底抜けに明るい自由人   作:ハジケリスト

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話のネタ考えるのしんどい…(白目)


3話目

 

 

 

悲報、我氏入院。

 

左足の骨折だ。

いつものように街中をパルクールで移動してたらまさかのビル5階の高さから落下。

足から着地して死にはせんかったが、左足にヒビが入っちった。完全に治るまでは2ヶ月くらいらしい。テラワロス。

 

てなわけで始まった病院生活。これがなかなかに暇だ。

そんな俺は今──

 

「さ、佐藤さぁんッ!!!止まっ!止まって…!……止まれぇッ!!!」

「HAHAHA、俺は急に止まれないんだよォッ!」

 

逃げる俺と追いかける看護師。逃走中ってやつだな。

 

「あなたは絶対安静なんです!病室に帰りましょう!」

 

そういう看護師の言葉が耳に入りながら右足けんけんで逃げ続ける。

 

「……な、なんで追いつけないんですかぁ!?」

「知らないわよ!あの変人に常識は通用しないことは分かってるでしょ!?」

「も、もう、疲れましたぁ……」

 

フッ、疲れが出てきたようだな。

そんなんで大丈夫か?俺はあと地球7周は行けるぜ?

 

「オラァ!シャキッとしろ!タローズブートキャンプはまだまだこっからだぞ!」

「「「うるさいッ!!!」」」

 

怒られたピエンピエン。

 

さて、かく言う俺もこれに飽き始めてきてはいた。となればどうするか。

自分の病室に戻る?ノンノン。そいつぁナンセンスさ。

 

受付のカウンターを飛び越え一瞬物陰に隠れる。

そのまま俺がいると思って慌てて確認しようとしてる間にさらに奥のデスク下へ移動。

するとほら、

 

「ど、どこ行ったの?」

「あーもう!近くにはいるんだから探すわよ!」

「ふ、ふぁ〜い…」

 

このように俺を見失うのである。頑張れ看護師…!

 

さてこの間に移動移動。受付出て廊下を歩く。

 

っ!

気配を察知。前方から看護師が来ます!

よし、横の部屋に突撃して身を隠すんじゃ。

 

いざゆかん!そんな気持ちとともに扉を開け中へ。

そのままドアに耳をつけ通り過ぎるのを待つ。

 

……行ったな。ミッションコンプリートだぜ。

 

さて、この後は──

 

「……」

「……」

 

……なんか目が合った。

毛先にかけてピンクのグラデーションがかかった金髪の髪をツインテールにまとめた女の子。

 

「ども」

「え?あ、ど、どうも…」

「……」

「……」

 

お互い無言。

目と目が合う瞬間が続く空間。

 

「……は!貴様一体何者だ!」

「……え?」

「もしや新たな刺客…!」

「え?あ……え?」

「よかろう、ならばこの俺が相手になってやるぞサイバイマンめ!」

「ちょ、ちょちょちょちょっと待って。落ち着こ?ね?ね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「5メガネッ!!!」

「え、えーと……じゃあ割り箸!」

「な…!?フェイントだと…!じゃあ、この明太子は使えない…!?」

「よ、よし!えーとえーと……、う、ウーロン茶!」

「しまった暗黒コンボか!……仕方ない。ここで雑巾を発動だ!」

「え!?に、2枚!?じゃ、じゃあ、えーと…」

「アイルトンセーナーでトドメだァァァア!!!」

「……負け、た?のかな?」

 

何とか勝てたか。長く辛くそれでいて充実したものだった。

 

「白熱したいいバトルだった。感謝する」

「あ、うん……はい」

 

そうして暑い握手を交わす俺たち。これはもう戦友。そして我が宿敵。まさかこのような場所で出会えるとは。気の抜けない世の中だぜ。

 

「えーと、それであなたはだ、誰?」

「ん?俺?俺は──っ」

 

名乗る前に少し咳き込み喉の調子を整える。

そのまま、"あっあっ"チューニング。そのままがなり声のように声を出しながら口を開いた。

 

「ジャック・バウアーだ」

「え?」

「ジャック・バウアーだ」

「えーと……じゃ、じゃあ、ジャックくん…?」

「ジャック・バウアーだ」

「えぇ…?ジャック・バウアー……くん?」

「ジャック・バウアーだ」

「うぇ……じゃ、ジャック・バウアー…?」

「……」

 

恐る恐る聞く彼女に満点笑顔でサムズアップを送る。

 

「ジャック・バウアー……でいいのかな?えーと、それでジャックは「ジャック・バウアーだ」……あ、ジャック・バウアーはなんでここに…?」

「ああ、テロリスト(看護師)に追われててな…」

「な、なるほど…」

 

凄いな。俺の真剣な様子にちゃんと乗ってきてくれるとは。

この子!デキル!

 

「それで、君の名前は……なんなんだ?」

「あ、アタシ?アタシは天馬咲希。よろしくね」

「あぁ……よろしく頼む…!」

「……まだジャック・バウアー続けるんだ…」

 

と、その時だった。

 

「咲希さーん。お昼ご飯持ってきま──佐藤さん見つけました!」

「よし来た!」

「逃がすな!」

「ロープ持ってきて!ロープ!」

 

おっとこいつぁ不味い。

出入口は固められた。しからば、

 

「んじゃ俺はこれにてドロン。またねー」

「え?うん……ってそっちは窓…!」

 

そのまま窓を乗り越え下に落ちる。

後ろから悲鳴が聞こえてきたけど恐らく気のせいさ。

 

とりあえず街灯を右手で掴み減速しながら下へと降りる。

受身をとり立ち上がれば、ほらもう平気。

 

さて、この後はどこ行こうかな。

と思ったが目の前に見えた一人の人影。

 

「お、まふゆー」

「え?あ、太楼君。お見舞い来たよ………ってこんなとこで何してるの?」

「あぁ、テロリストに追われててな…」

「あ、うん、そっか…」

 

そう言って建物に目を向けるまふゆ。

窓から身を乗り出してこちらに怒声を飛ばす看護師方々を見てなにやら納得してた。

 

「とりあえもうお昼時だし病室戻ろう?」

 

ふむ、確かに腹は減ったな。

 

「……戻るか」

「うん。………松葉杖は?」

「そんなもの俺には不必要さ」

 

そうして俺とまふゆは並んで歩き出した。




モチベをちょーだい。
誰か私にモチベを…!
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