藍染の仲間じゃありません   作:覚め

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やあみんな。一年振りで悪いが閑話休題だ。
つまり無駄話だな。
時期としてはパラレル時空として、平和に(ここ重要)四番隊隊長になった話。滅却師はまだ来てないよ!


閑話

「…なあ、勇音」

 

「なんでしょうか」

 

「俺剣八になりたい」

 

「やめてください隊長」

 

卯ノ花隊長が更木剣八への恋心募らせすぎて、ビル群の中を通る隙間風のような勢いで剣八の名を取り戻し修行し始めた時に渡された隊長羽織は、未だ無傷で。俺も、虚と仲が良かったりするんだがそれも許されて。卯ノ花に勝てたら全面許す、負けたら四番隊隊長。負けました。

 

「勇音はさ、俺のことどう思ってた?」

 

「え?」

 

「お前が入隊した時からいるじゃん。そん時の印象とかさ。覚えてなければ覚えてないでいいけど」

 

「え、えーとですねぇ…」

 

勇音が悩むこの昼時。何処かのどかで。まあこの会話してるのは自称軽傷の十一番隊を治してやってる時だが。ちなみに、こいつらが毎日の患者であり、ほら。あそこの二人。仲良くなってる。なんなら最近飯を食う時に笑顔で話し合ってるらしいぞ。出会いの場じゃねえんだからさ。

 

「…そう、ですね。こう、怠惰な人だと思いました」

 

「怠惰かぁ」

 

「私よりも前からいる人から聞いても同じように返ってきたと思います。昇進の意欲がなく、勤めている時間だけは長い人だと。」

 

「キッツ。俺こんな打たれ弱かったか?」

 

「だから、便白さんが隊長に指名された時は荒れたんです。虚圏に住んでいた、しかも藍染の元にいた。そんな人を隊長にしても良いのかと」

 

妥当だ。だって、俺だって嫌だもん。歴代最悪の悪人の手下が隊長って、嫌だよ。しかも死人の刀携えてますって…殺す気?役満だよ。組織としてどうなの?治安維持隊に殺人鬼しかいないようなもんだろ?…そんなもんだったわ、護廷十三隊。あの頃は苦労しました。何度死ぬかと思ったか。

 

「…でも、そんな声を消し去ったのは、卯ノ花隊長でした。」

 

『彼は医療従事者としての実力は確かに勇音にも劣ります。ですが、彼の剣技は我々隊長格にも匹敵します。十一番隊で適うものなど、更木剣八しかいないでしょう。私が抜け、勇音が隊長になり、十一番隊の方々が我々の意見を聞きますか?』

 

「そんなことあったんだ」

 

「はい。更に、他の隊にも臆せず意見を述べられるのは今の四番隊では貴方だけだとも」

 

「ま、ひよわばっかだしなぁ」

 

「まあ、私には不安を言ってはいましたが」

 

「勇音、そう言うのは良いから」

 

「あ、すいません」

 

十一番隊を蹴り飛ばし、帰らせる。今日の虚討伐で大きなものはないし、十一番隊の特訓とやらもそろそろ締め切り。さあ、と気を入れ直す。クソッ。勇音に言ってた卯ノ花隊長の不安が若干気になる。リーダーシップか?勝手に飛び出るところか?自由に動くところ?回道の腕??

 

「…今の印象は、頼りになる隊長です。その場で回道の腕が立つ者を近くに置いて、反抗して来た方を切り伏せる。その後に『治せ。ここで殺人事件を起こす気か?』と言った時は歓声が沸いたんですから」

 

「悲鳴だよそれ」

 

「その噂が広まったおかげで、我々が隊長の名を出すだけで相手は我々の言うとおりにしてもらえる。嬉しい限りです」

 

「そうかい。そりゃ良かったけど。お?」

 

「…更木隊長ですね」

 

「…」

 

「頼りになる隊長。行きますよ」

 

「ねえ俺泣いて良い?そう言うことをさ、するためにお膳立てしたの?」

 

「…怪我した。治せ」

 

「なんでだよ!!そもそもお前ら、卯ノ花隊長がいるじゃん!!」

 

「ぁあ!?その隊長にここで治してもらえって言われたんだよ!!わかったら、とっとと治せ!」

 

治せと言われたので治す。打撲の傷があって、切り傷はない。うーん、他にあるとすれば、古傷くらい。こいつやっぱキモい生態してんなぁ。皮膚取ってマユリに出したら防御服作ってくれるんじゃないか?…後で頼んでみるか。あいつもあいつでやばいことしてたはずだし。

 

「全力ビンタ!!」バシーン

 

「っだぁ!?」

 

「湿布だ。明日来たらもっと強めにしてやるから、さっさと帰んな」

 

「怪我人にすることかよ」

 

「勇音、言ってやれ」

 

「卯ノ花隊長のお話、また機会があれば」

 

「わかってるよ」

 

「…勇音。俺が言って欲しかったのはもう来んなとかだったんだが」

 

「だって、怖いですし」

 

「俺が死んだらお前が隊長なの!強くなって、回道の腕も強くして!あいつに啖呵切れるくらいじゃないと困るの!!」

 

「ええ!?」

 

さて。こうして四番隊の1日が終わる。

 

「こんにちはー!」

 

はずだった。勇音は今日寝かせてあげようとして帰したし、完全に俺宛である。書類仕事を片付けている時に来るとは。誰だ。扉を開ける。十一番隊の方々。閉める。扉ドンドン。開ける。変わらない光景。閉める。扉の下から紙が送られる。開いて読むと、こう書かれていた。

 

『道場破りです。死ね』

 

「…全員、表に出な。木刀で良いか?俺は竹で行くが。お前ら、負けたら書類仕事手伝えよ。ほれ、着いてこい。何、病院の長が患者を増やすような真似はせんよ。」

 

その後、修練場をお借りして、卯ノ花隊長の目の前で全員倒した。全員俺の回道で治した。どうやら卯ノ花隊長の斬撃を2度防げた奴が俺のところに連れてこられたらしい。あの人鬼だよ。そして翌日。

 

「…チッ。お前ら字汚ねえなぁ」

 

「「「「はい!!すみません!!」」」」

 

「た、隊長…?」

 

「…勇音、これは違うんだ。訳があってだな」

 

「凄い…十一番隊を従えるなんて…!!」

 

「やめて、違うの。勇音、あ、ほら。見てよ。あそこで喚いてる奴いるからさ。注意しに行ってよ」

 

「おいクラァ!便白隊長のお膝元で何してんだお前!」

 

「ぇ!?じゅ、十一番隊が、なんで!?」

 

「ちょい、勇音」

 

「これからも頼りにしてます!隊長!」




翌月。九番隊にクソみたいな質問をされる。
報告としては、普通にこれから藍染が出てくるまで主人公サイド暇なんですよね。そういうわけで、ちょっと閑話休題が多くなると思います。
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