藍染の仲間じゃありません   作:覚め

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それっぽいタイトルにすると、なんだか乙女アニメのヒロイン死亡みたいな、そんなやつに見える。


浮竹最後の願い、力の奔流

「ミミハギ様 ミミハギ様 天より降りし 神の手の御眼の力を差し伸べた給え」

 

始まった。ので、俺は適当に滅却師を刈り取りたいのだが、とうにも。隠れるのが上手いわ、まだ隊員が何人か近くにいるわで。邪魔だな。初代みたいに、仲間を仲間とも思わずやっても良いんだがな。こう、時代がそれを許さん。難儀な時代になったものだ。

 

「ごぷっ」

 

「!!」

 

「なるほど」

 

浮竹は霊王となり、世界を留めに行った。勿論、あれを霊王と呼ぶには抵抗があるし、あれを浮竹と言うことにも抵抗はある。と言うかあれはなんなのか。まあ触らぬ神に祟りなしとも言う。南無南無。しかしまあ、愚かな神だが。

 

「…浮竹のこの状態は長くは続かんだろう。早くしろ、浦原」

 

「待ってください、今やってるんです」

 

「霊圧が必要なら俺がやる。それ以外で足りないものがあるのか?」

 

「はい!」

 

なんにしろ、そっちに任せる以外に道はなさそうだ。やはり滅却師を狩るしかないか…あ、隠れてる奴発見。殺すか。

 

「破道の一 衝」

 

「は━っ」

 

「お前に聞いてやる。他に隠れてるやつは?」

 

「し、知らねえ…っ」

 

「衝。他に隠れてるやつは?」

 

「がっぷ…っ!」

 

「おっと」

 

変なサングラス(一時期阿散井恋次がつけてたやつによく似ている物)みたいなのをかけた男が俺に対して何かを飛ばす。勿論避けるが、それと同時に無論だが蹴る。恐らくは起死回生の一手とやらだ。勇音を置いてきたのは正解だったな。

 

「なんの、もう一─」

 

「衝」ドスッ

 

「っ…!」

 

「他に隠れてる滅却師は?」

 

「それだけかよ…っ」

 

どうやら知らないらしい。滅却師が炎を携えて虚圏を燃やしたことから。燃やさずに首を切って終わらせることとした。クソ、こいつも手応えがない。なんとも酷い有様だ。藍染のような力を求めて、戦いがこんなことに。斬術だけで生きてた頃はもう少し良かったかもしれないな。

 

「ウルキオラ」

 

「なんだ」

 

「もう隊士はいないか?」

 

「いない。探査回路(ペスキス)で探した」

 

「なるほど…どうせなら、スタークやらザエルアポロやらも蘇らせたかったが。バラガンも。お前しかいないのは許してくれよな」

 

「関係ない。俺は俺だ」

 

「…そうだな。じゃあバラガン呼ぶわ」

 

「生きてるのか」

 

「虚が生きてるかなんて、おかしな話だが…まあ、生きてない。バラガンは死んだ」

 

「…」

 

さて、ボケをかましたところで。何やら上が騒がしくなる。何故だろうか、俺がウルキオラと漫才やってたからか。天蓋から黒いのが降ってきている。今の俺が霊圧で押しつぶすには少し俺の霊圧が足りないかくらいの黒いやつが俺の体にまとわりつく。うわきもちわるい。ウルキオラは空を飛んで逃げ回っている。

 

「はぁ…」

 

ため息ついて、霊圧全開。どうやら押し潰せるらしい。そのまま進んでさっさと技術開発局に戻る。どうにも気分がざわつく。例えばほら。藍染が俺のことを化かさせて、ハリベルとか元総隊長に殺されかけた時の気分。…後、藍染に片腹貫かれてそのままだった時の気分も。ちょっと嫌だな。

 

「っと」

 

「!!」

 

「便白!貴様は持ち場を離れて何をしていた!?」

 

「おや…よもやとは思うが、君が…」

 

「便白兒津。お久しぶりで、藍染惣右介」

 

「私の後追いか。滑稽な姿だ。新たな進化を開拓すべきだと言うのに」

 

「宗教と同じでパターンだよこんなもん。一護とあんたが斬魄刀と一体化したみたいなやつ。後追いだと進むのも早いし」

 

とまあ、話してる最中にも空から降ってくる黒いやつは霊圧で潰しているのだが…京楽がなにかを言った後、立ち去った。瞬間、藍染の霊圧が見るからに跳ね上がる。ふーん、まずいじゃん。

 

「縛道の七十三 倒山晶 三十六枚重ね」

 

「破道の九十 黒棺」

 

2秒くらいは保った。割とすごくね?まあ、そのあとは体が捩じ切れるかと思うくらいあたふたしたが、まあ解放されたので。ボロ雑巾のように転がっているか。体のあちこちが凄く痛い。仕返しに俺もやったろ。破道の三十一赤火砲ってんだこの野郎。

 

「無間の磔架を壊せはしなかったようだ」

 

「全くだ」

 

「お二人さんさぁ〜。僕らのこと殺すつもりだったよね?特に便白君!君も力強いんだからさぁ!」

 

「何が。今後の俺については、頭の中で算段はつけてんだろ。女の尻おっかけて虚に食われかけた奴が総隊長なんて、有り得ねー」

 

「ちょ、ちょっと君ね」

 

そう言った瞬間、周りの目が懐疑的になる。こいつマジかよ…滅却師に美女がいたら寝返ったりしないだろうな…生捕りにして藍染みたいな使い方しないだろうな…等。まあ正直言えば三割くらいは同意する。勇音、そんな目で見てやるのはよしなさい。ほら、総隊長が慌ててる。

 

「‥それはそれとして。霊王か。撃ち落とす?」

 

「同意見だ。私が撃ち落とすがな」

 

「そこでマウント取るなよ。餓鬼か?」

 

「飢えているのは君だろう」

 

「飢えていたのはな。今お前は黒崎一護に飢えてるだろ」

 

「…」

 

黙っちまった。そういやこいつ、私が撃ち落とすとか言ってたけど無理だろ。無間の奴ってなんか面倒なことになってなかったか?霊圧を留めるだとかなんだとかで。まあ勿論、変な喧嘩をするつもりはないのでさっさと譲るが。だってこの人、強いしめんどくさかったろ。

 

「…涅マユリか」

 

「その通りだヨ。君の実力が私の技術力を上回っていると思っていたのかネ?」

 

「便白」

 

「やらねえよ。そんなことしたら、それこそ終わりだ」




もしも撃ち落とせてたら?
ユーハバッハとしつこく不死身な2名と、他数名と石田が来て石田が死ねば黒崎のやる気が消えます
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