白鯨の少女   作:ちゃんエビ

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13話 他人の金で暮らす監獄生活‼︎ただし治安は最悪‼︎

ここは世界政府が誇る三大機関、世界的な大犯罪を犯した者達が収容される善良な民達の最後の砦"海底監獄インペルダウン"

 

海底という逃げ場のない絶望的な監獄にこの世界で今、最も凶悪で最大級の厄災が極秘に収容された

 

「まさかあの白ひげ海賊団の白い悪魔が気絶した状態でモモンガ中将の軍艦に突っ込んで来るとはな・・白ひげ達の中で何があったか知らんが海賊のやる事だ!碌な事じゃないだろう」

 

そう話すのはこのインペルダウンの署長"マゼラン"

 

凶悪な犯罪者達がいるこのインペルダウンで囚人達から恐れられている男だ

 

極悪人がインペルダウンに収容されるという事は罪のない世界中の民達が危険に晒される事がないという良い事ではあるのだが

 

「世に解き放たれるのは良くないがコイツだけは来ないで欲しかった」

 

そう言って腹を摩るマゼラン、彼は正義という名の元にルミナを逃す気はないのだがそれはそれとしてコイツが来たらなんかインペルダウンがヤバい気がすると不安になり胃ではなく腹が痛くなっていた

 

まぁ彼の能力の副作用が影響しているのだがストレスで腹痛は更に加速するだろう

 

 

 

そしてルミナだがコイツは白ひげのワンパンで見事に撃沈、世界最強の男という名は伊達ではなくルミナを一撃で沈め彼方にブッ飛ばしたのだが、運が良いのか悪いのかルミナは気絶した状態でたまたま近くを航海していた海軍中将モモンガの軍艦に突っ込み拘束されインペルダウンに収容されたのだが

 

「まさかあの白い悪魔がブッ飛んで来るとは夢にも思わなかった」

 

まさかモモンガ中将も白ひげの副船長がこんな状態でやって来るとは夢にも思わないだろう

 

海軍本部に連絡すると元帥を始め上層部は慌てながらも即刻インペルダウンに収容しろと指示があったが絶対に情報を漏らすな、極秘に収容しろと言われたのだが、まぁバレたら白ひげ海賊団が戦争仕掛けて来るのでモモンガ中将も迷う事なく速攻でインペルダウンに直行、ルミナをマゼランに引き渡したのだが

 

彼等は知らない

 

白ひげ海賊団はルミナがインペルダウンに収容されても助けに来ない事を

 

「ルミナがインペルダウン?・・まぁ良いんじゃね?アイツならそのうち脱獄するだろ」

 

と仮に知ったとしても割と適当というか放置なのだ

 

そんな経緯もありルミナはインペルダウンで拘束され眼を覚ました訳なのだが

 

「・・・・もうなんなん⁉︎ななななんななん⁉︎」

 

「どうした急に⁉︎」

 

「白ひげの糞野郎にまさかの一撃を貰って気が付いたらインペルダウンに収容されて目の前になんか下痢便みたいな顔のおっさんがいるんだからこうなるよ‼︎」

 

「下痢便みたいな顔」

 

まぁ彼女も気が付いたらインペルダウンに収容されてるんだから多少なりは動揺するのだろう

 

そんな彼女の言葉に深く傷付いたマゼラン

 

「とにかく‼︎一度収容された以上お前がこのインペルダウンから出る事は二度とない‼︎」

 

気を取り直しルミナにこのインペルダウンから出る事は出来ないと強気の発言をするマゼランではあるが

 

「なるほど‼︎衣食住が揃った環境で働きもせずに怠惰を貪り幸せニート生活が出来ると‼︎」

 

「そうはならんやろ‼︎」

 

何故彼女はインペルダウンの監獄生活をそんな気楽に捉えるのだろうか?

 

「ねぇ?ご飯の時にプリン付けて貰えたら嬉しいな!あと私は他のインペルダウンの囚人みたいに風呂キャンセル界隈の人間じゃないから毎日お風呂も用意して欲しい‼︎」

 

何故彼女は普通にその要望が通ると思っているのだろうか?

 

「はぁ⁉︎誰が風呂キャンセル界隈の人間だ‼︎さっきから黙って聞いてれば舐めた事ばかり言いやがってよ‼︎ぶっ殺すぞテメェ‼︎」

 

まぁ周りには他の囚人達もいるのでルミナが風呂キャンセル界隈の人間とか言うもんだから風呂に入りたくても入れない風呂難民達が怒るのも当然だ

 

「あっ⁉︎これは失礼しました‼︎私新入りのルミナと言います‼︎いやぁ〜風呂キャン歴数年の猛者は迫力がありますね‼︎覇王色の覇気ならぬ臭王色(におうしょく)の覇気で失神しそうです‼︎つまりお前臭いから話しかけんな‼︎」

 

何故彼女は他の囚人を煽るのだろうか?

 

たいした語彙力もないのに悪口だけはサラッと出てくる

 

「お、お前マジでぶっ殺す‼︎いや、本当にマジでガチでぶっ殺す‼︎おいマゼラン‼︎この海楼石の錠を外せ‼︎」

 

ルミナがそんな事言うからインペルダウンの囚人がガチでキレている

 

「そんな事出来る訳ないだろう‼︎おい、お前もインペルダウンの囚人達を煽るな‼︎ここはインペルダウンの中でも歴史的な大犯罪を犯した凶悪な囚人達が集まるレベル6、血も涙もない極悪人達を煽ると暴動が起きる」

 

「煽ってないよ?私は事実を言ってるだけだし?それに臭いって言われて取り乱すのは自分が臭いって自覚してるからからなんだよね‼︎そうだよね下痢顔‼︎」

 

「・・は⁉︎私に振るんじゃない‼︎とにかく‼︎お前は大人しく静かにしていろ‼︎」

 

「私は誰の命令も聞かないし暇だから大人しくしないし静かにもならない‼︎

ここには丁度煽り耐性がない風呂キャン界隈達がいるし私は暇潰しに遊ぶよ?」

 

ルミナがこんな事言うもんだからインペルダウン、レベル6の囚人達は発狂

 

我の強い囚人達ではあるが普段から他の囚人達を煽って自らトラブルを引き起こすような面倒な事はしない

 

お互いに腹を探り合いのらりくらりとしていたがそんな囚人達全員に堂々と戦線布告にも等しい煽り文句を言えばルミナは囚人達を全員敵に回してしまうだろう

 

もう手遅れではあるが

 

「ねぇ?こんな糞みたいな馬鹿に好きなだけ煽られて悔しくない?レベル6に収容された大犯罪者ってプライドが傷付いたよね?まぁ私以下の小競り合い程度で収容された小物だろうけどプライドだけは一人前だよね?私をぶっ殺したくない?今なら海楼石の錠付きのハンデあるよ?ねぇ?どうなの?やらないの?チキン共‼︎」

 

なんなら更に煽り倒し完全に囚人達を敵に回そうとしている

 

彼女は一体何を考えているのか?

 

馬鹿だから逆に何も考えてないのか?

