オーブ1000個使っても欲しいのが出なかったら逆に召喚されて件について 作:人中の蝮
今は時間が少ないから買うのは少し先になりそうですけど・・・皆様の中には買うという人はいますか?
俺たちはディアドラさんやナーシェンさんにノルンちゃんのおかげで敵に遭遇しながらも何とか最深部まで辿り着くことに成功してきた。
ここまで来れば後は親友の子供とニルス君を探しだせば後は元の場所に帰るだけ、出来る限りに急ごうと思いでその辺りを探し始めた。
この辺りは生死を彷徨っている人や亡くなっているけど余程の思いを残している人が辿り着く場所だ。厄介な者に遭遇しないうちに見つけたいなと思って探していると何か厄介な方を見つけてしまった。
何だろう、亡者なのは間違いないけどただの人間ではない。亡くなって亡霊は間違いないけどそれでも生前から人ではないと理解をした。それも神様の可能性が出てきた。
なんとなくであるけど漂う空気はツクヨミに出会った時みたいな感じがする。それにしても負のオーラと言うべきなのか何か災いを受けて闇落ちしたような神様に感じられた。
となるとかなり危ないのでひとまず逃げることも考えていたら目の前でとんでもない光景が写った。それは隣に親友の子供とニルス君がいたのだからもしかしてあの隣にいる者は助けようとして現れたのか。
または二人を何かをするつもりで現れたのか、ともかくすぐに俺は飛び出して二人の元に向かった。するとやはり現れたかと言ってきたが明らかに好意のような声ではなかったのですぐに警戒して俺は話を始めた。
「どうも初めまして、俺は吉田雅也と言います。その子達を迎えに来る為に参りました。出来ればこちらに渡してくれると助かるのですが」
「・・・我が名はエンブラ・・・そうね、返して欲しかったら一つお願いを聞いてくれるかしら」
なるほど何かしらをやれという訳か、でもそれをやれば返してくれるという。少し気になるけどこれに乗ることにしよう、安全に二人を助けられる方法かもしれないから。
その要件とはと尋ねてみるとまずはこの血を飲めと言われた。まさかの血を飲めとは嫌だけど従うしかないかと思いで飲み始めた。
意外にも血の味は悪くなかったけどこれで何をして欲しいのだと思っていたら向こうが少しばかり特殊な笑い方をしながら俺に言ってきた。
「この子は渡そう・・・何故ならばお前の身体をを頂くからな、恨むなら油断した自分を恨む事だな」
そう言ってエンブラは俺の近くで消えていなくなり何処に消えたと探してみると何処からか不穏な感じを感じられた。
この感じは間違いない、俺に憑依しようとしている。なるほど俺の体を奪って何かをしようとしているな、でも相手が悪かったな。
こう見えて憑依されるのは初めてじゃないだよ!3回目です、始まりはアフリマンと言う奴にそして二回目はロプッチに憑依されて色々と対策や憑依された時の対応を教えてもらっている。その時に使う機会があるかとツッコミをしたけどそんな機会が来てしまいました。
憑依してきた者達からだけど、それで憑依しようとしてきたエンブラを逆に捕らえることにした。すると精神内でエンブラが俺に対して慌てながらツッコミをしてきた。
「いやいや、憑依されているのになぜ意識を失わない、精神を乗っ取れないのだ。貴様は何者なのだ、少なくても只者ではないな」
「俺?・・・クックっクック、教えてやろう。我が名は吉田雅也、異世界より親友を助ける為に参上した者なり・・・後の細かい説明は既にしたことがあるから良いかな」
「いやいや、我は聞いていない!説明をしろ、人間。お前はどうして支配されないのだ。どんな理屈なのだ、さっさと説明しろ」
俺は素直に返事をした、慣れだとと言うとエンブラはそれで防げるかと言いながら怒っていたけど気にしないでと返事をした。すると向こうもこちらの対応するのが疲れたのか落ち着いてきた。と言うか飽きられているようにも見えた。
いつもの親友みたいだな・・・いつも飽きられているのかと思うと少し残念な気持ちになった。ともあれこれで無事に親友の子供とニルス君を救えたことだし後は無事に帰るだけだ。
・・・まあ、それが難しいだけどね。今の騒ぎで確実に気が付かれていると思うから急いで逃げないといけないけど子供に無理はさせたくはないからな。
そう考えている時にナーシェンが後はどうすれば良いかなと聞いてきたので俺は後は逃げるだけですと言ってから親友の子供を抱えて走り始めた。
仕事で重い荷物を運んでいた事がこんな所で役に立つとは会社は親友がドン引きするぐらいのブラック企業だけど今は感謝をする。
お陰様で上手く行けそうだと思いながら走り続けていた。体力は大丈夫かなと思っていたけど何とか脱出地点まで逃げられてそのままその場から元の世界に繋がる穴に入り込んだ。
するとエンブラが俺に対してまさか、このまま連れていくつもりかと言われたのでそうだよと言うとお前は頭がおかしいのかと言われたのでそうだよと即答してそのまま元の世界に戻る事に成功した。
俺にナーシェン、ディアドラさん、ノルンちゃん、ニルス君そして親友の子供は肉体が城にあるから今は魂だけの存在だけどいる。おまけに取り憑いてきたエンブラ・・・良し、全員いるなと確認した。
そうしたらディアドラさんからそれを取り憑いたままで本当に良かったのですかと聞いてきたので素直に別に良いじゃないかと返答した。
だって仲良くなったら面白そうだしと言った、それはそれとして早く親友とリリーナさんにニニアンちゃんを安心させたいから向かわないとそう思いながら向かおうとした時にニルス君から俺に話しかけてきた。
「あの・・・・助けてくれてありがとうございます。正直に言ってもう駄目だと思って諦めていただよね、でも兄さんは諦めないで助けてくれた。本当にありがとうございます、それと姉さんは無事なのですか」
俺は本当の事を話すべきかと考えてニルス君にニニアンちゃんが今どのようになっているかを説明した。するとニルス君の表情がみるみる青ざめて声を震えながら助かるですよねと不安そうに聞いてきた。
正直に伝えた、可能性は低いけど俺は諦めないでニニアンちゃんを助けてみせる。ニルス君をきさらぎ駅から救い出せた様にと真剣な表情でニルス君に伝えた。
ニルス君はしばらく目を閉じて考えてから俺に対してお願いしますとお願いをしてきた。勿論だと返事をしてからまずは親友と合流が先と考えて俺たちは進み始めた。
そうしてしばらく歩いてとうとう親友がいる城に戻ってきた。まずは親友の子供をもとの場所に戻さないと行けないなと考えて親友とリリーナさんがいる所に向かった。
そこでは自分たちの子供が目を覚まさないことで泣いて見守っている。見ているこちらも辛くなるけどなんとかなったから良かったかもなと思いながら親友の子供に自分の体に戻りなと言って元気にうんと言ってから元の場所に戻ると目を覚ました。そう言えば親友は霊感が無いから魂の状態だと見えていないのか。
すると親友にリリーナさんが驚いたと思っていたらすぐに嬉し泣きをして喜んでいた。泣き叫ぶのは良いけど俺の存在・・・気がついていないなこれは・・・まあ、見てやはり命を懸けた価値はあったなと思って見守っていた。
一緒に来ていたディアドラさんとニルス君はとりあえず親友にお願いしたい事はあるけど言わずに見守るのであった。そんな待ちながら俺はニニアンちゃんをどうやって助けるかを考えて待っているのだった。
ニニアンちゃんの症状は決して軽いものではないから知恵を振り絞って考えるのであった。