【急募】見知らぬ世界で生きていく方法   作:道化所属

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 そう、私は考えた。男の娘とタグを付けたくないならちゃんと男にすればいいのではないかと。


十八スレ目

 

 

700:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

ワイは激怒した。

ワイの海より広い寛大さは今、奈落の底へと凋落した

 

 

701:名無しの冒険者

い、イッチ……?

 

 

702:名無しの冒険者

どうしたんや急に

 

 

703:名無しの冒険者

とりあえず落ち着こな?な?

 

 

704:名無しの冒険者

ワイらが話聞いてやるわ

 

 

705:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

【ヘラ・ファミリア】の女達のパーソナルスペースが近過ぎる!!ワイはもう限界や!!

 

 

706:名無しの冒険者

はい解散

 

 

707:名無しの冒険者

クソくだらなかった

 

 

708:名無しの冒険者

寧ろ死ね

 

 

709:名無しの冒険者

滅べ

 

 

710:名無しの冒険者

貴様に生きている価値はない

 

 

711:名無しの冒険者

女に囲まれてる時点で羨ましいんだよ死ね

 

 

712:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

馬鹿野郎!童貞には刺激が強過ぎんだよ!!

 

 

713:名無しの冒険者

ウッ

 

 

714:名無しの冒険者

やめろその術は俺に効く

 

 

715:名無しの冒険者

イッチもお年頃なんやな

 

 

716:名無しの冒険者

あー、確かに男扱いされてるというより弟とかそんな感じなのか。容姿もアレやし

 

 

717:名無しの冒険者

でも抜けばいいだろ?オカズに出来るだけの人はおるやろ

 

 

718:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

この世界に獣人が居ること忘れたか?

 

 

719:名無しの冒険者

はっ

 

 

720:名無しの冒険者

そうやった

 

 

721:名無しの冒険者

うわっ、じゃあ半年くらい抜けなかったんや

 

 

722:名無しの冒険者

匂いでバレるから

 

 

723:名無しの冒険者

流石に同情するぜイッチ

 

 

724:名無しの冒険者

距離近くて生殺しとか

 

 

725:名無しの冒険者

でもヤッたら帰れないからなぁ

 

 

726:名無しの冒険者

寧ろよく我慢したよね

 

 

727:名無しの冒険者

暴発寸前やろ

 

 

728:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

流石に激怒した。男としての認識が薄い。だから今の状況に陥ってる訳や。そこでワイは考えた。

 

 

729:名無しの冒険者

アルフィアにプロポーズか?

 

 

730:名無しの冒険者

壁ドンで俺も男なんだよと言って回る。

 

 

731:名無しの冒険者

いや此処は家出だろ

 

 

732:名無しの冒険者

蛮族女とヤる

 

 

733:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

ワイ、髪切るわ

 

 

734:名無しの冒険者

方法がショボ!?

 

 

735:名無しの冒険者

つか最初からその方法に気付けよ

 

 

736:名無しの冒険者

何故今まで気付かなかったし

 

 

737:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

いやさ、リヴェリアとか綺麗な髪って褒めてくれるし、ロキに今のままがええとか言い包められて気付くのが遅れた

 

 

738:名無しの冒険者

あの二人確信犯では?

 

 

739:名無しの冒険者

計画通り

 

 

740:名無しの冒険者

はっ!?

 

 

741:名無しの冒険者

この匂わせは……

 

 

742:名無しの冒険者

安価の霊圧が上がっている……?

 

 

743:名無しの冒険者

何……だと……

 

 

744:名無しの冒険者

拡散しろ!イッチの髪型安価がはーじまーるよー!

 

 

745:名無しの冒険者

呼んだかい?

 

 

746:名無しの冒険者

待っていたぜ(バッ

 

 

747:名無しの冒険者

遂にこの時が来たな(シュタ

 

 

748:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

待て、今回の安価には条件がある

 

 

749:名無しの冒険者

何や?

 

 

750:名無しの冒険者

安価の道を阻むかイッチ

 

 

751:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

いや別にやってもいいんやけど、先ず安価で長髪系は無しな?それだけの髪の長さは無いし

 

 

752:名無しの冒険者

まあ物理的に無理なのはしないやろ

 

 

753:名無しの冒険者

リィエルちゃんの髪から切っていったヘアスタイルじゃ無いと無理やしなぁ

 

 

754:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

それと、今回髪を切るのがメーテリアやからメーテリアが駄目と判断したものは禁止や。自分で髪適当に切ろうとしたらメーテリアにめっちゃ怒られた。

 

 

755:名無しの冒険者

サラッと尻に敷かれているイッチ氏

 

 

756:名無しの冒険者

やっぱメーテリアが最強なのでは

 

 

757:名無しの冒険者

クソッ、常識的な安価なんて味気ないが仕方ねえ

 

 

758:名無しの冒険者

安価出来るだけ得か……。

 

 

759:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

安価結果をメーテリアが却下したらやり直しや。

それじゃあ行くで、参考にするヘアスタイルのキャラ名。

>>770

 

 

760:名無しの冒険者

今回は難しいなぁ………

 

 

761:名無しの冒険者

此処は無難にキリト君

 

 

762:名無しの冒険者

キルア

 

 

763:名無しの冒険者

更木剣八

 

 

764:名無しの冒険者

ゴン

 

 

765:名無しの冒険者

夏油傑

 

 

766:名無しの冒険者

一角

 

 

767:名無しの冒険者

孫悟空

 

 

768:名無しの冒険者

ブラクロのアスタ

 

 

769:名無しの冒険者

山田リョウ

 

 

770:名無しの冒険者

白猫のジン

 

 

771:名無しの冒険者

佐藤カズマ

 

 

772:名無しの冒険者

武藤遊戯

 

 

773:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

えっ、知らないキャラなんやけど……

 

 

774:名無しの冒険者

知ってんの白猫やってる奴だけやな

 

 

775:名無しの冒険者

ほらよ、これや

【画像】

 

 

776:名無しの冒険者

少し長めの髪下ろした五条悟みたいやな

 

 

777:名無しの冒険者

イケメンやないかい爆ぜろ

 

 

778:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

まあこれなら納得するやろ。とりま行ってくるぜ

 

 

779:名無しの冒険者

クソッ、無難どころかイッチをイケメンにしてしまった

 

 

780:名無しの冒険者

カヒュー、カヒュー

 

 

781:名無しの冒険者

どなたか愉悦の話を持つお医者様はいらっしゃいますか

 

 

782:名無しの冒険者

今回ワイらがやった事マジでただのイッチのアシストやん

 

 

783:名無しの冒険者

此処でメーテリアが失敗して頭の一部ハゲて欲しい

 

 

784:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

これやるから黙ってろ

【画像】

 

 

785:名無しの冒険者

な……ガハッ……!

 

 

786:名無しの冒険者

アルフィアの髪を整えるメーテリア、そして柔らかな笑みを浮かべたアルフィアと髪を撫でて微笑んでるメーテリア……ごぶっ…!

 

 

787:名無しの冒険者

『アル×メー』ですかありがとうございます

 

 

788:名無しの冒険者

てぇてぇ

 

 

789:名無しの冒険者

神様仏様イッチ様、感謝します。

 

 

790:名無しの冒険者

ご馳走様です

 

 

791:名無しの冒険者

ああ、心が浄化されていく………

 

 

 

 ★★★★★

 

 

「じゃあ始めますね?」

「メーテリアは散髪の経験はあるんだよな?」

「姉さんの髪はよく私が切ってます。メナさんや団長さんの髪も」

「へー、意外」

 

 

 メーテリアがノーグの髪を触る。

 女なら散髪した事はあるが、男は無い。髪質を触れて確かめる。

 

 

「(うわ凄い……ノーグさんの髪凄いサラサラ。癖っ毛はあるけど柔らかい)」

 

 

 ゴワゴワしてなく、指を落とせば透き通るような髪の滑らかさ。男の人の髪に直接触ることは初めてだが、撫でるとそれなりに気持ちいい。長くなり肩にまで伸び切った髪を見てこれはこれで似合うと心の中で思った。

 

 

「それにしても長い方が好きなんですか?」

「いや、リヴェリアやロキに騙された。結果距離感が近過ぎて困るしな」

「あー、ノーグさんも男の子ですもんね」

 

 

 レシアに迫られたり、メナに弟扱いされたりと距離が近過ぎてノーグの背中には悲壮感が出ていた。女の子扱いされたくないのだが、顔立ちが中性である以上、どうしても他の男よりも男としての認識が弱いのだろう。

 

 

「髪型はこんな感じ、出来る?」

「はい、大丈夫だと思います」

 

 

 ノーグが紙に書いた髪型を見て、メーテリアは鋏を持ち髪を切り始めた。軽快な音を立てて切れていく髪とメーテリアの鼻歌が聞こえ、ノーグは静かに目を閉じる。

 

 

 三十分後。

 

 

「おおぉ………」

「ん?どうした?」

 

 

 鋏を置き、鏡に写るノーグを見てメーテリアは顔の良さに目を見開いていた。自分でいい仕事をしたという自覚はあるが、大成功と共に大誤算だった。まさか此処までの変貌を遂げるとはメーテリア自身も予想していなかった。

 

 

「(まつ毛が長い……前髪が少し長くて分からなかったけど、藍色の瞳とか肌の色とかも儚さ相まって本当に精霊みたい)」

 

 

 ノーグの肌は普通の人より若干白い。

 リヴェリアに似た肌色なのは恐らくヴィルデアの影響なのだろうが、黙っていれば儚さ漂う異国の王子のような雰囲気に切った本人も驚いている。

 

 

「おっ、凄い要望通りだ。ありがとなメーテリア」

「あ、はい……」

 