 

「おい‼︎頼むから騒ぎを起こすような事をしないでくれ‼︎一体何を考えてるんだ⁉︎」

 

「プリン食べたいなって考えてるよ」

 

「・・・・よし‼︎インペルダウンの巡回に戻るか」

 

コイツに付き合うと胃が痛くなりそう

 

腹は勿論痛いが胃まで痛くなると本当に辛い

 

「お前、囚人達にちゃんと謝っておけよ」

 

とマゼランはルミナに言い残して逃げたのだった

 

まぁ謝った所で囚人達が謝れて偉い‼︎許す‼︎なんて言う筈もないのだが

 

「・・・・さてと」

 

マゼランが去ってしまった事でとりあえず暇になったルミナは

 

「寝るか」

 

とやる事がないのでとりあえず寝る事にした

 

ルミナに対して激おこの囚人達の怒声は子守唄

 

普通にスルーしてルミナは深い眠りにつくのであった

 

 

 


 

その頃、極秘にルミナがインペルダウンに収容されたと報告を受けた世界政府はというと

 

「は?・・あの悪魔がインペルダウンに⁉︎まさか海兵の誰かが奴を討ち取ったというのか⁉︎」

 

「だが奴と敵対する許可は我々は誰も出してないぞ‼︎」

 

「ならば何故奴はインペルダウンにいるのだ‼︎」

 

「嫌な予感しかせん‼︎最悪の事態になる前に奴を釈放すべきだ‼︎」

 

「それはならん‼︎最悪の悪魔とてインペルダウンから脱獄するのは無理だろう‼︎暫くは様子を見るべきだ」

 

 

そんな会話を交わすのは世界政府という組織の頂点"五老星"

 

彼等はルミナという馬鹿がまさかの投獄に驚きを隠せないながらもどうすべきか話していたが釈放側と拘束側で意見が割れていた

 

普通ならそのまま拘束するのが常識だがルミナは本当に何をしでかすか分からない

 

ルミナの恐ろしさを知るからこそインペルダウンで最悪の事態が起きる前に釈放するべきという意見が出ているが

 

「駄目だ‼︎奴には髪の恨みがある‼︎絶対に出させん‼︎」

 

とルミナに毛根を死滅させられたハゲの五老星が恨みたらしく絶対に出さんと譲らないので結局ルミナは釈放されないまま話は終わった

 

 


 

「ほう‼︎我が盟友ルミナ嬢がインペルダウンに?」

 

と海軍本部でもルミナがインペルダウンに収容されたという情報が一部の上層部に伝わり海軍本部の怪物チャンコにもその情報が伝わると

 

「ならば我はインペルダウンに赴くのが盟友としての宿命‼︎我の躍動する筋肉がそう言っている‼︎」

 

と盟友ルミナ嬢がいるインペルダウンに行くと言い出したチャンコ

 

まぁ筋肉が喋る訳無いのだが、強いて言うなら筋肉が会いたくて震えてるのだろう

 

本来なら海軍本部の大佐が盟友とか筋肉がどうとか馬鹿らしい理由だけで収容された極悪人に会いに行く許可が降りる訳ないのだが

 

「チャンコ‼︎あの馬鹿に煎餅を渡してやってくれ‼︎儂からの餞別じゃ‼︎」

 

と海軍本部中将であるガープがあっさりと認めてしまった

 

まぁこのジジイは煎餅で好感度を稼ぎたいだけなのだろう

 

「いくら海底監獄とはいえどもあの馬鹿娘がいると考えたら本当に何が起きるか分からん‼︎最悪の事態が起きる事を考慮すればチャンコという抑止力がいる事でその可能性を潰せるのはデカい」

 

と海軍元帥である"仏のセンゴク"も最悪の事態を想定してチャンコのインペルダウン行きを許可

 

「あとガープ‼︎何が餞別に煎餅だ‼︎海軍中将である貴様が海賊に餞別なんて渡すんじゃない‼︎」

 

とガープの発言に釘を刺すセンゴク

 

彼は海軍として海賊と馴れ合わない真面目な男なのだろう

 

彼はルミナに優しくない堅物なのだ

 

そんな事もありチャンコは盟友ルミナ嬢の様子を見にインペルダウンへと赴くのであった

 

 

 

 

 


 

その頃そのルミナが何をしているかというと

 

「・・・・・・・・・ふぅ」

 

何やら一息ついたようだが彼女は何をやっていたのか

 

「お前さっきから何やってんだ⁈目を瞑って寝たかと思えば一息ついて起きたりとその繰り返しばかりでよ‼︎」

 

とルミナの様子を見ていたレベル6の囚人がそうルミナに話しかけると

 

「・・・気持ち悪っ⁈え?ずっと私の観察してたの?だからお前は風呂キャン民なんだよ‼︎そんな事やる暇あるなら覇気の精度を上げる修行しろよ‼︎風呂キャン民がよ‼︎」

 

「は?ずっと見てねぇし‼︎ちらっと見てただけだし‼︎てかさっきから風呂キャンうるせぇ!お前も今日から風呂キャン民なんだから偉そうな事言えないぞ‼︎」

 

「あーね‼︎まぁそのうち迎え来るから私には関係ないよ」

 

「迎え?何だよそれ」

 

「あれ?知らないの?インペルダウンの噂、突如囚人がいなくなる神隠し起きるって」

 

「あぁ・・上の階層でそんな事が起きるって看守達が話しているのを聞いた事あるが・・って何で今日入ってきた新入りのお前が知ってんだよ‼︎」

 

「は?お前が知りたい事聞いた事全部私が答える訳ないじゃん‼︎私はお前の便利な百科事典じゃないんだよ‼︎」

 

「あぁ、お前馬鹿そうだもんな」

 

「は?馬鹿そうだもんな、じゃなくて馬鹿なんだけど?」

 

「それ自分で言うか⁈」

 

「だって海賊だもん!仕方ないよね!」

 

「お前が馬鹿なのと海賊は関係ねぇ!海賊界隈をお前と一緒にすんな‼︎」

 

「は?そもそも名前も知らない海賊にとやかく言われる必要なくない?」

 

「俺か?俺は・・まぁそうだな、世界をぶっ壊せる可能性を秘めた男って事で」

 

「ふーん、じゃあ風呂キャンワールドブレイクってあだ名ね!略して風呂キャン‼︎」

 

「いかにも頭が悪い奴が考えたあだ名だな‼︎しかも略されてねぇ‼︎ただの悪口だろ‼︎」

 

「お前がそう思うならそうなんじゃない?」

 

「コイツ・・ってお前の名は何なんだよ?さっき白ひげにブッ飛ばされたってマゼランに話してたようだが」

 

「私の名前?・・・あれ?私の名前なんだっけ」

 

「は?お前まさか自分の名前忘れたのか?」

 

「そうみたい・・困ったな」

 

「白ひげにブッ飛ばされた時の衝撃か?というか何で白ひげにブッ飛ばされたんだよ⁈お前白ひげに挑むとか度胸があるというか馬鹿だろ?」

 

「そう?まぁ馬鹿じゃなきゃ天竜人ブッ殺しにわざわざマリージョアに乗り込まないよね」

 

「・・は?お前天竜人ブッ殺しにマリージョア乗り込んだのか⁈」

 

「そうだけど」

 

「ブハハハハハ‼︎お前レベル6にぶち込まれる位だから相当ヤベェ奴だとは思っていたが想像以上にとんでもなくヤベェ奴だな‼︎」

 

「まぁ・・おかげで世界政府から世界最凶の悪魔とか?恥ずかしい通り名を頂きまして?なんか私がやった事を必死に揉み消したり?何の意味があるのか私が最初に賭けられた63億7000万ベリーの手配書も正式に発行する前に消えるし?何でか知らんけど私が白ひげ海賊団の副船長という事実も世間には知らされてないし?おかげで私のルイン・D・ルミナっていう名前が全くの無名なんだよね」

 

「・・・待て・・待て待て待て待て‼︎・・色々と言いたいところがあるが‼︎お前自分の名前知ってんじゃねぇか‼︎」

 

「え?」

 

「いや!さっきの話で思い出したのか」

 

「あ、ちょっと記憶喪失です的な設定だった」

 

「設定⁈お前・・マジふざけんな‼︎俺は心配したんだぞ⁈」

 

「・・お前風呂キャン民の癖に良い奴だね」

 

「まだ引っ張るのかよ!まぁ風呂キャンで良いけどよ・・・・っていうかお前とんでもなくヤベェ奴でとんでもない大物じゃねぇか‼︎白ひげ海賊団の副船長で懸賞金63億7000万ベリーとか世間に知れ渡れば大騒ぎだぞ‼︎」

