ソードアート・フロンティア~クソゲーマー、神クソゲーに挑まんとす~ 作:melk
サンラクっぽさとは何かという問いにはまってしまい、書いては消し、書いては消しの日々。
結論、ようわからん。
◇
19層に来た。町を出た途端にPK集団に絡まれた。全速力でぶっちぎった。以上!
執拗に粘着してくる辺り、今回のカインズ、ヨルコ殺人事件と関係してるんだろうが、カインズもヨルコも死んでいないのは確認済みだ。ってことはPKerの被害にあったみたいな単純な話じゃない。カインズもヨルコも何らかの計画で動いていて、そこにPKerも関わっているってことか?微妙にしっくりこないが、こいつらが関わっている以上警戒は必須だろう。いつでも武器を出せるように準備しておく。
「キリトたちは先に着いてたか」
キリト、アスナ、ヨルコ、シュミテクトだっけ?ちょっと違った気もするが何回か攻略で顔を見ただけなので仕方ないよな?とにかく4人が集まって話している。事件解決・・・と行きたいところだが、残念ながらそうはいかない。趣味の悪い棺桶のタトゥーをそれぞれペイントしたイカレ野郎が3人隠れているのが見えた。俺と同じで姿を隠しているようだが、俺の方はまだ気づかれていない。
どのゲームもそうだが、上位層のプレイヤーになればなるほど、見た目が派手に、個性的になっていく傾向がある。逆に初心者はいかにも“最初の町で買える武器です”という素朴な見た目の装備になる。それを課金で解決するという手もあるが、このゲームでは課金要素ができない。だって、現実に帰れなくて、お金を使えないからね!『ギャラクシートラベラー』とかいう自前の宇宙船で大宇宙を
さて、その観点で行くと目の前の3人は明らかに今まで見てきたPKerとは装備が違う。防具は恐らく25層ごとにあると思われるクオーターポイント前のものだろうが、武器に関しては攻略組と比べても遜色ないレベルのものに見える。クオーターポイントを機に手に入る装備の質や敵の強さは大きく変わる。防具はある程度の妥協が可能だが、武器は最新のを手に入れるなり、既存のを強化するなりしないとかなり厳しくなる。こいつら、もしかして“
恐らく、こいつらはタイミングを見計らっている。横やりを入れるつもりか?最悪こいつら目線だと攻略組の3人、特に最上位層の二人を殺せれば例の作戦とやらがスムーズになることだろう。そして、最悪なことに俺が来ることも知られてるであろう上に敵の増援ももうすぐ来る。切り抜けるだけなら何とでもなりそうだが、今の状態のシュミテクト・・・いや思い出したシュミットだ!とヨルコが戦えるかは少し怪しい。
だったら、俺のやることは・・・
「天誅!」
「あ?」
俺の一刀の元に頭陀袋のようなマスクをかぶった奴が倒れこむ。コイツのHPバーの上には電気のマークがついているだろう。しばらく麻痺していてもらう。
「防具を更新してないのが仇になったなぁ?面白い頭しやがって」
「お前に言われたくない!」
「ならこの牛面の能力を見せてやろう。・・・くらえ、ミノタウロスパンチ!」
「投擲、だろう!?」
《シングルシュート》は骸骨みたいな仮面を被った赤目の奴に阻まれた。そして、一息でもう一人の顔に入れ墨の入った奴に肉迫する。攻撃が防がれる?頭陀袋の奴を回復されなきゃそれでいいんだよ!
「全員集合!“
「サンラク!?」
キリトとアスナ、それに何があったかは知らないが若干覇気に欠けるシュミットも集まった。
「おおっと、これだけの大物たちが揃い踏みとはな」
「お前、“
「これはこれは黒の剣士様に知ってもらえてるとは光栄だ。これから素敵なショータイムをと言いたいところだが、トッププレイヤーたちにこうも囲まれては分が悪い。そこで提案だが、今回は互いに剣を収めるというのはどうだ?」
「4対2で逃がすと思ってるのか?」
「黒の剣士様は数も数えられないようだ。20対4だ」
「ちっ、もう来てやがったか」
気づけば辺りを囲む大量のレッドプレイヤー。思ったより早いじゃねえか。
「もしかすればこの状況もトッププレイヤー様なら何とかなるのかもしれないが・・・ヨルコはどうかな?」
「くっ・・・」
「心配しなくてもまた会える。その時まで精々攻略頑張ってくれよ?」
ここで逃がすと後から絶対面倒なことになるという確信があるが、最早どうにもならないか。
馬に乗って引いていく奴らを見ていると、ふと“
「あの野郎、ついに人斬りに目覚めたか」
「誰のこと?」
「いや、ちょっと野生の幕末志士が人斬りにジョブチェンジしてただけだから」
「それチェンジしてなくない?」
「多分、叫び声が『天誅』から『ヒャッハー』辺りに変わったんじゃないか?」
“幕末”の禁断症状・・・はさすがにないとして、何か企んでやがるな?京ティメットの奴。
Q アスナ「ねえ、もし好きな相手の隠れた一面に気づいたらどう思う?」
A キリト「ラッキーだったと思う。二倍好きになれてお得だと思う」
サンラク「アンラッキーだと思う。知ってるか?瞬間的に最適解を出し続けないとヒロインは全員ピザ留学に行っちまうんだぜ?新たな一面を知るってことは新しく攻略チャートを組みなおさなきゃいけないってことだ。最終的にピザ留学に送り出すのにヒロインのデザインや性格が違うことに何の意味がある?」
アスナ・キリト(目が死んでる・・・)
次回の更新は未定です。時間はかかるかもだけど、ちょこちょこと書いていきます!