【急募】見知らぬ世界で生きていく方法 作:道化所属
今年は此処まで。
1:解析最強ニキ
遂に、遂に出来たぞ!イッチのスレ機能を此方側からこじ開けられるようになった!!
2:名無しの冒険者
乙……えっ
3:名無しの冒険者
イッチじゃない…だと?
4:
ちょっ、おま、マジで何してくれちゃってんの!?
5:名無しの冒険者
あっ、イッチだ!
6:名無しの冒険者
プライバシーガン無視はアカンて……
7:名無しの冒険者
つかイッチが反応しとるって事は……マ?
8:
背筋がゾワゾワしたと思ったら勝手にスキルが機能してるし、何でそっちからスレ立てられるんや!?つか犯罪やろ!?
9:解析最強ニキ
この俺に不可能の文字は無いのさ
10:名無しの冒険者
誰か止めろ
11:名無しの冒険者
スレ民の一線を越えようとしてる
12:名無しの冒険者
それはアカン奴やろ
13:解析最強ニキ
まあ待て諸君。コレはいずれ必要な事だった……違うか?
14:名無しの冒険者
15:名無しの冒険者
16:名無しの冒険者
17:名無しの冒険者
しゃーない、今回は見逃したる
18:名無しの冒険者
必要な犠牲でした
19:名無しの冒険者
このワイの心の広さに感謝するがいい
20:
待てやコラ。ワイのプライバシーガン無視はダメやろ!?
21:名無しの冒険者
安心しいイッチ
22:名無しの冒険者
流石にプライベートのLiveはコッチからしないし、そこんとこの一線は守るわ
23:名無しの冒険者
そーゆー問題じゃないと思うけどなぁ……
24:名無しの冒険者
スレ立て考察とか色々したかった部分もあるし、Liveの時はイッチの許可を貰うわ。今まで以上に助けたるし
25:
ワイ、スレ民に頼るのもう嫌なんやが……何隠しとんの?
26:解析最強ニキ
女は秘密を着飾って美しくなるのさ
27:
お前ネカマやろ
28:解析最強ニキ
殺す
29:名無しの冒険者
即バレとるやないかいww
30:名無しの冒険者
女の秘密(笑)
31:名無しの冒険者
流れるように秘密暴かれとるやんけww
32:名無しの冒険者
大丈夫やってイッチ、マジもマジな時しかせえへんから
33:名無しの冒険者
まあコレで伝家の宝刀『スレ立て封じ』は抜けなくなったけどな
34:
恩恵無くせばスレとか消えんのかな
35:名無しの冒険者
アレェ!?
36:名無しの冒険者
思い切りが良過ぎるぜイッチィィ!?
37:名無しの冒険者
こ、コレまでの努力を全て水の泡にする気か!?
38:名無しの冒険者
伝家の宝刀『スレ立て根絶』
39:名無しの冒険者
抜いたらあかん、抜いたらあかん…!
40:名無しの冒険者
宝刀抜かずにスレ立ててぇ……!
41:
誰がのど飴のCM流せといった
42:名無しの冒険者
ブハッww
43:名無しの冒険者
今気付いたわ
44:解析最強ニキ
まっ、イッチのスレ干渉とかめっちゃ時間かかるし、頻繁には出来へんから許してヒヤシンス
45:
諸悪の根源が何言ってんだマジブッ殺すぞ。スレ民なら超えてはいけない一線くらい守れやカス
46:名無しの冒険者
マジの正論の暴力
47:名無しの冒険者
まあ同じ立場ならイッチの反応は妥当やけどな
48:名無しの冒険者
まあとりあえず解析最強ニキはステイな?
49:名無しの冒険者
反省しろ
50:名無しの冒険者
まあワイらも望んだ事と言えど過激派がおるなんてワイらも予想外や
51:名無しの冒険者
コレが下界でいう未知なんやなぁ
52:
いや未知やないから…ハァ、もうええわ通報したし
53:名無しの冒険者
諦めが早いなイッチ
54:名無しの冒険者
もっと熱くなれよぉ!!
55:
やだよ疲れた。
あっ、残り一ヶ月でリヴァイアサン討伐なんやけど情報ある?
56:名無しの冒険者
イッチ、心して聞け
57:名無しの冒険者
リヴァイアサン討伐に関しては全くと言っていいほど情報が無い
58:名無しの冒険者
そもそも原作開始前やし
59:名無しの冒険者
ゼウスとヘラの実態もそこまで詳しい訳でもなかったしなぁ
60:
じゃあなんでアルフィアやザルドとかマキシムは知ってたの?
