ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
お待たせしました!
その分何とか頑張って二話分書きました!
みなさんが満足するような内容になっていればいいなと思います!
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます!
それでは、始まります。
11/1 本編の誤字修正を行いました
夕食の約束をしていた『豊穣の女主人』から飛び出したベル。
しかも、目には涙を浮かべているようだった。
一体店内で何が起こったのかを確認するために店の中に入ろうとすると、店から新たに人が出てきた。
「……あなたは、昨日の。」
「む、貴公は…『剣姫』か」
その人物とは、『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタイン。
昨日、ちょうどミノタウロスに襲われていたのを助けてもらったばかりであった。
ベルと同じ店から出てきたのであれば、ベルに何かあったのか知っている可能性は高い。
そう考え、モニカは話しかけることにした。
「すまない、今この店から白髪の少年が出ていくのを見たか?私の連れなのだが」
「………ごめんなさい」
「うむ?いきなり謝られても困るのだが…何があったのだ?」
そこから一体店内で何があったのかを聞いてみると、酒を飲みすぎて酔っぱらったという『
「…そうか、教えてくれて感謝する」
「……ううん、悪いのは私達」
「気にしないでくれ、ベルにはいい刺激になったはずだ。それにそこまで気にするのならば、店主と話がしたいので、店主が誰か教えてくれないか?」
「……うん、分かった」
酒場に入ろうとするモニカ。
しかし、外に出ていつまでも戻ってこないアイズを呼びに行こうとある人物がドアを開けて出てきた。
「ほいほい、アーイズ!何やって…ん、誰やアンタ?」
オラリオ二代派閥のうちの一つ、≪ロキ・ファミリア≫の主神《ロキ》であった。
「なんや、もしかしてアイズたんの知り合いか?それにしても、こんな時間に子供が外に出とったらアカンで。はよ家帰りや?」
「ロキ……この子は…」
「すまないが、私は子供という年齢でない。それに、私はこの酒場の店主に用があるのでな、通らせてはいただけないだろうか、神ロキ」
「おぉ?す、すまんな…」
モニカの態度の少しの違和感を覚えるロキ。
アイズと共に酒場に入るモニカ。
店内の客はドアの方向を振り向き、『剣姫』が子供と入ってきたことの理由を理解できず多くの者が首を傾げていた。
もちろん、【ロキ・ファミリア】の一部を除くメンバーもその中に含まれている。
アイズから店主について教えてもらったモニカは、店主のいるカウンター席に向け歩き出し、店主と相対した。
「貴公がこの酒場の店主のミア殿か?」
「…なんだい、アンタ」
酒場にいた冒険者達が一斉にざわつく。
それも当然だ。
いきなり酒場に入ってきた子供が声をかけたのは、この『豊穣の女主人』の店長で、現在ベルに食い逃げをされてとても苛立っている《ミア・グランド》だったのだから。
『流石にミア母さんでも子供に手は出さないだろう』、『でもあのミア母さんだぞ?』
そんなことを小声で話していた。
「私の名はモニカ・ヴァイスヴィント。先ほど無銭飲食を働いたバカ者と同じファミリアの者だ。明日、あのバカ者をここに連れてきて、正式な謝罪に食事代と慰謝料を払わせるので、どうか猶予をいただけないだろうか」
そのようにモニカは言いながら、ミアに向けて頭を下げた。
回りはミアに謝っている子供がファミリアに所属、しかも先ほど無銭飲食をした少年と同じファミリアというのを聞きとても驚いていた。
対して、モニカからの謝罪を聞いたミアは。
「そうかい。でも、そういうのはあの坊主に自主的にやらせな。無理矢理やらせたんじゃ意味がないからね。それより、早いとこ坊主を追いな。あのままじゃ死んじまうよ」
「…寛大なるご配慮、ありがとうございます」
そうしてモニカとミアのやり取りが終わり、酒場を出ようとするモニカ。
出ていこうとした直前、何かを思い出したような顔をして、ロキ・ファミリアの団員らが集合しているテーブル、その中でもアイズのいる席に近づいた。
