我が名はベリアル!至高の41人が一人!   作:伊勢村誠三

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どうも皆さま、一週間ぶりです。
僕は基本パロロワ界隈の人間なのですが、次のコンペ形式のロワでオバロキャラを出すべく、ない頭を捻っています。
出来る事なら、アインズ様をモモンガor鈴木悟として出したいんですよね。
何かいい方法は無いでしょうか?


1話 激震

「ふふふ、こうして集うと壮観ですね」

 

「なんせボクらの自慢の子たちですからね」

 

 一体いつ以来だろう?この王座の間が人でいっぱいになるのは。

そして、最後まで残ってくださった慈悲深き最高支配者、モモンガ様のみならず、長らく『りある』なる場所に御隠れになっていたやまいこ様、ヘロヘロ様、アスナ様といった素晴らしき支配者たちが集ってくださった。

それだけでも望外の幸運だと言うのに、こうして集められたという事は、また何かご命令をいただけるという事なのだろうか?

 アスナが配下、第三階層前線部隊ダークネスヒールズが一人、レイは、というかナザリックの全てのしもべは、自分たちを生み出してくださった至高の41人に身命を賭して仕えることを本能レベルで至上の喜びとしている。

本当なら今すぐにでも、ご命令を賜りたいと言いたいところだが、彼ら彼女らは何もしゃべらない。

何故なら、しもべの中で最も立場が上の守護者統括アルベドが何も言わないのだ。故にただ、その時を待って居る。

 

「んっ!では、良くぞ集ってくれた!我が友よ!そしてその自慢の娘、息子たち!私にとっても自慢の姪、甥同然の愛しいしもべたちよ!ここに集えない者たちにもそれぞれの理由や、殉ずるべき職務がある事は、ちゃんとわかっている」

 

 集ったすべてのしもべに感激が伝播した。流石は慈悲深きモモンガ様。真っ先にこの場に居ないしもべを気遣っていただけるとは、本当にお優しい方だ。モモンガ様はそこまで言うと、少しためらうように続けた。

 

「この世界は、間もなく滅んでしまう!

何の前触れもなく消えてしまう!

お前たちを連れていけないことは、本当に残念に思う!」

 

今度は絶望が駆け抜けた。つまり、本当の本当に、至高の御方々の姿を見れるのはこれが最後……それどころか、至高の御方々のために何かを出来るのが、この時が最後という事なのだろうか?

嫌だ!と、叫びたかった。だが、御方々の、特に創造主から直々に仕えよと命じられたアスナ様の前で醜態をさらす訳にはいかず、動かない以外の選択肢がない。

 

「だが、どうかこれだけは知っていてほしい!決してここに集えなかったギルメンたちが、ナザリックを愛していなかったわけではない!

出来る事なら……きっとずっとここに居たかった」

 

 そういうモモンガ様の声は、震えていた。そして最後にいたっては、普段同じ至高の御方々と楽し気に、友人同士のように話していた時と同じぐらいのトーンになっていた。

それだけで十分に思えた。

それだけでモモンガ様の御心が、苦しみが、そして今日ここにたった三人とは言え、一度お隠れになった御方々が集ってくださった喜びが、少しでも分かった。それで十分なのだ。

 

「だが!諸君らの忠誠!そして、我らアインズ・ウール・ゴウンの友情は永久不滅だ!例え姿が変わっても、ここでない世界で再び集えれば、お前たちの妹、弟たちを率いて、今度こそ!世界征服を成し遂げるとここに誓おう!

ヘロヘロ!やまいこ!アスナ!ついてきてくれるか!?」

 

 高々と掲げられたナザリックの至宝、ギルド武器、スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンに、最後に集った御方々の声が重なる。しもべたちには、それが神話の一説の様に見えただろう。

 

「そうか!ではしばしの別れだ!我が友たちよ!

また再び、必ず会おう!アインズ・ウール・ゴウンに栄光あれ!」

 

「「「アインズ・ウール・ゴウンに栄光あれ!」」」

 

 御方々の声がついに途切れる。次の瞬間、円卓の間の方から、絶叫が響き渡ったのはほぼ同時だった。

 

「「「「え!?」」」」

 

 御方々にとっても想定外の事態だったのか、数瞬呆けているように見えた。

が、そこは至高の御方々。すぐさま事態を究明すべく、すぐに相談を始められた。

 

「サーバーダウンが延期になった?

今の悲鳴は、何かのイベント?」

 

「いや、それだったらコンソールが出ないのはおかしくないですか?」

 

「やまいこさんもですか?僕もです」

 

「私もです……じゃあGMコールも使えない?」

 

「!?……アスナさん、ちょっと自分の顔触ってみてくれますか」

 

「え?顔、ですか?別に触っても何も……?

