たぬきの里の相談役   作:ゆっくりカワウソ

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 ウマ娘にハマったのも束の間…たぬき(ウマ娘)にもハマっちゃいました。
たぬきいいですよね。あのフニフニしてそうで、あのションボリ顔…。かわゆす^o^

 かなりやっつけかつ見切り発車な感じなので生暖かい目で見ていた抱ければかと思います^o^


おいでよ!たぬきの里〜三女神のやっつけ仕事〜

 

 「行けっ!そこだ!よしよしよしよし!」

液晶内に映る育成中のウマ娘がターフを駆け抜ける。

俺、 馬宮悠馬(まみやゆうま)は興奮しながら液晶をタップする。

「よっし!」

画面に映る推しの順位は1着。既にラストレースも終え、あとは評価が出るのを待つのみ…。

「や、やった…。」

 評価は過去最高、自分のストーリーレコードも更新と上々な出来だ。仕事も終わり、明日は休みと気分は最高。晩酌をしながらウマ娘をプレイする、これほど幸せな時間はない。たがここ最近は連勤続き。疲れがかなり溜まっており、今日はここでアプリを閉じる。

 

 最近ハマっているのはたぬき(ウマ娘)の動画を見ながら寝床につくこと。凛々しく美しいウマ娘たちが2頭身でジタバタし、へちゃむくれ顔だけどもいじらしくかわいいゆるい姿はかなりの癒しになっている。

「…もちもちしてそうだなぁ…。」

 眠気に身を包みながら思い浮かべてみる。思えば学生時代から今現在にかけて余り良い思い出はない。忙殺され、ゆっくりできない日々のなかで出会えたウマ娘たち。後輩の勧めで始めたこのゲーム、そこから二次創作の沼にもハマってしまった。それはつい先日はメイショウドトウと今は亡きタイキシャトルがいるファームに行くほどである。(有給を使ったため上司に怒られた…。)

「……彼女たちと…会いたいな。……こんな嫌な思いも…もうしたくないなぁ。」

 人間関係で悩みまくった今世で強く思った。…推しがいる世界にいれるのなら……、俺は強くなれる。もし叶うなら…彼女たちのいる世界に行きたい。…叶うはずのない願いを胸に秘めながら…微睡に身を任せたのであった。

 

 

「その願い叶えましょう。」

「え?」

 そう女の人の声が聞こえ、目を覚ますと…知らない場所だった。小綺麗にされた和室…そこで俺は布団に寝かされていたのだ。いつものベットとは違い、どこか柔らかく…変な感じの布団だった。どう変な感じかと言うと……なんかちがうのだ。何故か人参がプリントされていて……すごく寝心地が良いのだ。なんだろう…すごくジタバタしたいかんじだ。

「気付いたし?」

「…し?」

特徴的な語尾とモッチモッチと扉から出てきたのは…シンボリルドルフ…ではなくションボリルドルフの方だった。口がへの字ではなくvで接している。

「な…、なんで…?」

「?私の顔がどうかしたしか?」

「…つかの事お聞きしますが…、ここは…たぬきの里ですか?」

「そうだし。家の前で倒れていたのを私とシリウスで運んだし。」

「ウマ娘たちも…この世界にいますか?」

「…?質問の意図がわからないし。ウマ娘がいるのは当たり前だし。私のウマ娘である大きい七冠も存在するし。」

「…は?」

この時…気付いたのだ。この世界はウマ娘と人間、たぬきが共存している。そんな世界に俺は…転生してしまったのだ。おそらく目覚める前に聞いた声は3女神の一柱で…なんとなくその姿はジタバタたぬき姿でだろうと思い浮かべている。…やっつけ仕事もいい所だ。

「ちなみに君もたぬきだし。尻尾はないけどその曖昧な感じはたぬきそのものだし。」

「え…。」

手鑑を渡され、自分の顔を見ると……まさにたぬきだ。ウマ耳も尻尾もない、生前の若い頃の姿のままこの世界のたぬき…。

嘘でしょ……、俺…。

「訳ありのようだが、お腹空いたし?もうお昼だからラーメンを作ってあげるし。その時にでも話してほしいし。」

「…わかりまー。」

「敬語は不要だし。」

「わかったよ。…俺の名前はゆうま。ユウとでも呼んでくれて。」

「わかったし、ゆう。私はシンボリルドルフ。ションボリと呼ばれたりルドルフとも呼ばれているし。私と同じ種類のたぬきやためきと呼ばれる存在もいるから彼女らも含めてよろしく頼むし。」

