とあるトレーナーとその担当二人の平凡な日常

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最近、ウマ娘始めてハマりました。
書きたい事だけを書いたので楽しめるかは保証出来ませんがお願いします。


トレーナーと担当二人

一息、紫煙を燻らせながら至福の時間を楽しむ。

喫煙は自分にとって数少ない趣味の一つでありながらも、時勢と職業柄中々楽しめない。

 

それは別に嘆く事ではない。何せ自分は好きで今の職業に就いたのだから。

最初は悔しさからだっただろうかと、吸った煙を吐き出しながら回顧する。

 

少年時代、自分は足が速い方だった。

何せ例外を除けば誰も追い抜く事が出来ない程に足が早かった。

けれど、この世界には例外が存在する。

ヒトが100mを全身全霊で走って時速に換算して44km出している所を、彼女達は1000〜3000mを時速70kmで駆け抜けていく。

彼方の世界から、夢と願いをその身に宿した存在、ウマ娘達は。

そんな彼女達に少年だった自分はがむしゃらに挑んで、挑んで、負けた。

埋めようのない隔絶した差が悔しくて隠れて泣いた日もあった。

だから、勝つために彼女達の事について調べ研究し始めた。

今にしては愚かだったなぁと笑えるが。

 

自分が勝つための努力が誰かを勝たせるための努力に変わったのは勝てない彼女達からだった。

彼女達の走りを研究して自分なりに取り入れて挑んで、同じ学年で一番遅かったウマ娘に負けたあの日。

息を切らして、酸素が足りないと脳が訴えかけ、幾度目の敗北に打ちのめされ、回らない思考で口から漏れた言葉は、「速い、勝てない」だったか。

けれど、その子から「キミなんかに勝っても嬉しくないよ」なんて言われた。

そりゃそうだと今なら言えるし思えるけれど、当時の自分は物凄く腹が立ちキレた。勝ったのに嬉しくないなんて言われたから。

ざけんな、なんて死にそうになりながら彼女に掴みかかった。

勝ったなら、喜べよ。踏ん反り返れよ。勝ったヤツが喜べなかったら悔しがれないだろうが。そんな事を言った気がする。

そんな自分の叫びに思う事があったのか彼女は目を見開いた後に俯いた。

彼女の姿を見て、少し冷静になって悪かったと謝った。自分本位な事を言っている自覚が僅かにあったから。

少しの無言の後に彼女が「負けるの怖くないの?……馬鹿にされるの怖くないの?」と聞いてきた。

正直に言うと何を言っているのか理解できなかった。確かに挑む度に遠巻きにバカにしてくるヤツも居たし、諌めようとする先生も居た。

けれど、それ以上に勝ちたかった。

ヒトとしては足が速かった自覚があったし、少年として挑まない選択肢がなかったからだ。

理解出来ない事に混乱していると「アタシね」と彼女が口を開いた。

「多分クラスで………うぅん、同い年で一番遅いんだ。だから、いつもみんなにバカにされてるの。お母さんも足速くなかったから、多分そう言う事だと思う。みんなが徒競走で勝ってお父さん、お母さんにほめられたなんて話を聞くたびにうらやましくて………。でも、アタシは遅いから………」

ずっと心に秘めていた事を言ったからだろうか彼女の言葉はふわふわしていて要領を得なかった。けれど、悔しさだけは分かったから勝ちたくないのか?何て無責任な言葉を返した。

「勝ちたい!勝ちたいよ!!けどアタシは……」

じゃあオレが教えてやるよ。思い返せば中々巫山戯た事を言うガキだなと苦笑する。けれど、それ以上に自分が勝つ為に研究した自信があった。

 

オレはお前より遅いけれど、ヒト同士で走った時に負けた事は一度も無いし、お前達に負けて研究し始めてからはお前達以外誰もオレを追い越せないし、寧ろ距離が広がってる。知ってるか?この間なんて中学生に勝ったんだぜ?オレとお前じゃ筋肉も関節も骨も種族すら違うけど、お前達の頂点の走りを参考にしたらここまで速くなれたんだ。つまりさ、オレより速いお前がオレの知ってる事を覚えたら勝てる。

