ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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どうも、刺身の盛り合わせです。

最新話です!
今回は食人花戦の後の話。
モニカのロキ・ファミリア訪問です!

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます!

それでは、どうぞ。


第19話 『黄昏の館』

「ありがとレフィーヤ!ほんと助かったよー!」

 

「ティ、ティオナさん!?」

 

魔法で食人花を何とか凍らせることができたレフィーヤ。

一息ついていると、自身の怪我などお構いなしにティオナが抱き着いてきた。

顔を真っ赤にするレフィーヤは、体が痛むようで左目を眇める一方で、まんざらでもなさそうに頬を緩めていた。

 

「すごい魔法だったわよ、レフィーヤ」

 

「リヴェリアみたいだった…ありがとう、レフィーヤ」

 

目を軽く見開いたレフィーヤは、感極まったような照れたような複雑な表情を作り、うつむいたかと思うと、何かを思い出したかのように顔を上げた。

 

「…そうだ、モニカさん。みなさん、モニカさんを早く助けないと!」

 

「…ヤバッ、完全に忘れてたー!?」

 

「はっ?モニカたんが危ないってどういうことや!?」

 

事の経緯をロキに話しながらモニカの吹き飛ばされた場所に急いで向かうレフィーヤ達。

目的地に到着すると、全身ボロボロで壁に埋もれた状態のモニカを見つけることができた。

 

「モ、モニカさん!大丈夫ですか!?」

 

「…このケガ、急いでホームに連れ帰って治療せんとちょいとヤバいな。ティオネ・ティオナは悪いけど地下水路の確認を、アイズはウチと残ってるモンスターのとこ行くから、レフィーヤはモニカたんのことよろしく!」

 

「分かった!/了解」

 

「はい」

 

「は、はい!」

 

それぞれの課せられた役割をこなすため、ティオナとティオネは地下水路へ、アイズはロキと周囲のモンスターの捜索、レフィーヤは重傷のモニカを背負いホームへと向かっていった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「…………ん、んん……?」

 

謎のモンスターとの戦闘で、攻撃をくらったことで意識を失っていたモニカ。

彼女が目を覚ますと、視界に映ったのは知らない天井であった。

 

「ここは一体……」

 

モニカが上体を起こそうとすると、横から声がかけられる。

起き上がる前に横を見ると、そこには椅子に座りこちらを眺めている神ロキがいた。

 

「おっ、目が覚めたんか、モニカたん」

 

「神ロキ…まさか、ここはロキ・ファミリアのホームなのか?」

 

「そうやで。それより、腕の具合はどうや?」

 

「…先ほどの戦いで折れたはずの両腕が動く!?これは一体…」

 

「ウチんとこの治療師(ヒーラー)に治させたんや。それに、動かせるんやったら大丈夫やな!」

 

「…感謝する、神ロキ。…私が気絶した後、戦いはどうなったのか、教えてはもらえないだろうか?」

 

「あの食人花達はウチの子達が撃破したで。犯人は不明やけど、この騒動はとりあえず一件落着や。モニカたん、ウチの子を助けてくれてありがとうな」

 

「いや、冒険者として当然のことをしたまでだ。感謝されるようなことではない」

 

「いや真面目かっ!ええからお礼の一つや二つくらい受け取っときぃや!それより、怪我が大丈夫なんやったら今からどないするん?」

 

「…ヘスティア様と仲間が心配しているだろうから、ホームに帰ろうかと思う。それで、私の剣と服は一体どこにあるのだ?」

 

現在、モニカはいつも着ている白シャツと青のミニスカではなく、上下薄い緑色のパジャマのような服を着ている。

実はこの服、少女時代のアイズが来ていた服で、血まみれだったモニカの服を洗うために脱がせた後、モニカの体に合う服がこれぐらいしかなかったため着せたのだが、思いのほかフィットしたというのは、モニカには内緒の話である。

 

「血まみれやったし、今ウチの子に洗わせとる。…それよりモニカたん!」

 

「な、何だ…?」

 

先ほどまでの真面目な顔はどこに行ったのかという速さでにやけ顔に変え、顔を勢いよく近づけてくるロキに対して、顔がいきなり近づいてきたことで少し下がりながら受け答えをするモニカ。

 

「もう外も暗いし、晩飯はウチで食ってきや!」

 

「いや、流石にそこまで世話になるべきでは…」

 

「これはウチが決めたんや!拒否権はなし!さっ、行くでー!」

 

そう言うとロキはモニカを食堂へと引っ張っていき、食堂の椅子に座らせたかと思うと、いつの間にかモニカの目の前に食事を出されていた。

 

「ほ、本当にこれを食べてもいいのか?」

 

「ええってええって!ウチの子を助けてくれたお礼と思ってや!」

 

「だが、私は助けるどころか足を引っ張ってしまったような…」

 

「まぁまぁ、そないことは気にせず一口!」

 

モニカは戸惑いながらも目の前の食事を口にする。

 

「美味い…!」

 

「せやろせやろ!」

 

「…あ、あの子もう起きたんだ!みんな、行こ行こ!」

 

「ちょっと、待ちなさいティオネ!」

 

「モニカさん、ケガはもう大丈夫なんですか!?」

 

「良かった…」

 

「おっ、みんな来たなー!モニカたん、何人か知っとるやろうけど、花のモンスターの時に一緒に戦った子達や!左からティオナ、ティオネ、レフィーヤ、アイズや。仲良くしたってや」

 

「改めまして、モニカ・ヴァイスヴィントだ。よろしく頼む。…それと、ケガならもう回復しているから大丈夫だ、レフィーヤ殿」

 

「それなら良かったです!改めて、こちらこそよろしくお願いしますね、モニカさん!」

 

「ねぇねぇ、食人花の攻撃ずっと受け流してたんだよね?スッゴイじゃん!どうやってたの!?」

 

「えっと、それなら…」

 

モニカは四人と楽しく会話をしながら食事を堪能しまくったのであった…

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「治療だけでなく、食事まで頂けるとは…。申し訳ない、助かった」

 

「ええってさっきから言うとるやん?気にせんといてや!…じゃあ、また会ったらそん時はよろしくな」

 

「ああ、それでは世話になった。四人も、今度会った時はよろしく頼む。」

 

ロキ・ファミリアのホーム『黄昏の館』の入口で、ロキ、アイズ、レフィーヤ、ティオナ、ティオネに見送られながら、モニカは自分のホームへと帰るのであった。

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!

書きたいこと書いてたら、武器の話までいかなかった…。
安心してください、次は武器とステイタスの話をする予定です!

本編には文字数の関係で入れることができなかった小ネタがこの下にありますので、そちらもぜひ読んでください。

それでは、次回。


◆◆◆◆◆

それは、アイズ達が食事をしているモニカに合流し、食事を堪能しつつ会話をしていた最中のことであった…

「あ…その服…」

「この服か?私の服は今洗濯しているらしくてな。寝ている間に着させられたのだが、中々着心地が「私が子供の頃に着てた服…」い、い………」

「……どうしたの?」

「いや、何でもない…………」

「……???」

モニカは……

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