勢いよく扉を開け、入ってきたたぬきがいた。…間違いなくMachikoボイスの半角でテキスト化されるキャラクターだ

「カイチョー!ソノヒトオキター?」

「あ、テイオー。おかえりだし。彼の名前はゆうま。ユウと呼んでほしいらしいし。テイオーも挨拶するし。」

「ボクハトウカイテイオー!ヨロシクネーユウ!!」

「よろしくなテイオー。」

 

 ちなみに彼女が作ったラーメンは手作りで美味しかったが……なんだろう、すこしションボリする味だった。

 

↓少年説明中٩( ᐛ )و

 

 「…という訳で元は人間で、元々はこの世界の住人ではなかったんだ。」

「にわかには信じられないが…ユウの言ってる事は信じられるし。……それに…私たちのことをそれなりに知っている。うむ、ならユウ…私たちの里で相談役にならないかし?」

「はい?」

「私たちの里は長らく相談役がいなかったんだし。それにユウは暇だし戸籍もないだろう?ならば相談役として戸籍登録をすれば万事解決だし。」

「そんなあやふやなことで大丈夫なのか?」

「私たちはかなりあやふやな存在だし。だからこんなやり方でもたいして問題なしの些事だし。」

「そ、そうか…。」

「個体が一匹しかいないのは人間種のたぬきに多いし。私たちのようなウマ娘種のたぬきは何種類かいたり、他の動物になっていることがあるし。」

「…サイレンススズメとか?」

「その通りだし。だから問題はないし。」

 そう言ってお茶をすする。

「一応里から降りて人間たちの社会で暮らす仲間もいるが、みんな里出身としてIDを持っているし。じゃないとスマホも買えないし、身分証もないから不便だし。」

「…そう言うことか…。…あやふやな存在の割には世知辛いな。」

「人間の街ほどでもないし。」

「それもそうだな。それで、俺は何をすればいい?相談役なんて会社の引退した社長や村の爺婆がやるイメージしかないが…。」

「やる気になってくれたのは嬉しいし。やることは基本これと同じだし。」

ポケットから取り出したのは…どう森のカセット…それも主人公が村長になる方の奴だ。

「たぬきの里での公共施設を作る際のサインや視察、たぬきの里から商売をする際の視察や交渉をしてもらうし。あとは里のたぬきたちのお悩み相談が仕事だし。ただそこまで肩肘張らずゆったりするのがたぬきの性、難しく考えない方が良いし。」

「わ、わかった。…とりあえずよろしくなションボリ。」

「よろしくだし。」

 こうして俺はこのゆるい世界のたぬきの里の相談役になった。…ゆったりしながら相談役をするのはどうかと思うが、前の世界の時みたいに嫌なことを強制されないこの世界は…ちょっぴり優しさで溢れていると思ってしまう。

 

 

 

「相談役になったら家ってもらえるのか?」

「そこのところは大丈夫だし。ユウが行き倒れになって一週間、家を建て始めてるところだし。ただ時間はかかるからしばらくは私たちのところで住むと良いし。」

「……そ、そうか。…よろしく頼む。…え、一週間も寝てたの?!」

たぬきとはいえ、女の子たちの住む家に居候。一抹の不安を覚える俺であった。




〜たぬきのあとがき〜
ショ「ついに始まったし。まさか人間からたぬきに生まれ変わるとは…、世の中は不思議だし。」
テ「カイチョー!ボクスコシシカデラレナカッタ!モットデバンガホシイヨー!」
ショ「今回はエピローグだし。次回からはもっと出番はあるし。」
テ「ダヨネー!ボクモハリキッチャウモンニ!」
シリ「おい、私は名前だけで出番すらないぞ。」
ショ「シリウスは有能だから出番はこれから出るし。」ジタバタ
シリ「ちょっと待て。いくらなんでもやっつけな回答だぞ!」
ショ「大丈夫、大丈夫ションボリ嘘付かないし。」
ターボ「ターボも出るもぉぉぉん!」
テ「アッ、モンチャン!ハチミーノモウヨ!」
ターボ「ターボも飲むもぉぉぉん!」
シリ「おい!私の話をー。」

ショ「さて、次回のたぬきの里の相談役は

【たぬきのしっぽは濡れている〜ションボリ家集合〜】

だし。やっつけ仕事はたぬきの文化だし。ところでシリウスは?」
テ「ナンカオコッテデテイッチャッタヨ?」
ショ「とりあえず後で謝りに行くし。」
ターボ「次回も見るもぉぉぉん!」
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