超なオイラのヒーロー記録【完結】   作:アゴン

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グリッドマンユニバース、観てきました。

普通に面白かったし、流れる主題歌の数々は本当に心を熱くさせた。

熱血と恋愛、友情と合体。とてもよい作品だったと思います。

そんな訳で初投稿です。




記録45

 

 

 

 雄英高校ヒーロー科一年のA組とB組の合同合宿、厳しく辛い特訓を乗り越え、数少ないイベント時にそれは起きた。

 

肝試しという学生ならではの催し、二人一組の計算で順番に回ることになったこのイベントは、ヴィランの襲撃という最悪の形で上書きされてしまった。

 

特に、森の中で待ち構えているのは、他人に危害を加え、殺める事を躊躇わない凶悪な輩達。

 

一人は矢鱈と人を煽り、嘲り、挑発を繰り返す青い炎を操る男。一人は好きな人と同一になりたいが為に、傷を付ける行為に浸る女。

 

 そして、人を切る事に喜びを、人の切断面に美しさを見出す狂人。男の名はムーンフィッシュ、サイコキラーと呼ばれる人種であり、脱獄を果たした死刑囚である。

 

「肉、血ィィ、断面ンンンン、見せろぉ、見せてくれよォォッ!!」

 

 歯を刃の様に鋭くさせ、その切れ味は人体を容易に切断してしまう。そんな、危険極まりない連続殺人鬼は………。

 

「死ねぇッ!!」

 

「ブプゥッ!?」

 

 爆豪の放つ爆発に、その経歴が嘘に思える程に呆気なく倒されていた。

 

 襲い来る歯刃を持ち前の個性の機動力で避け、至近距離で溜めた爆破を叩き込む。シンプルでありながら強力な戦法は、本物のヴィラン相手でも充分に通用する。

 

ゴジータとの特訓で感覚を掴み、今回の合宿で拡大と拡張、そして全体的な強化を自覚できた爆豪は、動けなくなったムーンフィッシュを一度だけ一瞥した後、満足そうに手を握り締める。

 

「─────」

 

 その爆豪の背中を複雑な表情で眺めるのは、同じクラスメイトである轟焦凍。たった数ヵ月の間なのに随分差を付けられた気がする。

 

体育祭では自分の迷いの所為で爆豪には申し訳ない形で優勝させてしまったが、今では純粋な実力であっても敵う気がしない。

 

「………随分、差ァ付けられちまったな」

 

 これが、ゴジータに師事した者とそうでない者との差。嘗てのNo.2から己の上位互換と言わしめた轟であったが、今はその言葉すらも虚しく感じる。

 

羨ましい。口にこそ出していないが、爆豪の背中を見つめる轟の瞳はそう語っている様に見える。

 

「一先ず、クソヴィランは一人カタを付けた。俺達が取るべき選択は二つ、オールマイトが駆け付けて来るまでこいつを見張りながらここで待機、もう一つはこいつを縛り上げた状態で担ぎ、元の広場まで戻る事だ」

 

現在、襲撃されたヴィランの人数は未だに特定されていない。どんなヴィランがどんな個性を以て襲ってきているのか、それすらも分かっていない状態だ。

 

故に、ここで待機を決め込むのはヴィラン側に付け入る隙を与えるに等しい。だったら、例え救援に駆け付けるオールマイトとすれ違う事になっても、自分達で最初に集合した場所まで戻った方が選択肢は減らない。

 

仮に、向かった先でヴィランと遭遇したとしても、暗闇に覆われた森の中より開けた場所で戦った方が対処がしやすい。以上の理由から、爆豪は二つ目の提案を押したかった。

 

(だが、それでも分かんねぇのはヴィラン側の思惑だ。仮にもオールマイトというトップヒーローがいんのに、なんで堂々と仕掛けてこれる?)

