ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
どうも、刺身の盛り合わせです。
という訳で最新話です!
今回は前回書いた通りデート回?です。
それと今回のタイトルは原作でのとある描写から取ってみました。
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます!
それでは、どうぞ。
11/18 今後の展開のため、本文の内容を一部変更しました。
ベルとモニカ、リリの三人で打ち上げを行っている裏で、ヘスティアはミアハと飲みに行っており、その結果完璧な二日酔いに陥っていた。
「ぬぁぁぁぁぁぁっ…!?」
「だ、大丈夫ですか、神様?」
「全く…羽目を外しすぎるからこうなるのだぞ」
「す、すまない、ベル君、モニカ君。こんな見苦しいところを…。それより、ダンジョンに行かなくていいのかい?」
「今の神様を放っておけませんから、今日は休むことにしました。このことはちゃんと雇ったサポーターの人にも伝えてます」
リリに今日は休むと伝えに行くと、リリも【ファミリア】のホームに帰る用事があるそうで、逆に休ませてほしいと言われたのであった。
「ヘスティア様、林檎のすり下ろしを作ったが、食べれるか?」
「…ちょ、ちょっと辛いなぁ。ベル君が食べさせてくれれば食べれそうだなぁ…」
「あ、はい、分か…」
「そんなこと言う気力があるなら、体の方も大丈夫だな、神ヘスティア?」
「いやー自力で食べれるかもなー!モニカ君、林檎いただくぜ!」
自身の体が弱っているのをいいことに、ベルに何とか甘えようとするヘスティアであったが、すぐにモニカに妨害されることとなった。
それから時間があっという間に流れ昼下がり。
ベッドに寝転がりながら昨日のベルの話を聞くヘスティア。
モニカはこの時間にと手紙を書いて出すついでに買い物を行っていた。
モニカ君という監視の目がないこの状況…、ベル君に甘えるなら今しかない!
そう意気込んでベルに甘えようとした瞬間。
「神様がよければ何ですが…、豪華な夕食でも食べに行きませんか?」
ヘスティアは自分の耳に聞こえてきたものが信じられなかった。
「実は、昨日の探索で沢山のお金が手に入って…!神様に何か恩返しがしたいって二人で考えて……!」
最初のベルの一言から後の話は何も聞いていなかった。
先ほどベルから告げられたお誘いの文句が、ヘスティアの頭の中で何度も再生される。
『これはまさかっ、デデデデデデートのお誘い!?まさかベル君自ら!?しかも
ヘスティアは驚愕とし、すぐに有頂天になった。
「神様が元気になったら、今度にでも…」
「今日行こうっ!!」
「え」
「今日行くんだ!」
「で、でも神様、体調は…」
「治った!じゃあさっそ…ッ!」
ぴたりと動きを止め胸元の襟の匂いを確認し、ぐわっと目を見開くヘスティア
「ベル君、六時に南西のメインストリート、アモールの広場に集合だ!良いね!?」
「あ、はい!」
「それじゃあ!」
汗を流すベルに見送られながら、ヘスティアは僅かな荷物を持ってホームを飛び出していった。
変わって時刻は六時前。
ヘスティアが出ていった後に帰ってきたモニカに説明をしたベルは、二人そろってアモールの広場にある女神の銅像の前でヘスティアが来るのを待っていた。
「ベルくーん!…ってあれ、モニカ君?」
「あっ、神さ、ま……」
呼ばれた方向を振り向くと、いつもと違い全力でおめかしをしたヘスティアがそこにはおり、そんな姿にベルは見惚れていた。
「どうしてモニカ君がここに…」
「どうしてって…一緒に夕食を食べに行くのだから、いるのは当たり前だろう?」
「……ま、まぁそれは置いといてだ!どうだい二人共、似合うかい?いつもと装いを変えてみたんだけど…」
「中々に似合っていると思うぞ、ヘスティア様。…おい、ベル」
「…あ、はいっ!似合ってます、とっても似合ってます!えっと、なんていうか、普段の神様より凛々しいっていうか…その、き、綺麗です!」
二人からの言葉に心の中でガッツポーズをとるヘスティア。
