ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
どうも、刺身の盛り合わせです。
というわけで最新話。
今回はアイズとツムギへの報告+αです。
それと、後書きに色々とあるので、そちらも読んでみてください。
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます。
それでは、どうぞ。
ヘスティアから許可をもらったモニカは、アイズに事情の説明をするためにベルといつもの市壁の上に訪れていた。
「―――というわけで、私は明日から
「……そっか。……じゃあ、早速、始めようか。構えて?」
「えっ」
「……どう、したの?」
「いや、明日から
「……大丈夫、寝たら治るから。じゃあ、行くよ……!」
「ちょっ、まぁっ!?」
それから約10分後、市壁にはボロボロの姿で地面にうずくまり倒れたモニカの姿があった。
「……やりすぎちゃった」
「モッ、モニカさーん!!?」
「…何か昨日会った時よりもボロボロじゃありませんか、二人共?」
場所は変わってツムギの仕立て屋。
ダンジョン前でリリと合流し、
「あ―…、そんなことはないだろう?きっと気のせいだ」
「いやそんなわけないと思うんですけど…まぁいいです。それで、
「私の主神様からも許可をもらった。私なんかの力で良ければ、是非とも協力させてくれ」
「分かりました。モニカさんが参加すること、リーダーに伝えておきますね。それでは、
「私は装備一式だけで大丈夫なのか?」
「はい、大丈夫です。…あ、そういえば、モニカさんには大事な仕事を任せるって言ってましたよ」
「すごいじゃないですか、モニカさん!」
「う、うむ…」
「…明日のことについてはこんなところですかね。それと、モニカさんには渡したいものがあるので、少しここで待っていてくれませんか?すぐに戻りますので!」
そう言いながら店の奥へ入って行くツムギ。
ツムギの後ろ姿を見ながら、先ほどツムギの言っていた『大事な仕事』が何なのかを考えていると、リリに声をかけられた。
「どうした、リリ?」
「モニカ様が
「うむ、全然構わんぞ」
「ええっ!?い、いいんですかモニカさん!?」
「私はオラリオの外で冒険しているからな、気にすることはない。それと私がいない間、貴公がどれほど強くなるのか…期待しているぞ?」
「分かりました。モニカさん、お互い頑張りましょう!」
「うむ。それとリリ、私がいない間はベルのことを任せてもいいか?」
「はい、このリリにお任せください!」
ベルとモニカが互いに激励を送り、リリにベルのことを任せるために合っていると、ツムギが店の中から戻ってきて、カウンターの上に袋を置いた。
「こちらの袋の中に入っているものが、ようやく完成したモニカさん専用の装備です。最終調整を行いたいので、着てもらってもいいですか?」
「了解した……おいベル、貴公が出ていかないと私が着替えられないのだが…」
「…あっ!?す、すいません!?着替え終わったら呼んでください~!」
モニカ達女性陣からのジト目にようやく自分の置かれた立場に気付いたベルは、急いで店から出ていくのであった。
ベルはツムギの店の前でモニカが着替え終わるのを待ちつつ、これからのこと、具体的には明日からのアイズとの特訓についてである。
これまではモニカと共にいたので、アイズと接する時間はそこまでなかったのだが、明日からは数日はアイズと二人っきり。
…明日からの特訓、果たして自分は耐えられるのだろうか、そんなことを考えていると、店内にいたリリから声をかけられたので店内に入ると―――。
「おっ、来たか、ベル」
目の前にいたモニカは、白のシャツと青いミニスカ、黒の軍帽のようなものはこれまで通りであるものの、白のシャツの上に新たに黒のナポレオンジャケット、そして手には白のフィンガーレスグローブ装備していた。
そのジャケットは袖口や襟元など、いたるところに金での装飾がなされているが、一番の特徴はその大きさである。
本来上着というものは、自身の体に合ったものを着るのが普通である。
しかし、現在モニカが着ているジャケットは、とても大きいのである。
どの程度の大きさなのかというと、モニカの全身を覆い隠すほどの大きさになっている。
明らかなオーバーサイズであるものの、不思議とモニカには似合ったものになっていた。
「どうだベル、私のこの格好は?私はとても気に入っているのだが―――」
「へっ!?……そ、その、似合ってる、と思います……ハイ」
「だろう!いやー私も似合っていると思っていたのだ!そうかそうか、貴公もそう思うか!」