 

何て愚かな言葉だろうか。けれど、当時の自分はそれ程。いや、それ以上に自分のしてきた努力に自信があった。

その日から彼女と走り始めた。

自分はヒトであった都合上差しや追い込みの研究はあまりして来なかった。まぁヒトがウマ娘の走りを取り入れるとなると最初からトップスピードを維持する逃げか先行だったと言うのもあったが、教本と解剖学の本を睨めっこしながら彼女の足を調べると彼女はどちらかと言うと差し、追い込みで短距離より長距離の足だと分かった。筋力量は比較対象がいなかったから正しくは分からなかったが、多い方だった。勝ちたくて、努力をした証だ。

そして、彼女の走法はピッチ走法だった。けれど、足と筋肉から考えるとストライド走法の方が合っていると感じた。

つまり、勝ちたい気持ちが先走って折角のパワーを使わずにしゃかりきに足を動かしすぎて結果遅いと言う事だと思い彼女に教え、ストライド走法の習熟練習を熟し、足を使うタイミングを覚えさせて体育の徒競走で彼女は走った。

結果は彼女の自己ベストを大きく塗り替えた。それどころか同い年で一番速い子に追いつく程だった。常に最下位だった彼女がトップを争う姿にクラスの誰もが驚いた顔をしていた。

信じられないと言う表情でポカンとする彼女が面白くて笑ってしまい、そして理解した。ああ、勝てないなと。けれど、それ以上に自分のして来た努力、ウマ娘を研究すると言うのは間違ってなかったと彼女が教えてくれて嬉しかった。

 

帰り道、家の方向が全く違うのに彼女が話しかけて来た。

「アンタのおかげであそこまで速くなれたありがと。…………明日からも教えてね」

そう言って、もう絶対に追いつけない速度で走って帰っていった。

速くなった彼女の後ろ姿を見ながら、勝ちたかったなぁ………何て呟きながら今度は一位だ、と自分の頬叩き読む教本とトレーニングについて考え始めた。

 

そんな関係性は小学校卒業まで続いた。

その頃には最も遅かった彼女は地域で誰も敵わない程、速くなり。中央トレセンに行ける様になっていた。けれど、そんな連中が集うのが中央だとトレーナー擬きをしていたから知っていた、知ってしまった。GⅠ、重賞は勿論のことオープン戦へ辿り着く事すら途方もなく難しくて、未勝利のまま中央を去るなんてありふれた事だ。関係性を築く事になったあの嘆きを知っている身としてはその先の苦難しかない道が恐ろしかった。

中央で戦えはするだろう、けれど勝てるかは断言出来ない。彼女と研究したから余計に分かってしまう。

 

卒業式のその日の夕方にいつもの場所に呼び出された。お互いに何も言わずに無言で沈み行く夕陽を眺める。多分、頭に浮かんでいた光景は一緒だったと思う。どうすればここからもっと速くなるのか練習をした日々や、勝つ為にはどう言うテクニックを覚えれば良いのか意見を交わしたあの時や、休憩も大事と遊んだあの瞬間。それらを思い出しながら一緒に夕陽を眺めて居たんだと思う。そうして、ここまでを思い出してから彼女が口を開いた。

 

「………ねぇ、アタシが中央に行くのは知ってる?……そっか。………アンタはアタシに勝てって言わないのね。あっはは……うん、アタシも分かってる。アンタと一緒になって頑張ったから…………余計に勝てるなんて思えない。けどね」

 

そこで彼女は言葉を一回区切り、瞳を閉じ深呼吸をした。

 

「勝てなくても、アタシに才能がなくても、最初に夢を見せてくれたのはアンタだからね。だから、だから……………アンタはトレーナーに絶対になりなよ。……あんな遅かったアタシをここまでに出来るほど才能あるんだからもっと才能のある子に教えたらアタシなんかすぐに追い抜くと思うからっ………あのね………アンタの事、すっ………、すっ……ごい!応援っ、してるからね!だからっ………ありがと、アタシの最初のトレーナー」

