ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
前回を見ていただき、ありがとうございます!
今回は早く書くことが出来たので、少し早めに投稿しました!
今回は食事シーンがありますが、初挑戦なのでかなり拙いものになっているかと思います。
なので、改善点があれば教えていただければ幸いです。
何回でも書きますが、評価・感想・お気に入り登録をしてくださった方々、本当にありがとうございます!
それでは、始まります。
10/22 サブタイトルの変更を行いました。
1/21 ラキアからオラリオに着くまでの期間を大幅に変更しました。
まさかのラキア王国からオラリオに向けての馬車が一本もないという事態に陥ったモニカだったが、歩きと馬車、時には荷馬車をモンスターから守る傭兵もどきを行いながら約一週間。
モニカはようやく迷宮都市オラリオにたどり着くことが出来た。
「よ、ようやくたどり着いたぞ、オラリオ…!!」
モニカはオラリオの入口にある検問所への長い行列に並び、自分の番が来るまで今後の予定を考えていた。
『オラリオへ入ったら何よりもまずすることはファミリアの所属。使命のことも考えるとやはり商業系や製作系、医療系ファミリアより戦闘を多く行う探索系ファミリアか…。それに、戦闘系ならまだ他のファミリアよりも経験がある分入団しやすい可能性が高い…。決めた、探索系ファミリアを中心に回ってみるとしよう!…それにしてもなぜ周りの連中はジロジロと私を見てくるのだ?謎だ…』
並びながら考え事をしていると、何故か周りから多くの視線を感じたモニカ。
理由が全く分からなかったものの行列はどんどん進んでいき、ようやくモニカの番になった。
「よし、次のものは前に出ろ!」
門番の指示に従い、モニカは門番の前に立った。
「な、なんで子供が列に…!?あー、お嬢ちゃん。お父さんやお母さんはどこだい?」
「なっ!?こ、子供扱いするな!?私は17歳だ!!」
「じゅ、17歳!?ウソだろ…す、すまなかった。それより、オラリオに来た理由は?」
「冒険者になりに来た!」
「これは…。あー、一応あっちにある部屋で背中に
「了解した!」
モニカは門番に指定された部屋へと入り、そこに待機していたガネーシャ・ファミリアの女性団員に
余談だが、この際にも女性団員から子供扱いされた。
「子供扱いなど…バカにしているのか、まったく!…とにかく、何とかオラリオに入ることが出来たな。ならば、探索系ファミリアを中心に入団出来るか聞いていくぞー!」
そうしてオラリオにある様々なファミリアを訪れることにしたモニカ。
しかし…
◆◆◆◆◆
「悪いけど、子供をダンジョンに連れていくのは危ないからな。探索系以外のファミリアをオススメするぞ」
「ごめんなさいね。ウチのファミリア、子供の募集はしてないの~。申し訳ないのだけど、他のファミリアを探してほしいわ~。個人的には、【デメテル・ファミリア】とかオススメよ~」
「ウチはお前みたいなチビなガキが入れるような弱小【ファミリア】じゃないんだよ!かえってママのオッパイでも飲んでな!」
「ここはこのオラリオの最大派閥が一つ、ロキ・ファミリアだ!お前のような子供など、入れるわけがないだろう!」
「貴様のようなガキがこのアポロン・ファミリアにだとぉ?寝言は寝てから言え!このファミリアは私の様にアポロン様のお気に入りしか入れないのだよ!!即刻立ち去れ!!」
「あんたその丈で本当にヒューマンかい?…いやいや、別にバカにしてるわけじゃないさ。あんたみたいな体型を好む客が稀に来ることがあってねぇ…。見たところ、ファミリア探してるみたいだね?なら、イシュタル・ファミリアはどうだい?あんたならよく稼げると…って、逃げられちまったかい」
◆◆◆◆◆
「何なのだ、この街はッ!!」
モニカは約三十ものファミリアの門を叩いた。
しかし、どこにも入団することが出来なかったのである。
その理由のほとんどが『子供だから』というものだから、モニカはより一層怒った。
「しかも何なのだ最後に声をかけてきた者は!?まるでち、痴女のような恰好ではないか!?」
最終的には冒険者側から声をかけられたものの、声をかけてきたのが【イシュタル・ファミリア】の人間で、尚且つ歓楽街へのお誘いというのもあり、恐怖を感じて全力で逃げたのであった。
「くそぅ、私を入れてくれるファミリアは一体どこに……なんだこの匂いは?」
自分を入団させてくれるファミリアについて考えていたモニカだったが、不意にどこからか嗅いだことのない出来立ての揚げ物の匂いがしてきた。
空腹だったことも合わさり、モニカは匂いのする方向へ向かっていった。
Side Out…
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ヘスティア Side
【ヘスティア・ファミリア】が発足してから約一週間。
