藍染の仲間じゃありません   作:覚め

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京楽さんの代わりに僕が行きます。
え?一護?ユーハ?
…まあ、なんとかなるでしょ!藍染の見込んだ男だぜ!


侵入したんだから、一人は殺すよね。

「とりあえず、行きますかぁ」

 

「うむ」

 

とにかく。皆で走りましょうと。でも、この人数で、副隊長がいるのはかなり不安だな。涅に着けるべきだったな。あいつ今いねえし、更木もいねえ。となれば、まあまずインテリとバカが集まってんだから基本死なねえか。涅がいればまた門は開くしな。だから俺がやったことは問題ではない。いいね。

 

「まだあのこと気にしてるの?」

 

「この姿は不便だねぇ…!」

 

「君が言ったら、藍染が困るじゃない」

 

「で?目の前のやつは?」

 

「何もしてこない。恐ろしいね」

 

そうかね。襲ってこないのは、それはつまり近接において遅れを取ることでもある。いや、それを読んでわざと襲わない…誘われている気配はない。どうするべきか…ここからでも剣圧は届くか?やっぱり月牙欲しいよ俺も。出せや顔無。ねえなら作れよ。

 

「ぁっ」

 

「檜佐木!!」

 

「だいじっ!?」

 

「敵さんは、陰湿なストーカーってわけか」

 

「陰湿?まさか、むしろ俺は合理的とさえ思うね」

 

隊列の最後列にいた檜佐木を撃ったのは、なんらかの条件があったはず。位置?数?それでは一人で隊列の中程を走っていた俺について説明できない。何か厄介なことでもあったのか?数を減らしたいことに違いはないはず。となれば━

 

「まて、勇音!!」

 

「ぅあっ」

 

最後列なら、仲間が駆け寄っても邪魔が入りづらいとか。そこら辺だよなぁ。

 

「狙われてる、皆んな、行くよ!」

 

「ふーっ…フー…」

 

「便白隊長?」

 

「運が良いぜ、滅却師。お前ら進め。俺が殺す」

 

「はいぃ?」

 

勇音達の処置を最低限。本人たちが頑張れば生きれる程度に治す。側から見ればただの死に損ない。霊圧をどうにか消し去り、走り抜ける。今の数発の弾道からおおよその場所はわかる。どうしてやろうか。まずは鬼道だろ。様子見してから切り殺してやる。よくも卯ノ花の遺作、勇音を。許さねえ

 

「仲間想いは良いことだ」

 

「っ!?」

 

「だが、バレないようにするべきだ」

 

腹を撃ち抜かれる。よくわからんが、防いだつもりだったのだが。だが、それができるとわかればそれで良い。防御は無意味。こちらとてすぐに再生するから問題はない。今はただ、狙撃手に向かって、全力で殴り抜くこと。下に落とさず、は少し厳しいかな?まあ良いでしょ。

 

「死ね」

 

「見え見えだ」

 

「残像だ」

 

超高速で移動して腹に刺す。が、どういうわけか刀が敵の身体をすり抜けるかの如く抜けた。抜けたのかな。表現が正しいかどうかわからん。だがこいつは、確かに強そうな相手だ。少なくとも2番隊より期待出来る。

 

「植木鉢 同郡」

 

「斬魄刀が4つ…罪深いな」

 

縛道の九十九、禁。相手を縛りつけ、地面に伏せさせる。これはどうだ…?いや、そもそも当たらねえか。相手からは見えぬように刀を持ち帰る。神槍…初見であっと驚かせるには、こいつが最適。同郡から清虫。東仙さんにはかなり世話に…なったか?なった覚えないわ。

 

「神槍!!」

 

「遅い」

 

「清虫二式、紅飛蝗!!」

 

紅飛蝗が、滅却師が放つ無数の弾によって消えた。まじぃ?というわけで、他人の卍解で踊りましょうか。神槍は、ね?こう、ほら。溶かすとかであいつ死ぬかね。清虫の卍解は派手だし、刀取り替えてもバレないし。最悪、体に突き刺したまま動けば取られる心配もない。

 

「肩から刺せばまあ取られんでしょ。じゃ、卍解」

 

「!!」

 

清虫終式 閻魔蟋蟀(すずむしついしき えんまこうろぎ)

 

「な、んだ…!?」

 

本当に暗黒なんだな、とわかる。だがあいつの持つ武器が一番厄介。自動追尾なら、多分この空間でも普通に通じるんだよな。同郡から顔無か?いや、卍解の同時発動は今の俺でもどうだろうか。死にはしないが…まあ連続では戦えないと思うが。つまり俺、最悪の場合、清虫だけってことか!?

 

「剣術だけってのは、楽で良いが…」

 

「全く、罪深い。僕から視界を奪うなんて」

 

「っ!」

 

違うな、この感覚。恐らくは追尾じゃない。直線なようなもので、あいつの位置と俺の位置を通るわけか。ん?何言ってんだ俺?…だがここなら安心して縛道が使える。暗黒下で動き回るはずがない。だからこそ、縛道は通じる!

 

「縛道の九十九 禁」

 

「っ!」

 

「これも抜けるか…化け物かな?」

 

「僕を捕える気か。無駄なことだ」

 

「破道の九十 黒棺」

 

さて、これもどうか。この卍解は便利なんだけどね。どうだろうか…傷の一つでもできていると、良いんだけど。まあでも?どーせすり抜けたりするんだろ?ん?どうだい君言ってみ?

 

「今ので二つ分かったことがある」

 

「やっぱ無傷かぁ」

 

「一つ。この卍解では、視覚以外にも奪われているものがある。聴覚を奪われていることから、嗅覚や味覚も奪われているだろう。触覚は別のようだが」

 

「ほぼ正解だよ」

 

「二つ。恐らく君も同じ状態か、僕より少し自由な状態だ。その証拠に、鬼道でしか攻撃してきていない。正確な位置判断が出来てないのでは?」

 

ほぼハズレだよ。というわけで、勘違いしてくれてるのは嬉しい。が、恐らくはあいつも黒棺を切ったときのようにすり抜けて無傷なのではない。黒棺を放つとき、多少は振動があるからなぁ。多分それだろうということしかわからんが。だが縛道ではすり抜けた。それがわかれば良い。

 

「これ以上の無駄話はやめだ」

 

「霊圧全開で行きますか」




まじで陛下の最高傑作さんは、よくわからん。
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