ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
どうも、『ヘスティア・サーベル』の設定を完全に間違えていた刺身の盛り合わせです。
今回の前半は前回の戦闘後のお話、後半はダンジョンボスとの戦闘となっています。
また、今回の話を書くにあたって第20話と第41話の一部を変更しました。
簡単に変更内容をここに書いておきます。
第20話 後書きで書いた『ヘスティア・サーベル』の設定を丸ごと変更
第41話 晶の密林の大樹についての知識を変更
そしてプリコネからゲストモンスターが登場です。
場所とか題名とか調べたりプレイしたことがある人なら一発で分かると思いますが、その正体は是非本編で。
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そして何よりも、今この作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。
それでは、どうぞ。
2023/03/04 サブタイトルを『大樹の主』に変更しました。
2023/03/06 杖の描写を変更しました。
再び自分のシャドウを倒したモニカは、すでにシャドウを倒し終わっていた晶達のもとへ向かった。
「無事にシャドウを倒したみたいだね。お疲れ様、モニカちゃん」
「あたしほどじゃないけど、中々早い居合斬りだったにゃ。でも所々動きにムラがあったにゃ」
「ぶっつけ本番だったからな、そこは今後の課題点だな」
「それなら、今回の依頼のお礼として私が修行のお手伝いをしますよ?」
「それならオラリオに帰ったらよろしく頼むぞ、ツムギ殿」
先ほどまでの戦闘の評価からオラリオへ帰った後の話をしていると、晶から緊張感を持つようにと注意を受けた三人は、気持ちを新たに次の階層への階段へ向かおうとした。
そんな時、叫び声が聞こえた。
叫び声の方向を向くと、大樹の入口で絡んできた冒険者の一団が自分達のシャドウに追い詰められていた。
それを見た晶は、呆れたように肩をすくめるとツムギとタマキに冒険者の一団を助けるように指示を出した。
ツムギとタマキはものすごく嫌な顔をしていたが、晶の指示に従い冒険者達を助けに行くのであった。
モニカは晶の指示に怪訝そうな表情を浮かべていた。
「……何かすごい意外そうな顔してるね。もしかして、あたしってばモニカちゃんから目の前の人も助けない冷酷な女だって思われてた?」
「いや、そういうわけではないのだ!ただ、『自身と仲間が第一』という考え方なのではと思ったのでな」
「あぁ、そういうこと。そりゃあたしもモニカちゃんの言った通りの考えだけどね、目の前で死にそうなのを見捨てるなんてあたしも目覚めが悪いからね、助けるぐらいはするさ。…それに、ここから先の階層では何が起きるか分からない。なら動ける人数は多いに越したことはないでしょ?」
「……本音が漏れているぞ?」
「まぁまぁ、実際に助ける訳だから、大した問題ないでしょ?ということで、モニカちゃんも苦戦してる冒険者達の救援に向かってあげてくれないかな?」
「…私はまだレベル1のひよっこ冒険者だが、救援に向かっても大丈夫なのか?」
「大丈夫、シャドウを倒せるようにサポートしたり情報を教えるだけで大丈夫だからさ。それに、強くなるためにここに来たんでしょ?」
「!…では、他の冒険者達の救援に行ってくる!」
「終わったら次の階層の階段前に集合ね~!……三人が帰ってくるまで、あたしも計画を練り直そうかな」
危機に陥っていた集団のサポートをそれぞれ終え、集合場所で集まったモニカ達は、第3階層、第4階層…と日数をかけながらも攻略階層の数を重ねていた。
強くなるための手段として自身のシャドウだけでなくツムギやタマキ、晶などの自信よりも格上のシャドウと戦うことを晶から提案されたモニカは、それぞれの戦い方を模倣したシャドウにかなり苦戦しながらも何とかシャドウを倒すことが出来た。
他の冒険者達もツムギやタマキ、モニカのサポートや晶の指揮によって誰も欠けることなく階層を次々攻略していき………
~第9階層と第10階層の間の階段にて~
『次が最後の階層なら、このダンジョンの主がいる可能性が高い』と考えた晶によって、第10階層突入前に作戦会議が行われた。