 

 鏡を見たノーグはご機嫌な様子で切った髪を片付けて部屋を出る。その様子をメーテリアは見て、ある事を悟った。少し兄貴分な大人びた性格のノーグがこの髪型であるとどうなるか。

 

 

「(これ、レシアさんとか好かれてる人から本気で迫られるんじゃ……)」

 

 

 その後、ノーグが悲惨な目に遭うかもしれない事が容易に想像出来てしまい、考える事を止めた。

 

 

 ★★★★★

 

 

853:名無しの冒険者

リヴァイアサンを倒すとするならマッマ呼ばれなかったんやな

 

 

854:名無しの冒険者 

マッマは殲滅は得意でも巨大獣や階層主を消し飛ばす事はキツイんやろ

 

 

855:名無しの冒険者

アルフィアとリヴェリアでも系統が意外と違うんやなぁ

 

 

856:名無しの冒険者

殲滅魔法でも範囲特化か一点突破かの違いはあるやろな

 

 

857:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

ただいま

 

 

858:名無しの冒険者

おっ、帰ってきた

 

 

859:名無しの冒険者 

おかえりイッチ

 

 

860:名無しの冒険者

それで?髪どうなったんや?

 

 

861:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

こうなったわ

【画像】

 

 

862:名無しの冒険者

おおぉ……

 

 

863:名無しの冒険者

イケメンじゃねぇか爆ぜろ

 

 

864:名無しの冒険者

リア充は死すべしナウ

 

 

865:名無しの冒険者

リィエルちゃんから此処まで変わるとは

 

 

866:名無しの冒険者

まあ、望んだ通りにはなったな。男らしくなったやんイッチ

 

 

867:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

いや、うん…髪はいいんだけど

 

 

868:名無しの冒険者

何やお披露目したんか?

 

 

869:名無しの冒険者

反応はどんな感じや?

 

 

870:名無しの冒険者

蛮族女が涎垂らして迫ってくるとワイは見た

 

 

871:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

いや、なんかレシア以外は余所余所しくなった。男と見られてそれはそれでええんやけど、なんか話しかけようとすると脱兎の如く逃げ出された

 

 

872:名無しの冒険者

寧ろ望んだ事では?

 

 

873:名無しの冒険者

よかったじゃないか、望んだ通りになったで

 

 

874:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

いや、無言で逃げ出されるのは流石に傷付いた

 

 

875:名無しの冒険者

うーん、この朴念仁

 

 

876:名無しの冒険者

イッチそろそろ死んだ方がいいで?

 

 

877:名無しの冒険者

介錯はしてやる

 

 

878:超絶残虐破壊衝動女神(ハイパーウルトラヒステリー)の眷属

えっ、これワイ処刑されるの? 

イケメンですみません。生まれ変わったら普通の男の子になりたいです。

 

 

879:名無しの冒険者

火と水と切腹とギロチン、好きなの選びな

 

 

880:名無しの冒険者

いっそ全部やれ

 

 

881:名無しの冒険者

罪な男が罪を重ね過ぎてんじゃねえ

 

 

882:名無しの冒険者

潔く腹を切れ

 

 





『女帝の場合』

「おお……」
「……どうした団長?」
「あと五年したら夫にしてあげる」
「!?」

 寒気を感じた。


『副団長の場合』

「うおお、イケメンになったっすね少年」
「似合う?」
「似合う似合う。うわっ、髪柔らかっ」ナデナデ
「……もう少し撫でます?」
「是非」

 甘え上手なノーグ君。


『紅(侍ガール)の場合』

「…………」
「…………」
「……似合っている」
「あっ、はいありがとうございます」
「(一瞬誰か分からなかった)」

 不覚だった紅。見分け付かずに修行が足らなかった。


『レシア(蛮族女)の場合』

「ノーグ、それ誘ってる?誘ってるんだね?分かった任せな」
「待っっって」

 その後、襲われないように藍色の焔を出すノーグと舌で唇を舐めて狩人の如く力尽きるまで眼光を光らせるレシアの姿を複数の団員が見たという。


『メナの場合』

「………嘘」
「何で絶望してるし」
「あんな可愛いノーグが…!髪を切るなんて……!!何で相談してくれなかったの!?」
「アンタ絶対女っぽいチョイスしそうだから」

 その後、魔導大国に髪が伸びる薬を依頼したとか。


『ヘラの団員の場合』

「あっ、いたいた。リリナ達、今日深層に」
「」
「ああ!?リリナが死んだ!?」
「心肺停止状態!大至急メナさんの所に!」
「えっ、俺運ぼうか?」
「「絶対やめろ!?」

 他の団員には無言で逃げられた。


『アルフィアの場合』

「………」
「………」
「………」
「いや、なんか言えよ」
「【福音(ゴスペル)】」
「何で!?」


 照れ隠し福音(ゴスペル)。耐久が上がった。


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