「ホントはもっと早く来るつもりだったんだけどね…。それじゃあ、豪華な夕食、食べに行こうか!」
「「は、はいっ!/うむ!」」
「あ、いたーっ!?」「ヘスティアがおったぞ!」「ということが…隣にいる二人がそうねっ!」
突然アモールの広場の一角が騒がしくなったと思うと―――
「ゲットーーー!!」「やーん、どっちも結構可愛い!?」「ヘスティアってば、こういう子が好みなのね!」
「「む、むぶうっ!?」」
女神の波によって飲み込まれたベルとモニカ。
沢山の腕が二人の体を引っ張り回し、代わる代わる己の胸の中で抱きしめていく。
「なっ、なっ、なぁ…!?」
「ごめんなさいね、ヘスティア。私たちどうしてもあなたの子が気になっちゃって、後をつけてきちゃったの。…あらやだ、本当に兎みたい」
「ん――っ、ん―――――っっ!?」
「ベ、ベルく――――――んっ!?」
「こっちの子はお人形さんみたい!」
「モ、モニカく――――――んっ!?」
神のの矛先を向けられてしまった己の眷属を、ただ見ていることだけしかできないヘスティア。
そんなヘスティアの精神が崩壊しようとしたその時、いまだに女神たちに半分取り込まれた格好で、ボロボロなベルとモニカが隙間から姿を現した。
「かみ、さま…」
「ヘス、ティア、様…」
「ぶ、無事か、二人共!?」
「…僕、もう、死んじゃってもいいかもしれません…っ!?」
「…世界とは、残酷なのですね…」
バカなことを言っているベルの向こう脛につま先を叩き込みつつ、死んだ目をしているモニカを女神達から引きずり出す。
「すみませんでしたっ…!!」
「よし、逃げるぞ!モニカ君、ちゃんと走って!」
片足を引きずるベルと未だに放心状態のモニカを無理やり引っ張り逃亡を開始するヘスティア。
獲物を取り返すべく追ってくる女神達を振り払うべく、三人はと始終を遁走するのであった。
度重なる追跡に対して三人は、西のメインストリートのはずれにある古ぼけた鐘楼に隠れて何とかやり過ごした。
その後、鐘楼から見渡す美しい都市の夜の姿に、全員で目を奪われていた。
「あの、神様…いつか、また行きましょう。今度こそ、絶対に」
「ベル君…」
「その時まで、僕達、今よりもっとお金貯められるよう頑張りますから。それで美味しいものを食べて、美味しいものを飲んで…それで、またここに来ましょう。今日見つけることのできた、この綺麗な景色を…また三人で、見に来ましょう」
「…楽しみにしてるぜ、二人共」
「「はいっ/あぁ」」
そうして誰が言うまでもなく、もう一度鐘楼の外に広がる景色を眺め、静かにその三人だけの時間に身を委ねた。
自身の側にいる二人のぬくもりを感じながら、笑みと一緒に瞼を閉じる。
涼やかな夜風に撫でられ、手首にまかれた髪飾りが、その小さな鐘を仄かに揺らしていた。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
と、いう訳でデート…というより逃亡回でした。
おかしいなぁ…本当だったらリリとの溝辺りまで書く予定だったのになぁ…
という訳で次回こそリリとの間に微妙な空気が流れる回です。
それが終わり次第、オリジナル回です。
…そういえばみなさん知ってます?
11/18日からアマゾンプライムで『シン・ウルトラマン』が見れるようになるんですよ!
見たことない人は勿論、もう見たって人もあと3回は見よう!
それと、今後投稿頻度が遅くなるかもしれません。
理由としましては、卒論執筆をしなきゃいけないからです。
投稿出来る時はしますが、若干不定期になるかもしれないので、気長に待っていてください。
それでは、次回。
モニカは……
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仲間
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相棒
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♡