その女〝動物好き〟 - the another order -   作:浅学寺のえる

13 / 18
vol.13「立てて、折って、回収して」

 ー ドレスローザ・首都 ー

 

 ようやくヴィオラから解放された。

 はぁ〜、ハンコックの話をしたら機嫌が悪くなるのは分かってたの。

 だから〝寄り道の話〟は次回って言ったのに……アタシ、押しに弱いなぁ。

 アタシ相手であの剣幕だもん。もし将来、ミンゴが浮気なんかしたら大変な事になりそう。

 

 さてと、ナミへのお土産どうしよう!?

 職場見学の時と違って、今回はちゃんと買ってたんだよ?

 それなのに──荒ぶるヴィオラを鎮めるため、お土産の8割が犠牲になったんだ……。

 残ったのは、アマゾンリリーで貰った アロマ と コスメ とゴルゴン饅頭だけ。

 

 「どうしようピンキー? もう一回、キューカ島に行く?」

 

 《馬鹿言うな。ようやく4日かけて帰ってきたんだぞ!?》

 

 「でも……お饅頭は村の人用だし。ベルメールさんにコスメ。ノジコにアロマを渡したら、ナミの分が無くなっちゃう!」

 

 《確か本を買ってたよな? 姫さんに取られちまったが》

 

 「キューカ島の地理に関しての本だったの……ナミが喜ぶと思って」

 

 ──《話は聞いたぜ、ご主人サマ! 丁度キューカ島付近に居るから、ひとっ飛びして買ってきてやるよ》

 

 え!? バイガオ?

 アタシ、またテレパシー漏れちゃってた!?

 買ってきてくれるのは嬉しいけど、なんだか盗聴された気分……。

 

 《そう言ってやるな相棒。虎ヤロウには、おれから教えてやったんだ》

 

 「え? 一体どうやって連絡したの?」

 

 《契約した連中同士なら、距離に関係なくテレパシーが使えるみてェだ》

 

 「何それ!? アタシ、初耳なんだけど!」

 

 《おれだって、カメから聞いたんだ》

 

 ──《我が王! 報告が遅れて申し訳ありません! よもや、王ご自身が能力の全容を把握していなかったとは、露知らず。このバンチ、己の浅慮を恥じ入るばかりです》

 

 ああもう! いいから、そんなに畏まらないで!

 あとアタシへのテレパシーは、必要な時だけでいいからね。他の時間は、みんなで仲良くテレパシーしててね♪

 

 《勝手なこと言うな相棒。あの虎ヤロウ、かなりのお喋りだぞ!?》

 

 ──《おい、ご主人サマ。早速手に入れたぜ! 例の召喚ってヤツをしてくれよ》

 

 おお! さすが早い! 月歩(ゲッポウ)使えるの羨ましいなぁ。

 あ、バイガオ。前にも言ったけど、召喚を解除した後は全く同じ場所に戻るから《問題ねェ。誰も居ない個室を確保した》

 仕事できるなぁ〜。それじゃあ……アタシもちょっと路地裏へ移動して、と。

 

───Eloim, Essaim, Eloim, Essaim……

 

 「我は求め訴えたり! 来て〝バイガオ〟!」

   ドン!

 「おお! これが召喚か。すげェ解放感だ、ぜ……?」

 

 「ちょっとォ!? なんで全裸なの!?」

 

 「なんだこりゃァ!? 服も荷物も、全部無くなっちまった!?」ガビーン!

 

 「ガビーンじゃなくて隠して! 堂々と立ってないでよ!?」

 

 「何言って……うぉ!? これが()()ってヤツか! 立ってられねェ!」

 

 なんなのこの変態!?

 仕事のできる人だって見直してたのに、まさか服を着てなかったなんて!

 アタシの言葉が命令になっちゃったみたいで、今は地面に(うずくま)ってるけど……。

 コレ、第三者が見れば〝路地裏で土下座してる全裸の男〟だよ?

