NieR : Breath of the Automata   作:たまごの文字書き

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お待たせしました。
4000UAめちゃくちゃ嬉しいっす頑張ります。
人類に栄光あれ。


人形の敵

「そろそろ急ぎの理由を教えて頂いても?」

灼熱のデスマウンテンをかけ登りながら、パーヤが私に声をかける。そういえば言い忘れていたと思い返し、私は頭上で周囲の警戒をしているミファーにも聞こえるようやや大きな声で説明する。

「...また『夢』を見たんだ。ルーダニアに関する夢...だが、終わり方がいつも通りじゃなかった。」

近くにいたモリブリンを薙ぎ倒しながら、私は続ける。

「...ノイズが入ったんだ。奴の声。前の世界で、消滅したはずの概念。名は知らない。だが奴は機械生命体の親玉であり、私の仲間を、友を...皆殺しにした...復讐の相手。」

ミファーが哀しそうに顔を伏せ、パーヤは寄り添うように私と目を合わせる。

「もし奴がまだ生きているとするなら...そしてもしこの夢がルーダニアから送られたものだと考えるのなら、ルーダニアは奴にハッキングされているかもしれん。奴はデータだ、実体じゃない。」

パーヤは顎に手を当て、考える。

「なるほど。敵の存在についてはだいたい分かりました。でも、実体のない相手をどうやって?」

「私もよく分かっていない。私の中で自己増殖をしまくった結果、奴ら同士で仲間割れして殺し合いを始めた。それで全滅。」

「増えすぎた同種での殺し合い...」

──.......人間みたいだね。──

誰も口を開かない。駆ける足音だけが、山の岩々にこだまする。

「まあ私の聞き間違いかもしれない、信憑性の低い話ではあるが。」

「...信憑性なんて難しい言葉使えたんですね。」

「お前後で泣かせるからな。」

塗り薬の件からパーヤがポッドみたいにバカにしてくる。煩わしいが、ほんの少しだけ懐かしさも感じる。

...ほんの少しだけだからな。

そんな私たちのやり取りを微笑ましいとばかりに、ミファーはにまにまと口元に笑みを浮かべて眺めている。重苦しい空気から場は和んだが、どうやら私の羞恥心と引き換えだったようだ。

 

──────

 

“ 誰だ...?リンクじゃねぇみてぇだが...”

どこからかどっしりとした、力強い男性の声が聞こえる。

デスマウンテンの山頂、ハイラル城に向けて照準を合わせるルーダニアの足元に、私たちは辿り着いていた。

──ダルケル!──

ミファーがその声に反応し、ふわふわとルーダニアの元へ上っていく。

“ ミファーじゃねぇか!お前さん生きて...は、いねぇみたいだな...”

──うん。...ダルケルもなんだね。私は神獣の中でガノンの尖兵に...──

“... 俺も同じだ。リンクが100年ぶりに解放してはくれたが...今は別の問題で正直手が離せねぇ。”

その声には焦りとも取れる動揺が感じられる。

「それはルーダニアの咆哮とも関係があるのか?」

話の間に、私が割って入る。

“ お前さん...喋れる神獣なんか?てことは送った記憶を受け取ったのは...”

「ああ、私だ。」

“ そうか、それなら話は早い。わりぃが直ぐに中に来てくれねぇか?あまり時間がねぇんだ。”

嫌な予感が的中しそうなダルケルの言葉に、私の周りの空気がひりつく。

「あ、あの!時間がないってそれって...」

“ お前さん...インパか?いや、違ぇな。100年も経てばシーカー族は...”

「時間がないんじゃないのか?さっさと済ませるぞ。」

“ ああ...そうだな。お嬢さん方、名前はなんて言うんだ?”

「...A2。こっちはパーヤだ。」

“ A2とパーヤだな。知ってると思うが、俺はダルケル。100年前に死んだ、ゴロンの英傑...の、魂だ。”

少し悲しそうに、ダルケルは自己紹介を済ませる。

“ ...ルーダニアにはここから入れる。だが気をつけてくれよ。コイツは『奴』に侵入されている。俺の方でもなるべく抑え込むが、何処から攻撃されるかわかったもんじゃねぇ。”

「やはり...」

 

奴は、ルーダニアの中にいる。

 

私は白の約定をぎりりと強く握りしめ、ルーダニア内部へと潜入していった。




アニメNieRでリリィが内定してましたね。
少女ヨルハキャラ来るの結構アツいので今後の情報に期待しかない。
アニメ全然見てないから体力持つか心配じゃ...
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