61:名無しの冒険者
メンバーは一部のみ知ってた
62:名無しの冒険者
未来の最強オッタルくんの敗北描写に名前あったし
63:名無しの冒険者
しかも原作ではなく
64:
まあ、そうなるとワイが知ってる事の方が大きいか。
65:名無しの冒険者
なんか知っとんのか?
66:名無しの冒険者
まあ千年の歴史を築いた二大派閥ならリヴァイアサンの情報くらい持っとると思うけどな
67:名無しの冒険者
女帝達の時代が異常やったんや。なんやLv.9って
68:
え"っ、あの人まだ強くなんの?
69:名無しの冒険者
おー
70:名無しの冒険者
女帝は女帝やから女帝なのだ
71:名無しの冒険者
全部女帝やないかい
72:名無しの冒険者
女帝以上が居るとするならアルバートやな
73:名無しの冒険者
アルバート>>>女帝>マキシム>アルフィア
74:名無しの冒険者
アルバートの間には絶対に超えられない差がある
75:
古代の英雄って凄いんやな……。
76:名無しの冒険者
つーかイッチ、お前も英雄になれるスペックやろ
77:名無しの冒険者
英雄と精霊、原作でも結び付きの匂わせはあるしなぁ
78:名無しの冒険者
英雄の素質があり、精霊の力を得ているイッチ氏
79:名無しの冒険者
それつまり英雄候補じゃね?
80:名無しの冒険者
お前も英雄にならないか?
81:
いや、いっつもスレ立ててる理由を振り返ってみような
82:名無しの冒険者
はっ
83:名無しの冒険者
そうやった
84:名無しの冒険者
いやイッチ、今の環境振り返ってみような?
85:
ああ……うん。そうやね……。
前回から約半年。毎日毎日シゴかれてるお陰で一週間前にランクアップ出来るようになったわ。
86:名無しの冒険者
ダニィ!?
87:名無しの冒険者
メルティ戦以来、格上の経験値が取りにくかったイッチが遂に!?
88:名無しの冒険者
決め手は何やったんや?
89:
深層67階層の攻略
90:名無しの冒険者
91:名無しの冒険者
92:名無しの冒険者
93:名無しの冒険者
えっっっぐ
94:名無しの冒険者
イッチ、スレ立てのタイトル振り返ってみような
95:名無しの冒険者
完全にブーメランどころかついでに鎖まで付いてきた始末
96:
常に攻撃表示しか出来へんわ。守備表示?女帝の前で?あはは、何回殺されかけたんやろなぁ、……最終ステイタスはこんな感じや。
ノーグ Lv.4
力 SSS1501
耐久 SSS1600
器用 SSS1452
敏捷 SSS1529
魔力 SSS1600
【天眼E】
【耐異常F】
【耐冷D】
【魔導G】
『魔法』
【アプソール・コフィン】
・二段階階位付与魔法
・一段階『凍てつく残響よ渦を巻け』
・二段階『燻りし焔をその手に慄け、氷界の果てに疾く失せよ』
【リア・スノーライズ】
・領域魔法
・指定した存在に氷付与魔法を付与
・極寒、氷結範囲に幻像使用権限獲得
・極寒、氷結範囲から魔素の回収、精神力還元
『それは尊き冬の幻想、今は閉ざされし幻雪の箱庭、流れて駆けゆく数多の精、黄昏に吹雪く厳冬の風、打ち震えよ、我が声に耳を傾け力を貸せ、黄昏の空を飛翔し渡り、白銀の大地を踏み締め走れ、悠久の時を経て、懐かしき冬が目を醒ます、届かぬ天を地に落とし、今こそ我等に栄光を、箱庭は開かれた、偉大なる冬の世界へようこそ』
『スキル』
【
・■■■■■■■■■
・神威に対する拒絶権
【
・
・疾走時、精神力を消費し『敏捷』の上昇
・発動時、加速限界の制限無視
【
・発展アビリティ【耐冷】の獲得
・環境極寒時、ステイタスの高補正
【
・一定以上の憤怒時発動可能
・精神力二倍消費による魔法の詠唱破棄
・怒りの丈より出力上昇
【
・魔法発動中、精神力超消費にて冷気隷属
・隷属範囲及び練度はLv.に依存
ワイもヘラもドン引きの数値やった。
耐久と魔力に関してはSSSの限界値に達したからLv.4だと上げられないとの事やった。
97:名無しの冒険者
うわぁ……
98:名無しの冒険者
うわぁ………
99:名無しの冒険者
最早イッチが可哀想に思えてきたわ。
100:名無しの冒険者
で、どうやったんや深層67階層は?