 

 不思議なのはヴィラン側………偏に、敵連合の思惑だ。今回の林間合宿の場所は教師陣の間でしか知られてない筈なのに場所だけは特定出来た癖に、肝心のプロヒーロー………つまりは、オールマイトに対してまるで警戒していないように感じる。

 

まるで、中途半端な情報しか得られなかった様な拙さ。感じられる違和感を前に爆豪は一つの仮説に辿り着いた。

 

(────まさか、裏切り者ってぇのは)

 

 USJと今回の件、二度も続くヴィランの襲撃に爆豪は雄英内部にヴィランへ情報を流している輩がいるのではないかと、内心察してはいた。

 

疑惑は今回で確信に至り、同時に一つの答えへと導き出す。雄英の情報をヴィランへ流している裏切り者───それは、自分達と同じ学生であるということ。

 

それも、自分達と組を同じくするA組のクラスメイト。もし自分の仮説が正しければ、自分達はヴィランに通じている裏切り者と数ヵ月もの間同じ空間にいたことになる。

 

「───────」

 

「爆豪、どうした?」

 

「ッ、なんでもねぇ」

 

 嫌悪感で胸焼けになりそうなのを、歯を食い縛って平静を装う。此処で裏切り者の推理を始めた所で意味はないと判断した爆豪は、急ぎ倒したヴィランを拘束して先の広場に戻ろうと轟を促す。

 

「おいおい、そりゃねーだろヒーロー候補。もうちっと楽しんでいけよ」

 

 そこへ現れる第三者、並々ならぬ殺気と悪意。向けられる悪感情に辟易としながら振り返ると……。

 

「オールマイト、No.2の落ちぶれたヒーローが駆け付けるまで後僅か、それまで精々遊ぼうぜ、なぁ? 轟焦凍、爆豪勝己」

 

「俺の名前?」

 

「あぁ?」

 

 掌で燃える青い炎を弄びながら、狂った道化は嘲り嗤う。

 

 その一方で。

 

「クッ、囲まれたか!」

 

「い、出久兄ちゃん!」

 

 今回の合宿においてヒーロー談義で仲良くなった年下の男の子、出水洸汰。彼の安全を確保する為に単身で彼の秘密基地へやってきた緑谷だったが、其処で待ち構えていたヴィランと遭遇する。

 

全身武器だらけで、殺傷能力の塊の様な脳無。無数の腕から生えるチェーンソーや掘削機の数々はヴィランというより一種の重機にも見えた。

 

そして、厄介な事はそれだけではない。

 

「はぁ、はぁ、本物、本物の……出久君だぁ。かぁいいなぁ、格好いいなぁ」

 

 蕩け、高揚し、興奮気味に頬を紅くさせる少女。年齢的に自分達と同年代らしい刃物と無数の注射針を携えた少女は、恍惚とした表情で出久を見る。

 

「緑谷出久君、好きです! 付き合って結婚して血を見せてください!! 私と一つになりましょう!!

 

「いきなり何言ってんの!?」

 

 初対面だというのにトンでもない事を口走る少女に、緑谷は真っ赤にして反論する。

 

なんだろう、酷く緊迫した状況なのに何だか妙に肩透しをくらった気分。緑谷の後ろで震えていた洸汰はスンッと真顔になり、心なしか脳無も真顔になっている気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「退けぇ! 半端野郎がァッ!!」

 

「やらせはしないっ!」

 

 振り抜かれる獣の拳を、ジェントルが空気の膜を駆使して受け止める。柔らかく、包み込むような感触。自身の放つ一撃、その衝撃の全てが吸収された事に苛立ちを覚えた獣の男は、苛立ちを隠しもせずに吐き捨てる。

 

「さっきからグニョグニョと鬱陶しい!! 戦う気も逃げる気もねぇ半端野郎が、俺達の前に立つんじゃねぇ!!」

 