 

「まぁ私の事より風呂キャンは何でインペルダウンに?食い逃げで捕まった?」

 

「食い逃げで捕まってインペルダウンに収容されるなら大人しく金払うわ‼︎

まぁなんだ?ちょっと昔に能力で面白い事試していたら失敗してな!んでその失敗作を海の彼方にぶん投げたら運悪く天竜人の船がいて・・ブッ殺しちゃった」

 

「・・・天竜人をブッ殺しちゃったのか・・貴方最高だね‼︎私は貴方を気に入った‼︎仲間になってよ‼︎」

 

「・・・この流れでいきなり仲間に勧誘かよ?それで頷く奴いんのか?」

 

「さぁ?」

 

と割と長く話し込んだルミナ達、話の流れでルミナはこの囚人を気に入り仲間に勧誘するが前向きな反応ではなかった

 

まぁ当然ではある

 

 

 

何もない無限の退屈、それがレベル6

 

最初は暇つぶしだった

 

なんか世間知らずの生意気そうなメスガキがレベル6に収容されて退屈しのぎに分からせてやろうと話しかけた

 

案の定メスガキは生意気だった‼︎

 

そして馬鹿だった‼︎

 

だがとんでもない大物でもあった‼︎

 

だがやはり馬鹿だった‼︎

 

まぁ退屈しのぎにはなった、だがウザ絡みされたらそれはそれで辛い

 

ルミナに風呂キャンと言われた囚人はルミナのウザ絡みを無視して寝ると決め

 

「風呂ぉぉの色が黒く染まっていくぅぅ‼︎浮遊物状態♪」

 

「煩せぇぇぇぇ‼︎なんか良い感じのメロディーで糞みたいな歌詞を無駄に良い歌声で歌うんじゃねぇ‼︎情緒が可笑しくなる!」

 

たのだがルミナの素晴らしい糞歌を聴かされ寝る事を邪魔されてしまった

 

最初から絡まなければ良かったと囚人は後悔した・・がもう遅い

 

「ねぇ?風呂キャンは何の悪魔の実を食べたの?」

 

「あ?パラミシア系だよ‼︎」

 

「パラミシア系の?どんなやつ?」

 

「お前馬鹿だからな‼︎教えても理解出来ねぇだろ?」

 

「馬鹿だけど頭は良いと思ってます‼︎」

 

「・・・そう思ってる時点で馬鹿だよ」

 

「まぁまぁ‼︎とりあえず言ってみ?」

 

「・・はぁ・・ツブツブの実だよ!俺は体を粒子化出来る粒子人間だ」

 

「あーね」

 

「あーねって、お前さっぱりわかんね〜だろ?」

 

「生物も物体もエネルギーも全て粒子、細く言えば素粒子の集合体!それを分解、再構築出来る能力なんて最強じゃん‼︎」

 

「え⁈お前馬鹿だけど頭良いのか⁈」

 

「まぁ?某世界最高の天才科学者の元で学んでたからね?知識だけはある‼︎馬鹿だけど‼︎」

 

「いや⁈それもう某とか濁す必要無いやつ‼︎お前馬鹿だけど凄い奴なんだな‼︎」

 

「そんな事より腐れ天竜人に投げた失敗技って何?」

 

「あぁ、粒子を沢山ぶつけて滅茶苦茶凄いエナジーボール作ろうとしたら失敗したんだよ」

 

「やーい‼︎下手くそ‼︎」

 

「うるせぇ!今はもう失敗しねーよ‼︎」

 

「その技、粒子を加速させてぶつけたらもっと凄いエナジーボール出来るんじゃない?」

 

「理論上じゃそうだろうな‼︎だがそんなアホみたいな加速できねーよ‼︎」

 

「私、時間を操る能力者なんだよね?その粒子の流れを加速するなんて朝飯前よ?」

 

「・・マジ?」

 

「マジ」

 

「・・・よし!俺お前の仲間になるわ‼︎なんかお前といれば退屈しなさそうだし‼︎馬鹿だけど」

 

「・・・やった‼︎じゃこれからよろしくね?風呂キャン‼︎」

 

「いや‼︎仲間なら名前呼べよ!風呂キャンはやめろ‼︎」

 

「だって名前知らんし、もう風呂キャンで良くない?」

 

「いや‼︎俺にはトマホーク・ガンマっていう名前があるんだ‼︎ガンマって呼べよ‼︎」

 

「・・風呂キャンで良い?」

 

「ガンマだ‼︎ガンマ‼︎」

 

「分かったわかった‼︎じゃあ改めて宜しくね?風呂キャンのガンマ‼︎」

 

「風呂キャンを二つ名みたいに言うな‼︎」

 

「まぁとりあえずお互いに檻から出られたらちゃんと呼んであげる‼︎それまでは風呂キャンね‼︎」

 

「・・じゃあお前、俺が檻から出て風呂入ったらちゃんと呼べよ?」

 

「あいあい」

 

なんか流れで風呂キャンがルミナの仲間になった‼︎

 

彼はトマホーク・ガンマと言う名前らしいがルミナの中では風呂キャン認定のようだ

 

まぁインペルダウンの囚人だから仕方ないが風呂に入らない限り現状維持だろう

 

とこんな話をしているが二人とも海楼石の錠に繋がれているので実際のところそれどころじゃない

 

この海での強者といえど簡単に海楼石を何とか出来るなんて事はない

 

そんな事が出来るならインペルダウンは脱獄カーニバルが起きているだろう

 

つまり

 

「海楼石マジうざいんですけど〜‼︎あの下痢便絶対に地獄見せてやる‼︎」

 

「海楼石の錠さえなければなぁ〜」

 

と結局のところ何も出来ないでいた

 

そんな退屈な監獄生活を送るルミナ

 

最初に言っていたプリンとか風呂とかそんなふざけた要求がマゼランに通る筈もなく彼女も風呂キャンセル界隈の人間になってしまうのであった

 

因みに他の囚人達もルミナになんやかんやと言ったはいたがルミナは興味ないのでスルーしていた

 

そしてそんな生活を一週間送っていると

 

「久しいな‼︎我が盟友ルミナ嬢!だが何故ルミナ嬢が監獄に?」

 

とチャンコがルミナに面会にしに来たようだ

 

「・・・あれ?ドスコイじゃん!どうしたの?」

 

「我はうぬが監獄に送られたと聞いてな!差し入れを持って来た‼︎」

 

そう言われて騒つくレベル6

 

インペルダウンに海兵が来て囚人に差し入れとか前代未聞

 

何か裏で繋がりがあるとか賄賂だとか勘繰るのも無理はない

 

「腹が減っているだろう‼︎我が丹精込めて握った握り飯を食うが良い‼︎」

 

と出してきたのはオニギリだ‼︎

 

「・・・・・いやぁ〜・・私今ダイエット中というかちょっと食欲が無いので他の囚人達に分けてくれたら有難いというか」

 

もうこいつが握り飯を出したら脇オニギリしかないだろう‼︎

 

そんな毒物を絶対食べたく無いルミナは遠回しに拒否すると

 

「シャァァァァラップ‼︎何故我が盟友でもない囚人達に握り飯を分けなければならぬ‼︎我は海兵ぞ?海賊に施しなどせぬわ‼︎」

 

と言っているが

 

(いや、お前が握り飯渡そうとしてるの海賊だぞ⁈)

 

と矛盾した発言に囚人達は心の中で総ツッコミしていた

 

「チャンコ少佐、いかに海軍本部から直々に許可されたとはいえレベル6の囚人、ましてやこの馬鹿に差し入れは控えてほしいのだが」

 

とマゼランから苦言が入る

 

まぁ監獄の規律を考えれば囚人を特別扱いなんて出来るはずもない

 

