付けます。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=287689&uid=373253

ビヨンド・ジェネレーションズに相当する話はやるべきか

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