 

そう言って彼女はいつかの様に走り去った。

走り去る時に見えた横顔にあった煌めきと朱は全部夕暮れのモノだったとは今は思えない。

けれど、当時の自分は馬鹿正直に彼女の言葉を信じて、絶対にトレーナーになると誓いトレーナーへと向かう為に勉強したのだった。

だから、自分の初めての担当バとの話はこれまで。終わってしまった話だ。

 

そうして、勉強して努力して調べて、とある事を知って打ちのめされ、少しだけ不貞腐れて、煙草に手を出したけれど。何とか中央トレセンにトレーナーとして合格出来た。

 

意気揚々とスカウトして誰も手を取らなくて挫けそうになった日もあった。今となっては実績もない相手の手を取らないのは当たり前だと思う。面倒見の良い先輩に拾われてサブトレーナーとして起用してもらって実績を積んで、先輩からそろそろ独立しろと言われて現在に至る。

 

当時の担当にトレーナー達煙草臭いと言われて先輩は飴に、自分は噛み煙草になってしまったのは笑い話だ。先輩は似合わないけど似合ってると笑い、自分にはそこまでしてやめたくないのー?と笑われた。

 

嫌な事から逃げるために、けれど絶対に忘れないために始めた煙草。ああ、今の担当には見られない様にしなきゃなと思いながら、ガラスで区切られた街のオアシス、喫煙所でまた煙草に口付けようとすると。

 

「お兄さま?」「トレーナーさん?」

 

聞き覚えのある声が二つ。オイルを刺し忘れた機械の様にギギギと首を横に向けると、大きな耳と小柄な体躯で紫の瞳を片方だけ髪で隠した黒鹿毛のウマ娘と、跳ねた流星が特徴的な青鹿毛の金の瞳のウマ娘が居た。今日は完休だから一緒に出掛けていたのだろう。取り敢えず今から自分がすべき行動は。

吸っていた煙草をすぐさま消し、彼女達が煙草の煙を吸わない様に離れさせてから、彼女達から少し離れ消臭剤を自分に振りかけ、人違いです。と言う事だ。

 

「お兄さま、ライスね。無理があると思うんだ」

「トレーナーさん…タバコを嗜んでいらっしゃったんですね……」

 

無理があったかぁ………。でも、取り敢えず二人は競技者だからこんな所近づいたらダメだからね。

 

「ライス、もう5年も担当してもらってるのにお兄さまがタバコを吸っていたなんて知らなかった…」

「トレーナーさん…もしかしてトレーナー室で偶に噛んでいらっしゃったのは噛みタバコですか……?」

 

煙草の煙が健康に悪いのは勿論、臭いがライス達ウマ娘の嗅覚にはキツすぎるからね。必死に隠して居たんだよ。カフェ、煙草に詳しいね。コーヒー関連で知って居たのかな?コーヒー飲む時に口を一回濯いで居たのはそう言う事だけど気付いて欲しくなかったなー。

 

「ラ、ライスは吸わないけどっ、タバコを吸っている時のお兄さまカッコよかったよっ!ねっ?カフェさんっ」

「はい…ライスさんが言っていらっしゃる様に、トレーナーさんがタバコを吸っている姿はとても似合っていましたよ……オトモダチも頷いています……」

 

わー、担当に肯定されるのは嬉しいけれどバレたくなかったなぁ………。畜生、もう少しリスク管理すべきだったぞ……過去の自分………。それはそれとして、ライスが持ってるのは新しい画材かな?その大きさからして色鉛筆じゃなくてパステルかな?ライスの柔らかい絵柄にとても合ってるね。今度描く絵も楽しみにしてるよ。カフェは新しい豆かい?この間のも美味しかったから今度淹れてくれるなら楽しみにしてるよ。

 

「わっ、お兄さまお話の探偵さんみたい」

「ふふっ…はい、その通りですよトレーナーさん。腕に寄りをかけて淹れますね」

「ライスも頑張って絵を描くぞー……おー!」

 

そんなに気張らなくて良いよ。けれど、嬉しいな。二人が頑張ろうと思ってくれて。そう言えば、二人ともお昼は食べた?まだなら一緒に近くのお店に行かないかい?