彼はインペルダウンの署長として立派な志を持った男なのである

 

「その通り‼︎毒を持って毒を制す‼︎その毒物握り飯は毒男である下痢便が食べるべきだと思う‼︎私は脇で握ったオニギリは食べたくない‼︎」

 

とルミナもマゼランの意見に賛成する

 

「脇で握ったオニギリ?・・・・特別に許可しよう」

 

なんとマゼランはチャンコの差し入れを特別に許可してしまった

 

なんという掌返し、彼も脇で握ったオニギリは食べたくないのだ‼︎

 

(あ、これ差し入れじゃなく処刑じゃん)

 

最初こそ特別扱いだとか差し入れがどうとか騒いでいた囚人達も脇で握ったオニギリだと知ると逆にルミナヲ憐み

 

「短い間だったし世話にもなってないけどグッドラック」

 

と幸運を祈るような発言でルミナを憐れんだ囚人達

 

それほど迄に脇オニギリはインパクトが強いのだ‼︎

 

「・・・あっ?風呂キャンはオニギリどう?」

 

「いや⁈この流れでオニギリ食いてぇってなるか⁈」

 

「だよね」

 

一応ガンマにも聞いてはみたが案の定チャンコのオニギリは不評だった

 

「アァァァァンビィリィィィバボォォォォォォ‼︎我が丹精込めて握った握り飯を食えぬと‼︎泣いておるわ‼︎我の筋肉達が泣いておるわ‼︎見よ‼︎この筋肉達が流す悲しみの涙を‼︎」

 

「いや⁈それは汗だよ⁈」

 

「なれば我が直々に喰わせるしかあるまいて‼︎」

 

「余計な親切心が本当にありがた迷惑なんですけど⁈」

 

これにはルミナといえどマジでドン引き

 

望まない純粋な善意はある意味悪意よりタチが悪い

 

「チャンコ少佐‼︎悪いが通達もなく囚人の檻を解放する事は私が許さない」

 

「その通り‼︎私の意志は下痢便と共にある‼︎」

 

「汚ねぇ意志だな‼︎」

 

だがインペルダウンの署長であるマゼランはチャンコが檻を解放する事を許可する筈もなく

 

そしてルミナもこればかりはマゼランと意見が完全に一致して賛同していたがマジで言い方が汚い

 

ガンマもコイツマジで何なんだ⁈と怪訝な顔でルミナにツッコミを入れると

 

「・・・・それはそうだろう?意味もなく囚人の檻を解放する馬鹿がインペルダウンにいる訳ないだろう‼︎当たり前の事を言うでないわ‼︎」

 

「・・・いや!そのインペルダウンの檻を意味もなく解放しようとした馬鹿がいるじゃねぇか‼︎お前だよ‼︎海軍‼︎」

 

「笑止‼︎我の行動に意味がないと?・・否‼︎否否否否否否否否‼︎断じて否ぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

「え⁈いきなりなんなの⁈」

 

「我が筋肉の導きに従い行動した我を否定する事は我の筋肉を否定したという事‼︎その愚考は我が筋肉が正さねばならぬ‼︎」

 

「筋肉の導きって何⁈」

 

「盟友には聴こえぬか?我が筋肉の声が‼︎」

 

「どうせマッスルマッスルとか言うんでしょ?」

 

「グゥゥゥレェイトォォォォォォ‼︎流石我が盟友‼︎我の筋肉が際限なく喜んでおるわ‼︎」

 

「いや⁈聴こえてませんけど⁈筋肉が喜ぶとか普通に気持ち悪いんですけど⁈」

 

「フハハハ‼︎盟友といえど女子‼︎照れもあろう‼︎我は分かっておるわ‼︎」

 

「もう帰ってもらっていいですか?」

 

物凄く癖のあるチャンコの言動にルミナですら敬語になりツッコミを入れる始末

 

海軍本部の少佐がインペルダウンで暴走している状況に

 

「これが海軍本部の怪物・・・勝てる気がしない」

 

ほぼ一方通行の発言にレスバなどしようもなく囚人達は口先のやり取りだけは勝てないと戦わずして負けを認めた

 

因みにこのレベル6には元王下七武海のクロコダイルもいるのだがルミナが関わると黒歴史レベルのとんでも情報が暴露されたりするので出来る限り気付かれないようヒッソリとしていた

 

そんな珍道中がありながらもチャンコはインペルダウンの規則ならば仕方ないと諦め自らオニギリを食べたのだが

 

「我とした事が、偉大なるガープ中将から託された煎餅を渡すのを忘れておったわ‼︎だがインペルダウンの規則があるのでな‼︎残念だが煎餅は我が食おう‼︎」

 

ガープから預かっていた餞別の煎餅を渡す事を忘れていたチャンコであったがインペルダウンの規則で囚人に差し入れなんて出来ない

 

迸る熱き筋肉の正義とかいう暑苦しいスローガンを掲げている彼はルミナの目の前でバリバリと煎餅を貪り

 

「・・・別に煎餅はいらないから何とも思わないけど」

 

と元から煎餅はいらなかったルミナには煽りにはならなかったようだ

 

だが‼︎

 

「握り飯、煎餅とくれば〆にはプリンであろう‼︎」

 

これは完全にアウト‼︎

 

どう足掻いてもプリンを食べられないルミナの目の前でプリンを食べる

 

ルミナにとって最大級の煽りである

 

まぁチャンコはそういうつもりは一切ないのだろうが

 

「・・・・・・・・・」

 

そしてルミナはそれを見て沈黙

 

彼女は一言も喋る事なく微動だにもしない

 

彼女の身に何が起きたのか?

 

「・・・・・・・」

 

「む?我が盟友ルミナ嬢、どうしたというのだ」

 

とチャンコが話しかけても一切の反応がないルミナ

 

「もしかしてコイツ気を失ってるのか?・・え?なんで?」

 

とガンマがルミナの様子に気付くのだがなんで気絶したのかサッパリだ

 

「理由は分からんが気を失って大人しくなってくれたのは好都合‼︎これでレベル6はいつも通りだ」

 

まぁ理由は知らないがルミナが静かならそれでいいと安心しているマゼランは腹が痛くなって来たのでトイレに走り出し

 

「我もインペリアルダウンまで赴き即帰還するのもナンセンス‼︎各階層の地獄とやらを利用して我が筋肉を鍛えようではないか」

 

と囚人達はともかく看守達にとって糞迷惑な事を言い出したチャンコは一つ上の階層レベル5へと歩き出したのだった

 

「囚人よ‼︎ルミナ嬢が眼を覚ましたらこのプリンを渡してくれ‼︎」

 

と歩き出した矢先にルミナが気絶した事で食べ損なったプリンが手元にある事を思い出しガンマの檻にプリンを置いていくと今度こそレベル5へと向かうのであった

 

「・・・いや・・渡すも何も鎖で繋がれて自由に動けないんだが」

 

折角の差し入れだがレベル6の囚人は鎖に繋がれ自由に動けないのでチャンコの心意気は無駄になるだろう

 

「にしてもコイツ、マジでどうしたんだ?」

 

それよりも気になるのは何故ルミナが気絶したのか?