101:
思い出させるな吐く
★★★★★
【ヘラ・ファミリア】全員の休暇。
ノーグも幹部として67階層に後衛として突入し、領域魔法や冷気隷属の腕を格段に引き上げ、ランクアップが出来るようになった。発展アビリティに悩んでいた為保留にしているが、二年弱で全アビリティSSSはヘラでさえ戦慄する程だった。特に魔力と耐久がずば抜けている事にロキの怒りは間違いないと遠い目をしていたらしい。
流石にノーグも未知の階層の遠征は堪えたのか。帰ってから二日ほどはベッドから離れなかった。メーテリアが心配になって覗いてみると、返事がない屍のようだった。二年でSSSという記録はそれだけノーグ自身の神経をすり減らしていた。
メーテリアは此処で悟った。
このままじゃリヴァイアサン討伐前にノーグが壊れるのではないのかと。【修羅】と呼ばれた男でも【修羅】になりたかった訳ではない。限度があるのは当然の話だ。
「ハァ……」
「の、ノーグさん大丈夫ですか?」
「いや……流石に疲れたかな」
ノーグの様子は一言で言うなら疲れ切っていた。リヴァイアサン討伐の為に必要ではあったのかもしれないが、癒しという癒しが少な過ぎて飴と鞭の比率で言えば八割程鞭に傾いてノーグも限界だった。休めば治るという限度を超えている。
特に急激な環境の変化、【ヘラ・ファミリア】の一時的な
「ハァ……」
ため息は幸せが逃げると聞くが、一体どれだけの溜息を吐くのか。疲れ切って幸せすら感じられないならもう相当心が限界であるのだろう。
★★★★★
「姉さん、どうにかならない?」
「何故私に振った」
本を読み、休暇を満喫していたアルフィアにメーテリアが相談する。ノーグの限界は女帝もヘラも悟っていたのか、休暇期間を一週間延長させる程だ。優れたパフォーマンスが出来なければリヴァイアサンは倒せない。特にノーグはそれが顕著に出る。
そう言う意味ではアルフィアも聞き逃せない相談ではあった。
「だって、ノーグさんが一番信頼してるのって姉さんだし」
「それはお前の見解じゃないのか?」
「女の勘だけど、間違いないと思うよ?」
メーテリアの言葉に僅かながら頬が熱くなった気がした。アルフィアは咳をして誤魔化す。
「とはいえだ。私に出来る事はない。本人が疲れているなら休ませるだけ休ませる事が唯一の回復方法だろう」
「でもノーグさん、ずっと辛い思いしてるんだよ?」
「はっ?」
辛い思いをしている。
ノーグに限ってそんな事は無いと思っていた。いつも自然体で、疲れていても喰らい付いてくる気概もあって手加減は余りしていない。遠征で疲れた様子ではあったが、辛そうには見えなかった。
だが……それは。
「リヴァイアサン討伐だって、私達のファミリアが挑む訳でノーグさんはそれに巻き込まれたようなものだし、ノーグさんは強くなりたい事が第一でも無いのに私達が環境を無理矢理整えて強くして、ノーグさんが何も無いと思ってるの?」
ずっと、ノーグは悟らせなかったからだ。
アルフィアが気付けなかったのも無理はない。ノーグ自身の意地もあり、アルフィアにそんな顔を見せたくなかったからアルフィアは気付かなかったのだ。だが、最近は隠し切れていない。大丈夫という言葉の裏腹には相当過酷な時間に疲弊し続けている。
「幾らなんでも可哀想だよ。戦えない私から見ても」
「それは……」
「それに利用するだけ利用してその後は元に戻すみたいで、本当に良いと思ってるの?」
「っ……」
その言葉に息が止まった。
ノーグの限界に気付けたのはメーテリアだけだ。気を許しているというよりは、幹部メンバーに苦労をかけたくないノーグ本人の配慮もあった。性格も相まって、その優しさに甘え続けた結果が今のノーグの状態なのだ。このままでは討伐前に壊れるというのは間違いじゃないだろう。
「何をすればいい」
「近々、リヴァイアサン討伐前に『二大祭』があるでしょ?」
オラリオ恒例の『
英雄や冒険者に送る
「ああそうだが……まさか」
メーテリアは軽く笑って、アルフィアに提案する。
「ノーグさんをデートに誘ってみない?」
★★★★★
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