ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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どうも、刺身の盛り合わせです。

というわけで2話連続投稿の2話目です!
今回は豊穣の女主人でのいざこざ解決編です。
前回のあとがきで書いた通り筆者はベート好きというのもあるし、今作が原作通りに進むということもあるので、ベートに反省を促すような文章は書きません。
…たぶん、貶すような内容ではないと思います、ハイ。

それよりも書きたいことがあるんで、サクッと終わらせます。

それでは、どうぞ。

11/23 本編の一部のセリフの文字サイズを変更しました。


第10話 『吃驚』

モニカの『高が知れる』発言に対して盛大にキレたベート。

そこからの動きは早く、下手人であるモニカの胸ぐらを掴み上げていた。

 

「テメェ…雑魚が調子に乗ってんじゃねえぞ」

 

「…手を放してもらえないだろうか」

 

「あ゛ぁ?」

 

モニカは冷淡な目でベートを見ながら、話をつづけた。

 

「私はダンジョンに向かったベルの下に向かわなければならない。時は一刻を争うのだ。早くこの手を放してもらえないだろうか、『灰狼(フェンリス)』」

 

「テメェ…何ふざけたこと言って―――」

 

「手を放せと言っているのだ、『灰狼(フェンリス)』」

 

「「「「「「「「「「………!!!?」」」」」」」」」」

 

モニカがベートに発した『圧』は、目の前で直接その圧を食らったベートはもちろん、周りにいるロキ・ファミリアや他の冒険者達にも圧は及んだ。

LV.5であるはずのベートは、自身よりも格下から感じる重圧に焦りを感じてしまい、その結果モニカの胸ぐらを掴んでいた手を放し後退りを行った。

いきなり手を放され、ふらつきつつも何とか着地することが出来たモニカは、ロキ・ファミリアのメンバーに謝罪の声をかけた。

 

「ロキ・ファミリアの団員の方々。このような酒の席で貴公らを貶めるような発言をしてしまい、申し訳ない。なので、後日改めて正式な謝罪をさせてもらいたいのだが、いつそちらのファミリアに訪れたらよろしいだろうか?」

 

モニカの発したセリフに、困惑の表情を浮かべるロキ・ファミリアの団員達。

 

「少し待ってくれないか」

そんなモニカの発言に対して、≪ロキ・ファミリア≫の団長『勇者(ブレイバー)』フィン・ディムナが待ったをかけた。

 

「貴公は『勇者(ブレイバー)』か…。一体何様か?」

 

「今回のことについて、君からの謝罪はいらないよ。」

 

「なッ、フィン!?何言うとるんや!?」

 

「少し黙っていてくれ、ロキ。…今日のベートの発言は流石に見過ごせないレベルだった。僕等がベートの発言を積極的に止めてさえいれば、こんなことは起きなかったはずだ。だから、今日のことは互いになかったことにしないかい?」

 

「……いいのか?大派閥の団長自らがそのようなことを言って」

 

「今回のことはこちらにとっての勉強代ということにするさ。それに、彼を追いかけていった方がいいと思うよ?」

 

「…心遣い感謝する。それでは、失礼した」

 

フィンとの会話を終え、改めてダンジョンに向かったと思われるベルの下に向かおうおすると、次はロキに声をかけられた。

 

「ちょい待ちや!アンタ、名前なんて言うん?良かったらウチのファミリアに改宗(コンバージョン)せえへん?」

 

ロキはモニカに改宗を持ちかけた。

周りで聞いていた眷属達は驚いていたが、モニカは冷静に答えを返した。

 

「とても光栄なことだが、やめておこう。私は先ほど、そちらのファミリアに喧嘩を売ってしまった。そんな私が貴殿のファミリアに加われば納得できないものが多くいるだろう」

 

モニカはベートの方向に目を向けながらそう言った。

 

「それに、私は以前そちらのファミリアに伺った際に、『私のような子供が入れるわけがない』と言われ追い返されている。申し訳ないのだが、貴公らのファミリアにあまりいい印象を持っていないからというのもある」

 

「……入団希望者は通しておけと言っておいたのだがな…。今日は帰ったらあの門番は説教だな」

 

モニカの追い返された発言が出たことで、リヴェリアはホームに帰り次第、門番への説教と再教育を行うことを決めた。

 

「…一番の理由としては、今所属しているファミリアにはこのオラリオに来てから何度も助けてもらっている。そんな恩を仇で返す様な真似はしたくないのだ」

 

モニカの改宗をしない理由を聞いたロキは、少し考えはしたものの、すぐにあきらめた顔をした。

 

「…うん、そう言う理由ならしゃーない、諦めたるわ!子供にこんな風に思われとるなんて、えらい幸せもんやな、モニカたんとこのやつは!…ちなみになんやけど、誰のファミリアに所属しとるん?」

 

「モニカたんと言うのはやめてほしいのだが…、まぁいい。それより、私の所属ファミリアであったな」

 

モニカの所属ファミリアについて聞くロキ。

しかし、モニカの口から出た神の名前は、ロキに今日一番の混乱を巻き起こすものだった。

 

「私の所属ファミリアは、≪ヘスティア・ファミリア≫だ。」

 

「…………………は?」

 

自身が敵視している神である《ヘスティア》の名前が出てきたことに思考回路がフリーズしてしまうロキ。

 

「…ん?どうしたのだ、神ロキ?」

 

「あ~…、君は気にしないで大丈夫だ。それより、君は行くべき場所があるんだろう?早く行った方がいい」

 

「そうであった!それでは失礼する!」

 

豊穣の女主人を飛び出していくモニカ。

ベルはダンジョンに向かったのではと考え、バベルへ向かおうとするものの、武装なしでダンジョンに向かうのは危険なため、武器を取りに急いでホームへ戻ることにした。

モニカが酒場を飛び出して数分後、復活したロキの驚くような声が、オラリオ中に響き渡ることとなった。

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!

はい、本来であれば、モニカは酒場に寄らずすぐにダンジョンに向かうことになってました。
でも、モニカに前回の発言を言わせたいな~、とこの作品を書く前から考えていたこともあったので書いちゃいました。
それと、今回の題名の読み方は『びっくり』、です。
誰のことか分かるかな?

ちなみに今回モニカの発した『圧』についてですが、あれはモニカが『上に立つ人間になるならば、舐められないようにする必要があるな』と考えて自分で学んだ技能になってます。
どちらに当てはめるのかと考えたら、これはスキルかなと思います。
…モニカのステータスに加えた方がいいかについてはアンケートやるので、ぜひ答えていただければと。

次回は明日を予定しています。
それでは、次回もお楽しみに!

モニカは……

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