 

それはルミナが眼を覚ますまで分からない

 


 

 

「・・・あれ?ここどこ?」

 

『おはようございます』

 

「え?誰?誰かいるの?」

 

『私はいつでも貴方の側に』

 

「いや!知らないよ⁈」

 

『いえ・・貴方は知っています・・ですが理解していません』

 

「私が馬鹿ってこと?」

 

『そういう意味ではないのですが・・まぁ近いうちに理解する時が来るでしょう!良くも悪くも貴方が世界を変えるその時に』

 

「なんか意味深な事言ってるけど誰なの?」

 

『では来る時にまた会いましょう』

 

「あっ⁈ちょっと待ってよ・・・って消えた?なんだったんだろ?・・まぁいいか!知らない奴だし」

 

 


 

 

「・・・あれ?私寝てた?」

 

「お前いきなり気を失ってたんだぞ?何があったんだよ?」

 

「あっ?そうなの?よくわかんないけどいきなり視界が真っ白になって・・なんか知らん奴が話しかけてきたの」

 

「知らない奴?」

 

「うん・・これは私の推理にはなるんだけどおそらく私のプリンに対する執着から産まれたイマジナリープリンだと思うの」

 

「イマジナリープリン⁈いや仮にそうだとしても知らん奴にはならんだろ‼︎」

 

「まぁ・・知らん奴だし気にしなくていいや‼︎そんなことより下痢顔とドスコイは?いや下痢顔はともかくドスコイだけは本当にブッ飛ばしたいんだよね‼︎アイツ私の前でプリン食べようとしたんだよ?」

 

「・・え?・・あぁそれならそのドスコイ?まぁ知らんけどそいつがお前にプリン渡してくれと置いていってくれたぞ?」

 

「え?・・・あんなところにプリンがぁぁぁぁ‼︎」

 

その後なんやかんやで目が覚めたルミナ、なんか知らん奴とかイマジナリープリンとか要領を得ない話をしていたがガンマの檻の中にはプリンが

 

食べたいのに動けないというジレンマがルミナのストレスを加速させていく

 

「・・・あぁぁぁぁぁ‼︎死ねぇぇぇぇ‼︎」

 

ルミナの怒りの咆哮が静寂なレベル6に響き渡る

 

「・・・うるせぇ!腐れプリン馬鹿‼︎いい加減に黙れ」

 

とこれまで沈黙を貫いていた囚人の一人が我慢の限界を迎えルミナにキレた

 

「・・・お前が黙れ‼︎名前も知らないモブのくせに」

 

「・・・あ?俺が名前も知らないモブだと?いい度胸してんじゃねぇか‼︎このダグラス・バレットを前にしてよ‼︎」

 

「・・・え?・・・ダグラス・バレット?・・お前そんなところいたんか⁈」

 

「この獄中で鍛錬を続けていた今の俺はかつての俺より遥かに強い‼︎ロジャー亡き今この鬱憤はお前にならぶつけても良さそうだ‼︎」

 

「あっ!結構でーす‼︎そのまま獄中にぶち込まれて下さーい‼︎」

 

「お前は俺の獲物だ‼︎絶対に逃がさんぞ‼︎」

 

「私とお前の絵面見たら完全に事案なんだけど?」

 

「レベル6の囚人相手に言う台詞じゃねぇな」

 

「それはそう」

 

そんな会話をするルミナとダグラス・バレットという男

 

彼は一体何者なのか?

 

「おい‼︎ルミナ‼︎お前あんな化け物とも知り合いなのかよ‼︎」

 

「ん?まぁ知り合いというか腐れ縁というか」

 

「お前マジで何者なんだよ?」

 

「まぁロジャー海賊団と白ひげ海賊団ってライバルというか長年の腐れ縁的なところあるし?そんな感じで私とガッチャマンは昔タイマン張った事あるんだよね?まぁ私の方が強かったけどガッチャマンも滅茶苦茶強かった‼︎正直なところもうタイマンはやりたくない」

 

とガンマに話すルミナ、どうやらダグラス・バレットという男はロジャー海賊団のクルーだったようで以前ルミナとやり合った事があるようだ

 

「四皇も海軍も皆殺しにして俺が世界最強である事を証明してやる‼︎そしてルミナ‼︎お前をぶちのめして俺はロジャーを超える‼︎」

 

「いや⁈私をぶちのめしてもロジャーを超えた事にはならないよ⁈」

 

「あ?かつてのお前は暴れ狂う怪物だったじゃねぇか?いつの間に日和ったんだ?」

 

「日和ったとかそんなんじゃなくて‼︎私はそもそも海賊王でもないしロジャーでもないんだから私をぶちのめしたところでロジャーを超えた事にはならないでしょ?って言ってるの‼︎」

 

「はっ!ようは俺にビビってるだけじゃねぇか‼︎」

 

「あっ?そうなの?ならビビってる設定で進めて?」

 

「・・いや・・それだと話が進まないんだが」

 

「なら話は終わり‼︎獄中スローライフ満喫してね」

 

「待て・・お前の夢は海賊王になる事なのか?」

 

「違うよ?私の夢は」

 

どうやら彼は四皇も海軍も潰し自分こそが世界最強の男、海賊王ゴールドロジャーすらも超える存在になる事が野望のようだ

 

何故かルミナもブッ殺認定されているので彼女としては割と迷惑のようだ

 

そんなルミナはバレットに夢を語ると

 

「・・・お前・・馬鹿なのか?いや馬鹿だったな!カハハハ‼︎面白れぇ‼︎ならその夢を叶えたお前を潰せば俺は世界最強の海賊王だ‼︎」

 

「あーね!でも私の夢は道半ばに終わるかもよ?」

 

「だったら俺が協力してやる‼︎そしてそのお前を俺が潰す‼︎」

 

「え?お前仲間とか必要ないボッチ海賊になるんじゃないの?」

 

「仲間じゃねぇ‼︎互いの目的の為に敵を潰すだけだ‼︎俺はお前を助けない‼︎俺は俺の敵を潰す‼︎それだけだ‼︎」

 

「互いの目的の為に手を組むけど仲間ではない・・まぁお前は私には勝てないけどね‼︎」

 

「はっ!お前に勝つ為にお前を研究すればいい‼︎ならば近くにいるのが最適解だ‼︎」

 

「私っておっさんとかジジイにモテるよね?嬉しくなーい」

 

「お前も実際ババアじゃねぇか!寝言は寝て言え‼︎」

 

「あっ・・私ってば、まぁ色々あって産まれてからまだ17年しか経ってないんだよね!産まれた年を考えたら結構経ってるけど、実際に生きている年数は17年‼︎つまり・・・ピチピチなギャルなのです‼︎」

 

「言い回しが古いんだよ‼︎旧世代め‼︎」

 

「は?やんのか?ガッチャマン‼︎ボッコボコにしてやんよ‼︎」

 

「上等だ‼︎俺がお前をフルボッコにしてやるよ‼︎」

 

ロジャー全盛期の時代に生きているルミナだが生きている年数は17年

 

何があってそうなったの分からないがどうやら彼等の間ではそんな事はどうでもよく互いにバチバチと闘志を燃やしている

 

まぁお互い拘束されている状況なので檻の中の猛獣といったところだがこんな話を展開されてレベル6の囚人達は割と緊張気味だ

 

彼等も世間に公表出来ないレベルの極悪人ではあるがルミナとバレットは彼等とはレベルが違う

 

かの海賊王のクルーで"鬼の跡目"と呼ばれる歴戦の猛者の伝説はレベル6の囚人達も知っているのだろう

 

そして堂々と世界政府と天竜人に喧嘩を売る白ひげ海賊団の副船長

 

極悪人達もこの2人、特にルミナはヤバい奴認定されそんな奴等がバチバチに闘志を燃やしたら緊張するのも仕方ないだろう

 

そんな監獄生活を一週間過ごしたルミナだが

 

「・・・・・なんでお前がここにいるんだよ⁈」

 

「それはこっちの台詞だよ‼︎え?まさか食い逃げで捕まった?エース?」

 

「食い逃げで捕まってインペルダウンに投獄なんてされたら一生の恥だぞ‼︎そんなんじゃねぇ‼︎」

 

「じゃあなんだろう?万引きか痴漢しか候補がないんだよね?」

 

「俺の罪状ショボ過ぎるだろ⁈」

 

「まぁ大穴狙いで予想するなら風呂キャン大王見つけてボコボコにしようとしたけど返り討ちにあったとか?」

 

