オーブ1000個使っても欲しいのが出なかったら逆に召喚されて件について 作:人中の蝮
色々とカオスな事になっていたがなんとか落ち着いてこれからの事を話し合いを始めていた。そして話を聴くと殆どの領土を奪われて撤退して残っている領土に帰り、そこから何とかしようとしていたらしい。
なるほどなと思いながらこちらの兵力や向こうの情報を少しでも良いからと言って教えてくれた。こちらは約2千の兵力に対して向こうは十万以上の兵力がいる。
その上で向こうのほうが精鋭揃えでそれらに対抗できるのはこちらは十人ぐらいしかいないという兵力でも負けて実力でも負けている状況らしい。
それでも負けずに戦う意思はあると言う、俺は後はこの辺の地図はないかと聞いて見ると親友がどうして地図を見るのかと聞いてきた。
「何故って、決まっているだろう。勝つためだ、地の利を得る為に少しでも情報が欲しいだ。もしかすると地形次第では十万の大軍と戦えるかもしれない」
「それは本当か!雅っち、どんな方法なんだ。頼むから教えてくれ。お前の軍略だけが頼りなんだ、教えてくれ」
「待て待て、それが出来るかを知る為に地形を知りたいのだ。まずは地図を持ってきてくれないか、ではないと判断ができないからね」
するとサクラちゃんがこの辺一帯の地図を持ってきてくれて俺は地図を見て色々と見落としが無いように調べていた。
その中で俺は気になる場所を指で指してこの辺はどんな場所だと聞いていった。そうして俺が出した答えは十万、全軍だと難しいがその半分までならば戦いができると考えた。
勿論、地形だけで見たらの話だ。実際は相手の実力によって必要な兵力は変わってくる、そして相手はどんな相手なのか。得意な戦法や戦い方など出来る限りを教えてくれた。
すると相手は戦術こそは上手いが重要なことを疎かしていることが分かった、それは物資の補給線などその辺りが弱点と見た。
ならば取るべき策はできる限り直接な戦いはしないで物資で打撃を与えて戦闘継続を不可能にさせること。これならば相手が十万と兵力がいても戦いができる。
それに相手はいろんな世界から集まった英雄たちと言えば絶望的に聞こえるかもしれないが逆に言えばそこまでの連携は取れないことでもある。
同じ国、又は同じ世界の人同士ならば連携は取りやすいだろうが違う世界の人までは取れない、多少は取れるだろうがスキは必ず生まれる。そこを付けばこの不利な状況を逆転できるかもしれない。
希望が見えてきたと思った瞬間に親友の伝令兵がこちらに向かってきて報告をしてきた。それは敵軍がこちらに向かって追撃をして来ていると言うのだ。数は3千とこちらよりも数は多かった。
それを聞いた他の者たちは慌て始めていたが俺はこの先にある小さな谷みたいな場所に誘導すれば勝てると思っていたのでその後に繋ぐことを考えていた。
親友が俺に対して何か策はないかと慌てて俺を掴んでいたが俺はあるから落ち着いてと伝えた後に皆に簡単に説明をした。
「今回の作戦を説明する、まずはこちらの2千を5つに分ける。疑問や質問は話が終わったら聞くので今は説明する。まずはこの先にある小谷みたいな場所で待ち伏せをする。リリーナさんは小谷の左で魔法部隊を率いて待ち伏せして下さい。右にタクミ君が率いる弓兵部隊も待ち伏せして下さい、兵力は500づつです」
それを聞いたリリーナさんにタクミ君は分かったと言ってくれたので次の説明をした。
「次にサクラちゃんとイレースさんが率いるのは敵を谷に閉じ込めるための部隊、左右の谷の入り口を閉じ込めるために申し訳ないですが250づつでお願いします。イレースさんは敵が小谷に入り終えたら落石で退路をそしてサクラちゃんは誘導する味方が小谷から出たら落とす様にその後は縄でも準備して降伏してくる者たちは助けてあげて下さい」
この説明を聞いた二人は了解しましたと言ったらここで親友が笑みを浮かべてこちらに伝えてきたのであった。なるほど釣りの伏せをするつもりだなと言ってきた。流石、親友だ。俺の考えが分かったかと思っていたけど一応、説明をした。
「最後に3千の敵兵を小谷まで誘導する餌部隊、数は残りの全員です。これは親友とフロリーナさんそしてナーシェンさんにこれを率いてやってほしいのです。俺は次の布石の準備をします、これでお願いできますか」
するとお前は戦わないかと言われたが俺は全然戦ったことが無いから足手まといになるだけだからと伝えたら親友が嘘だと言ってきた。
喧嘩やそれ以上の事をやっていただろうが嘘をつくのも大概にしろと言われたがそれでも次の布石の為でもあるから頼むと聞くとわかったと言ってくれた。
タクミ君がついでにその布石はなんの為の布石と聞いてきたので俺は答えた。
「奪われた領土を取り返す為の布石ですよ、その為には少しばかり小細工をしようとしましてだから戦いに参加は出来ませんがこの作戦通りに行けば勝てる相手です。俺はみんなが戦いに勝つと信じて待っています」
タクミ君が少しばかり納得している表情では無かったが了解したと言った。他のみんなは概ね納得してくれていたみたいで事は進んだ。
俺はみんなと一度離れて奪われた領土を取り返す為の作業を始めた。それは奪われた領土の近くにある村や街に車で走り声をかける為にそう、勝った後に敵を脅す為にいるはずもない戦力を相手に見せる為に。
その役割をやってくれる人を村や街などで集めた。武装は村や街などに残っていたみたいでそこの心配は無かった、それに元々親友を慕っていたので多くの者達が参加をしてくれた。
でもある人が本当に勝てるのですかと聞いてきたので俺は迷いもない声ではい、間違いなく勝てますと返事を返した。
俺は次の作戦に協力してくれる人達を確保したのですぐに親友達のもとに戻った。やはり勝つとは言ったが心配していないかと言われるとそうでもない。
戦いは必ず勝てるほど甘いものではないから俺は急いで車を走らせて戻ってくると遠くからでも聴こえるほどの勝鬨の声が上がっていた。
その声は天まで届くのではないかという程で大勝利をしたのだなとここからでも分かった。俺はホッとさせながら戦いに勝った親友たちの所に車で向かうのであった。
そう、奪われた領土を取り返す策を実行するために!
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