「悪魔、ですか」
悪魔ってあの悪魔だよね。サタンとかルシファーとか邪神ちゃんとか。ルシファーは堕天使か。こんな身近なところにいるもんなんだなぁと感心している。
まあ堕天使いるぐらいだから悪魔いてもおかしくないでしょ、天使もいるんじゃね?知らんけど。
「あ、ボクの名前はエルフナインです。職業は...元科学者?考古学者?ですかね」
実際どうだったのだろうか。作中ではS.O.N.Gのシンフォギアシステムの改修やリンカーの作成を行なっていたから科学者というより、技術者っていうのかな?そこら辺はまったく分からない。少なくともダインスレイフの破片等の聖遺物、シンフォギアシステムとか扱ってたし、科学者兼考古学者で間違いないのかもしれない。
「エルフナインね。よろしく」
「こちらこそよろしくお願いします、グレモリーさん」
「リアスでいいわ」
了解。
「さて、本題だけど、あなたが倒した敵は間違いなく堕天使よ。私の縄張りで可愛い下僕がいじめられた上になにかコソコソと企んでいる様子だからそろそろ駆除しないといけないわ」
「そうですか」
「そこで提案なのだけど、この件、あなたは引いてもらえないかしら」
「理由をお聞きしても?」
「あなたも堕天使に襲われたということは重々承知よ。でもこの駒王町の管理は私がしているの。だからトラブルが起きたら自分が解決しなくちゃいけないの」
なるほど。体裁を守りたい感じなんですかね。でもなー堕天使の持つ想い出の量って凄まじいんだよね、キャロル曰く。またいつ襲われるか分からないから少しでも多くの想い出を貯めておきたい。後でキャロルと相談するか。
「了解しました。もし襲われた場合はボクたちで対処するのでその点だけはご理解いただけると」
「...あまり一般人に戦ってもらいたくないのだけれど、そこは仕方がないわね」
「分かりました」
あまり納得しない表情を浮かべるリアスさん。
ボクもあまり受け入れられない。
難しい問題だもんね、仕方がないわな。
視界の端に助けた少年がなんか話しかけたそうにしてるから声をかけようかな。
「お腹の傷は大丈夫ですか?」
「ああ!もう何ともないぞ!あの時助けてくれたのはエルフナインちゃんだったのか。俺の名前は兵藤一誠。イッセーと呼んでくれ」
少年、イッセーさんはそう言いながらボクの頭を撫でてきた。エロい話とか下ネタ話さなければカッコいい部類に入る顔なのに残念だなぁ。
「いえいえ、助けたのはキャロルなので」
「「「「「キャロル?」」」」」
悪魔さんたちの声が被った。
「そういえばさっきと口調が変わっているわ。今は優しい雰囲気だけど、見つけた時は全身から殺意が剥き出しの状態だったわ。もしかして二重人格というものかしら?」
やっぱそこ気になるよね。どう説明したものか。
「説明しようとするととても難しいのですが...少なくとも二重人格ではないと思います。普段からお話できますし。守護霊?思念体と言った方がいいのでしょうか?うーん」
『チッ、オレに変われ』
キャロルはボクの身体の中から上半身だけ飛び出してそう言ってきた。
(キャロル起きてたんだ)
『うるさくて寝れたもんじゃない』
(錬金術で思念体を移す術式でも纏えばいいのでは?司令に姿見せてたじゃないですか)
『そうしたら真っ先にお前が狙われるぞ』
(キャロルが守ってくれるんですよね?)
『チッ!さっさと変われ!』
キャロルは無理やりボクの身体に入り、ボクは思念体となった。
「面倒臭い質問をしやがって」
「口調が、変わった...」
「瞳の色と目付きも変わりましたわ」
「オレの名前はキャロル・マールス・ディーンハイム。この身体の本来の所有者だ」
「本来の所有者?どういうことなんだ?」
「大まかな説明は省くがある日、記憶を完全に失いかけたオレと、今すぐにでも消えてしまうエルフナインを錬金術で意識の統合を行った結果がこれだ」
「「「「「?????」」」」」
(みなさん理解できてないですよ。あと説明雑すぎません?」
『お前がオレの脳を分析し、コピペを繰り返してオレの擬似人格を構築したと説明したとして、コイツらに理解できると思うか?』
全くもって思いません。
でも難しい話だよね、これ。アニメで見た光景だけど考察してもよく分からないものだもん。
エルフナインちゃん超優秀ってことだよね。あれ、ボクってクソポンコツなのでは?考えてて悲しくなってきた。
「つまるところ、2人で1人を体現しているということだ。数学の問題を解きながら、楽器を弾くことだってできる。マルチタスクが常にできる状態だ」
「なんだよそれ、チートじゃんか...!」
「これが錬金術だ」
そう言ってドヤ顔をキメるキャロル、とても可愛い。でもそろそろ戻りたいな。思念体タックル!
『何をする!』
(もう大丈夫でしょう。素人に専門知識を唱えたところで理解できないのは当たり前です。また時間がある時に追々説明すればいいだけです)
『...それもそうだな、あとは任せた』
そう言うとキャロルはボクの身体に入っていった。
「と、言う感じです。少しは分かってくれましたか?難しい話ですが...」
「ええ、ありがとうエルフナイン。貴重な話を聞けてよかったわ」
「では要件は済んだと思うので、ボクは帰ります」
「じゃあ元の場所に戻すわ。魔法陣の上に」
リアスさんは床に魔法陣を展開し、ボクはその上に立った。
「それでは皆さん」
そう言うと視界が真っ白になり、気がついたら夜の公園に立っていた。カバンの中身も消えていないようだ、安心安心。
「キャロル」
『なんだ』
キャロルの名前を呼ぶとすぐに思念体が姿を表す。
まだ初日なのになんか慣れちゃったな、この光景。
「リアスさんに先の件から引けと言われましたけど」
『まぁ、無理だな。堕天使の想い出は凄まじい量だ。オレの数百年の想い出と近い量をヤツらは持っている。利用しない手はない』
「しかもあっちはダウルダブラのことを聖遺物ではなく、
『ただの烏風情がオレのダウルダブラを簡単に扱えるとは思わないがな』
「それはそうですけど」
ダウルダブラは作中でも屈指の出力を発揮していたけど、その分負荷が強いのだろう、想い出燃やすし。
キャロルしか扱えないわそりゃ。想い出の代わりになる燃料があればいいんだけどね。そう簡単には見つからないと思う。
『...どこかでダウルダブラが直せればいいが、教会は無理だろうな』
「そうですね、キャロルが言ってた堕天使の拠点ぽいらしいですからね。...そういえばアーシアさんは何処に行ったのでしょう。まさか、教会に...?」
『あり得ない話ではないだろう。オレたちじゃなくても他の人間が教えているはずだ』
「堕天使がアーシアさんを探してたと言っていました。でも堕ちた天使が仮にも教会に属している修道女を必要とするのでしょうか?...もしかして彼女は訳ありなのでは?」
『そこまでは分からん、興味ないからな。ただ訳ありだとしてただの人間を欲する道理はない。アーシア・アルジェントも神器と呼ばれる代物を持っているのかもな』
「うーん分からないですね。今日はもう休みましょう、疲れました」
腕時計を見ると短針が10を指していた。もうこんな時間か...。今からホテルを取るのは難しいだろうし、今日はネットカフェで一泊するか。
なんか二次ランキング入りしてました。
こんな拙い文章読んでくださりありがとうございます。
シンフォギアとD×D合わせるの難しいですね。
自分は文章力もないので1話作るごとにヘトヘトですわ。
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