「『剣姫』、改めて礼をさせてほしい。昨日に続き今日も私を助けていただいて感謝する」
「……ううん、助けるのは当然。それに、私にも非がある」
「…それでも言わせてくれ。貴公のおかげで私は今この場所にいることが出来るのだ」
そんな会話をしていると、ロキ・ファミリアの団員達がいるテーブルから、モニカに向けて声を荒げる人物が現れた。
「あ゛ぁ!?テメェは、トマト野郎と一緒にいた『ガキトマト』じゃねぇか!」
「ちょっ、ベート!?」
ベルが酒場から逃げ出す原因を作った『
彼は酒を飲み続けていて、酒場にモニカが入ってきたことすら気付いていなかったのである。
「おいお前ら、このガキもさっき話してたトマト野郎と一緒にいてよぉ、先に逃げたトマト野郎を追いかけて自分も牛の血を全身に浴びたまま逃げていったんだぜ!傑作だよなぁ!」
「いい加減に口を閉じろ、ベート!!」
完全に酒に酔ったのか、周りの見えていない発言をするベート。
そんなベートを叱責するリヴェリア。
「…私は、このオラリオに来てまだ一週間しかたっていない新参の冒険者だ」
突如話し始めたモニカ。
「なので、このオラリオについて知らないことは多い。それでも、知っていることがある。それがオラリオの二代派閥の一つ、≪ロキ・ファミリア≫についてだ」
その内容も、最初は自身についてのものだったが、話題はロキ・ファミリアについての内容に変わっていった。
「ロキ・ファミリアはオラリオでも有数の強さを持つ、オラリオを代表するファミリアだと聞いていた。そのファミリアに所属している者、しかも幹部クラスと思われる者が酒に飲まれ自制心を失い、自身の不始末を棚に上げ、そこから起こった出来事と巻き込まれた被害者を笑い話にするとはな……」
そして、モニカははっきりと宣言した。
「オラリオを代表する冒険者がこのようなことでは、このオラリオの冒険者の質も高が知れるというものだ」
オラリオの冒険者達全員を敵に回す言葉を。
回りで話を聞いていたロキ・ファミリアのメンバーはもちろん、それ以外の酒場の客である冒険者も盛大に反応した。
そして、酔っていたとしても自身を用いて自身のファミリアを貶められたことに気付くことが出来た『
「……あ゛ぁ?」
盛大にキレた。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回は読んでいただいたら分かる通り、ベルが豊穣の女主人から出ていった後の話その1となっています。
なので次回も今回の続きの内容です。
大事なことなので言わせていただきます。筆者はベートが嫌いというわけではありません。むしろ大好きなキャラです。
それでは、二話目をどうぞ!
ここから蛇足の内容。読まなくても何の問題もありません。
上記したとおり筆者はベートさん大好きです。
はじめてダンまち読んだときは『自分より弱い人を馬鹿にする嫌な奴』って思ってたんですけども、3巻のミノタウロス戦でのベートさんの反応やソード・オラトリアを呼んだことでベートの過去になぜ暴言を吐くのかの理由を知れたんですけど、それを知った時は「このツンデレが!好き!」ってなりました。というか声も含めて存在がヒロアカのかっちゃんみたいだなって思ってました。ベートって要するに他人に素直な気持ちを出せないってことじゃないですか。もうそれは『月刊少女野崎くん』に出てくる御子柴みたいだなって思いました。アニメ版の声優さん同じですしね。筆者はキャラのギャップに死ぬほど弱いし、確固たる信念を持って行動している敵キャラとか、嫌いまたはそこまで好きじゃないキャラの感動する話を呼んだりしたら一発で好きになるぐらいクッソチョロいオタクです。(オタク特有の早口)
モニカは……
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仲間
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相棒
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