獣の男────ヴィラン“キメラ”は、嘗てヴィランだった男に言葉を叩き付ける。自らを義賊と称し、ヒーローでは手の出せない悪事にメスを入れる。しかし、その実態はチンケな動画配信者に過ぎない。

 

ヒーローになることもできず、かといってヴィランに成る事もなく、ただ自己満足だけに過ごす怠惰な者。たった一度だけ、ジェントルの動画を視たキメラだが、余興にもならない詰まらないものだったと記憶している。

 

そんな半端者が自分の前に、あたかもヒーローの様に立ち塞がっている。怖くて膝が震えている癖に、顔だけは強気に笑っている。………気に食わない、実に気に食わない。

 

「No.1のおこぼれ受けて、すっかりその気かァ!? アァッ!?」

 

「なんと言われようと、君達をこの先に通すつもりはない。────悪いことは言わないから、大人しくお家に帰りなさい」

 

恐怖で若干上擦った声で、それでも通さないと意思を示すジェントルに、キメラは苛立ちを更に募らせていく。

 

「キメラ、コイツに律儀に付き合う必要はないわ。私達の目的は変わらない。そうでしょ?」

 

「────あぁ、その通りだ」

 

 瞬間、赤髪の女の髪の形状が変化し、鋭い刃となってジェントルへ迫る。その速くも恐ろしい一撃を前に、それでもジェントルは対処してみせた。

 

掌サイズの空気の緩和材。ゴジータの地獄の扱きに耐え抜いたジェントルが編み出した小細工の技。これを二つ程重ねて受け止めると、切れ味の鋭い髪の刃はジェントルに届くことなく静止する。

 

「っ! 私の一撃も対応出来るの!?」

 

「ただおこぼれを受けただけ等と、侮って貰っては困るよ。私が手にしたのは、紛れもない地獄への片道切符さ!」

 

 ゴジータの情けを受けた幸運な半端者、裏世界においてジェントルという男をそう評する者は少なからずいる。陰口を叩く者達の気持ちも分かるし、そう言いたくなる気持ちも理解できる。

 

けれど、甘くは見ないで欲しい。此方は君達が呑気に悪事を企んでいる間、いつも死にそうな目に遭っているのだから!

 

「図に乗るなよ、道楽者!」

 

 その時、キメラの膂力にモノを言わせた一撃が炸裂する。踏み込んだ脚力は地を抉り、ジェントルとの間にあった空間をゼロにする。素早い動き、異形系統の個性ならではの力の強さに舌を巻くが、それでもジェントルは落ち着いて対処する。

 

落ち着いて間合いを見計らい、自身が一番対応できる距離へと詰める。目の前まで迫る拳を避け、キメラの腕を自身の両手で絡めとり、勢いをそのままに地面へ叩き付ける。

 

「図には………乗ってないさ!!」

 

「ッ!?」

 

 背負い投げ、人体が可能としている代表的な技。個性発現以来、疎かにしていた人の技を受け、キメラは初めてダメージを受ける。

 

地面が躍動し、ひび割れる程の一撃。流石にこれは堪えただろうとキメラから離れたジェントルは残るもう一人の女性ヴィランへ視線を向ける。

 

「────さて、お友達はこれでリタイアだ。お嬢さん、悪いことは言わないから、そこのお友達を連れて大人しくお家に帰りなさい」

 

「………私達を見逃すというの?」

 

「残念ながら、今の私には其処までの権限は無いのだよ。あくまで私は万が一に備えての保険、ヴィランに対するささやかな抑止力に過ぎないのだ」

 

 実際、ジェントルはゴジータの監視下で自由を保障されており、数名のトップヒーローからも見込みがあると太鼓判を押されているが、あくまで今のジェントルは仮免すら持っていないヒーローの卵という扱いだ。

 

今回はゴジータの指示の下、緊急な事態に直面しているという状況下で許された特殊事例。個性を使っての撃退は許されているが、個性を使っての攻撃は許されていない。

 