 

 こんな所、誰かに見られたら──

 

 「ここに居たか、エイダ。ヴィオラから、まだ首都に居ると聞いて…………」

 

 「コ、コラさん!?」

 

 「いや、邪魔したな。おれは去るから続けてくれ」

 

 「待って!? 違うの!」

 

 「おい、()()()()()! いい加減、()()を取り止めてくれよ」

 

 「…………」

 

 終わった───アタシの〝コラさんルート〟が。

   ガクーン……

 あはは。良く考えたら、元々そんなルートは無かったね!

 

 あと……最近ずっと謎の効果音がしてるの何!?

 〝ドン!〟とか〝べべん!〟とか。アタシ以外には聞こえてないっぽいし!

 

 まさかアタシの頭の中に、スクラッチメン・アプーでも住んでるの!?

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ー ココヤシ村 ー

 

 

 到着〜♪

 バイガオは置いてきた。この村に、全裸の男を入れる訳には行かないからね!

 一度召喚しちゃったら、30分は解除できないから〝獣型〟に変身してもらって森へ放り込んできたの。

 ちなみに、連続で召喚も出来ないんだ。

 召喚してた時間分、インターバルがあるの。っと、そろそろ30分経つかな?

 アタシも召喚中は、地味に体力が削られちゃうから早く解除しなきゃ!

 

 「遠隔解除〜! Lehitraot(バイバイ)バイガオ!」

 

 《おわっ! 獣型の時に、戻されちまったから部屋が小せェ!?》

 

 《ハッハー、文句言うな変態虎ヤロウ。お前のせいで、相棒は失恋しちまったんだぜ?》

 

 「ち、違うよ!? ほら、コラさんは例のランキングにも入って無かったし……!」

 

 《おい、ご主人サマ。こっちに戻ったら、服も荷物もちゃんとあるぜ?》

 

 ん?……って事は、もしかして召喚できるのって〝契約した相手の肉体のみ〟って事!?

 文字通りの、身ひとつ。

 そっか、元々は動物に関連した能力だもんね。服を着てるケースの方がおかしいんだ。

 ピンキーは服を着てないから、今まで気が付かなかったよ。

 

 「さてと、振り出しに戻っちゃったねピンキー」

 

 《もう村の本屋でテキトーに買えばいいだろ?》

 

 「確かに品揃え良いんだけどね。まだナミが読んでない本あるかなぁ?」

 

───────────────

 

 ー 本屋 ー

 

 あれ? ナミが居るし。相変わらず、かわいいなぁ♪

 本屋のおばさんの事をチラチラ観察しちゃって!

 まるで隙を付いて万引きするみたい、な……?

 

 「ナミっ!!」

 

 「え!? おねーちゃん!?」

 

 「やめなさい」

 

 「……な、なにを?」

 

 「その本を、盗もうとする事を。よ」

 

 「うぅ」

 

──────────────────────────────

────────────────────

──────────

 

 ついキツく叱っちゃった。ナミは途中から泣いちゃったし……。

 でも軽はずみな気持ちで盗んだりしたら、将来後悔すると思うからね。

 幸い、盗もうとしたのは初めてだったみたい。

 ナミは昼間、学校へ行かない日は家で本を読んだり、地図を描いたりしてるんだけど

 この2週間で家にあった本を全部読破しちゃったんだって。

 

 本屋のおばちゃんに2人で謝って、結局さっきの本を買ってあげたんだ。

 アタシもナミにお土産を用意できてなかった事を謝って、お詫びって形にしたの。

 叱り方なんて分からないから、本 と みかんを売った際の利益の比較とかしちゃったけど

 ナミなら理解してくれてると思う!

 この子には、後悔して欲しくないからね。泥棒なんてさせる訳には……()()

 

 「……あ」

 

 「ぐす……。おねーちゃん、わたし ぜったいドロボーしないっ!」

 

 「あ、あー。あのね? 悪い人からなら、ドロボーしてもいいかなぁ〜……なんて!」

 

 「コラァ、エイダ!! 帰ってきて早々、ナミになんてこと吹き込んでるのっ!!」

   ドカァン!!

