ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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どうも、刺身の盛り合わせです。

今日は筆がのったので、2話連続投稿です!

まず一本目は前回の神の宴の続きと怪物祭についてです。

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます!

それでは、どうぞ。


第14話 『依頼』

「おーい!ファーイたーん、フレイヤー、ドチビー!!」

 

ヘファイストスとフレイヤ、ヘスティアが話しているに訪れたのは《ロキ》、朱色の髪と糸目ながらもその下にある朱色の瞳の女神なのだが、フレイヤの後に出てきたので、二番煎じ感が否めないものとなっていた。

 

「あらロキ」

 

「ねえロキ、ちょうどよかった。君の【ファミリア】に所属しているヴァレン何某(なにがし)について聞きたいことがあるんだけど?」

 

「ハァ?ドチビがウチにぃ?」

 

「君のファミリアの『剣姫』、ヴァレン何某(なにがし)には付き合っているような男や伴侶はいないのかい?」

 

「あほぅ、アイズはウチのお気に入りや。嫁には絶対出さんし、誰にもくれてやらん。ちょっかい出すやつは八つ裂きにしたる」

 

「ちッ!」

 

ロキが顔を顰めながら言うと、それを聞いたヘスティアは舌打ちをする。

次の話に移ろうとすると、今度は逆にロキから質問が来た

 

「それより、ドチビんとこのモニカたん、ウチのベートを威圧しとったんやけど、一体何者や?」

 

「何者もなにも、彼女は一週間前頃にこのオラリオを訪れた冒険者で、今はボクのファミリアの眷属さ。それに何か問題でも?」

 

「…『凶狼(ヴァナルガンド)』ってLV.5でしょ?ちょっとどういうことよ、ヘスティア」

 

「だから彼女はつい一週間前にこのオラリオに来た子だから、何か変な力持ってるとかじゃないって!それに、ロキのとこが酔って過剰に反応したとかかもしれないだろ?」

 

「……まあ、今はそういうことにしといたる。それに今日は目的があってここに来たんやからな!」

 

そこから、ヘスティアにドレスでマウントを取ったロキであったものの、自身の悲しいまでに平原のような胸板を指摘されたロキがキレ、ヘスティアの両頬を掴み上下左右に引っ張りまくる。

ヘスティアが応戦しようと短い四肢でもがくものの届かなかったのだが、ロキが縦横無尽に動いたことにより、ヘスティアの胸に実った巨峰がたゆんたゆんと揺れに揺れまくったのを眼前で見た結果、涙をまき散らしつつ小物臭溢れるセリフを吐き捨てながらロキは会場を出ていった。

 

「ロキがあんな風になったのも、やっぱり子供達を大好きになったからなのかしらね?」

 

「…スッゴイ嫌だけど、子供達が好ましいってのはボクも同意だね」

 

「あら、あんたがそんなふうに言うなんて、あんたの【ファミリア】に入った子達のおかげかしら?」

 

「うん、まぁね。ベル君とモニカ君って言ってね…、僕にはもったいないくらいのいい子達だよ」

 

「確か、白髪で赤い目をしたヒューマンがベルだっけ?もう一人のモニカって子はまだ知らないけど、【ファミリア】が出来たってあんたが報告しに来たときは驚いたなぁ…」

 

ヘスティアとヘファイストスが話していると、フレイヤが立ち上がり話し始めた。

 

「じゃあ、私もそろそろ失礼させてもらうわ」

 

「え、もうかい?」

 

「えぇ、確かめたいことがあったのだけれど、それも済んだし…」

 

「?」

 

「それに、ここにいる男はみんな食べ飽きちゃったもの。じゃあね、ヘファイストス、ヘスティア」

 

そんな言葉を残して、フレイヤはその場から去っていった。

 

「やっぱりフレイヤも『美の女神』だ…、だらしないなぁ」

 

「…そういえば、あんたはこれからどうするの?あたしはもう少しみんなの顔を見に回ろうかと思うけど、帰る?」

 

「…ヘファイストスに頼みたいことがあるんだけど…」

 

「……一応聞いておいてあげるわ。な・に・を、私に頼みたいですって?」

 

「実は…ボクの【ファミリア】の子達に、武器を作ってほしいんだ!」

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「一日経っても帰ってこないなんて…神様、一体どこに行っちゃったんでしょうね…」

 

「私達がそのことを気にしても仕方ないだろう。今私達が出来ることは、ヘスティア様が帰ってくるまでに沢山の経験を積むことだ!」

 

「そうですね。頑張りましょう、モニカさん!」

 

ヘスティアが神の宴に出かけてから早くも二日。

ベルとモニカは、今日の探索を終え、ダンジョンから地上に戻っている最中であった。

二人が現在いるのは、ダンジョンの直上に建造された白亜の巨塔『バベル』、その地下一階。

ダンジョンへの入口になっている円形の空間で、冒険者たちにとってはモンスターの来ない完璧な安全地帯となっており、多くの冒険者とバックパックを背負うサポーターがひしめき合う場所になっていた。

今日の探索を終えた二人は、後から来る人達の邪魔にならないよう壁際を移動しながら話をしている最中であった。

ある程度進んでいくと、二人の視界に見慣れない光景が飛び込んできた。

 

「あれは…物資運搬用の収納ボックス?なんでこんなところに…」

 

「あれは…明後日に行われる怪物祭(モンスターフィリア)の物か。」

 

「怪物祭?モニカさん、それって一体何ですか?」

 

「私もエイナ殿に簡単な説明しか受けていないのだが…、年に一回行われる【ガネーシャ・ファミリア】主催の催しで、ダンジョンから連れてきたモンスターをする見世物(ショー)のようなものらしい」

 

「ちょ、調教、ですか?それに催し…」

 

「…よし!せっかく祭りが行われるのだ、ダンジョン探索は休みにして祭りを回ろうではないか!」

 

「えぇ!?そ、そんなことしてていいんですか!?それに、さっき『沢山の経験を積む』って言ったじゃないですか!?」

 

「それも大事ではあるが…。ベル、貴公はまだ病み上がりだ。また無理をして体を壊せば、ヘスティア様に心配をかけてしまうからな。そうならないように、一日は休息日を入れた方がいい。…それに、祭りならおいしいものも食べられそうだからな

 

「何か言いましたか、モニカさん?」

 

「い、いや何も言っていないぞ!?…とにかく、明後日のダンジョン探索はベルの身体のことも考え休みにする!ベルはそれでいいか?」

 

「…僕も神様に心配はかけたくないですから…。分かりました、当日は休みにしましょう!」

 

そうしてを回ることに決めたベルとモニカ。

ホームに帰る途中で【ミアハ・ファミリア】の主神《ミアハ》に会い、モニカを紹介して祝いのポーションをもらってから、ホームへと戻っていった。

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!

今回のあとがきについて一言でまとめると、『ヘスティアとロキの喧嘩のパート好き』。
この一言に尽きます。

なので続きをどうぞ。

モニカは……

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