 ジェントルの個性ならば拘束も可能かもしれないが、万が一それが個性を使っての攻撃と認識されてしまえば、迷惑を被るのはゴジータだ。恩人であるゴジータに、迷惑を掛けるのは避けたい。

 

故に、ジェントルはスライスと呼ばれるヴィランの女性に撤退を促す。退いてくれと、切実に頼むジェントルの願いを。

 

「それは………少し、性急過ぎるのではなくって?」

 

スライスは妖艶に微笑みながら拒絶する。

 

「アンタは、二つ程思い違いをしている。アンタが倒したと思い込んでいるソイツは、まだ全然力を出しちゃいない。次に二つ目は………私達に、もう帰る場所なんて無いって事さ!」

 

「なに?」

 

 その時、倒れていた筈のキメラが立ち上がるのを見て直感に従い個性を使っての防御に入る。―瞬間、殺しきれない衝撃が全身を襲い防御ごと吹き飛ばされるジェントル。

 

幸い、地面へ激突する瞬間個性で柔らかくした為にダメージは最小限で済んだが、それでも足がふらつく程度には強烈な一撃だった様だ。

 

どうやら、本当に目の前のヴィランは全力を出していなかったらしい。筋肉で盛り上がった肉体は身に纏う服を突き破って肥大化していく。腕から生える翼は刃のように鋭くなり、その様相はまるで神話に登場する怪物そのもの。

 

「グルゥゥァァァッ!!」

 

 最早人としての理性があるかどうかすら怪しい。雄叫びを上げ、血走った目で此方を睨み付けてくるキメラに、改めてジェントルの背筋に悪寒が走った。

 

そして、その予感は的中する。口を開き、エネルギーの収束を目にしたジェントルは急ぎ最大防御壁を展開させる。

 

空気を幾層にも重ねたモノ、キメラから放たれる赤黒い閃光を、正面から受け止める。

 

「ぬっ、ぐ! 流石にこれは……!」

 

 防御は貫かれる事はないが、その防御を支えている己の体が押し負けそうになる。このままでは後ろの施設にまで巻き込んでしまうと、致し方なしにジェントルは奥の手を切る覚悟を決めた。

 

「────済まないラブラバ、今一度君の力に頼らせて………」

 

「その必要はねぇよ」

 

 瞬間、上空から何かが飛来。ジェントルの前に降り立つとキメラの放つ光を握り潰す。その光景にヴィラン側が唖然とする一方で、その背中を目にしたジェントルは笑みを浮かべた。

 

「悪いな、時間を取らせた」

 

無問題(ノープロブレム)さ、タイミング的には申し分無いよゴジータ」

 

 黄金の炎と稲妻を纏い、翡翠の瞳でヴィランを射抜く。逆立った髪がそのまま怒りを現している様なゴジータの風貌に、スライスはそんなバカなと後退る。

 

「なん、で、なんでゴジータが此処に!? 彼処にはアイツが、ナインがいた筈だろ!?」

 

 動揺しているスライスの言葉に、ゴジータが応える事はなかった。ゴジータが気掛かりになっているのは後ろにある施設の恩師と子供達の安否だけ。

 

気の探知で彼等の無事を再確認すると、改めて二人へと向き直った。

 

「さて、お互い余計な前口上はいらねぇよな。お前らにも主義主張はあるだろうが………悪いが、聞く気はないぜ」

 

「くそ、クソッタレがァァッ!!」

 

 パチパチと稲妻が迸り、鋭い翡翠の眼光が二人を射抜く。自分達の頭とも呼べるナインは既に倒され、自分達もその瀬戸際に立たされている。

 

それでも、止まるわけにはいかないと、キメラはズボンのポケットに隠していたアンプルを取り出し、自らの首に突き立てる。

 

「ッ!? キメラっ!ダメだそれは!」

 

「黙ってろ! コイツを倒し、ナインを取り戻すにはこれしかねぇ!!」

 

「?」

 