!!?う、うそ!アバターの顔、動いてる!?」

 

「あ、本当だ!よく見たら、瞬きも出来てますよ!」

 

「嘘でしょ……あ、モモンガさんもよく見たら顎動いてる」

 

「え!?あ、本当だ」

 

「……ユグドラシル2が始まった?」

 

「いや、その場合、これって電脳法で営利誘拐になりますよね?

あのそうゆうところだけはしっかりしてるクソ運営がそんなことしますか?」

 

「……ふむ」

 

モモンガ様は何を思ったか、スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを手放すと、三人の御方々の前まで歩んでいき、何やら小声で相談されると統括のアルベド様の元まで行く。

 

「……んっ!アルベド」

 

「はい、モモンガ様」

 

「「「しゃべった……」」」

 

「ちゃんと顔動いてるし」

 

「なんか声ついてるし」

 

「しかも香水のにおいまでしますよ」

 

「はい、タブラ様にお造り頂いたとおりに動いております」

 

「そうか、今ナザリックは、いや、この世界は未曽有の異常事態に直面している。

この世界は消滅しないどころか、我々はリアルに戻れなくなっている」

 

「まあ!」

 

「そこで速やかに事態を究明したい。パンドラ!」

 

「はぁあああいっ!んんっモモンガ様っ!」

 

「――――――ッ!う、うん!

お前は宝物殿からヘロヘロさんたちの装備を取って来い!

ギルメンの中でフル装備が後衛職の私だけというのは心もとないからな」

 

「え!?ボクたちの装備、とっててくれたの!?」

 

「売ってなかったんですか!?」

 

「ええ!なんていってもギルドマスターですから!」

 

えへん!と、胸を張るモモンガ様に、他の御方々はうれしくはなさそうだ。

少なくともレイにはそう見えた。

何故なのだろう?至高の御方々の友情は真実であると証明されたに等しいのに。

 

「かっしこまりましたぁあああ!すぐにとってまいりまぁあああす!」

 

パンドラと呼ばれた初めて見るしもべが退出すると、モモンガ様は大きくため息をつかれた。

なぜだろう?あのハイテンションも御方々の誰かがそうあれと望んだモノなのではないのか?

 

「それから、セバス!プレイアデスたち!そしてダークネスヒールズたち!」

 

「「「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」」」

 

呼ばれた。今からモモンガ様に命令を下していただける。

そう思った瞬間、歓喜と共に戦士としての自分に切り替わるのが分かった。

 

「お前たちは地上に出て、手分けして墳墓の半径一キロを捜索せよ。

もし会話の出来る存在と遭遇した場合、友好的に接し、つれてくるように。

ただし、二時間後には戻る様に!」

 

「「「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」」」

 

「あ、ちょっと待って!キリト君!レイ!」

 

「はい!」

 

「は、はい!」

 

ヒールズのリーダーで有るキリトは兎も角、自分も呼ばれるとは思わなかった。

 

「私のランベントライトと、ベリアルさんのギガファイナライザーは第三階層の最奥よね?取ってきてくれる?」

 

「かしこまりました!」

 

「すぐに取ってまいります!」

 

思いがけず任された大役に体がアツくなる。

アスナ様が、創造主より仕えよと定められたお方から、帰還されてすぐに個別の命令を与えられた。本当に、本当にうれしくて仕方ない

 

「にやけてるぞ」

 

なんて考えていると、キリトはからかうように言った。

 

「そういうリーダーこそ」

 

「……だな」

 

第九階層から第三階層までを一気に駆け上がる。

さっき通った門が見えて来た

 

「ヤプール!居るか?」

 

『ここに』

 

酷くノイズ交じりの聞き取りにくい声と共に、音もなく二人の背後に赤い肌に金色の鎧のような外皮の超人が現れた。

ベリアル様直属のダークネスファイブの一人で、第三階層の生きたデストラップであるマスターアサシン、極悪の無限殺し(メビウスキラー)、ヤプールだ。

 

「すぐにランベントライトとギガファイナライザーを取ってきてくれ」

 

『モモンガ様が必要としているのか?』

 

「いいや、今あの至高のアイテムを必要としているのは、アスナ様だ」

 

そう言ってやると、ヤプールは固まったまま動かなくなった。

そしてたっぷり10秒かけて再び動き出すと、姿を消す。

第三階層が、空気を割らんばかりの歓声に包まれたのは、その直後だった。




NPC紹介その1
名前  レイ
レベル 47(種族レベル10+職業レベル37)
役職 第三階層前線部隊ダークネスヒールズ
住居 第三階層の駐屯地
属性 悪(カルマ値:-150)
二つ名 風刃乱破
創造主 遺産愛好会最後の一人
備考  プリンセスコネクト!Re:DIVEの同名キャラと同じ姿をしている
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