 

「ライス、いっぱい食べちゃうけど良いかな?」

「トレーナーさん…近くにウマ娘向けの喫茶店がありますから……そこにしませんか……?コーヒーも美味しいと評判のお店です」

 

二人のお陰でお財布事情は潤ってるから気にしなくて良いよ。ウマ娘向けならある程度注文しても大丈夫そうだね。コーヒーも美味しいのは良いね。じゃ、行こうか。

 

二人と共に歩きながら思う。煙草を吸う姿が似合っていると言う事を。

煙草を吸い始めたきっかけは、新聞の小さな記事だった。それも地元の新聞だからこそ取り上げられた様な記事。書かれていたのは、彼女の名前と、怪我と言う文字と、引退と言う冷たい言葉。連絡を取っていた訳でも、彼女のレースを見に行った事もなかった。けれど、彼女のレースの結果を新聞で見ながら前回より速くなった、今回は調子が悪かったのか、何て密かに一喜一憂していた。

だから、怪我で引退したと言う事実を煙に巻きたくて煙草に手を出した。初めて吸った煙草は不味くて、煙が目に染みて、不味くて、挫折の味だった。

 

卒業して戻ってきた彼女に何て声をかけて良いかわからないまま、一年を無気力に棒に振ってまたトレーナーになれるかも知れない日が近づく。

一応、トレーナーとしての勉強は続けていた。けれど、正直に言うとやめ方が分からなかっただけだった。

腑抜けになった自分を見たら彼女は何て罵るだろうか、いや思い上がりも甚だしいな無視するか、もう自分の事なんて忘れているだろう、いや忘れていて欲しいのか何て考えながら惰性で続けた。

このままではダメだ。分かっていた。だから、続けるにしてもやめるにしても試験に挑戦しようと、彼女の事を思いトレーナー資格受験に応募した。

彼女は怪我で引退したけれど、立ち向かった。華々しい活躍は出来なかったけれど、走ったんだ。

だから、自分が挑まずにやめるのは違うだろう。そう思って試験の当日の朝を迎えた。

試験会場に向かう為に起きた朝は春だと言うのに寒くて吐いた息が煙草の煙の様に白く主張する。玄関を開けて家を出た先の道路には彼女が立っていた。

何でと思ってしまった。そんな自分の気持ちなんて知らない彼女が話しかけてくる。

 

「久しぶりー……いやー春なのに寒いね。こうして話すの何年ぶりだっけ?7年になるのかなー。見た感じー………うん。良かった、ヤツれてないしクマも全然ない。思ったより元気そうじゃん。アタシはー、うん全然勝てなかったし、最後は怪我で引退しちゃったけど後悔してないよ……ってのは嘘になるか。卒業してから一年経ったけど思い出すとすっごい悔しいし、怪我した時は何でなんて思っちゃうけど………うん」

 

辛かった。苦しかった。悔しかった。

 

「…………アンタは……あっはは、煙草何て悪い事覚えちゃったみたいだけどさ。ストレスの抜き方覚えたみたいじゃん。いやー、仕事の多さ厳しさ忙しさや専属契約した子が勝てなくてとかのストレスで倒れたりやめるトレーナーがアタシが知ってるだけで数える程度には居たからさー、トレーナーになるならストレスの解消法の一つは知っといた方が良いよって思ってからさ安心したよ」

 

レースで勝てなかった彼女を見るのが。今、笑って話す彼女を見るのが。

 