 「痛っ!? べルメールさん、いつの間に!? って言うか誤解!」

 

 「あはは。おねえちゃん、たんこぶ できてる!」

 

 「ナミも笑ってないで、反省しなさい!」

   ゴチン!

 「いった〜い! ベルメールさん」

 

 結局ナミも叩かれちゃった。アタシは、その10倍の威力で殴られたけどね!

 愛ある拳は防ぐ術なし。

 きっと鉄塊を使ってても痛かったんだろうなぁ。

 

 「あ、ベルメールさんコレ、お土産のコスメね♪」

 

 「また? 職場見学の時も化粧品だったじゃない……ってコレ、アマゾン・リリー製! ありがと、エイダ♪」

 

 もう。ブランド品だと分かったら、これなんだから。

 目がBerry(ベリー)になってるけど…………売り飛ばしたりしないよね?

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ー その日の夜 ー

 

 

 「帰って来ても寝るだけなんだし、ナミまでコッチに来なくても良かったのに」

 

 「きょうは、おねえちゃんの家がいい! せまいけど」

 

 「狭いのはナミの本が多いせいでしょ!」

 

 あれからノジコにもお土産を渡して、皆でお喋りしてたら夕方になってた。

 今は夕食を済まして、2週間ぶりに帰ってきたアタシの家……兼・仕事場。

 ようやく収入も安定してきたから、ゲンさんに借家を紹介してもらったの。

 前世で言うなら、1DKの風呂トイレ付き物件。

 寝室も、仕事部屋と化したダイニングも、本が所狭しと並んでる状態。

 

 「おねえちゃんの荷物も多いよ?」

 

 「う、引っ越して来てすぐ旅行に出ちゃったからね。明日は荷解きしなきゃ」

 

 「ベルメールさんが言ってたよ? エイダは、かたづけられない女だって!」

 

 「ちゃんとゴミは捨ててるよ!? これは必要な物だから!」

 

 決して汚部屋(おへや)じゃないから!

 

──────────────────────────────

────────────────────

──────────

 

 明日も用事があるから、そろそろ寝なきゃね。

 ベッドは1つだからナミと一緒。今日はぐっすり寝られそう♪

 

 「それじゃ、そろそろ寝よっかナミ」

 

 「なにか、おはなしして?」

 

 「あはは。もう旅行の話は全部しちゃったよ」

 

 「じゃあ、ほかの!」

 

 「うーん? 他の話かぁ……」

 

 今日はやけに甘えん坊だなぁ。

 アタシが旅行に出てたせいで、いつかのノジコみたいに寂しい思いをしてたのかも。

 さてさて、何を話そうかな?

 ナミが物心ついてからは、バカな話は控えてたの。

 変な影響与えて、将来 麦わらの一味に加入しなかったら困るし。

 

 でも昼間、泥棒になるフラグを完全に折っちゃったんだよね……。

 だったらせめて───!

 


 

 ──だからね? 普段は能天気でも、やる時はやる人。そういう男性(ヒト)を……

 

 「おねえちゃん、それ ギャップもえ でしょ? ノジコにきいたの」

 

 ──もしナミが病気で高熱を出しても、背負って雪山を登ってくれる様な……

 

 「山じゃなくて、ドクターのとこへ連れてって!?」

 

 ──例えば、ナミにしか操縦できない乗り物があったとするでしょ? そこへ一緒に……

 

 「ふぁ〜、ねむい……」

 

 ──硬いお菓子で攻撃する敵がいたらね? ナミが水で柔らかくして、食べられる様に……

 

 「すぅ、すぅ」

 


 

 寝ちゃったかぁ。

 でも開き直って、これでもかってくらいルフィをダイレクトに推しといたし……

 泥棒フラグが折れてても、ルフィの仲間になる確率は上がるよね?

 

 「おねえちゃん……どこにもいかないで……」

 

 「寝言かな?……大丈夫、どこにも行かないよ」

 

 ナミがもう少し成長するまで、旅へ出るのは控えよう。

 原作と同じ流れなら、アーロン襲来まで4年もあるし

 いざ襲撃されたとしても、もう十分手を打ってるんだしね!

