逆に考えるんだ。
斬魄刀以外のクソ技を身に付けても良いのさ…と…
流魂街
「赤ん坊十体集めて」
「何してんだ死神のにいちゃ」
「そこから親に捨てられた憎しみだけを取り出す」
「…兄ちゃん、本当に何やってんだ?」
「そしてそれを…斬魄刀にズドーン!!」
「何やってんのぉ!?」
四番隊隊舎
「言っても良いんですよ。総隊長に」
「マジで泣くんだけど」
「それでは…」
「結局は戦線復帰か…つーわけでテメーらベホイミ」
どこからか、そっちじゃねーだろ怪我なんだよHPじゃねーんだよって声が聞こえる。知らん。俺が今貴様らを治してやっていると言うのに文句を言うな。毒流し込むぞ。このクソガキが。と思って声の主を見ると、斑目だった。まだ入院中の十一番隊士の見舞いに来ているらしい。
「最近勇音が冷たくてね」
「何やった?」
「赤ん坊十人集めた」
「…その結果は?」
「ちょっとした化け物作っちまったかなぁ…」
「どんな風に?」
「赤ん坊十体の憎しみを斬魄刀に入れたんだわ。そしたらさ…」
「どっちのだよ」
「元からある方」
「どう変わったんだよ」
「まず中の人が変わった」
「だろうな」
「結果能力も変わった」
「具体的には」
「こつん」コツン
「ん?」ズガガガァッ
なんか、俺の切ったところが連続で切り付ける感じになっちまった。某釘でパンチするようなことになってしまった。北斗でもグルメでもなんでもねえのに、それっぽいの手に入れちゃった。どーすんのこれ。卍解までは影響なかったけどさ…
「卍解は変わってねーんだ」
「そうなんだわ。斬魄刀の強制始解はどうやら健在っぽいし」チラッ
「だろうな。鬼灯丸なんか伸びてるし」
「大体始解と卍解に繋がりあるって聞いたんだけど…俺の場合魔改造のしすぎかなんかでそんなのなくなってるし」
「え、何それ初耳」
「…お前の卍解も、2段階詠唱的なあれじゃねーの?」
「んなバカな…流石にそれはないだろ」
「ま、だろうな。ちなみに強く振ると切り付ける回数も威力も増します」
「もうお前がバケモンで良いんじゃねえかな」
「総隊長から逃げ切った時くらいだよ。化け物呼ばわりされてたの」
「…あの総隊長から?」
「大変だったよ?入隊させろって切り掛かったら他の隊長が斬り捨てに来て、それ避けて届きそうってなったら残火の太刀だもん。泣く涙も一瞬で消えたわ」
「あんたすげーんだな」
「最も、その後ユーハバッハが来たんだけどな」
「はえー」
そのおかげか知らんけど入隊できたし。あんなバケモン集団にどうやって勝つ気でいたんだよ。マジであいつら頭イカれてるわ。イカれてるって言うか、イカれてないとできないって言うか。何を考えてんのかね。ほんと不思議
「…すっ」ズッ
「急に仮面被るなびびる」
「俺の喉元にある崩玉、ほんとなんとかならねーもんかな。いまだにビビられるんだよ」
「隊長としての威厳だろ」
「尊厳を守りたいの」
「強けりゃどっちも手に入ってくる」
「バカにしてんのか貶してんのか聞かせてもらおうか」
「って、もうこんな時間かよ!隊長にキレられる!」ダッ
「どっか行っちまった…」
「隊長」
「勇音か」
「何してるんですか。そろそろですよ」
「…なんかあったっけ?」
「取材ですよ。前回約束したじゃないですか」
「え、したっけ?」
「隊長が出て行った後に私が」
「隊長ってなんだっけ」
「お仕事のお役職ですよ」
「院長なら給料もっと高くてもぐぇっ」
「何言ってるんですか。それは現世の話です」
「泣いちゃうよぉ…」
「あ、あの!」
「花太郎」
「山田花太郎じゃないか」
「隊長達がお疲れだろうって、皆さんから」
「なるほどな」
「隊長も慕われてるんです。仕事をしてください」
「…」ググッ
「隊長…その…現世の食べ物は苦手ですか…?」
「うん…」
たまにあるコリっとした奴とか、よくわからん噛んでも噛んでも食うタイミングがわからない奴とか、ブニョブニョの肉とか、意味のわからんくらい硬い食べ物とか、誰が食うのあれ!?しかもしかも、たまに食当たりとかゲロまずい物もあるし…
「ほんと、ごめんね花太郎」
「あ、いえ、良いんですよ」
「ありがとね〜」
「…海鮮丼ですよ?」
「骨あるじゃん」
「え゛っ」
「鯨とか入ってない?」
「入ってないですよ。いつの時代ですか…」
「まじ?タコとか、いくらとか、後…」
「好き嫌い多すぎです!!無理やり口に入れますよ!!」
「はっはっはっ…縛道の九十九 禁」
「ちょ」ギュッ
「…花太郎。兄が優秀で比べられることもあるだろうに、いつも頑張ってる貴方への褒美としてこの海鮮丼を差し上げます」
「あ、はい」
「ずる!?」
「それでは」ダッ
「ちょっと隊長!!縛道消してから逃げてください!!隊長!!」
「ああ、ごめ」ガシッ
「捕まえましたよ隊長」
「勇音ってさ、俺が隊長になってから随分と絡むようになったよね。卯ノ花隊長だとこんな風に絡めないから?」
「卯ノ花元隊長は尊敬してますけど、貴方のことは…」
「嘘でしょ…」
その瞬間、妙なことが起こった。なんだかよくわからんが、瀞霊廷夜になってね?…なんか、外界と交流できなくね?…なんか、滅却師いるくね?高い場所にいるくね?…とあれば行くしかあるまい。お祭りの時間ですよぉぉぉおぉぉごっ…コケた
「久しぶりだなぁユーハ!」ザンッ
「貴様か」
「貴方は…」
「だから俺は言ったんだ。滅却師は現世にいようがどこにいようが殺すべきだって…結局こうなる」
「ほう…貴様にそんな意見を言える権利があるとはな…」
「陛下、ここは僕が」
「石田雨竜…良いだろう」
「…」
「貴方には、あの剣八の時に助けていただいた恩がある…だがそれはそれだ」スッ
「確かに、滅却師には俺も迷惑かけられたしなぁ…」
「!」シュンッ
「縛道の八十一 断空 80枚重ね」バンッ
「クッ…」
「寄るな石田雨竜。滅却師が感染る」
主人公の滅却師観
触れたら感染る。撃たれたら消える。断空は効くやつと効かないやつがある。