「だからさ、そんなひどい顔しないでよ。これからトレーナーになりに行くんでしょ?あ、今卒業式の事思い出したな?確かにあの時のアタシもひどい顔してたけど、アンタほどじゃないよ」

 

でも、逃げる事は出来なかった。

だって───────

 

「………あっ、そろそろ行かないと試験に遅刻するかもだから行きな………ってこんな話まくったアタシのセリフじゃないか、あっはは………。ホントはさ、今から言うセリフ何て言いたくなかった。だって、自分で重いって分かってるもん。でもさ、言いたいよ。アタシを見つけてくれたはじめての『トレーナー』に」

 

彼女は初めての担当だから。

 

「『トレーナー』のおかげでアタシ、夢を『諦めず』に走れたよ。叶えられなかったけど、でも走れたんだよ。いつもビリで足が遅くて笑われたあのアタシが夢に。辛かった、苦しかった、悔しかった。けど『トレーナー』との思い出がアタシを走らせてくれた。………だからっ!アンタにホントのトレーナーになってほしいっ………!そしていつかアタシに自慢してほしいっ。アンタが最初から最後まで自分で担当した子が勝つ姿を………!」

 

彼女の独白を聞いていつかの様に自分の頬叩いた。手袋をしていた所為でぽすっと気の抜けた音が鳴り全然格好がつかなかったけれど、多分さっきまでのひどい顔はなくなった。

 

「……うん、良い顔してる。いってらっしゃい」

 

もしかしたら遅刻するかも知れないとかそんな言い訳を心に並べようとして、否定した。彼女に倣って、自分も走り出した。周回遅れどころの話じゃないけれど。

 

「後!アタシそれの臭い苦手だけど!アンタは似合ってると思うよ!それと!他にも趣味見つけなさいよ!」

 

まぁ、その後無事に合格して、新人トレーナーの現実の厳しさに打ちのめされたりして、暫く他に趣味を見つける事なくヤニカスしてた訳だが。今では、絵本とコーヒーが趣味に追加されたのだった。

噂をすればなのか、スマホが震える。画面には彼女からのメッセージが。

 

『次の出走いつ?有給使ってでも絶対アタシ応援しに行くから!』

 

「………お兄さま、あの人からです?」「………トレーナーさん、あの人からでしょうか?」

 

冷めた声と、異口同意の言葉と、何故か先程より詰まった横の距離。そして、透明な腕に軽く絞められる首。わぁ……怖い。

一応、言い訳をさせてもらうが自分……オレと彼女は付き合ってないし、彼女は旦那が既に居る。

自他認めるけれど、あんな関係性だったのに付き合った事は一度もないのだ。

もしかしたら、初恋だったかもしれないが。時効なのだ。

それに旦那さんがライスとカフェのファンだからセーフ。

あっ、オトモダチさん首これ以上絞めないでオチる、オチる!

え?気絶した方が二人のためになる?ダメだから!

少なくとも卒業するまで清い身体でいないと二人が困るから!




読了ありがとうございます。ネタが浮かんだら続き書きます。

以下メモ
トレーナー
少年期はウマ娘に走りで勝つ事を真剣に考えて、真剣に研究した根っからのウマ娘好き。
『彼女』の怪我して引退が思ったよりぶっ刺さって一年浪人した。
お酒は思考が回らなくなるから、夜遊びは寝て時間を勉強と研究に使いたいからと言う理由で手を出さず。
父親が吸っていた煙草を衝動的に吸ってヤニカスの道へ。
マナーとエチケットは守るので担当二人にバレるまで喫煙者だと知っている人物はかなり少ない。
サブトレーナー期間込みで8年目。担当全員が長距離適正が高い子だけだが、ちゃんと短距離も育成できる。
最近の悩みは担当二人のマークと差し準備から卒業まで逃げ切れるか分からなくなった事。
高等部を卒業したらちゃんと答えは出すつもりだが、それも危うい雰囲気。
アプリトレーナーの近似値

