ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
第一話を見てくださり、本当にありがとうございます!
今回は元々ストックがあったので、すぐ投稿が出来ました。
今回はオラリオへ向かうまでの説明回になっているので、キャラ会話がそこまでないので注意を。
そして、評価・感想・お気に入り登録をしてくださった方々、本当にありがとうございます!
それでは、始まります。
10/22 サブタイトルの変更を行いました。
第1話 『使命』
モニカ・ヴァイスヴィント。
彼女はとある使命の為にオラリオへと訪れた。
そんな彼女は、一体どこで指名を受けどこからオラリオに訪れたのだろうか?
そう、≪ラキア王国≫である。
ラキア王国、それはオラリオから見て西部にある君主制国家。
被治者の数は六十万を超すと言われており、王都には巨大な王城と城下町が存在している。
緑豊かで肥沃な大地を有しているこの国は、一方では『軍事国家』という野蛮な一面を持っていた。
何故ラキア王国が『軍事国家』などという一面を有しているのか?
それは、君主であるの王の上に君臨している一柱の神の神意によるものが原因となっている。
その神の名は『軍神アレス』。
オリンポス十二神の一柱である彼は、事実上の一国の頂点であり、国を統べる男神である。
つまり、ラキア王国の正体とは数ある派閥の属性の中でも最大の規模と繁雑さを持つ、国家系【ファミリア】となっているのである。
兵士や軍人は全て『
始めはアレスとわずかな団員で構成された小さな【ファミリア】だったものの、長い時間と苦労を経た結果、建国するまでに至り歴史ある王国として存続することが出来たのである。
そんなラキア王国の玉座にて、とある話し合いが行われていた。
「オラリオに密偵を送るぞ、マリウス!」
このように発言したのが件の神である《アレス》。
常に真っ赤な鎧を身に纏っており、獅子を想起させるような光り輝く金髪に、精悍で逞しい美丈夫の容貌を持つイケメンである一方、性格は極めて好戦的で自分勝手、自信過剰、傲岸不遜そのもので、まさにオレ様系男神となっている。
「はぁ、密偵ですか…。」
神アレスの密偵発言に返答を行った者は《マリウス》、フルネームはマリウス・ウィクトリクス・ラキア。
ラキア王国の第一王子で、左肩だけに肩章を付けた黒の軍服に黒のマントを身に纏っており、右目の下に泣きボクロを付けている。
アレス・ファミリアでは副団長を担当しているものの、主神であるアレスに振り回されておりとても苦労しているのである。
「筋肉頭で学ぶことをしないあんたがそんな案を出すなんて…明日は槍でも降りますかね」
「おい、それどういう意味だマリウス!?」
「まぁまぁ、それは一旦置いておきましょう。それよりも密偵なんて言葉、どこで教えてもらってきたんですか?」
「お前ホント腹立つなマリウス!?…まあいい!それよりも密偵だ!密偵をオラリオに送ってオラリオの内情を探るぞ!!」
「まぁそれはいい考えだとは思うんですけど…。で、一体だれを送るんですか?」
「それはお前に任せるぞ、マリウス!!私はマルティヌスと話をしてくるのでな!」
案を出すだけ出した後は、マリウスに全てを丸投げしてマルティヌスの元に行くアレス。
いつも通り過ぎてため息すら出ないマリウス。
何はともあれ、今回アレスの出した案はなかなか良いものと考えたため、考えていくことにした。
『内偵を出すとして、あちらでファミリアに所属することを考えると、
「…ん?……なるほど、ちょうどいいか。すまんがこの人物を呼んできてくれ、あとついでにアレス様」
手元の資料から密偵を送ることが出来る人物に当たりが付いたマリウス。
側にいる部下に対象の人物を呼びつけるように指示を行うと同時に、父の下に向かった神アレスを呼び寄せるように指示を出した。
「よく来てくれたな、モニカ・ヴァイスヴィント」
「…それで、一体私に何の御用でしょうか、アレス様、マリウス殿下」
マリウスに呼ばれて玉座にやってきたのは、《モニカ・ヴァイスヴィント》。
この作品の主人公ともいえる存在である。
玉座のある部屋には玉座に座ったアレス、そのアレスの側に立っているマリウスとその部下たち、そしてアレスとマリウスに跪いているモニカのみがいる。
「本日呼んだのは他でもない。君にh…」
「お前には本日より、オラリオに行ってもらう!!」
「…え゛?」
アレスによる突然の『オラリオ行き宣言』により、思考回路がフリーズしてしまうモニカ。
「あ〜もう何やってんだこの筋肉頭!固まっちゃったじゃないですか!?」
「誰が筋肉頭だ、マリウス!?」
「……えっと、アレス様?なぜ私がオラリオに向かわなければならないのですか?」
「理由については今から説明する、マリウスが!」
「それぐらい自分でしろよ…。今回、軍部会議でオラリオに密偵を送ることが決まったのだが、ここで一つの問題が発生した。」
「問題…ですか?それは一体…」
「人選だ。オラリオで活動するにはどこかのファミリアに所属しなければならないが、闘えるもののほとんどがアレス様からの
「わ、私ですか?」
「そうだ。君は我が軍に志願をした一般人、かつ
実際のところ、現在のモニカは
「今回君をオラリオに送るのには、この任務に『最終試験』という意味があるからだ」
「…最終試験ならば、以前受けたと思うのですが」
「確かに、以前君には最終試験を受けてもらっている。だからこれは『実地試験』と思ってくれて構わない。オラリオでどこかのファミリアに所属して、こちらにオラリオの情報を送ってもらいたい。もちろん、この任務が終わり次第、我が軍に配属させる。…何か質問や異議はあるか?」
「いえ、特にありません」
「ならば、お前には今日にでもオラリオに向かってもらう!良いな!」
「了解しました!このモニカ・ヴァイスヴィント、我らがラキア王国の主神・アレス様の名に懸けて、必ずやオラリオでの使命を果たしてまいります!」
「ならばよし!行けぇい、モニカ・ヴァイスヴィントォ!!」
「はい、失礼いたしました!」
アレスの発した掛け声の勢いのまま玉座のある間から去っていくモニカ。
全速力で城から出て向かう先は自分が現在住んでいる宿舎。
すぐにオラリオへ向かうために、自分の道具を一つにまとめていた。
「……見ていてください、お父様、お母様。この任務を成功させて、私は必ず軍人になって見せます」
こうしてこの物語の主人公、モニカ・ヴァイスヴィントはオラリオへ行くこととなった。
「すまない、オラリオ方面に向かう馬車などはあるだろうか?……えっ、ない?歩きだけ?」
徒歩で。
「…そういえばアレス様。彼女がオラリオに行くのに、馬車などの手配はしましたか?」
「あっ…いやそういうのはお前の仕事だろマリウス!」
「いやいや、そこはこの案を出したアレス様がやるべきでしょう」
「いやいやいやいや!?」
「いやいやいやいや」
…この後主神と副団長の罪の擦り付け合いは10分ほど続いた。
がんばれ、モニカ・ヴァイスヴィント!
まずはオラリオへ向かうための馬車を探すところからだ!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
アレスはともかくマリウスなかなか書きにくい…間違ってないか心配だぁ…
次回はオラリオ到着からファミリア所属まで書けたらいいなぁ…
また、ストック尽きたので、少し遅れると思います。
モニカは……
-
仲間
-
相棒
-
♡