その結果、ツムギ率いるタンク部隊とタマキ率いる前衛部隊、指揮を執る晶が中心となった弓などの武器を持った後衛部隊、シャドウの出現を想定したモニカを含む足止め部隊に分かれて、第10階層を挑むこととなった。
隊列を取りながら階段を登っていき、第10階層へとたどり着いた。
第10階層は外から見た限りだと、これまでの階層よりも広場が少し広くなった程度でこれといって特に変わった様子はなかった。
しかし、列の最後尾にいたモニカが足を踏み入れた瞬間、階層全体が紫色の結界のようなものによって包まれたのである。
これまでと色が違う結界が気になったモニカが結界に近づき触れてみると、これまでの階層で貼られていた結界とは異なり、外に出ることが出来なくなっていた。
「晶殿、これまでの結界と違って外に出ることが出来ない。どうやら閉じ込められたようだ!」
「みんな落ち着いて!この血界はこれまでの階層と同じ、ここで現れるモンスターを倒せばすぐ外には出られる!だから―――」
周囲を警戒するように、と言おうとした瞬間、周囲の木々がざわめき始めた。
何事かと周囲を見渡していると、大樹から生えている比較的大きな樹木が生きているかのように動き出し、どこからか巨大な梟をモニカ達の前に連れてきた。
その梟は顔と体の前半分が白の羽毛、頭と体の後ろ半分は緑の羽毛で覆われており、紅い目の中に白の瞳孔、口は黒い
モニカ達の目の前に現れた梟の名は『ワイズオウル』。
この密林の大樹の主にして、魔法で樹木を操ることが出来る、まさに『森の賢者』と呼ぶべき存在である。
『ギャァァァァァァァァァァァァァァァアア!!!』
自分を運んできた樹木から降りたワイズオウルはモニカ達のいる方向を向くと、通常の梟と同様に威嚇の咆哮を上げた。
耳を塞いで咆哮を耐えたモニカ達は、戦うため武器に手を伸ばそうとした瞬間、何かが砕けるような音が聞こえたかと思うと、
「んにゃ!?あたしのナイフが砕け散ってるにゃ!?」
「私のガントレットが粉々に!?」
「俺の10万ヴァリスの剣がー!?」
「嘘、なんで私の杖が壊れるの!?」
「ワシの槍が~!」
「弓どころか矢まで粉々になったぞ、どうなってんだ!?」
『武器破壊のおかげであたしの大剣も砕けちゃったし、かなりヤバいかも?』
ワイズオウルの持つ杖から放たれた魔法は、一瞬で竜巻を形作り、樹木で出来た広場を削りながら晶達との距離を詰めてきた。
ほとんどの冒険者は攻撃が来る前に避けることが出来たが、一部の冒険者は武器が壊れたことによる混乱で避け損ねてしまい、魔法が―――
「そうは、させん!」
冒険者達に当たるかと思われたその瞬間、モニカは魔法と冒険者との間に割り込み、魔法で出来た竜巻を
斬られた竜巻はその場で霧散、モニカとその背後にいる冒険者達には傷一つ無く、晶やツムギ、タマキ達一行はもちろん、目の前で魔法を斬られたワイズオウルすらも目の前の光景に驚きを隠すことが出来なかった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
第三章のボスである『ワイズオウル』の出現です。
このモンスターはプリコネRのダンジョン『密林の大樹』のボスとして戦うモンスターで、作中の描写や名前に『プリコネ ワイズオウル』で検索していただければ分かると思いますが、賢者みたいな見た目をした梟になっています。
ワイズオウルの詳しい説明については次話のネタバレとなるので、次話の最後に書く予定です。
また、第3階層から第9階層までの戦闘シーンは同じことの繰り返しだったのでカットしました。
それと、今話のためにダンまちを1巻から読み直していたのですが、ヘスティア・ナイフの説明を読んだ際に、ヘスティア・サーベルが明らかに矛盾した存在となっていることに気付いたので、設定を一から変更しました。
詳しい性能についてはこちらも次話で書いていきたいと思います。
次話はワイズオウルとモニカの戦いです。
そしてダンジョン編はあと1,2話で終わる予定です。
それでは、次回。
モニカは……
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仲間
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相棒
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