 さ、明日は早朝にコラさんと密会予定だからアタシも早く寝なきゃ。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ー 翌日・ココヤシ村のはずれ ー

 

 

 「なるほど、昨日の相手はフーズ・フーか」

 

 「こっちだとバイガオって名前。昨日も言ったけど、あの件は完全に誤解です!」

 

 「まあ、それはどうでもいい。定期報告を頼む」

 

 「……七掠撰ブギー、ハンコックと偶然接触。2人ともM・Gへの悪感情は無し」

 

 「空の様子は?」

 

 「地中海周辺の空島に変化無し。おそらく、シキは未だに〝虹の霧〟内部かと」

 

 「他に変わった情報は?」

 

 「うーん? 動物がシビアじゃなくなった?」

 

 「……なんだそれは。意味が分からん」

 

 だって、そうとしか言いようが無いんだもん!

 あの巨大イルカを最後に、会う動物がみんな協力的で可愛いカンジだからね。

 おかげで鳥たちが集めた情報が、ピンキーを経由しないでも聞ける様になったし。

 アタシの覚醒が関係してるのかな? それとも……

 

 「あ、報告は以上です!」

 

 「了解だ。動物の件以外は、センゴクさんへ伝達しておく」

 

 「お願いしまーす」

 

 


 

 ー 半年前 ー

 

 

 「ヒノモト語で〝正義〟を背負ったコート? ふむ、これがデザイン案か」

 

 「アタシ、これでもデザイナーなんです! どうですか、センゴク元帥?」

 

 「……残念だが、却下だ」

 

 「か、漢字シリーズがボツに!?」

 

 「なにしろ急拵えの組織だ。〝正義〟という大義名分を得れば、暴走する者も出てくるだろう」

 

 う、正論だから反論しにくい。

 きっと正義を背負わなくても、モーガンとかは暴走しますよ──とは言えないからねぇ。

 せめて辞める前の恩返しになると思ったのになぁ……。

 

 「エイダ少佐、除隊は認めるが……動物と意思疎通できる能力は、実に惜しいな」

 

 「誰が漏らしたの!? まさかコラ、ロシナンテ中佐?……ないない! 絶対違う」

 

 「ほう、あいつも知っていたか。だが情報に関しては、とある筋としか言えんな。そこで一つ提案なんだが───

 


 

 

 こうしてアタシは、半ば脅迫される形で 元帥のスパイになったの。

 見返りとして、ココヤシ村が襲撃されたら応援を送ってくれるって約束。

 なぜか元帥は、将来的に村が襲撃されるかもしれないって話を信じてくれた。

 アタシも根拠を提示できないから有難いんだけど……何か裏がありそうで怖い。

 

 それはそれとして、アタシの任務内容は情報収集。

 ピンキーに協力してもらって、空島の様子を伝えるのがメイン。

 今は鳥たちも協力してくれるから、村にいても情報を得られる。

 アタシもウェザリアがあったら行ってみようと思ったんだけど、地中海近辺には無いみたい。

 現状の空島は、普通に人の住んでる島がいくつかあるだけ。

 シキは40年位前に〝虹の霧〟へ消えたらしいけど、島々は今も変わらずに浮き続けてる。

 

 「……しばらく任務で地中海を離れる。もしかしたら、これがお前と会う最後の機会かもしれないな」

 

 「そういうの、死亡フラグって言うんだけど。原作は別モノなんでしょ?」

 

 「あの時はそう言ったが……いざ期限が近づいて来ると、な」

 

 不安に駆られるコラさん……すごくイイ♪

 ダ、ダメ! こんな時は励まさないと。アタシは暗黒面に落ちないっ!

 原作でコラさんが死亡するのは、あと2年後だよね?……そうだ!