「あの―…モニカさん?装備の説明をしたいのですが…」
「むっすまない、つい我を忘れてしまった。それで…説明だったか?詳しく聞かせてくれ」
「はい!今モニカさんが来ているジャケット、素材にゴライアスのドロップアイテムである『ゴライアスの硬皮』を使用した一品になっていまして、耐衝撃性能はもちろん、耐火耐性も十分な一品に仕上がりました!」
ツムギの説明を聞いたベルとモニカは大興奮、リリは何かが気になっているようであった。
「そしてこの装備、『フリューゲル・コート』という名前がついています」
「『フリューゲル・コート』……」
装備の名前を聞いたモニカは、改めて自身の纏っている装備の凄さをかみしめていた。
「ひよっこの私にはもったいないほどのスゴイ装備だな、これは。…それより、代金はどのくらいだ?」
「あっ、代金は払わなくて大丈夫です!その代わりに装備を使った感想を教えてくださいね!あとは…明日からの冒険者依頼(クエスト)で沢山活躍していただければと!」
「そうか…分かった。明日からの
「自分専用の装備、かぁ……モニカさんが羨ましいです!」
「貴公も専用の装備と出会えたらいいな。…そういえば、ベルとリリはこれからダンジョンに潜るのだろう?」
「はい、そのつもりです」
「私のいない分大変だと思うが、気を付けてダンジョンに潜ってくれ。私はこれからエイナ殿の所に行って、
「はい!それじゃあ行ってきます、モニカさん!」
モニカは何故か気絶していたリリを起こしてダンジョンに向かったベルを見送り、ツムギと明日の最後の確認を行うと、エイナに
「もうっ、なんでそういうこと相談しないの!?」
なぜ何も相談しないのかとエイナに怒られたモニカであった。
~オマケ リリが気絶した理由~
モニカの新たな装備の素材についての説明を聞き、あることが気になったリリはツムギに質問をするのであった。
「ツムギ様、少し聞きたいことがあるのですが…」
「?いいですよ、何でも聞いてください。」
「モニカ様の装備についてなのですが…、代金を払う場合のお値段はどのくらいなのかぁと思いまして……」
「そうですね…階層主のドロップアイテムの確保、加工に人件費などを考えると………、大体これぐらいですかね」
「こ、こんなに!?……きゅうぅ」
「リリさん、どうされm……き、気絶してる…」
ツムギに提示された金額を見た瞬間、無言で思考を停止したリリであった。
◆◆◆◆◆
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ということでついにモニカの新たな装備が出ました!
その名も『フリューゲル・コート』。
装備の見た目は神バハ・グラブル・プリコネの3作品出ているモニカが装備している黒のコート、名前についてはプリコネRのモニカの専用装備からです。
後書きの最後に『フリューゲル・コート』についての詳細を書いているので、ぜひ見てみてください。
また、本文中と下部のサラマンダーウールについての項目で『黒く染められた』と書いてありますが、オリジナル設定になっています。
次回はまだ一文字も書いていないので、ゆっくりお待ちください。
それでは、次回。
~装備説明~
『フリューゲル・コート』
●製作者であるツムギからの好意により、タダで手に入れた。
●【ヘルメス・ファミリア】所属のツムギが本人の持ちうるすべての力を使い、死力を尽くして1週間で作り上げた一級品装備。
●階層主ゴライアスのドロップアイテムである『ゴライアスの硬皮』を発展スキルの『裁縫』で仕立てた一品。
●性能としては、中層までのモンスターの物理・魔法含めた全ての攻撃、および発生する衝撃を全て防ぐほどの耐久力を持っている。
また下層のモンスターの攻撃も防ぐことも出来るが、衝撃までは防げないため、一撃が大きければ負傷も大きくなる。
●コート自体が少し大きめに作られているため、ベルなどある程度の身長の人まで装備が可能。
また、リリやモニカなど装備する人によっては全身を包み隠すことも可能。
※本来の『ゴライアスの硬皮』を使った装備はこれよりも低い性能の装備なのだが、ツムギの発展スキルである『裁縫』の力を用いて作られたことで性能が大きく上昇している。
モニカは……
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仲間
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相棒
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