 何やら特殊な薬物らしいモノを体内に注入したらしい。仲間の女が動揺している辺り、相当ヤバい代物の様だ。

 

瞬間、キメラと呼ばれる獣の男の気が膨れ上がっていくのを感じる。どうやらあのアンプルは使用者の細胞を無理矢理に活性化させ、個性を強化させる代物だったらしい。

 

仮に名付けるとしたら【ブースト】か。先の個性消失弾といい、キナ臭い話が増えてきたなとウンザリするゴジータを余所に、キメラの肉体は更に膨れ上がっていく。

 

「な、ナナナナインヲヲヲ、カカ返セェェェ!!」

 

 巨大化し、より鋭くなった爪で掴み掛かってくる。単独で一種の災害と化したヴィランを前に………ゴジータはやれやれと溜め息を溢し。

 

刹那、加速する。

 

「ッ!?!?」

 

「言った筈だぞ、お前達の言葉を聞くつもりはないってな」

 

 瞬間、ゴジータの肘打ちがキメラの腹部に突き刺さり、凄まじい衝撃が突き抜ける。一撃。キメラの耐久力を遥かに越えた一撃が、タフさがウリだったキメラの意識を刈り取り、特殊な薬物の力を披露することなく地に倒れ伏した。

 

「そ、そんな、キメラも一撃で……これが、ゴジー……」

 

 言い切る間もなく、背後に回ったゴジータの手刀がスライスの首もとを叩き、強制的に意識をブラックアウトさせる。流れるような作業、これがNo.1ヒーローの力だと、改めて実感したジェントルは最早笑うしかなかった。

 

「よし、それじゃあコイツらは俺がふん縛るから、ジェントルはラブラバと一緒に施設の皆の所へ向かって………」

 

「いえ、その役割は貴方が果たすべきでしょう。ここは私に任せて、ね」

 

 言外に、さっさと家族を安心させてやれ。そう語ってウィンクしてくるジェントルにゴジータは素直に嬉しくなった。

 

「………済まん。すぐに戻るから、此処は任せたぞ」

 

「任されたとも」

 

 駆け出し、施設へ向かうゴジータ。家族を思いやるその後ろ姿をジェントルは微笑みながら見送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くふ、くふふふふ、遂に、遂に手に入れたぞ!」

 

 某病院の地下深く。誰も立ち入ることを許されないその領域にて、とある研究者はほくそえむ。

 

「これさえあれば、ワシの………ワシとAFOの夢は更に高みへ至る事が出来る!!」

 

 手にしているのは赤い結晶。酸化し、経年劣化しても、色褪せることのない輝きにドクターは満面の笑みを浮かべている。

 

側に控えている小型の脳無、とあるヴィランの個性を複製し、“倍”にする事が出来る個性を使い、人知れずある施設に侵入し、ある物質の回収に成功した。

 

その施設の名は旧星の都。現在は使われる事はなく、嘗てのゴジータの過去が眠る場所。

 

「まさか、ワシが昔に不要だと捨てた施設の一つがあの様な改造をされるとはのぅ。姫野葵め、余計な真似をしよる。だが、今はその余計な真似に感謝しよう」

 

 そこは、ゴジータが戒めとして、忘れてはならない出来事として封印していた忌むべき場所。その地下にはゴジータ………後藤甚田が、ゴジータになるべく長年鍛え続けてきた禁断の地。

 

壁や床に染み付いた血は拭うことは出来ず、時間の経過と共に忘れられる筈だった場所。()()()()()()()()()、それこそが今回のヴィラン側の思惑であり、AFOの狙いでもあった。

 

“ゴジータの血”。嘗てない劇薬を手に入れたドクター、その笑みは何処までも喜悦に歪み、シリンダーに入っている無数の黒い脳無の培養液を震わせるのだった。

 

 

 

 

 

 





次回、巨悪。

「全ては、僕のためにあるのだから」

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