 

 「ロシナンテさん! アタシが20歳になる2年後。その時に、再会しましょう」

 

 「まさか再会の場所は〝シャボンディ諸島〟か?」

 

 「あはは。それもいいね! 今度会えたら、話したい事があるの……!」

 

 「ハハッ! それも死亡フラグというやつだろう?」

 

 そういうコト。

 知ってる? 死亡フラグってね、たくさん立てれば消滅するモノなんだよ。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 それからの時間は、あっという間に過ぎていった───

 

 

 ──ミンゴが貴族相手に、サブスクを仕掛けてボロ儲けしたり。

  ベルメールさん と ゲンさんが、たまに二人きりで会うようになったり。

 

 ──M・Gが密かに大型カタツムリの研究を始めたり。

  ノジコとアタシの共同名義で、ブランドを立ち上げることになったり。

 

 ──ブギーが教会と揉めて、七掠撰を脱退したり。

  ナミとトランプで遊んでたら、負けが続いてお金を搾り取られたり。

 

 ──バイガオからの連絡で、アーロンがインペルダウンに収監された事が判明したり。

 

 

 今は、聖アド歴1558年。アタシも、ついに20歳。

 アタシ達のブランド〝Bunting(バンティング)〟も1周年を迎えた。

 ブランドロゴはノジコのデザイン。ピンキーがモデルみたい……バンティングって小鳥の事なんだけどね!

 

【挿絵表示】

 

 1周年を記念して、そのロゴを模した銅像が村の広場に置かれることになっちゃった。

 完成したら、セレモニーまで開いてもらえるらしい。

 

 「フフフフ、上手くやったなエイダ。お前の商才は中々のモンだ」

 

 「あはは。たまたま限定商法が上手く行っただけだよ、ミンゴ支部長」

 

 「悪どい事考えやがる。まったく、末恐ろしいな」

 

 悪徳商法じゃないよ!?

 ココヤシ村でしか販売しない商品。ブランドロゴ入りの〝今〟Tシャツ。

 特に宣伝もしてなかったのに、これを買い求めに村への観光客が激増したの。

 おかげで、村で商売をしてる人達から感謝されて──今に至るってコト。

 

 「ねぇミンゴ。悪徳って言うなら、例の調査はまだかかるの?」

 

 「ああ、ロシーは()を黒だと確信してるようだが……向こうも中々、尻尾を掴ませねェらしい」

 

 この世界では、M・Gの幹部になってる〝闇金王〟ル・フェルド。

 もちろん闇金王なんて二つ名は表に出てないけどね。

 原作知識を得たコラさんは、ル・フェルドが不正を働いてるって前提で証拠を探してるの。

 でも調査は難航してて、ル・フェルドが運営してる慈善事業の施設へまだ潜入中みたい。再会はもう少し先かな?

 

 「そういえば村に来るなんて珍しいけど、何か用事があったの?」

 

 「今日は祝いに来てやっただけだ。式典の日は来られねェからな」

 

 「ありがとうミンゴ。そうだ! 前に頼んでた、村が襲撃された時の件だけど……」

 

 「安心しろ。異常があれば、おれが飛んできてやるさ。フッフッフッ!」

 

 あ、笑いながら飛んで行っちゃった……。

 アーロンが捕まってるみたいだから、そんなに警戒しなくても大丈夫って言おうとしたのに。

 あーあ、せっかく用意してたのになぁ。

 

 

           〜 対アーロン包囲網 〜

・隣町 ゴサ へ軍を配備。ちなみにキュロスも在住。

 

・ヴィオラが定期的に監視して、異常があればフラミンゴが飛んでくる。

 

・将来的に、有事の際はセンゴクが海軍を派遣してくれる。

 

・ブギー、ハンコックが近海へ来た際は、訪ねてもらう約束。

 

・ゼファー、スモーカー、ヒナが近隣を巡回する際も、村への立ち寄りを依頼。

 

 

 下2つは、万が一アタシがアーロンに殺されても、村の支配を終わらせる事は出来るって予防線。

 行き当たりばったりなアタシにしては、過剰なくらい慎重だったのに……。

 

これ全部、ムダになっちゃうの!?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。