ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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今年の春から就職した結果、これまで以上に執筆時間が取れなくなり、毎日投稿している人の凄さを身にしみて感じることが出来ました。
どうも、初めての本格的な仕事にかなり疲労困憊な刺身の盛り合わせです。

ということで最新話です。
今回は水浴び回。
原作ではベル君がTo LOVEる回ですが、本作でももちろんTO LOVEってもらいます。
どんな内容なのかは読んでからのお楽しみということで。

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。

それでは、どうぞ。



第53話 『乙女の楽園』

18階層の『夜』が明け、地上でいう『朝』が訪れた。

ロキ・ファミリアから貰った朝食を食べたモニカ達は、アイズに『リヴィラの街』を案内してもらう約束をしていたとのことで、全員でリヴィラの街を回っていた。

街中にある商店のぼったくり値段に驚愕したり、ベルが冒険者に絡まれたりなど色々とあった後、リヴィラの街から野営地に戻ると18階層は『昼』の時間になっていた。

野営地の方々に散らばろうとしたところで、ティオナが『水浴び』の提案をしてきた。

体を洗いたい衝動にかられた女性陣は、野営地に男性組を残して18階層内の森の奥へ向かうと、十M(メドル)ほどの段差から水流が落下する大きな滝、その下にある大きな泉に辿り着いた。

ここまでの交流で物怖じも遠慮もなくなった女性陣は、言葉を交わしながら身に付けている服を次々と脱いでいった。

ヘスティアとリリなどの一部喧騒が絶えない中、見張りの者達に囲まれながら女性陣の水浴びは始まったのである。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

ヘスティアとリリ、ツムギやアスフィ、アイズにティオネ・ティオナが水浴びを行う中、モニカも水浴びに参加していた。

 

「うひゃ~、これは気持ちいいねぇ、モニカ君!」

 

「えぇ、本当ですね………」

 

そのように返答したモニカだったが、その目線はヘスティアの顔より下…具体的にはヘスティアの胸部に目が行っていた。

 

「?……ボクの胸に何か付いていたかい、モニカ君?」バルンバルン

 

「いえ、何というか…、大きいと思いまして……」

 

「確かに大きいですよね……やっぱり神だからなのでしょうか、ヘスティア様?」

 

いつの間にか側に近づいて来ていたリリもモニカの言葉に同意の言葉を発しながら、ヘスティアの特大メロンをジッと見つめていた。

 

「ボクは神達の中でもトップクラスの大きさだからね。それに、不変の存在であるボク達神と違って、君達は成長することが出来るんだぜ?今から10年後にはボクと同じ…それ以上にデカくなってるかもしれないぜ?それにしても………ふんっっ!ボクの圧勝だな!」

 

二人の目線がどこに向かっているのかを理解したヘスティアは、二人に慰めの言葉をかけた。

その後周囲を見渡したかと思うと、近くでティオネと水浴びをしていたアイズーーー具体的にはアイズの形の良い双丘を凝視したかと思うと、自分の持つ巨峰を見せつけるかのように豪快に勢いよく胸を張り、アイズに勝ち誇った。

 

「何と張り合っているんですか、ヘスティア様……」

 

「ヘスティア様、あまりそういうことは…「―――いいいいいいいいいいいいいっ!?」…は?」

 

ヘスティアの行動にげんなりした視線を送るリリ。

リリに続いてヘスティアの行動に苦言を言おうとしたモニカだったが、聞きなれた声がモニカ達の下に落ちてきた。

 

「げほっ、ごほっ、ごふっ!?」

 

水深の深かった落下地点から勢いよく顔を出したベルは、前へ転ぶように慌てて浅瀬へ避難すると水面に手足をついて四つん這いとなり、盛大に咳き込むと荒い息を繰り返した。

 

「…アルゴノゥト君!?なになにっ、君も水浴びしに来たの?」

 

「大人しそうな顔をして……やるわねぇ、あんたも」

 

頭上から降ってきた声にベルがおそるおそる視線を上げると、ティオナはベルの顔を覗き込むように前屈みで、ティオネは長い髪の一房をすくいながら落下してきたベルを見つめていた。

 

「な、ななななっ……!?」

 

「え、えぇぇぇぇっ……!?」

 

「まさか……ヘルメス様?」

 

