ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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どうも、オリジナル回は中々筆が進まない刺身の盛り合わてせです。

ということで今回は戦闘回です。
モニカ達にはシャドウと戦ってもらいます。
シャドウがどんな力を持っていて、どうやってモニカが戦うのか、是非とも本編をご覧ください。

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そして何よりも、今この作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。

それでは、どうぞ。


第43話 『密林の大樹~影との対峙~』

密林の大樹へと踏み込んだモニカ・晶・ツムギ・タマキの4人。

大樹から生えた樹木で出来た天然の階段を上がると、同じく樹木で出来た大きな広場である『第1階層』に出た。

そこでは多くの冒険者や兵士達が自分と同じ姿をした影のような存在と戦っていた。

 

「これがシャドウ…本当にそっくりな姿をしているのだな」

 

「ていうことはあたし達そっくりのシャドウも出るってことかにゃ?」

 

「まっ、状況的に考えたらそうだろうねぇ」

 

「どうやってあの影達は出てくるんですかね?もしかして…、私達の目の前にいきなり表れたりして!」

 

ツムギの言葉に反応するかのように、4人の目の前に影の塊が現れたかと思った次の瞬間、影はその姿をモニカ達と同じ姿形に変容すると同時にそれぞれの武器を構え戦闘態勢を取った。

 

「ツムギがフラグなんか立てたせいで出てきたにゃ!どーしてくれるにゃ!」

 

「えぇ!?これ私が悪いんですか!?」

 

「ここに来た時点で想像ついてたでしょ?とりあえそれぞれ自分の影を倒すこと、いいね!」

 

「「「了解(にゃ)!」」」

 

晶の指示によって目の前にいる自分の影と対峙することとなったモニカは、一気に距離を詰めつつサーベルを鞘から抜きながら斬り払いを行った。

しかし、モニカの攻撃に反応するようにシャドウモニカもサーベルで攻撃を受け止めた。

体勢を立て直すため後方に退いたモニカであったが、今度は反対にシャドウモニカが距離を一気に詰め刺突を行ってきた。

体勢を整え即座に左後方に飛び攻撃を回避したモニカは、刺突のために飛び込んできたシャドウモニカの胴体を左から右に斬り払い、そのままの勢いで左胸付近に刺突を行った。

すると体力が無くなったのか、シャドウモニカは最初に現れた時と同じ影の塊となると地面に溶けるように消えていった。

サーベルを鞘に納めながら晶達の方向を剥くと、すでに戦闘を終わらせてモニカの戦いを観察しているようだった。

 

「粗削りな部分もあるけど、レベル1にしては中々やるにゃ。何か特訓してたのかにゃ?」

 

「あぁ。少しの間だが、他の冒険者に戦い方を教えてもらっていた。それに、相手は私自身だ。どこが弱点かはある程度分かるし、ここで止まっている暇など私には無いからな」

 

「モニカさんの強さは一緒に戦った私がちゃんと分かってますから!……それにしても、何か“倒した”って感じがしませんでしたね」

 

「魔石が無いみたいだから、確実に“倒した”とは言いにくいね。まあそれは置いといて、次の階層に行こっか」

 

「「「了解(にゃ)!」」」

 

そんな話をしながら次の階層に向かう階段に向かっていると、他の冒険者達も戦いを終え階段を登り始めていた。

しかし、反対に上の階層から降りてきている冒険者達も多くおり、そのほとんどが重傷を負っていた。

第1階層はあくまで小手調べ、第2階層からが本番だと考えた一行は、気を引き締めながら階段を登った。

そうして辿り着いた第2階層では第1階層と同様に多くの冒険者達が戦っており、少し進むとモニカ達の前に再びシャドウが現れた。

 

「それじゃあ全員少し離れて自分の影と戦うこと、いい?」

 

「「「了解(にゃ)!」」」

 

晶の指示で再び自らのシャドウと戦うことになったモニカは、第1階層の時とは異なり距離を取りながらシャドウの出方を窺うことにした。

するとシャドウモニカがサーベルを構えながら突撃してきたため、第1階層と同様に左後方に飛ぶことで攻撃を躱し、斬り払いでカウンター攻撃を行おうとしたが、シャドウによって防がれてしまった。

そこから何度かシャドウに攻撃を行ったモニカであったが、まるで()()()()()()()()()()()()()()()()()全ての攻撃が受け止められた。

 

『私の思考を読んでいる……いや違う、私の戦い方だけじゃなく戦闘経験も模倣しているのか!』

 

シャドウの持つ特性を理解したモニカであったが、攻略法を見いだせず鍔迫り合いを繰り広げていた。

一度体勢を立て直すべくバックステップを行った瞬間、シャドウは一気に距離を詰めモニカに刺突を行ってきた。

瞬時にサーベルで刺突の軌道を左にずらし攻撃自体は避けれたものの、勢いを殺しきれなかったため右方向に転がり改めて体勢を立て直し、シャドウモニカの方向を向いた。

 

『私の戦い方と戦闘経験を模倣しているのなら、やったことのない戦い方ならば…!』

 

更にバックステップでシャドウから距離を取ったモニカは、サーベルを鞘に納めながら右半身を前にし、シャドウの攻撃を誘うことにした。

シャドウは刺突の構えを取りながらモニカとの距離を一気に詰め、モニカの頭部を狙い攻撃を行った。

サーベルによる一撃がモニカに迫った瞬間、モニカは上半身を大きく前に倒すことで刺突を避け、サーベルを素早く鞘から引き抜きシャドウの胴体を分断、自分の姿をしたシャドウを再び撃破したのであった。

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。

ということで、シャドウの特性は対面した相手の姿と戦い方、戦いの経験を『コピー』することでした。
まぁ元々のネタがプリコネRに出てくる『シャドウ』だったので、分かる人には分かったかもしれないですね。
そして2階層でモニカが行ったカウンターは『居合斬り』です。
モニカの動きについては『「鬼滅の刃」で出てくる「雷の呼吸 一の型 霹靂一閃」の構え』⇒『「ルパン三世 カリオストロの城」で五ェ門がルパンの服を斬った後の姿』をイメージして書きました。

次の話は現在製作中なので、ゆっくりとお待ちください。
それでは、次回。

モニカは……

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