「・・・概ね当たりなんだが・・風呂キャン大王って誰だよ⁈」

 

「え?風呂キャン大王はハヌケ黒豚だよ?」

 

「・・あぁ、なら正解だ‼︎ティーチとやり合って・・お嬢!悪いな‼︎」

 

「いや、私もアイツは絶対許さないし問答無用絶対ブッコロ推進派だし?エースの行動は理解出来るよ」

 

「そんな派閥あったか⁈」

 

「今のところ私とエースだけ」

 

「否定したいが否定出来ねぇ‼︎」

 

なんとインペルダウンにまさかのエースが参加‼︎

 

どうやらティーチに仲間の仇討ちを挑み返り討ちにあったみたいだが割と元気そうだ

 

まぁエースもまさかルミナがインペルダウンにいるとは思っていないので驚いていたが仲間がいるので割と話は盛り上がり

 

「あっ!そうだ!あそこにいる厳ついおっさん、元ロジャー海賊団で2年間雑用やっていた庶務雑務5号なんだよ?」

 

「おい‼︎誰が庶務雑務5号だ‼︎」

 

「んで、私と同じ白ひげ海賊団の仲間であるエースは・・まぁ5号とある意味深い繋がりがある‼︎まぁお互いによろしくしなよー」

 

「・・・元ロジャー海賊団⁈」

 

「・・・なるほどな・・・これは面白れぇ‼︎お前が裏で手を回していたのか?」

 

「いや?全く!偶然なのか必然なのかそれはプリンにしか分からない」

 

「そうか・・プリンは万能だな」

 

「でしょ?」

 

とここでエースとバレットが対面、とはいえ檻越しだし距離はあるが互いの存在を認識して互いに意識していたがルミナがプリンでこの雰囲気をぶち壊した

 

プリンは全く関係ない‼︎

 

とツッコミを入れたいが正直なところ疲れる

 

だからバレットは諦めてしまった

 

そんな感じでインペルダウンを過ごすルミナ達、数日間特に変化もなく暇を持て余していると

 

「・・・なんでルミナまで捕まっておるんじゃ⁈」

 

「え⁈何でジンベエ先生がインペルダウンに⁈」

 

「・・・いや、その前に何でお前さんがインペルダウンにいるんじゃ?」

 

「さあ?起きたらインペルダウンにいたから私も知らない!この謎を解決してくれたら・・・サービスしてあげる‼︎」

 

「なんのサービスじゃ‼︎碌な事にならんから遠慮するわい‼︎」

 

なんとインペルダウンに王下七武海"海峡のジンベエ“までもが収容された

 

彼が何か事件でも起こしたのか?

 

まぁ彼はルミナみたいな馬鹿ではないので恐らく大丈夫であろう

 

「エースといいジンベエ先生といい顔見知りが短期間でインペルダウンに集まるって何なの?」

 

エースが捕まった理由はともかくジンベエまでも収容されるなんて一体何があったんだと疑問になるルミナ

 

まぁ彼女は気付いたらインペルダウンで外の事情は知らないのだから仕方ない

 

「お前さんは知らんのか・・・エースが海軍本部で公開処刑される事になった」

 

「・・・・で?」

 

「海軍は公開処刑を口実に白ひげ海賊団と全面対決をするつもりじゃ‼︎」

 

「・・・・うん・・だから?」

 

「儂を含め王下七武海は海軍側として白ひげ海賊団との全面対決に招集されとる!任意ではない‼︎」

 

「・・・・なるほど・・んでジンベエ先生は猛反対したからインペルダウンに収容されたと」

 

「儂は白ひげのオヤジさんには恩がある!恩を仇で返すような筋が通らない事は儂は好かん‼︎」

 

「・・・・そう・・・エースが公開処刑されるんだ・・・エースはそれで良いの?」

 

「・・・俺がオヤジ達の反対を押し切ってティーチの野郎を追いかけた・・結果はこのザマだ!それで処刑されるならそれは俺の責任だ・・だがそれで親父達にまで迷惑は掛けたくねぇ‼︎」

 

「・・・・だけどエースが海軍本部で公開処刑されるなら白ちゃんは絶対に助けに来る‼︎あのジジイはそういう男!エースがどう思おうともそれは絶対に覆らない‼︎」

 

「分かってる‼︎だからこそ俺はオヤジ達まで巻き込みたくねぇんだ‼︎」

 

「・・・・敗けて捕まった奴の言い分なんて通る訳ないでしょ?・・キツイ言い方してるけどこうなってしまった以上海軍も白ちゃんも絶対止まらない‼︎」

 

 

「・・・・すまねぇ‼︎・・俺のせいで白ひげ海賊団の皆に迷惑かけて」

 

「ねぇ?ジンベエ先生?これ世間ではなんて呼ばれるのかな?」

 

「ん?世間?・・そうじゃのう!海軍本部と王下七武海、白ひげ海賊団がぶつかるなら世界三大勢力がぶつかり合う事になるのじゃし頂上戦争と呼ばれるかもしれんな」

 

「ふ〜ん・・頂上戦争ねぇ」

 

「ルミナ・・海軍本部は何があってもお前さんだけは絶対インペルダウンに閉じ込めると儂は思う」

 

「まぁ脱獄不可能の絶対要塞だしそうだろうね」

 

「いや、恐らくじゃがお前さんがインペルダウンに捕まっているから海軍本部も公開処刑に踏み切ったと儂は睨んどる‼︎もしお前さんが自由だった場合公開処刑でもしようものなら最悪何が起きるか分からんからの!というかその最悪が当たり前に起きるから海軍本部も白ひげ海賊団との全面対決を見越して公開処刑などする筈がない」

 

「・・・つまり私が捕まった事がそもそもの原因?」

 

「・・・まぁエースさんが捕まった事はともかく、公開処刑についてはそうとも言える」

 

「・・・・じゃあ全部私の責任だ」

 

「いや‼︎あくまでも儂の推察であってお前さんが捕まらなくても同じ事が起きたかもしれん‼︎公開処刑に踏み切る理由がエースさんにあったのかもしれん」

 

「俺が公開処刑される理由・・・あるな」

 

まさかエースが公開処刑され三大勢力がぶつかり合う戦争が起きるなど誰が想像出来るだろうか?

 

ジンベエの推察ではルミナが捕まった事で海軍本部が公開処刑に踏み切ったと睨んでいたがこれは正解ではある

 

だが捕まっていなくてもエースの処刑は決行されていた

 

海軍、その上にいる世界政府はエース・・というよりその血脈を断ちたい

 

彼の出自を知る者からすれば生かしておく理由がない

 

ならば何故白ひげ海賊団との全面対決を覚悟して公開処刑に踏み切ったのか?

 

それはルミナがインペルダウンに収容されている現状で彼女の帰る場所を潰す為である

 

脱獄不可能の絶対要塞ではあるが彼女ならば最悪の場合があると踏んで帰る場所を無くし脱獄する気を折り世界政府の混乱を防ぐ目的で決行したのである

 

世界政府としてはあくまでもエースの処刑と白ひげ海賊団との対決、インペルダウンにいるルミナ本人とは直接敵対していないという見解だろう

 

まぁルミナが世界政府の都合良く同じ解釈をするかは分からないが

 

そのルミナは今回の件は全部自分の責任だと言っている

 

馬鹿ではあるが仲間を見捨てるような屑ではないしこれでも副船長としての自覚はあるのだろう

 

「・・・私に考えがある・・この頂上戦争、私が勝つ」

 

それはどういう意味なのだろうか?

 

馬鹿の考えは絶対碌な事ではないが今の彼女は珍しくかなり真面目なのでちゃんとした秘策があるのか?