ヘスティアが街中でベルと出会い、自らの派閥に
ゴブリンを一匹だけ倒してホームにとんぼ返り、戦果をヘスティアに指摘され耳を真っ赤にしてダンジョンに戻って行ったり、初めての
そんな日々を過ごしつつ、ヘスティアはファミリアの生計を少しでも支えようと、今日もバイトに精を出していた。
「いらっしゃいませ~!ご注文は…はい、ジャガ丸くん三つ!お代は90ヴァリスです!…ありがとうございましたー!」
もちろん頭も撫でてもらいつつである。
「いやぁ~、やっぱりバイトは疲れるな~」
「あの、少しよろしいだろうか?」
「おっと、いらっしゃいませ~!ご注文は何だい?」
ここでヘスティアに話しかけたのはモニカ。
先ほど匂いにつられていた彼女は、匂いの元を探るためにふらふらとオラリオの街を歩いた結果、ヘスティアが働いているジャガ丸くんの屋台までたどり着いたのである。
「いや、このジャガ丸くん?という食べ物は一体どのようなものなのか教えてほしいのだ」
「ジャガ丸くんを知らない?…ってことは、キミはオラリオの外から来たのかい?」
「あぁ、冒険者になるためにだ。それでなのだが…」
「ああ、ごめんね。…ジャガ丸くんっていうのは、じゃがいもを潰してカラッと揚げた食べ物で、このオラリオ名物の一品さ!」
「名物、か…すまない、一ついただけないか?」
「一つだね。ちなみに、味はプレーン味と小豆クリーム味、抹茶クリーム味の三つがあるけど、何にする?」
「う~む…、ならばプレーン味で」
「了解!…はい、ジャガ丸くんプレーン味、いっちょお待ち!30ヴァリスだよ!」
まだミスをすることはあるものの、一週間もバイトを続けたことによって、手際よくプレーン味のジャガ丸くんを揚げてモニカに渡すヘスティア。
「これで頼む。それではいただきます…アムッムグムグ…おいしい!」
ヘスティアからもらったジャガ丸くんプレーン味を食べるモニカ。
受け取ってよく見てみると、揚げたてほやほやということもあり、綺麗な黄金色で手に温かみを感じることが出来る。
さっそく食べようと口に含むと、まずはサクサクとした衣が、そして衣に包まれていたジャガイモが素材本来の味を口の中に広げていくのをモニカは感じるのと同時に、どこか懐かしさを感じるような味であった。
「それは良かったよ!…ところでさっきの話に戻るんだけど、まだどこかのファミリアには所属してないのかい?」
「んむ?…ゴクン。ああ。…実は訪れたファミリアのほとんどから門前払いを受けていてな…」
この話を聞いたヘスティアは、それならば猶更自分のファミリアに彼女を誘いたいと考えた。
「そうなのかい?…それなら、ボクのファミリアなんてどうだい?」
「ボクの…ファミリア…?……ッええぇ!?神だったのですか!?さ、先ほどは失礼な態度をとってしまい、申し訳ございません!」
「いやいや、みんなボクのことをただの子供と間違えるからね、次から気を付けてくれたらいいよ。…それより!ボクのファミリアに入ってくれるのかな?」
「私などで良ければ、是非とも入れていただきたい!」
「了解だよ!えーっと、名前聞いてもいいかな?」
「モニカ・ヴァイスヴィントと言います!」
「モニカ君か!これからよろしく頼むぜ、モニカ君!」
「よろしくお願いしますッ、ヘスティア様!」
「よぉし!それならさっそく【ファミリア】入団の儀式を…と言いたいところなんだが、いかんせんまだボクのバイトが終わるまで時間がかかるからね…、五時頃に改めてここに来てもらってもいいかい?」
「了解です!それでは五時まではこのオラリオを探索させていただきます、ヘスティア様!」
「うん、行ってらっしゃい、モニカ君!…ボクのファミリアに新人君がもう一人…今度ヘファイストスに教えなくちゃな~!」
自分のファミリアに新たな眷属が入る。
今回の出来事によって気分を良くしたヘスティアは気が散ってしまい、結果として調理用の発火装置の扱いを間違えてしまい、また露店ごと大爆発させてしまった。
怪我人は丸コゲになったヘスティアのみである。
その日のバイト代は壊れた屋台の修繕費に全て回されたため、勿論0円となった。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
戦闘描写も食事描写もどっちも大変だぁ…学んできます。
それにしても、ヘスティア様はセリフ書きやすいですね。
次回は初顔合わせと入団の儀式です。
明日に投稿できない可能性があるので、ゆっくり待っていてください
次回をお楽しみに!
モニカは……
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仲間
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相棒
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