藍染の仲間じゃありません   作:覚め

61 / 63
進まねえからね!!


閑話休題5

「…なあ」

 

「なんですかね更木剣八」

 

「なんでウチの奴らがお前んとこで働いてるんだ?」

 

「俺に負けたから」

 

「じゃあオレがお前に勝てば良いんだな」

 

わ、野蛮。というわけで古の闘技場へ。古びてるなぁとか、あ、サビが、とか。そんなことを思いながら入場。正直言ってあいつらミスしかしないから引き取って欲しい。ので、負けるか。負け方次第じゃ更木剣八も納得するでしょ。納得しなかったら死ぬまで。死んだら更木剣八が四番隊隊長で。

 

「…るぁ!!」

 

「あぶな」

 

避ける。こいつ…浅打でやってきやがった。じゃあ俺も同じく…いやでもお前に切られるの嫌すぎるから全部の手を試してダメでしたでいこう。そうしたら更木剣八も納得してくれるはず。

 

「縛道の九十九 禁」

 

「うおっ…ふんっ!」

 

ふん、で解くな。鬼道衆泣くぞ。というわけで、次。

 

「破道の九十一 千手皎天汰炮」

 

「うおっ!?」

 

こいつ、全部の攻撃に『うおっ』で反応するの何?嫌がらせ?嫌味なの?ムカつくなぁ…

 

「この程度かよォ!」

 

「まさか」

 

「そう来なくちゃな!」

 

いかん、斬られた。これは斬られたネ!!…まあ崩玉様々で治るけど。しかしこうやって相対すると藍染が避けてた理由がよくわかるわ。本気出されたら素の藍染より上だもんな。うわぁ、振るだけであれを風圧で飛ばすな。まじでどうかしてるよ、お前。

 

「せいっ」

 

「その腰に刺してる他の三本も使えよ!」

 

「破道の六十三 雷吼炮」

 

「ちっ」

 

剣八強え。さすが卯ノ花最愛の人。嫌になる。気分はさながらクソゲープレイヤー。クソッ、俺が何をしたって言うんだ。バカを使ってミス増やしたわ。ごめん、四番隊の皆んな。ほんとごめんね。許して!

 

「おいおい、本気か?」

 

「本気本気、どれくらい本気かって言うと━」

 

「雑魚が」

 

「━お前くらい」

 

迫り来る更木に蹴りを浴びせ、上がった胴体を刀で斬る。両断するつもりだったのに、どうやらそこまでな模様。こう言う時の享楽の始解が羨ましいね。まあじゃあ始解しろよとか言われるだろうけど。更木の始解怖いもんね。

 

「なっ」

 

「ようやく乗って来たな!!」

 

「ギエピー!?」

 

「呑め」

 

「縛道の一 塞 28枚重ね!!」

 

「野晒」

 

あ、間に合わなかった。後ろに回ったであろう腕が元に戻ってる。いかんこれ死ぬ?いや死ぬね。今度は死ぬね。じゃあ俺も同郡で。一番頑丈な奴ありますか同郡さん…え?ある?マジかよろしく!

 

「鉄棒」

 

「ハエ叩きか?」

 

「…俺の斬魄刀が選んだ、最大硬度のモンだぜ。良いだろ」

 

「そうかよ」

 

棒で受け止める。お、本当だ硬い!!二秒持った!斬られたけどね!!へっ、死ね!多分刀じゃ死なないだろあいつ。だったら鬼道だけど…重ねるとなると…時間が足りない。断空もそう長くないだろうからな。じゃあどうするか。お前そりゃ、刀で斬るしかねえよなぁ!!

 

「卍解」

 

「おっ」

 

「清虫終式・閻魔蟋蟀」

 

「…思い出したぜ。こいつは前にやり合ったことがあったな」

 

「は?」

 

棒立ちで何もしない…のか?いや違うな。こいつの勘は化け物並みだから…神槍だなぁおい。これ行けるか?行けたら良いけどな。行けなかったら俺の場所教えてるようなもんだからな。頼むぜ俺の霊力。

 

「っ!…そういや、市丸の刀も持ってるのか」

 

「その通り!!」

 

目を閉じたのを見て卍解を解除。空から迫れば、視覚嗅覚聴覚諸々が復活しても問題はない。背中を斬る。きれなかったけど。次いで黒棺で足止め。そのあとはもう、刀で斬り合いました。思い出したくないよ、あっさり済ませるよ。簡単に言うと、体の八割消えかけたね。回道使えてよかった…

 

「勇音、ミス発生装置回収だって」

 

「あ、はい」

 

「何言ってんだ。そいつらやるよ。俺が欲しいのはお前だ」

 

「きゃっ、情熱的…」

 

「隊長キモいです」

 

「お前は今から十一番隊の死神だ!羽織変えてこい!!」

 

「」

 

四十六室!抗議、抗議しますよ!どう!?これ通らないよね!?享楽総隊長も!なんで半々で却下されてるんだよ満場一致で却下だろ!?…いやでも危なかったぁ。これで行ってこいされてたら死んでた…回復要員として使わされそうで怖いんだよな。

 

「あ、隊長」

 

「勇音…裁判終えたあとだから仕事持ってこないで」

 

「いえ違います。現世の黒崎一護さんからです」

 

「手紙?」

 

「はい」

 

どれどれ。うーん。井上織姫ちゃんの話だね。無理させないでくれってことね。おけおけ。そんで持って…ん?裏になんか書いてある。なんぞこれ…あ、まさかこれ、えー…黒崎一護の奴、浦原喜助伝で届けたな。『P.S.便白サンも結婚相手見つけたらどうです?』とか書いてやがる。危うく恋人が更木だったよあぶねー

 

「…結婚か」

 

「隊長、お見合いですか?」

 

「…浦原喜助に煽られた。相手がいるからってそりゃないだろあいつ…」

 

「…あの人結婚できます?」

 

「それは、そうだな。じゃあ無理か。」

 

「隊長もだと思いますが」

 

…それも、そうだけど。並の隊員じゃ近付くだけで死ぬし、せめて三席以上の実力がないとな。うん、俺結婚無理だ。相手に求める最低限が妙に高い。四大貴族のうちの誰かは無理だからな。もう俺アレだぞ、護廷から選ぶこともできないからガチで無理だぞ。

 

「…さ、仕事やろか」

 

「あ、そういえば」

 

「?」

 

「闘技場の修繕、どうします?ウチはもうほとんど使われてないので取り壊します?」

 

「…十一番隊制圧部隊が欲しいからなぁ」

 

「修繕しときますか」




更木「壊れる闘技場が悪い。」
便白「確かに。涅、壊れない闘技場作れ。更木が全力で暴れても壊れない闘技場。」
涅「朝飯前だネ」
阿近「徹夜か…」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。