 

それはまだ分からないが恐らく世界を震撼させる事になるのは間違いないだろう

 

 

それから数日後、王下七武海の1人である海賊女帝"ボア・ハンコックがエースに会いに来て何故かルミナまでいる事に驚愕

 

どうやら彼女はとある条件と引き換えに今回の招集に応じたらしく立場上は世界政府側なのだが

 

「ハンコックは勿論私達の味方するよね?」

 

なんという無茶振り

 

彼女の立場だと政府側に付かなければならないのに平然と白ひげ側に付けと言うルミナ

 

そんなルミナにハンコックは

 

「はい‼︎勿論です‼︎」

 

「いや⁈そうはならんじゃろう⁈」

 

どうゆう訳かハンコックはルミナの要請に二つ返事で快く快諾

 

ハンコックと面識のないエースはともかく同じ七武海としてハンコックがどんな人物なのかそれとなく知っているジンベエはどう考えてもあり得ない返事に思わずツッコミを入れてしまう

 

「妾が何か間違えておるか?妾はルミナ姉様の要請に応えただけじゃ」

 

「「ルミナ姉様⁈」」

 

「まぁちょい昔に色々あってね、それでハンコックと仲良くなったんだよ!

元々女ヶ島の人達とは面識あったし?まぁそんな訳でこんな感じに」

 

「いや・・面識があるとか仲良くなったとか・・なんかそんな感じじゃないんじゃが?なんかこう・・儂が知っておるイメージと真逆なんじゃが」

 

「貴様に妾の何が分かると言うのじゃ‼︎」

 

「まぁまぁ!仲良くしてとは言わないけどジンベエ先生もハンコックも私の友達なんだから喧嘩腰は辞めてほしいな」

 

「ルミナ姉様がそう言うのなら特別にジンベエを認めてやらんでもない」

 

「・・・済まんの」

 

と会話しているが現役の七武海と白ひげ海賊団の面子がインペルダウンで会話している光景が囚人達に改めてルミナのヤバさを伝える

 

プライドの高いあの海賊女帝がルミナに従順、男嫌いで有名なあの海賊女帝が七武海とはいえ男であるジンベエを認めたのだ

 

最初はクソ生意気なメスガキだと思っていたが気付けばこのレベル6でもトップクラスのヤベェ奴

 

しかもこれから世界を震撼させる大事件が起きるのだから囚人達もルミナ達の会話に興味津々だ

 

「はっ⁈そういえば妾はルフィの兄であるエースに面会に来たのじゃった」

 

と本来の目的を思い出すと

 

「は?ルフィだと?」

 

「ほぇ?ハンコックはルフィと知り合い?ルフィはね?私の友達なんだ」

 

と兄であるエースと友達のルミナが反応すると

 

「はぁぁぁぁん‼︎ルフィが‼︎ルフィがルミナ姉様のお友達‼︎それを最初に知っていたら妾達はあんな事をルフィに」

 

あんな事とはどんな事だ?

 

まぁどんな事かと言えば男であるルフィが女ヶ島に何故かいてハンコックの風呂を覗き秘密を知られたとルフィブッ殺宣言してなんやかんやでルフィに惚れるという忙しい展開だ

 

まさかルフィがルミナの友達だとは知る筈がないので仕方ない

 

そしてそんなハンコックもルミナがインペルダウンに捕まっている事も

まぁルミナ姉様ならインペルダウンとかちょっとしたバカンス、飽きたら脱獄するだろうと過剰なルミナ信仰で割と気にしてない

 

そこは世界政府に怒りを燃やしてほしいところだ

 

そしてそんなルフィとの馴れ初めを照れながら話すハンコックは

 

「ルフィが兄上であるエースを助けにインペルダウンに来ておる」

 

とバレないよう小声でエース達に告げ

 

「ルミナ姉様、またお会いしましょう」

 

もうルミナは脱獄確定だと疑いもしないハンコックは名残惜しさを残しつつインペルダウンを発ちマリンフォードへと向かうのであった

 

「・・・なぁ?お嬢」

 

「何?」

 

「ルフィ・・来てるんだってよ・・俺を助けに」

 

「そうだね」

 

「・・・なんで来たんだよ、アイツは俺の弟で・・俺が守らなきゃいけないのに・・なんでアイツが俺を助けるんだよ」

 

「・・・・私にも一応兄と呼ばれるポジションの奴がいるけど私は助けたいとか守りたいとか一切思わないし寧ろ殺したいからエースとルフィの気持ちは分からない!でも仲間や友達は助けたいし守りたいと思う、きっと仲の良い兄弟ってそれと同じなんじゃないかな?知らんけど」

 

なんとルミナには兄がいた‼︎

 

とはいえ仲は非常に悪いらしくルミナにはエースやルフィの兄弟の絆が分からないようだ

 

だがその気持ちは仲間や友達を想う気持ちと同じではないか?と言うルミナは

 

「まぁその辺はルフィに直接言いなよ!私にはそんな資格ないし」

 

とルミナは兄と仲良くする気は今後も更々ないようで

 

「・・・お前にも兄貴がいたのか・・初耳だぞ」

 

「・・・そう?・・まぁそんな事よりルフィが来るのかぁ!大丈夫かな?」

 

「ルフィ」

 

そんな話をしてエースはルミナとジンベエにルフィを気に掛けてやってくれと頼み込み暫くしてマリンフォードへと連行された

 

そしてその翌日、後にインペルダウン脱獄事件と呼ばれる大事件を巻き起こす張本人モンキー・D・ルフィがインペルダウンレベル6へと到達

 

彼もここまで到達するまでになんやかんや紆余曲折あって苦労した訳だが

 

「・・・あっ?私一緒に脱獄しないから」

 

と脱獄してエース助けに行くぞムーブの中拒否反応を示すルミナ

 

彼女には彼女なりの考えがあるのか?

 

「何言ってるっキャブル!ヴァナ〜タがいれば脱獄の難易度が劇的に下がるのよ‼︎」

 

「は?だってお前私がずっと捕まってたのに助けに来なかったじゃん!プリン食べれないお風呂にも入れないてフラストレーション溜まってるんだからね‼︎」

 

「馬鹿おっしゃい‼︎他の囚人なら誤魔化しようがあるけどヴァナ〜タが消えればインペルダウンはバスターコール並の大騒ぎに発展するっキャブル!それに・・・マリージョアに乗り込んで天竜人ブッ飛ばす事件‼︎あれ私達革命軍の仕業と言われてるのよ‼︎私達にも計画とタイミングってのがあるの‼︎ドラゴンも泣いてるわよ‼︎」

 

そうルミナと話すのはルフィに協力してくれた革命軍の幹部イワンコフ

 

彼?彼女?はどうやらルミナとは割と長い付き合いがあるようでルミナはイワンコフが助けに来なかったことで拗ねているようだ

 

別に何か考えがあるとかそういった事はなかった

 

まぁ実際にルミナが消えたらインペルダウンも海軍も世界政府も騒ぎ出すので彼女を密かに助けるのは革命軍的にも得策ではないようだ

 

あと勝手に暴れて余計な風評被害を受けるからルミナざまぁみろという個人的な感情も混じってたりする

 

 

 

そんな中

 

「ルゥちゃん‼︎久しぶりねぇ‼︎」

 

「・・・え?・・その声は‼︎オカマ‼︎久しぶりだねボンちゃん‼︎」

 

なんとこのインペルダウンで友達のボンクレーと再会

 

ボンクレー曰くイワンコフは憧れの人であり助けたいらしく、一緒に脱獄して麦ちゃんを助けてあげてほしいとルミナに頼むと

 

「・・・ボンちゃんがそう言うなら協力する事も可能という方向性で話を進めなくもないという考えでこれからの行動を議論する事も検討するけど・・・ビックカマーはどうなの?」

 

結局のところルミナは協力する気があるのかないのか

 

