もう一人しかいませんね。
藍染惣右介です。
断界
「断界か。随分と、懐かしく感じるな」
「ホンマですねぇ」
「俺ここ来るの初めてかもしれん」
「拘突か」
「あかんあかん、行きましょ、藍染隊長。あれは理の側の存在、霊圧でどうこうできるもんちゃいますよ」
ギンさんが珍しくちゃーんと説明したかと思えば、なんか知らんが藍染隊長それぶち壊しやがった。ええ!?うそ、ええ!?君!即戦力!!とは言ってられず。拘突とやらがどんなものかくらいは知ってる。ただ…壊せるんだ。それ。ふっしぎー!
「何を恐れる、ギン。理とは、理に縋らねば生きていけぬ者のためにあるのだ。さあ、行こうか。理の果てへ」
「藍染つえー」
空座町 ら辺
「…空座町はあっちか。少し逸れたな」
「ま、拘突って言う奴が消えたんだししゃーなしでしょ」
「そうですよ藍染隊長」
「そうだな。すまなかった。少し歩こうか」
空座町
「場所移動激しくね?」
「しゃーないって」
「散歩も偶には良いだろう?」
「わ、みんな倒れてる!」
「何人か起き上がる者もいるようだが…」
「そないなこと、今はどーでもええでしょ?」
まあ、確かに。しかし、俺藍染のままで良いのかな…藍染に恨みはないけど。恨みないなら裏切らなくて良いか。よし、じゃあ藍染について行こう!!…あれ、もしかして倒れてるみんなって、藍染の霊圧によって倒れてる?もしかしなくてもそう?
「しっかし殺風景だな」
「さっき見た光景でしょ」
「俺が見た時にはバラガン暴れてたし、なんと言うか」
「ま、僕らもそんな長々と見てたワケやないけど」
「あ、高校生」
「現世学で聞いた時の服装とは少し違うな…」
「なんか陽気だし」
「陽気って言うより…走りながら倒れてる?」
「ギンさん、そりゃバカのすることだぜ。顔面から転ぶだろうし」
「それもそやねぇ」
「あ、女の子」
「君そう言う方向に目を向けるのやめてくれる!?」
「あまり感心しないな」
「アスファルトが途中で途切れてるのもなんか気持ち悪いし…」
「急に話変わるね君」
「もういっそここら一帯全アスファルトで良いんじゃない?」
「恐らく浦原喜助本人から費用が出されるだろうがね」
「待って…唾液垂らしてる女の子」
「やめぇ!」バチィンッ
「あいたぁっ!?」
「君邪な感情多いねぇ!ここで説法でもしよかぁ!?」
「ギンさんちょっときついぜ」
ギンさんきついぜ…きついと思ってる。死神で言えば俺は結構良い年齢過ぎてんだし…すけべジジイの立ち位置築いてもいいでしょ?みんなそう思ってるよ。浮竹…は違うな。京楽とかはさ!結構同意してくれると思うんだ!何せ千年生きてんだし!
「君ホント歳の割によねぇ」
「ギンさんきついって言ってるっしょ!?」
「よかった、起きてる人がいて!あんた、これがどうなってるかしらんか!?」
「近づくな。霊圧知覚を持たぬ人間は私の力を感じないが…霊体そのものが私の力に耐えられないのだ」
「藍染鬼つえー。怖」
「君段々適当になってるよね」
「…?」
「あら、向こうのほうにも起きてる子」
「…見覚えがある。あれは、黒崎一護の仲間だよ」
「可愛いね」
「…もう、何も言わんよ」
「瑠璃色金魚は恋焦がれる〜♪」
「お!この歌は…俺の知ってる!」
「ものだと良いね」
「違ったー!全然っ!違ったー!」
「…!」ズンッ
「なんだよこれ…!?」
「鬼ごっこじゃんこれ」
「アンタ無事なのかよ…!」
「そりゃ仲間ですから」
「あ、えぇ!?」
「大したものだ。ここまで近づいて、体を保っていられるとは」
「アンタ、誰…?」
「黒崎一護は、必ずここへ現れるだろう。新たな力を携えて。私はその力をさらに上を押し上げたい。君達の死が…その助けになるだろう」
お、今俺の紳士観念上見過ごせない台詞がありましたぞ?ちょーっと刀握ってるか。可愛い女の子は助ける。ワンダーワイスは…相手が無理。ちょーぜつ無理。この子も…多分無理。じゃーだめじゃん。刀握るのやめよ。もう無理。一刀火葬するしかない。
「あれ、逃げちゃった」
「追う必要はない。まずはこちらからだ」
「!」ドカーン
「お困りのようだね、ガール。そう言う時はヒーローを読むものだ。す」
「あれ、ドン・観音寺って奴ですわ」
「何者だ、君は」
「今俺説明したよね」
「この私を知らぬとは無知なボーイだ!テレビをあまり見ないのかね!?」
「こいつのせいでギャグペースになったぞ」
「いや元からや…」
「そろそろ、私の霊圧に耐えられなくなってきた頃か。いや、むしろこれまでよく耐えたと言うべきか」
「ほら、早く逃げなって!」
「…逃げる?それは、このヒーローに向かって言っているのかね?無知なガールだ。教えておこう。戦いから逃げるヒーローを…子供たちはヒーローとは呼ばんのだよ。観音寺・ボール!」フワフワ
「…?」パンッ
「超スピリチュアルステッ」
「よすんだ。人間如きが私に触れれば、存在を失うぞ」
…こいつみたいなの、どっかで見たな。って思ったら千年前の総隊長だった。あの頃の総隊長は…そう、例えるなら部下の命を犠牲に勝利を取るような奴だった。戦いから逃げず、己の全力を持って相手を消す…あの姿に一時期憧れていた俺は馬鹿だったと言うわけだがな。
「ほう…」
「松本さん…」
「間に合ったわ…っ」
「松本人志や…」
「ちょ、そこ!思いっきりギャグパートにしないでくれる!?」
「あ、すいません」
「乱菊…」
「逃げなさい。」
「な、何を言ってるのだねガール!?」
「あの三人は私が止めるから、あんた達はさっさと逃げろって言ってるの」
「やっぱりギャグパートじゃん!」
「うるさぁい!」
「間に合ったとは…今の人間達を逃すことに対してか?それとも、空座町を消して王鍵を作ることかな?」
「っ…」
「まあ、どちらにしても誤りだが。どうした…私と話すのは苦手かい?」
「藍染隊長。昔の知り合いがすみません。僕、あっちに連れて行きますわ」
「構わないよ。時間ならあるんだ。そこで話すと良い」
「お邪魔でしょ」
「そんなことはない…やれやれ。相変わらず面白い子だ」
「…ギンさんの身体にぶつけてちょっと痛いじゃ済まねえわ…」
「大丈夫か…なんて聞く意味はなかったね」
「回道あってよかった〜!」
ギンさんの全力速度(馬鹿早い)VS主人公=主人公の肩ぶっ壊れる
そんなもんです。ギンさん、初恋の相手に色々としすぎなんですよ。
おいギン、謝ってこい。何?今死んで霊子になってるから無理ぃ!?7代目か8代目に空気振動させる奴いただろ!連れてこい!