藍染の仲間じゃありません   作:覚め

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だって、浮竹が死ぬ以外にイベントないし…
虚圏にいた頃の話


閑話休題3

「なあハリベル」

 

「なんだ」

 

「俺、すごいことするって言ったじゃん」

 

「そうだな」

 

「すごい?」

 

「…まあな」

 

崩玉を手に入れ、そのまま虚閃を放てば。なんか、こう、虚圏の山みたいなところが削れた。王虚の閃光?無理無理、十刃じゃないし。いやでも、ほんと、すごいよ。なんで俺にこんなことできたのか疑問なくらいすごい。崩玉つええええええ!これからも崩玉で頑張ろうぜ!!

 

「…ところで」

 

「?」

 

「藍染はどうなった」

 

「マジか。でもまあ教えてやる。多分幽閉される。何年かは知らんが、どーせ死なないしな、藍染」

 

「だろうな…それで、その崩玉の調子は?」

 

「良い感じ。俺自身霊圧少ない方とか思ってたけど、崩玉も覚醒してるし。補ってくれて満足!」

 

藍染からのストライキで手に入った崩玉。こいつがなかなかどころか、めちゃくちゃ良いもので。藍染や浦原が言う、崩玉の意思は全く感じ取れないが、まあそう言うのは強い奴がやることだし。感じ取れなくても俺からストライキしてなきゃ問題はない。

 

「…なんだ、この音は」プルルルルルル

 

「俺の奴だ…まだ連絡きてる…」

 

「死神も人手不足なのか?」

 

「えっと…うわ、勇音と卯ノ花隊長からだ」

 

「…内容は?」

 

「たまには顔見せろって。」

 

「まるで実家だな」

 

「実際実家だぞ」

 

「そうか実家だったな」

 

「…そうなるとここは俺の家か」

 

「借家だぞ」

 

「お前、現世について結構詳しいな」

 

アパッチ、ローズ、スンスンの三人がこちらを睨んでいることを無視してハリベルと話し続ける。…なんでだろうか。話が進む度に三人の距離が近くなってきているのは。ほら、アパッチなんかもう虚閃打ちそうだよ。まったく。どうなってんだこの従属官等は。

 

「アパッチ、抑えろ」

 

「っ…」

 

「全く、野蛮な方。男に好かれなくて当然」

 

「好かれなくたっていいんだよ!!」

 

「騒ぐな。鬱陶しい」

 

「胸がでかいと余裕ができるんだな」

 

「なんだとぉ!?」

 

「貴女も騒がしくてよ」

 

「今のはこいつが悪いだろ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「解せんな。何故そうまでして胸に拘る」

 

「…ハリベルがこれ言うとさ。ギャグにしか聞こえねえんだよな」

 

「ハリベル様のお言葉をバカにしたか?」

 

「アヨン出そうぜ。そんでこいつ殺そうぜ」

 

「馬鹿。その後治すのは誰だと思ってるの?」

 

「こいつ」

 

「やめないか三人共。死神とまた争うつもりか?」

 

「ぐっ…」

 

「それもそうですが」

 

「矛は納めてあげます。」

 

「やっぱこいつら面白いよな」

 

と。そんなこんなしてると、珍しい訪問が。藍染投獄後、ずーっとそこら辺走ったりしてるグリムジョーだ。ドカンと大きな音を出して壁ぶち破ってきたな。治すの結構大変なんだぞ。周りを見渡すな。まるでここがどこかもわからんような顔をすんな。てめえわざとだろ。

 

「これで何度目だ。」

 

「さあな。数える気にもならねえよ」

 

「おーい!土木破面〜!仕事できたぞ〜!!」

 

「藍染が消えてからも仕事ができるんだ、良いだろ」

 

「だが彼等も先の戦いで崩れかかっている虚夜宮の維持や復元にも手を焼いているはずだ」

 

「そうだぞグリムジョー!」

 

「お前、外の壁からここまで一直線に走って来ただろ!」

 

「そのような方が、何度も何度も…」

 

「素材ここに置いとくぞー!…ルドボーン!お前も何体か出せ!」

 

「ルドボーンをアゴで使うとは」

 

「あいつほんと便利だよな。最近、部下を作るスピードも早くなってるし」

 

「げぇっ、あいつまだ増えんのかよ」

 

「この壁を治すことで部下の練度が上がるとか言ってたからいいけどよ。それでももう少しは頻度抑えろ。今月何回目だ言え」

 

「だから数えてねえんだって」

 

「うわもう来た」

 

さて。ルドボーンが治している間に、俺たちは茶を啜る。茶葉?そんなもんお前、一番隊副隊長の、あの人だよ。えーと…いかん、世話になってるけど毎回名前忘れる。まあ良いか。つーかルドボーンどこにいた?適当に大声で言っただけだから、声が届く距離にいたのか?

 

「辞世の句でも詠むか」

 

「どんな句だ」

 

「貴方の背 私は追うと 進まぬ手」

 

「今までに詠んだことは?」

 

「ない」

 

「それを辞世の句とは呼ばねえぞ」

 

「その通り。」

 

「私が手本を見せてやる」

 

「別に良いぞ。ポエムになりそうだし」

 

「なんだと!」

 

なんてことだ。ローズが虚閃を放って来やがった。短気だなホント、マジで。いやでも…うーん。ルドボーンの部下に当たらないよう飛ばしたけど…また蓋が壊れた。ルドボーンも見えただろうから、早めに治してくれるだろうか。いやでもなぁ…そろそろルドボーンから愚痴飛んできそうな勢いだなほんと。

 

「どうしてこうなるかね」

 

「すまない。私が抑えなかったせいだ」

 

「良いよ別に。俺も煽るつもりで言ったし」

 

「そういうのはやめろと言いたいが」

 

「そういう性分だろ。治らねえよ」

 

「グリムジョーもだな」

 

「あ?」

 

「ん?」

 

「…やめてくれ」

 

ハリベルの懇願によって戦うのをやめる。仕方ねえなぁ…そんなことより。俺としてはあの三人をどうにかして欲しいのだが。一度撃ったらもう2度も3度も変わらないと言う暴論を振りかざしてきやがって。泣くぞ。

 

「…なんだルドボーン。言いたいことがあれば聞くぞ」

 

「出来れば、もう少し私の部下を巻き込まないようにしてもらいたいのですが」

 

「無尽蔵なんだろ、いいじゃねえか」




ルドボーン「無料の労働力としてカウントされている…!?」
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