空座町
「滅却師!」
「石田雨竜です」
「ザエルアポロの目的、俺とロカ嬢が何故こいつと共にいるのか、あの死神の目的は何か…違うか?」
「正解ですよ」
ふふん、これでもかなり生きてるからな。指パッチンしながら優雅に鼻歌でも2、3曲歌いたいくらいだぜ。ふんふんふふーん…あれ、続きなんだっけ?現世の曲って虚圏に移り住んでから全く入ってこないからな…破面1人行かせようかな
「…滅却師の貴方が、ここに来てくれたのは幸運だったのかもしれません」
「おや、色々と考えてたらなんか話進んでたね?」
「魂を切り裂くものを今お持ちでしょうか…」
「ゼーレシュナイダー…あれか、滅却師唯一の刃を持つ武器か」
「ザエルアポロの記録か…それで、これをどうするんだい?」
「その武器で、私を切ってはくれませんか」
「滅却だからな滅却師は。消えるぞ」
「虚を滅却するのは滅却師として何ら問題ないかと…」
「おっさん、この斬魄刀みてーには…ぁ!」
「どうしたんだねボーイ?」
「…痣城の奴…斬魄刀盗んで行きやがった…!!」
殺して然るべき。今から我が徒手空拳でぶち殺してやるわ。脳髄どころか脊髄血液全て抜いて生姜焼きにして食ってやる。お前の髪の毛はサラダ代わりだな。クソッタレ…虚の理論で行けば強くなれるんだがなぁ〜!はークソ。
「!もしや石田ボーイの剣は」
「違う」
「な…まだ全て言っていないぞボーイ!」
「ロカ嬢はそれで良いのか!?」
「覚悟は…」
「覚悟など良い!!ロカ嬢がそれで良いのか聞いているのだ!」
「…すまんね滅却師、少し席を外す」
「構いませんが…」
「ありがと」
数分後
「ただいま!!」
「はやっ!?」
「今すぐ車出せ!死ぬぞおい!」
「な、何を見てきたというのかボーイ!」
「あ、あれは…グレネード…ランチャー…!?」
「ええい!なり振り構うものか!破道の」
「━盃よ、西方に傾け!」
「ふおっ!?」
「これで少しは時間を稼げる」
「お前は馬鹿か」
「はぁ?一体何を━」
「石田ボーイ!前からも来たぞ!!」
「破道の」
「ボーイ達!私の妙案に任せたまえ!」
「ぁあ!?」
「ま、まさか…」ガゴンッ
「いやぁ!線路の上!?」
「特急…!」
「身を低くしてください!」
黒膣
「こ、ここは…一体!?」
「さっきチラッと見えたが…空座町やばいな」
重霊地だったか、十霊地だったかは知らんし忘れもしたが、とにかく変な名前が空いているにしてもかなり崩壊しかけた空間が見えた。どっちにしろやばい、という意味だな。そこら辺歩くと暴走族、逃げれば線路、さらに逃げれば黒膣…どんな日だってんだ、今日は
「生身でここに来るのはあまり良い気分じゃないね」
「黙ってろ滅却師。俺は毎回ここ通って現世とか行ってんだぞボケ」
「は?」
「け、喧嘩はよすんだボーイ達。せっかく助かったのだからな!」
「うっせジジイ!」
「じ、じじい!?ボーイ、人に対してそんな言い方は」
「貴方、結構お年寄りでしょう」
「ぬぉ!?石田ボーイまで!?」
「ところで、なんだが」
「なんです?」
「なんだねボーイ」
「俺の記憶違いじゃなかったら…なんだけどな?」
「焦ったいですよ」
「更木剣八とザエルアポロがここに居たはずなんだが」ズドォンッ
「ま、まさか…!?」
「まずいな。こっちに来るぞ!!」ズドォッ
「ぬ、ぬぅ…置いてけぼりな気もするが、これはこれで」
「良くねえだろ!つーかなんでザエルアポロの奴は自立して動けてんだよ…おかしいだろうが…」
「い、いかん!子供達がバット・スピリッツに食われている!!」
「あれが供給源、ピカロ共の馬鹿が…!」
簡単に人の後ろをついて行っちゃいけませんって、ハリベル使ったけど伝えただろうが!それよりもあのザエルアポロ…あれ、シエンか。どっちでも良いや。シエンの手からピカロを取り出さなきゃ永遠に追いかけてくるぞ…観音寺の着眼点には感謝するぜほんと
「やばい。痣城も2人を仕留めに来てやがる」
「…それだ!」
「もう案が浮かんだのかねボーイ!」
「はい!これなら確実でしょう!」
「キャッチは任せな滅却師!」
「ギリギリを走ります、観音寺さん!」
「…分かった!!」ギュルルル
「射抜けよお願いだから…」
「行った!」
「よーし来た!縛道の」
「任せてください」
「ぅうん!」
「唸らないでくださいよ」
「唸るわ普通。活躍なんもできてないじゃん」
「良いじゃないですか…」
「子供達は無事かね、ボーイ!」
「無事です!」
「ハンドル切れ!」グイッ
「ぬぉ!?」ギュォォオン
「お、おい…王虚の閃光はいかんでしょ…足止めしてくらぁ!」
「観音寺さん…スピードを緩めて、いつでも止まれるようにしてくださいね」
「ドロップキック!」
「君か…邪魔だ!」バチィンッ
「ぅおっ!この…ってはやいって!」
ザエルアポロの足止めなんて考えるべきではなかった、と言えば事実だろう。羽谷締めだろうとなんだろうと、腕をもがれたりしている。崩玉がなければ確実に死んでいただろう。このままでは崩玉があっても死ぬかもしれないが…ね。
「またんかワレェ!」ゲシィッ
「貴方も、僕の邪魔をするのかい?」
「たりめーだ、馬鹿」
「そうか…なら、虚圏にでも飛ばしてしまおうか」ドンッ
虚圏
「っおー…ガチで来ちゃった」
「大丈夫ですか…?」
「ロカも来た…こりゃ、どーも」
「どーもです」
「じゃあ俺逃げるから。お後は夜路四苦!」シュンッ
「えっ」
数分後
「君が来てから五分と言ったところか?」
「シエンさん…」
「ここにはあの男はいないのかい?いると思っていたんだが…」
「いるぜ、ここにな」ヌッ
「!?」
「俺の仮面を虚が被るとどうなるかなんてのは言ってなかったよな」
「な、何を…」
「被った虚を吸収しちまって、その虚の能力を解放したら使えるようになっちまうんだ」スッ
「な、な…!離せ!何故だ、何故だ!!」
「崩玉の力よ…お前の能力ほとんど吸い取ってトンズラこかせて貰うぜ!!」
「…と、喚けば満足かな?」ギュォォオン
「そんな…」
「確かに、僕の力の半分は取られた。解放しても元のような能力は何も使えないだろうね」
「っ!」
「だが、君相手にはそんなものはハンデにすらならない。君が弱すぎるからね」
「さっきも言った…王虚の閃光はなしだろってな」
「流石に倒し切れなかったか…」
「ロカ」
「なんでしょうか」
「霊力の補充は俺がやろう。最速でダウンロードしろ」
「…はい!」
今日の補足
虚の仮面にそんな効果あったの!?←あるわけない。崩玉サマサマ、という奴です。
崩玉はガチ。崩玉はドラゴンボールで言うところの、常時七つ揃っているドラゴンボール。しかも神龍呼ぶ必要なし。
そんなもんです。そんなもんだから何できても不思議ではありません。