まぁ実際には協力する気はあるし、エースは仲間なので助けるのは当然なのだが暴れたら革命軍がどうとか言われたので言葉を濁しながらイワンコフの反応を待っていると

 

「馬鹿ね‼︎ヴァナ〜タは何も考えずに思いっきり暴れたらいいのよ!それが世界最凶の悪魔"ルイン・D・ルミナでしょ?」

 

とルミナに発破を掛けるが

 

「え?私が暴れて革命軍の仕業になるから実質的私も革命軍みたいな扱いにする気なんでしょ?」

 

「いや、もう既に革命軍の幹部になってるわよヴァナ〜タ‼︎」

 

ルミナが暴れて革命軍の仕業に世界政府がするもんだから革命軍もルミナは革命軍と認識している

 

まぁこればかりはルミナと世界政府が悪い

 

「もう革命軍になってるんか〜い‼︎」

 

とツッコミを入れるルミナ

 

世界政府打倒と天竜人ブッ殺、微妙に方向性が違うがまぁやる事はたいして変わらないのでルミナも、あっ?私も革命軍なの?ならその設定で進めてと割と許容内の範囲のようだ

 

とレベル6内で色々話して

 

「さてと・・・ルフィ!エース助けに行こうか‼︎」

 

彼女もルフィに色々と言いたい事がある

 

あれからどうしたのか?とか何故仲間達と一緒じゃないのか?とか

ハンコックとどうやって仲良くなったのか?とか聞きたいしエースからルフィを気にかけてやってくれと頼まれたとか兄であるエースを助けたいルフィを全面的にバックアップするつもりだとか、同じ白ひげの仲間だから絶対に助ける意気込みだとか色々と話したい

 

だが結局のところエースを助けるという結論は変わらないし馬鹿(ルミナ)がごちゃごちゃ話してもアホ(ルフィ)には全部理解出来ないと考え物凄く簡単に纏めると

 

「おう‼︎」

 

ルフィ的にはごちゃごちゃ話してないで早くしろよ‼︎とか思っていたが馬鹿が駄々捏ねたら面倒臭いので我慢して黙っていたら都合良くあっさりと脱獄の流れになり

 

「わぁ‼︎久しぶりに解放された‼︎ますばプリンとシャワー‼︎」

 

何処で鍵を手に入れたのかイワンコフ達が元々盗んでいたのか分からないがレベル6の囚人は解放可能となりルミナが解放され・・まずはプリンとシャワーと言い出した

 

そんな事よりエースを助けに行けよ‼︎と言いたいがここから先は一筋縄ではいかない激戦となるだろう

 

彼女が万全に戦えるようコンディションを整えるにはプリンとシャワーが必要なのだ

 

「そんな事もあろうかとプリンは大量に用意してるわ」

 

とルミナの扱いに慣れたイワンコフがプリンをルミナに渡すと

 

「ゴチ‼︎」

 

プリンに飢えていたルミナはなんと一瞬で100人分はあるプリンを食べ尽くしてしまった

 

これにはルフィもコイツバケモンか?とツッコミを入れたがルフィも同類である

 

あとはシャワーを浴びるだけなのだが

 

「あまりレベル6に留まる訳にはいかんじゃろう‼︎」

 

と同じく解放されたジンベエが

 

「撃水」

 

とルミナに水弾を連発してぶつけると

 

「シャワーのつもり⁈これ服がびしょ濡れになるだけで・・はっ⁈拘束されて溜まった欲望を解放されたと同時に私で発散しようと?それでびしょ濡れプレイを今ここで実行しようと?ジンベエ先生流石にそれはないよ?」

 

「・・・儂は今本気でお前さんをぶちのめしたいんじゃが‼︎」

 

 

雑であるがとりあえずシャワーのつもりで気を使ってくれたジンベエにとんでもない暴論をぶつけたルミナ

 

ジンベエが彼女をぶちのめしたいのも無理はない

 

「まぁ冗談はさておきとりあえず多少なりサッパリしたから脱獄してエース助けに行こう‼︎」

 

と彼女のペースで話を進めるが、お前がペースを乱してるんだよと一同は思っている

 

そんな事がありながら脱獄して協力する囚人達を解放していくルフィ達

 

そこにはかつての敵だったクロコダイルもいるが他にも凶悪な囚人達も混ざっていた

 

「なんかとんでもない馬鹿に付き合えば絶対面白い事になりそう」

 

とルミナのとんでも加減に興味を持ち付いてくるようだ

 

「よし‼︎ルミナと愉快で凶悪なモブ達御一行‼︎インペルダウン脱獄ツアーの始まりだー‼︎」

 

「おい‼︎モブ達は辞めろ‼︎」

 

何とも締まらない脱獄宣言にレベル6の囚人達は総ツッコミ

 

名のある凶悪な極悪人なのにまとめてモブ扱いされたらそうなるだろう

 

まぁ彼女の中では名前を聞いてないし覚えきれないのでモブ達扱いなのだろう

 

ちゃんと覚えてほしい

 

まぁそれはともかくルミナ達はインペルダウンを脱獄するためにレベル6からレベル5に登る階段を駆け上がる

 

もうこの時点でインペルダウンではレベル6の囚人達が脱獄した事を察知

 

この歴史的事件を防ぐ為に署長であるマゼラン自ら出向き

 

「貴様等‼︎私がいる限りこのインペルダウンからは絶対に出させんぞ‼︎特にルミナ‼︎貴様だけは絶対に何があろうと絶対に出さん‼︎」

 

と正義感溢れるマゼランが脱獄を阻止しようとする

 

「絶対に出さん?煩い‼︎お前は今‼︎ここで‼︎下痢便ぶち撒けろぉぉぉぉ‼︎」

 

出すのは囚人ではなくマゼランのお腹具合

 

もう女の子とか海賊とか囚人とか関係なく誰が言っても汚ねぇ発言を叫びながらルミナはマゼランに特攻

 

マゼランの凶悪さを知る囚人達が、あ!馬鹿がマゼランに‼︎アイツ終わったわ‼︎とか思っていた

 

そんなマゼランが毒で生み出した龍を複数体ルミナにぶつけルミナを無力化

 

「汚い下痢汁を私にぶつけるな‼︎」

 

もうマシな言い方はないのか?

 

まぁ猛毒だからどちらも絶対嫌ではあるが

 

そんなルミナはマゼランの毒攻撃を覇気で触れずに弾き飛ばし

 

「六道空手・剛烈波」

 

彼女の攻撃がマゼランの腹に直撃‼︎

 

とんでもない威力にマゼランの腹は限界寸前

 

インペルダウンの署長として囚人達を出さず尊厳を失うのか?

 

尊厳を守る為に囚人達を見逃すのか?

 

彼は今人生の瀬戸際に立たされていた

 

だがそんな彼の葛藤をぶっ壊す鬼畜がいた

 

そう‼︎

 

ルミナである‼︎

 

「もう1発‼︎」

 

ルミナ曰くどっちも出る‼︎選択肢なんて最初からない‼︎

 

とトドメの一撃をマゼランの腹にぶちかまそうとしたが

 

「流石におっさんの汚いシーンを目の前で見たら飯が食えねぇ」

 

とバレットがルミナを止めた

 

彼も流石にそれは嫌だったのだろう

 

まぁとりあえずマゼランは一時的かもしれないが足止めに成功したしその間に脱獄すれば良いとルミナを促すと

 

「次はお前のお腹のインペルダウンを脱獄させてやる‼︎」

 

と恐ろしい捨て台詞を吐いてレベル5を駆け出した

 

そして囚人達はコイツ怖ぇ‼︎とルミナに戦慄していた

 

かくしてルミナ一行はインペルダウン脱獄の為にインペルダウンを駆け抜ける

 

そして

 

 

「ゼハハハハ‼︎」

 

「お前は今ここでブッ殺す」

 

インペルダウンで因縁の戦いが始まろうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

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