藍染の仲間じゃありません   作:覚め

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狐目「優しそうな十刃ねぇ…ノイトラ君とかがええんやない?」
とか言ってきそう。言うだろお前。


藍染に縋り付け。優しそうな十刃にも縋り付け。

虚圏

 

「わー何この建物」

 

「虚夜宮だ。建築に向いてる破面に任せてはいたが…できていたとは」

 

「驚きでしょ?でもねぇ。僕らも知らされとらんのよ。出来たこと」

 

「安心したまえ。出来ていなくても自分で作るさ」

 

「藍染さんが作ると黒棺になりそうですね」コソコソ

 

「…否定はせんよ」

 

ギンさんに縋り付けばなんとかなりそう。でもここに来るまでの間に教えてもらったことから、十刃に殺されないようにしなきゃならなさそう。最低でも卍解しろとのこと。嘘でしょ。卍解って、あの卍解?そう聞き返す気力はなかった。聞き返させてくれなさそうだったから。

 

虚夜宮

 

「君、始解は?」

 

「ないです」

 

「…あかんな…」

 

「目覚めろ、僕の都合の良いパワ〜!」

 

「そう簡単に目覚めたらええんやけどね」

 

「…大人しく刃禅でもしますか」

 

「頑張り」

 

精神世界

 

「…うっそ!はや!いやでも虚圏って聞いたところ霊子が多いから強化されるって言うし。浮竹さんも授業で言ってたし!」

 

『その通りだ。虚圏だからこそ、1度目で斬魄刀との対話が』

 

変なおっさんいるんですけど。誰?俺の精神世界におっさん置いたの。誰なの?え、可愛い女の子!とか、馬!!とかじゃなくて…おじさん?なんか、変な鎧着た、おじさん?いや、違う。声だけがおじさんなんだ。顔は若いんだ。多分、多分。

 

「名前は?」

 

『私の名は…』

 

「その前に顔見せて」

 

『…』スポッ

 

「うわ、ない」

 

『私の名は顔無(がんむ)。この名前のせいでずっといじられ続けていた…』

 

「他の斬魄刀に?」

 

『主に鏡花水月に…』

 

「かわいそうな奴」

 

『持ち主の霊圧でマウント、名前が現世のキャラと一緒だからと黒塗りにしてくる…』

 

「とりあえずこれで始解の条件はOKね。じゃあ帰るわ」

 

『始解の能力と解号を…行ってしまった』

 

虚夜宮

 

「始解完了!」

 

「おめでとさん。じゃあ先ず見せて」

 

「わかりました!…あれ、どうするんですか?」

 

「解号とかは?」

 

「え、何それ」

 

「名前呼べば出てくるんやない?」

 

「そうか!…顔無!」

 

「おー、変わったね。で、能力は?」

 

「…折れても治るとかになりませんかね」

 

「聞いてないんかいっ」ズコッ

 

「もっと主張激し目でも持ち主は困らんのよ顔無〜」

 

『あ、そう?それでは…』

 

「ふむ、能力は…他の斬魄刀を強制的に始解にする、らしいです」

 

それを言うと、ギンさんは驚いた顔をした。そんな始解あるんやねぇ、とか。まあ卯ノ花隊長とかだったら…いや無理だ。体術と鬼道で殺されそう。それで済めば良いかな。始解が戦闘向きじゃない死神相手には通用するけど。俺たちが相手するのって虚とかなのに…

 

「虚を落ち着かせる能力とかだと便利やったろうなぁ」

 

「そう言う能力ない?…ないそうです」

 

「内装はないそうです、なんちゃって」

 

「それは━この虚夜宮のことを言っているのかな、ギン」

 

「うぉぁびっくりしたぁ…引っ越してばっかなんですから、当たり前ですって」

 

「急に鈍った」

 

「確かに…」

 

「藍染はん!?」

 

「とにかく、崩玉の実験をする。見てみるかい?」

 

「…ついて行ったら殺されるとかありませんよね。十刃とかに」

 

「されたくなければ強くあれば良いだけの話だ」

 

「じゃあ卍解覚えるの先ですね」

 

「そうか。ギン、行くよ」

 

「僕もですか…」

 

「…うおおお!飛び級して卍解行け!おら!行け!始解しても刀の形が変わらねえんだから変われ!変わってお願い!」

 

『いや、始解した状態だと無理だぞ』

 

「なんで!?」

 

『私の能力は私にも通用するからな』

 

「何?じゃあガチで飛び級しなきゃならないと?」

 

『そもそも直ぐに卍解できると思うな』

 

「じゃあ今から十刃にお前折ってもらうわ」

 

そういうと大人しくなった。やっぱ折られるのは怖いよね。とりあえず折るのに躊躇なさそうな…七番のハゲ頭にしようかな。卍解断るんだったら。まあ最もそれが出来れば苦労はしないけどさ。とにかく卍解ですよ!卍解しなきゃ死ぬんですからね!!

 

「オラ、頑張るんだよ!具象化しろ!」

 

『ま、待て!揺らすな!死ぬ!』

 

「あのオレンジ髪の侵入者は六番隊員曰く浅打だったし、更木隊長相手にも始解だったことから(隠密調べ)あいつも数日で卍解したんだよ!テメーも出来るだろ!」

 

『特殊事例をあげるな!無理、吐く!』

 

「全く!屈服となんかなのは知ってんだよ!」

 

『それは知っていないと同義ではないか』

 

「オレンジ髪の人は直ぐに来るだろうとか言ってるしさー?この事に十三隊は直ぐに動くとか言うしさー!」

 

「そうとも限らない」

 

「うわびっくりした。貴方だれ?」

 

「第4十刃、ウルキオラ・シファーだ」

 

「…」

 

『な、なんか不味くない?』

 

「先程貴様の言っていた侵入者は黒崎一護と言う。その黒崎一護は自分の仲間が傷つけられない限りは来ないとも分析されている」

 

「いつのまに」

 

「そして十三隊だが…四十六室が全員消えたこともあって、直ぐには動き出せまい」

 

ウルキオラ君が細かく説明してくれました。ありがとー!大好き!と言って抱きつこうとすると、攻撃するのかと思った、と言う理由で足に強烈な蹴りを頂きました。お゛ぅ゛っ!?…ですがこれくらいでへばってられません。卍解、最優先。

 

「ところで卍解の仕方って知ってる?」

 

「…貴様死神なのに知らないのか?」

 

「うん」

 

「なぜ?」

 

「そもそも卍解する気なかったから」

 

「そのような奴に教えても無駄だ」スタスタ

 

「あー待って!だって卍解って出来れば歴史に名を刻むんだよ!?例外なく!そんなすごいやつを自分で使えると思ってないからね!普通は!!」

 

「死神にとっては基礎知識のようなものだろう」

 

「…ウルキオラ君嫌い!」

 

「構わん」

 

「ちょ、構ってよ!?お前どーせ友達いねーだろ!ぼっち!」

 

「いる」

 

「俺いねえ!」

 

「知らん」

 

「…なんでだよ!」

 

「だから知らないと言ってるだろう」

 

「チクショー!」

 

「何をやっているんだ貴様は…」




ウルキオラ君は最後の罵倒しようとしてできなかった場面を、感情が理解出来ないので普通に脅し的な何かだと勘違いしています。友達いないだろに関してはヤミーがいるので。
後鏡花水月は性格悪いです。はい。だって、藍染から生まれた斬魄刀でしょ?
性格悪いに決まってるじゃん。
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