「あのアホ神、後で絶対縛り上げる……!」

 

ベルの視界右には、真っ赤になりその場に立ち尽くす(ミコト)とその場で勢いよく水中に浸かる千草(チグサ)、眼鏡を外しているアスフィはベルが落ちてきた辺りの枝葉を恐ろしい眼光で睨みつけ、ツムギは両手で胸元を隠しながらアスフィと同じ場所を軽蔑の視線で睨みつけていた。

 

「ベル君、君ってやつは…………!」

 

「な、何をなさっているんですかベル様ぁ!?」

 

「ベル。貴公、何をやったのか分かっているのだろうな……!」

 

ベルの視界左には、水底にかろうじて足が届いているのか、大きな胸の上半分を水面に浮かせた状態のヘスティアが顔を赤くしながら呻き、ヘスティアと同じ体勢でリリは甲高い悲鳴を散らし、モニカは額に青筋を浮かべていた。

 

「……ぁ」

 

そして、ベルの視界の奥、後継の中心には滝を背に、頬を紅色に染めながら体を抱くようにして胸を隠すアイズがいた。

 

「ご―――ごめんなさぁあああああああああああああああああああああああああいっ!?」

 

そんな姿を目に焼き付けてしまったベルは、一瞬で顔を真っ赤に染め上げると、襲い掛かってきた見張りの人達(主に怒り心頭のレフィーヤ)を瞬く間に置き去りにして、泉から決河の勢いで飛び出し、生涯最高速度で森の奥へ逃げ出したのであった。

森の奥へ逃げ出して以降、行方不明になっていたベルだったが、夕餉の直前に野営地へ帰ってきてすぐ、裸体を見てしまった面々に自身が地面に埋まるほどの土下座を繰り返した。

(ヘルメス)に唆されたということもあり、手厳しく注意されるだけとなったが―――

 

「……そろそろ下ろしてくれてもいいんじゃないかい、ヘスティア?」

 

「下ろすわけがないだろうが!ツムギ君、もっと縛り上げるんだ!」

 

「了解です、神ヘスティア!私達だけでなく、アスフィ様の裸まで見るなんて万死に値する!……大人しく反省しろ、このアホ神がぁぁぁあ!!」

 

「痛い痛い痛い痛い!出てくる!俺の中から何かが出てくるから!ストップ、ストップ!」

 

水浴びの覗き+ベルを唆した元凶として、女性陣全員からの制裁に加えてツムギの糸で縛られ吊るされたヘルメスなのであった。

 

「ベル。今回は注意だけで許されたが、次はきっとああなるぞ。そうならないためにも貴公は断ることを覚えろ、いいな?」

 

「はい、肝に銘じておきます……」

 

 

 

 

 

~夜、リヴィラの街にある酒場にて~

 

「これが【万能者(ペルセウス)】が作った魔道具(マジックアイテム)さ。効果のほどは保証しよう」

 

「……本当に2()()()借りていいんですかい、神の旦那?」

 

「あぁ。ただし、条件としてだが……オレを楽しませてくれる、面白い見世物(ショー)にしてくれよ?」

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。

ということでベル君のTo LOVEる回でした。
一部のヘスティアやリリのセリフが原作とは違う場面で発していますが、今話は原作ではなくアニメ版をベースに執筆しています。
また、本来のプロットでは『周囲の胸の大きさに嫉妬したモニカとティオナが無い胸同盟を組んでピシガシグッグッする』という内容になっていて、途中まで書いたところで違和感が凄かったので全部ボツにして新たに書き直したのもあって、かなり投稿が遅くなっちゃいました。

そして本文の最後のモルドとヘルメスの会話で出た『2つ』という言葉。
これが何を意味するのかは、ぜひ次回をお楽しみに。

今後の投稿速度についてですが、一週間に一本のペースで投稿出来ればなぁと思います。
かなり投稿頻度が遅くなるので、ゆっくり待っていてください。

誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。


~本編に少し関わってくるかもなお話~
最近スマホを変えたので、ダンメモをやり始めました。
ストーリーの見直しが楽々です。
今後はどこかでキャラクエやストーリー、過去イベなどを使った小ネタ集なんかを投稿出来たらなぁ…とか考えてます。

モニカは……

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