長屋にて
「よっす、柳田坊主」
「んぁ?じっちゃん?今日はどうしたんです?家賃は払ったよな?」
「あぁ、今回は坊主にやって欲しい事があってだな。坊主、最近ここいらの橋の上で喧嘩を売って、そいつが勝ったら負けた側の何を奪うっていう昔の武蔵坊弁慶みてぇなやつがいるのは知ってるか?」
「知ってるけど…ソイツを倒して来いってことかい?」
「できるだろ?お駄賃はこれぐらいでどうだい?」
それぐらいあれば半年は仕事をせずに過ごせる額だ。という事で…
「あいわかった。書類を準備するからちょいと待ってな」
「あいよ」
隣に住んでいるおばちゃんを第三者として呼んで書類の作成をした。
…さてと、色々済んだので討伐に出かけるか。
「ちょっと、そいつァ暗くなったら現れるみたいだから今は体力を温存しておけ」
「あいよ」
姫様が死んだ。
目の前で死んだ。姫は秀吉の息子…秀次と呼ばれていたかな?彼の側室になる為に遠路はるばる出羽から大阪に行ったのに、豊臣秀吉の命令で処刑された。何故だ?
目の前には、姫の死を笑う豊臣秀吉、その人がいた。
「お前も駒姫関係者か?」
「あぁ、老害。何故こちらに呼んだ?何故姫が死なればならない?」
「はっ、しれたことよ。そこの女は謀反を起こされた秀次様の関係者!殺さぬわけなかろう?」
「巫山戯るなよ!自分で考えて行動ができない武者風情が!姫様は今日!先程!ここに着いたばっかりだったんだぞ!何が関係者か!!」
「えぇい!うるさいうるさい!帰離原の者を捉えよ!私自ら殺してくれる!」
そこら辺にいる武者が俺を捉えようと必死になってくるが、俺を止められるわけがない。
何回転もせずに1回だけ回して殴っていた。途中俺が肩を回す度に強くなるっていうことに気付いた奴もいたが、殴って殺していった。
「お主、もしやこの世のものではないな?」
「正解だよ。クソジジイ!」
確かにこの世の者ではないだろう。殴る、という点においては俺は誰にも負けることはないだろう。だが、下半身どうだ?チートも何も無いただの一般人と一緒だ。
だが、この戦国時代にいた事である程度は鍛えられており下半身も強くなっていた。
「はぁ…はぁ…」
「怪物よ。わしの元に着くのならば、その腕1本で許してやろう。どうだ?」
「fuckin'!俺はお前を殺すぜ。お前は生きてはいけない!昔の秀吉様なら尊敬できたが、今のはダメだ!ダメダメ過ぎる!無闇矢鱈に人を殺しすぎだ!」
プルプル震え初め
「えぇい!早くこの者を殺さぬか!銃を持ってこい!ワシ自ら殺してしんぜよう!」
向こうが準備をしている間、誰にも攻撃はされなかった。なので、十回転して準備をしていた。
一回転、少しだけ拳に力が溜まっていく。二回転…三回転…と続けていき最後の10回転、拳にはこれまで溜めたことのない力が溜まっていた。
「ば、化け物め!この羽柴秀吉がお前を退治してやろう!」
持ってきたのは火縄銃ではなくまさかの大砲であった。
「コイツでお主を塵すら残さずに滅してみせよう!」
準備はできた。向こうが撃ってきたら殴って応戦する。初めての10回転はゾクゾクするね…
「ニシシ」
「何を笑っている化け物。ついぞ、この状況にイカれたか?これで、終わりよ…撃てぇ!」
「ふんならばー!!!!」
全力で対抗してみる。向こうは超絶重たいものが目にも止まらぬ素早さで迫ってくるが、俺は直感で対抗していく。こういう時は…こう、だな。
「オラオラオラァ!!!」
連打
圧倒的連打である。さて、ここ行う連打というのは俗に言うぐるぐるパンチである。腕を回せば回す程力が溜まっていくので、相性がとてもいいのだ。
「これで、おわりだぁああああ!!!!!」
最後の1発
ドッッッゴォォォォォォォオオオオオオン!!!!!!
目の前には人も建造物も何もかもいなくなった。お寺があったような気がするが…しーらね
俺は豊臣秀吉を殺した。
やっちゃった☆