ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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どうも、刺身の盛り合わせです。

お待たせしました、最新話です!
今回はアンケートで募集した『圧』をスキルとして登場させます!

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます!

それでは、どうぞ。


第12話 『スキル』

ベルの成長速度にアイズへの恋慕がこれでもかと影響した【ステイタス】を見せつけられ、ちっとも面白くなかったヘスティア。

へそを曲げてバイトの飲み会に向かい帰宅すると、モニカもベルもどちらも隠し部屋にはおらず、がらんとした静けさがヘスティアを迎えた。

二人でご飯を食べて来いと自ら言っておきながら、出迎えが一切ないことに一層不機嫌になり、ふて寝を決め込んでいた。

しかし、深夜を超えても二人が帰ってこないことに危機感を覚え、隠し部屋を飛び出し一睡もせず夜の街を探し回ったが、二人の姿を見ることは出来なかった。

その結果、ふて寝時にあった冷静沈着の体など砂の城のように崩れ去り、最悪な可能性が脳裏に浮かんだことでぶわっと嫌な汗を噴き出すことになった。

居ても立ってもいられなくなったヘスティアは、再びベルとモニカを捜索しようとドアの下に駆け寄ろうとすると、ゆっくりと階段を降りてくる足音が聞こえた。

 

「遅いじゃないか!心配したんだよ、二人と…も…!!」

 

二人が帰ってきた。

そのことにうれしくなったヘスティアがドアに駆け寄り扉を開けると、そこにいたのは…。

 

「ただいま帰りました、神ヘスティア」

 

全身ズタボロで意識のないベルと、そんなベルを担いでいるモニカであった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「……なるほど、事情は理解した。ありがとうね、モニカ君。ベルを助けに行ってくれて」

 

「いえ、ベルはこのファミリアの仲間ですから、助けるのは当然です」

 

慌てるヘスティアをなだめ、ベッドにベルを寝かせたモニカ。

どうしてこんな時間に帰ってきたのかと、ベルがボロボロになった理由を聞いたヘスティアは、モニカに感謝の言葉を述べた。

 

「それにしてもキミ達の行った酒場でそんなことがあったなんてね…おのれロキのとこの眷属(子供)め…!」

 

「落ち着いてください、神ヘスティア。昨日のベルは少し調子に乗っていた。今回のことはベルにもいい薬にもなったはずです」

 

「それならいいんだけど…。とにかく、夜も遅いから寝ようじゃないか!モニカ君はソファを使って寝るんだよ!」

 

「…ヘスティア様はどうやって寝るつもりなのですか?」

 

「そりゃもちろんベル君の隣で…あっ」

 

「…今日は一緒にソファで寝ましょう、ヘスティア様」

 

「い、嫌だ!ボクはベル君と一緒に寝るんだー!」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

何とかヘスティアと共にソファで寝たモニカ。

翌朝、まだ目覚めないベルを尻目に朝食(もちろんジャガ丸くん)を食べる。

歯を磨き、装備を身に付け未だ目覚めないベルの代わりに日銭を稼ぐためダンジョンに潜る。

二日連続でヘスティアに心配させるわけにもいかないため、5階層まで潜ったところでダンジョンから撤退した。

ギルドに行き換金をする際に担当アドバイザーのエイナからベルのことを聞かれたので、現在怪我を負ったので休んでいることを伝えると、体が治ったら一度顔を出すようにと伝えた後に、今日は5階層まで下りたことをエイナに伝えると、「冒険者は冒険しちゃいけない」と公衆の面前で怒られてしまった。

ホームに帰宅すると、目を覚ましてないベルに添い寝をしようとしていたヘスティア。

そんなヘスティアを引き剥がし、今日の成果をヘスティアに見せ、夕食(またもやジャガ丸くん+スープとサラダ)を食べた。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ・ヴァイスヴィント

LV.1

力:H112→H127 耐久:I21→I28 器用:I87→H105 敏捷:H115→H125 魔力:I0

 

《魔法》

【 】

 

《スキル》

【上官命令(オフィサー・オーダー)】

●威圧行為を行うことによる、対象への強制停止(リストレイト)の発動。

●自身より格上の相手に行う場合、差が大きいほど成功率・効果時間が共に低下。

対して、自身より格下の相手に行う場合、差が大きいほど成功率・効果時間が共に上昇。

●対象が何らかの状態異常に陥っている場合、相手との差に関係なく成功率・効果時間が共に上昇。

●対象へ向ける威圧の大きさによって効果上昇。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「――ッ」

 

ぴたっ、とヘスティアは手の動きを止めた。

いつものようにモニカの恥骨あたりに腰掛け、いつものように神血を用いて【神聖文字(ヒエログリフ)】を刻んでいくいつも通りの作業だった。

しかし、『スキル』の項目に差し掛かったところで予定が変わった。

モニカの【ステイタス】にスキルが表れた。

それも未確認と思われる内容のスキルであった。

 

『というかなんだ、強制停止って。意味が分からん!なんでモンスターみたいなことが出来るようになってるんだこの子は!?…というより、どうしてうちの子達はこうもレアスキルを出すんだ!?』

 

『レアスキルを持っている』、このことがバレでもしたら、他の神々が全力で興味を持ち、ニヤニヤしながら全力でちょっかいをかけてくるだろう。

それだけは何としても絶対に避けたい。

だが、モニカはベルとは違い嘘が下手というわけではない。

それどころか逆に勘のいい部分もある。

下手に隠すと彼女からの信頼をなくす恐れがある、そう考えたヘスティアは、モニカに発現したスキルについて説明を行うことにした。

 

「………今の私にはこのようなスキルが出たのですか。しかも、レアスキル…ですか…」

 

「うん。だからこのスキルについては、なるべく口外しないようにしてほしいんだ」

 

「それは…ベルにもですか?」

 

「あ~…、そこなんだよね~…。もしもベル君に教えるんなら、口外しないように言わなきゃダメだよ?」

 

「分かっていますよ、ヘスティア様」

 

スキルについてヘスティアと話を進めるモニカ。

明日もダンジョンに潜るため、またしてもベルの寝ているベットに潜ろうとするヘスティアにチョークスリーパーをきめつつ、昨日と同じようにソファーで寝ることにした。

もちろん、ヘスティアと共に。

 

「放すんだモニカ君!今日こそボクはベル君と添い寝するんだい!」

 

「ええい、何を言うのですか神ヘスティア!?まだベルが寝ているでしょうが!?」

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!

はい、というわけで新スキルのお披露目会でした!
名前とか内容とかかなり苦戦しました。
オリジナルスキル作ってる他の作者さんは凄いなって改めて感じましたね…。
まぁ、あと何個かスキルと魔法はあるんですけどね()

それと、自分で調べた限りだと、原作に似たようなスキルはなかったはずなんですよね。
もしも似たようなスキルが原作にあったら教えてください。
あと、スキルについて気になることや追加したいことがあればどんどん聞いてくださいね?

次回をお楽しみに。

モニカは……

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