藍染の仲間じゃありません   作:覚め

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だって、ジェラルドがどんな風になるか誰もわからないし…
リジェさんだって、こいつの最終形態変わったらどうしようとか思ったからその前に殺したんだし…
時系列は謎か全部終わった後。勇音と共にほっつき歩いたりする話。


閑話休題4

「どしたの勇音」

 

「隊長…その、お散歩しませんか!!」

 

「…」

 

何を言い出すかと思えば。うーん、と首を傾げる由もない。却下である。十一番隊(バカども)が事務をやってくれたとして、医療に余裕が少しできた程度。その少しも、患者一人分ですらないかなり小さな余裕だ。具体的には、眠る時間が3分ほど増えたくらい。俺と勇音の。

 

「却下」

 

「そこを、なんとか!」

 

「大体…散歩してる間に更木みたいな力バカ怪我バカが運ばれてきたらどうする。三席だって『隊長達がいるから』って理由で休めてるんだぞ。この先の二日間」

 

「ぅっ」

 

更に言えば。上から五席まで、何らかの用事で抜けていたりする。今日でなくとも、俺はずっとここにいる身。抜けて、散歩して、更木が来たけど持ち前の生命力でそのまま帰りましたとか、涅マユリが来て変な手術して行って治りましたとか。ここじゃそういうことがあり得ても不思議じゃない。だから離れたくないのに。

 

「隊長〜」

 

「あーもー、くっつくな!」

 

「気分転換にお散歩…」

 

この問答を続け。患者からとうとううるさいとクレームが来た。霊圧で黙らせはしたが…確かにうるさくはある。断り続ければ勇音がうるさいしな…まあ勇音も最近は働き続けてたし気分転換は確かに必要だ。よし、一人で行かせよう。それか十三番隊の清音と。そうしたら文句は出ないはずだ。

 

「隊長も気分転換しましょうよ!?ね!?」

 

「何が『ね!?』なんだよ。全く…勇音の穴埋めるのだって結構キツいんだからな?とりあえず花太郎はこき使われるし…」

 

「うっ」

 

「死にかけのケガしてきた奴は俺が回道しながらの手術だからな。まあこれはなくてもいいが」

 

とか何とか言ってたら隊員から謎の手紙が届いた。曰く、お前らいなくても回せるわ、半日だけな!!らしい。…え、勇音いなくても半日回るんだ。すげえなウチ…とは言っても怖いので。増員を頼む。控え室、八割出勤して勇音の穴埋めしろ。頼むわ。

 

「これで、ようやくだ」

 

「はい!まずはどこに行きましょう?」

 

「そういや布が切れてたな」

 

「えっ」

 

「…買っとくか」

 

忘れたことにして進む。貴族なんぞがいる場所から遠ざかり、身近な場所へ。勇音がぶつぶつと何か言っているが、なんだろうか。呪言か?鬼道の類か?まあそれは良いか。なんやかんや歩いてると、どうにも話す話題も買うものもないことに気付く。本当に散歩してサボっているだけの気分だ。

 

「待ちたまえヨ」

 

「うわ涅」

 

「涅隊長!?」

 

「人に会ってそれとは、失礼ではないかネ。ま、そんなことは良いが…四番隊に是非とも売りたい物があるんだヨ」

 

「…お前まさかここら辺で違法な」

 

「しないしない。流石に四番隊の管轄内ではしない」

 

「十二番隊では?」

 

「するヨ。さて今回の商品だが」

 

なんだかこいつナチュラルに認めたな。嫌なタイプだ。差し出された商品は…なんだこれ。注射器に何かを入れた物。衛生上宜しいのかとも思ったが、紹介されるものはどうやらその中身らしい。中身に何が入っているのか。まさかお前いつぞやの超人薬とか言わねえだろうな。

 

「それはもうやり尽くした。この薬の成分は言えないが、効果は言える。一度注入すれば、病が治る。ただそれだけだヨ」

 

「副作用は?」

 

「病の深刻さによっては逆に死期を早める。強力すぎる故に軽い病では機能せず、逆に病を進行させる」

 

「いらんな」

 

キッパリ。涅の商品なんか買ってみろ。死ぬまで取られるか、その効果で後悔するかだ。三途の川渡る航海の中でな!いや三途の川は実質ここなんだけどな?ま、こんなこと言っても誰も知ったことじゃないから良いか。藍染がいたら注釈感覚で否定してくるだろうな。

 

「この菓子意外といけるな」

 

「ですねぇ」

 

「…うん、美味いな、その分カロリー高そうだが」

 

「ひぇ」

 

「しっかしまあ、平和やらなんやら。ここから行く先もねえしな」

 

「どうしましょう」

 

「ここは一つ、俺の家とかどう?」

 

「ええっ!?そ、そんな、隊長の部屋なんて!」

 

「そりゃ貶してるのか畏れ多いのかどっちかわかんねえよ…」

 

「あっ」

 

というわけでやってきた。久しぶりの帰宅にもなる。まあ汚いなぁ。あ、持ち帰りの書類だ。泣きたかったよねこのとき。仕事終わんねーとか言ってたら勇音から『卯ノ花隊長は持ち帰ってやられていましたが』って言われたもん。ビビるよね、ガチで。いやもう、へぇ?って声出たもん。あはは、うん、泣きたかったなぁ。

 

「あの、隊長」

 

「ん?」

 

「この斬魄刀って、何ですか?」

 

「それはねぇ…」

 

確か初代六番隊隊長…俺の尊敬する不老不死隊長の斬魄刀だ。死後俺が貰った。貰ってから度々使ってはいたんだが、始解出来なかった。だから俺は刀を飾って、仕方ないからと俺の斬魄刀を貰った。まあその斬魄刀も始解するまでにはかなりの時間がかかったけどな。単純に俺の力が足りなかっただけかよあーほ。

 

「俺が最初に支えてた隊長の斬魄刀だ。貰った」

 

「え?」

 

「そもそも俺は隊長が不在の時以外戦わなかったんだよ」

 

「えー…そうなんですか?」

 

「うん。だから俺普通に藍染のところ行ってた時は鈍ってた。自分でも驚くくらい」

 

「じゃあなんで市丸隊長に奇襲を?」

 

「あっはは」

 

「…な、なんでですか!?」




「ただの自己顕示欲だよ」
「タチが悪い…」
アニメはいつリジェ死ぬんだ…?
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