ライスシャワー
トレーナー資格を取ってからの最初の専属担当。現在シニア3年目。
頼れるサポカは同期のあの子だけの状態で、勝ったり負けたりを繰り返しながらちゃんと原作寄りの結果でシナリオ完走出来ました。
違う点は『彼女』が最初から声を届けるファンとして可視化されてたからと、トレーナーの勝者は勝利を誇らないと敗者がただただ惨めだと言う言葉で、立ち直るのも早くちょっとだけ強くなった点。
後は、何となく最初にあった構想の都合で本格化したのが早まった結果高等部3年生でシニア3年目に。
トレーナーとの関係は良好で、寧ろパーフェクトコミュニケーションした結果無事にお兄さま認定。だからこそシニア1年目で、もう一人の担当カフェを持とうとしたトレーナーにむくれたし、『彼女』がお巫山戯で後方彼女面をする所為で恋のダービーは掛かり気味。
勿論、カフェのジュニア級の頃はオトモダチの所為でそんなの気にしていられなかったけれど、何だかんだとお互いの関係性が出来上がり、カフェがシニア1年目を迎えて好意を自覚して差しに来て開幕。
けれど、築いた関係性が悪くないと最近気が付いたので同着と言うのでお互いに納得した。

マンハッタンカフェ
トレーナー資格を取ってからの二人目の担当。現在シニア1年目。
サポカも設備も経験も最初から整いあれやこれやで一部覚醒してしまい近似値状態で始まったので、ライスの時よりかなり原作を無視してる彼女世代のダービーウマ娘。育成評価シニア級13ターン目現時点1X999。
カフェに関しては原作よりアプリシナリオの戦績がかなり近い。流石に弥生は二着だったけど着差以上の差を感じ、皐月は体調面と霊障と超光速がちょっと本気で速すぎたのでハナから飛ばすつもりでいた。
尚、その後の超光速が取る行動をこの時の二人はまだ知らなかった………。
オトモダチ関連はかなり上手に付き合えている。練習上手。
トレーナーとの関係性はシニア級に行くまで好意を自覚してなかったのでかなり耐えた方だと思う。アプリトレーナースパダリ過ぎない?だから、同じ心を持っている彼女とデッドヒートを半年程繰り広げた。けれど、カフェもライスとの関係を悪くないと思っていたので宝塚で先にどちらが気持ちを伝えるのかを決めようとした。結果、奇跡が起きてしまったが。そう言うのも、アリだと納得して現在に至る。尚、天皇杯(春)は0.4秒だけカフェが速かったので今年のクリスマスは彼女が独占する事になっている。勿論、抜け駆けの何とかんとかの6時間なんてモノは存在しない。
競馬エアプで最近ウマ娘を始めて、何となくビジュアルが好きだったカフェとライスが同じ誕生日だとは知らなかった。

オトモダチ
多分恐らくきっとSSみたいな名前な存在。芦毛がとても好きで特にメジロ家のパクパクするお嬢様が最近のなかでは最推しだったから、ライスへの当たりは最初はかなりキツかった。なおライスの苦手なモノはお兄さまなら当然把握しているだろうなので割愛。そんな出会いでライスが取った初手は、後手気絶。流石に気不味くなったので以後加減するようになった。カフェは見えるし、対処法を知っているが、ライスは見えないし、対処法を知らないのでセコムをしてる。
最近トレーナーが見えてないのにかなり高精度で自分の行動を言い当て始めて実は恐ろしさを感じている。
トレーナーに関しては二人を幸せにしなかったら承知せんぞと後方姉親面。生身だったら自分のトレーナーにしてやったのにとか思ってる。


祝福の名前を冠する彼女の悲劇は起こらず、友達で仲間でライバルと一緒に過不足なくあなたの夢、わたしの夢共に駆け抜けました。そんな、奇跡の後の初夏の昼下がり。彼女達はトレーナーが煙草を吸っているところを見つけました。劇的なお話はもう殆ど終わってしまいましたが、生きると言う長いお話は殆どがありふれた日常です。彼女達と彼の幕間はここから始まるのです。

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