ちうちう
本当にもうちょっと貯めて投稿したかったです。
ちうちう
ではどうぞ
さて、とりあえず話したのはどこまでだったか…
あぁそう、初めての転移だったな
ありゃ酷かった
当時10歳、だいぶ前の記憶のはずだがしっかりと覚えているのは、転移の危険性の一端をはっきりと感じた経験だったからということ
それと初めての転移だったことが大きな要因か
「ふぅ…」
流石にあれを思い出すと未だに少し心臓がざわつくな…
腹にある丸い傷を撫でる。
人間の想像力は凄いもので、実際に怪我をしていなくとも、そうあるのだ…と、一種の暗示のように思い込むだけで、脳が勘違いをし、体を傷つける。
「はぁ……怪我はしてないのに傷だらけなんてヤバいやつみたいじゃないか」
まぁ転移体質だなんて十分ヤバいやつではあるのだが。
例えば誰かが「俺っち転移体質でさ〜この前もーー」とか急に言い出したら俺だってコイツヤバいなって思うさ
実際俺は中学になるまでは人に転移の話をしたことがある……が、当然まともに取り合ってくれる人間は居らず、結局はカウンセリングなんかで検査をされるだけだった。
それに周りの人間も少しずつ俺から距離を取った。
「とりあえず地元から離れた学校に進学したのはナイス判断ではあったな」
おそらくあのまま地元で進学をしていても俺はぼっちになるだけだったろう。
転移先では時間がある。それは数少ない利点の一つだ。
その時間のお陰で俺には膨大な勉強時間があった。
…と、流石に小話が過ぎたな
そろそろ転移体質の現時点で分かっていることを話そうか
現時点で分かっている情報はこれだ。
1つ、転移先で負った傷は全て現実に現れる訳ではなく、ある程度までの傷は現れない。
2つ、転移から戻ってきた時、転移した時間、場所に戻される。
3つ、向こうで得た物や能力は現実世界に持ち込むことは出来ない。
4つ、何故か向こうで使うお金は現実世界から引かれる。何故か。
5つ、転移には何かしらのテーマがあり、それが完遂する、又は実現不可能になることで現実世界に戻ることが出来る。
ひとまずこんなもんか。
不足があれば以降そのタイミングで補足しようと思うが。
一旦それぞれの情報について解説をしよう。
まず1つ目。転移先と現実世界での怪我の問題だ。
かつて転移先の世界で俺は試験的に腕に怪我をしてみた。
おそらく数週間あれば治るような傷だ。
(だが傷は現実に現れなかった)
そして、転移先で負った傷がかなりの重症だった場合。
四肢の欠損などの大き過ぎる負傷をした場合(流石に意図的に負った傷では無い)。
(その場合は体に傷が刻まれた)
どのくらいの負傷で現実世界に影響するのかは分からない。
ちなみに俺は過去に転移先と現実世界の負傷の関係性について仮説を考えたことがある。
諸君は、1つ前にした話を覚えているな?
そう。初めて転移した時の話だ。
それを元に『幻痛による自己暗示で体に傷が現れたのだ』という仮説を。
だがおそらく、その仮説は間違っている。
理由はそう。俺の体に刻まれている。
この体には、俺が負った記憶の無い傷が何個かある。
そう。幻痛による傷では無い、いつの間にか付いている大きな傷が何個かあるということだ。
つまり現状、分かっているのは転移先で大怪我を負った場合、現実にその傷が現れてしまうということ。
幻痛は傷を負った時の痛みを思い出した際に感じているものだということだ。
いや、それすら仮説に過ぎないのかもしれないのだが……
…とまぁ、それはひとまず置いておこう。
そして2つ目。転移から戻った時の場所や時間の話だ。
これに関しては良いことではある。
昔転移した先で10年ほど滞在した事がある。
その時は普通に進学し普通に就職し、働いていたらある日突如現実世界に戻されたのだ。
そして、戻った時には当時仲良かった友人との会話の途中から再開された。
更に、その10年間の記憶は失われること無く残った。
これはかなりのアドバンテージで、転移先でした勉強は、現実世界にも適応され、現実世界での学校の勉強はかなり楽になった。
そして何故か転移先から戻ると体に引っ張られるかのように精神年齢が戻されるのだ。
この問題においては、精神年齢が戻されるお陰で友人と仲良く出来たので逆に良かったと思っている。
そして、戻った際に混乱しないように、転移した時にある程度の情報はメモをしている…のだが、長期転移の場合は大まかにしか覚えていないため、現実世界に戻った時ちょくちょくやらかしている。
まぁ2つ目はここらにしておくか。
では3つ目。転移先で得た物や能力を持ち帰れない問題について。
転移先では数々の経験をしている。魔法や魔術などと関わったこともあったし、転移先で得た貴重な物品などもあった。
…が、そのどれ1つとして現実世界には持ち帰ることが出来なかった。
…そして能力も然り。
ここで言う能力は超常的なものだけでは無い。
身体能力や技術的な物も含まれる。
俺は過去に魔術で溢れている世界に飛ばされた。そこでは俺も魔術を使うことが出来た。
だが、現実世界では使えなかった。
魔術的に必要な物も集めて最高位の術(向こうでも使えなかった)すら試してみた。
…だが使えなかった。
かつて武術が全てを支配している世界に飛ばされた。
そしてその際向こうで得た体術や剣術を使おうとした。
…だが、使えなかった。
俺が覚えていたのは『使えた』という事実の記憶だけだった。
つまり、転移先の経験で現実世界で活きることは記憶だけ。
体が覚えるはずの経験はさっぱり忘れている。
これはかなりのデメリット。向こうで強くなってもこちらでは弱いまま。
だが、もう1つ分かったものがある。
それは、『こちらの能力はあちらでも使える』というもの。
当たり前のことだとは思うだろうが少し違う。
転移先で役立つかもと思い、現実世界で転移先の体術を再現してみたのだが……
『再現は可能だった』
さっきと言ってることが違うじゃないかと思うかもしれない。
だが違う。
俺がさっき言ったのは『転移先で体得したものをそのまま使えるか』ということ。つまり練度の問題だ。
単純な猿真似は出来るには出来るが、体の動かし方の感覚なんかはさっぱり忘れてしまっているので、記憶を頼りに1から覚える事になるのだ。
…まぁ、完全に知らない状態よりはよっぽど習得は早いけどな。
ちなみに体術の習得率は転移先の実力の僅か1割程度だ。
現実世界では忙しいのでこれでも頑張った方である。
これは大きなアドバンテージだ。
現実世界での鍛錬は自分の初期ステータスとなるのだ。
現実世界で強くなることは必然的に転移先での生存率にも関わってくると思う。
なので現実世界での鍛錬は優先度の高いものになっている。
そして4つ目。
今回はここで切っておきます。
あんまり長くてもダレるでしょ?
っていうか僕が飽きました。
2話に分けて最後にまとめを作りますのでこの辺は流しても問題無いはずです。
あと言いたいことは分かるね?
感想くださいm(_ _)m
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