ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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どうも、久しぶりに連続投稿しました。
内容はモニカの設定回りについてです。
プリコネのクロスオーバー物が増えないかなと考えている刺身の盛り合わせです。

ということで今回からアポロン主催の『神の宴』、その最初の各ファミリアで集合するところからです。
また、原作と違い『眷属2名』を連れていけるため、【ミアハ・ファミリア】以外は登場人物が少し増えてます。
誰が登場するのかはお楽しみください。

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。

それでは、どうぞ。


第60話 『宴での会合』

ツムギのもとに訪れ礼服の依頼をした翌日、【アポロン・ファミリア】の『神の宴』の開催日。

モニカ達は商人から借りた馬車で『神の宴』の会場に訪れていた。

 

「何というか…僕達、場違いな感じがしますね」

 

「こういうドレスは普段着ることがないから、なんだか落ち着かんな…」

 

「いやいや。似合っているぜ、二人共。恥ずかしがらなくて大丈夫さ」

 

周囲の神々や派手に着飾った冒険者や職人達を見て場違いと感じるベル、普段ミニ丈以上のスカートを履かないためドレスの丈の長さに困惑するモニカ、そんな二人を慰めるヘスティア

沢山のレースとフリルをあしらい、しっかり谷間が強調された蒼海色(マリンブルー)のドレスを着たヘスティアに対し、フリルもレースもついてないシンプルな黒のドレスを着たモニカ、ベルは黒の燕尾服を着ていた。

 

「すまぬな、ヘスティア、ベル、モニカ。服から何まで、色々なものを世話になって」

 

「誘ってくれて、ありがとう、ベル…。それと、ドレスありがとう、モニカ…。……似合う?」

 

「ナ、ナァーザさん」

 

「とても似合っているぞ、ナァーザ殿」

 

二人を褒めているヘスティアに話しかけたのは、団員であるナァーザの手を引いて馬車から出てきたミアハ。

ミアハは燕尾服、ナァーザは赤の生地で右手の義手が隠れるよう長袖のドレスを着ていた。

スカートの部分を両手でつまみながら聞いてくるナァーザに、大きく頷くベルと言葉で返すモニカ、

その答えを聞いたナァーザは、心なしか嬉しそうな表情を浮かべながら尻尾を左右にぱたぱたと振っていた。

 

「でっは、そろそろ行くとするか」

 

「ああ。それじゃあベル君、しっかりエスコートしてくれよ?」

 

「ま、任せるぞ、ベル……」

 

「は、はいっ」

 

ミアハに促され、元気いっぱいのヘスティアと少し照れているモニカの手をおそるおそる取ったベルは、周囲に倣ってヘスティアとモニカ、ナァーザの三人の女性をミアハと一緒にエスコートしながら、会場へ入って行くのであった。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「あら、来たわね」

 

「ミアハもいるとは意外だな」

 

「よっ、ベル、モニカ」

 

「ヘファイストス、タケ!」

 

「「ヴェルフ!」」

 

会場に入り、側にいるナァーザに色々な情報を教えてもらいながら周囲を見回していたモニカ達は、隅の方に足を運んだところでヘファイストスとタケミカヅチに声を掛けられた。

 

「タケの同伴は(ミコト)君と千草(チグサ)君か。この間はありがとう」

 

「い、いえっ、はっ、はい…!」

 

「あっ、ありがとう、ございます…!」

 

「ところで、ヘファイストスの所は一人だけなのか?」

 

「いや、一緒に来てるんだけど、少し変わり者でね、主神(わたし)を置いて、辺りを一人で散策してるわ」

 

「まぁ、俺としちゃあいつとこれ以上一緒に居なくて済むならいいんだがな」

 

「…一体誰と来たのだ、貴公は?」

 

「やぁやぁ、集まっているようだね!オレも混ぜてくれよ!」

 

「あ、ヘルメス」

 

それぞれ互いに話をしていると、大声を出しながら弾んだ様子でヘルメスが歩み寄ってきていた。

側には「ヘルメス様、もっと声を下げてください…」と諫言(かんげん)しながら溜息を堪えるアスフィと、そんな光景を笑いながら見ている(アキラ)が付き添っていた。

 

「何でお前がこっちに来るんだ。今まで大した付き合いもなかったろうに」

 

「おいおいタケミカヅチ、共に団結してことに当たったばかりじゃないか!オレだけ仲間外れにしないでくれよ!」

 

嫌そうな顔をしながら言うタケミカヅチの脇をするりと通り抜けたヘルメスは、モニカ達の前に出ると人当たりのいい笑みを浮かべながら話しかけてきた。

 

「やぁ、ベル君!その服、決まっているじゃないか!モニカちゃんもナァーザちゃんも綺麗だぜ!」

 

「あ、ありがとうございます」「そ、そうか…?」「どうも…」

 

「そうだぜ、モニカちゃん!…っておや(ミコト)ちゃんに千草(チグサ)ちゃん、緊張しているのかい?せっかくの可愛い顔がもったいないぜ!」

 

「「か、可愛っ……!?」」

 

「だがぁ……ウチのアスフィと(アキラ)も負けていないとも!見たまえ、二人のドレスを!」

 

「や、やめてください、ヘルメス様。本気で殴りますよ……」

 

「照れてるアスフィも、可愛いぜ」

 

ベルやミアハとは違い衣装を軽く着崩しているヘルメスは、その場にいた全員を片っ端から誉めそやすと、最後にアスフィと(アキラ)を褒め始めた。

(アキラ)は苦笑い、アスフィは恥ずかしいようで止めるようにヘルメスに忠言したものの、止めなかったためアスフィから肘鉄を食らい、壁まで吹き飛ばされていった。

 

『―――諸君、今日はよく足を運んでくれた!』

 

崩れ落ち悶絶しているヘルメスの声を聞き流しながら話をしていると、会場に高らかな声が響き渡らせながら、金髪の男神――アポロンが姿を現した。

 

『今回は私の一存で趣向を変えてみたが、気に入ってもらえただろうか?日々可愛がっている者達を着飾り、こうして我々の宴に連れ出すのもまた一興だろう!多くの同族、そして愛する子供達の顔を見れて、私自身喜ばしい限りだ。―――今宵は新しき出会いに恵まれる、そんな予感すらする』

 

口上に耳を貸していたモニカだったが、不意にアポロンの視線が自分と隣にいたベルを射抜いたような錯覚を感じた。

隣のベルは怪訝そうな顔をしながら背後を振り返っていたが、モニカはアポロンの視線が自分達に向けられていることに気が付いていた。

 

『今日の夜は長い。上質な酒も、食も振る舞おう。ぜひ楽しんでいってくれ!』

 

先日の騒ぎから眼をつけられたのではと考えたモニカは、アポロンの言葉を聞きながら少し気を引き締めるのであった。

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。

ということで、『神の宴』がスタートです。
そして、【ヘファイストス・ファミリア】からはヴェルフ、【タケミカヅチ・ファミリア】からは千草、【ヘルメス・ファミリア】からは晶が『神の宴』に参加です。
また、今話では出ていませんが、【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】も一人人数が増えています。
誰が参加するのか、次回をお楽しみください。

それと、モニカのドレスが今回公開されました。
種類としてはノースリーブのボートネックドレスで、スカート丈はミニ、色は黒になっています。
ちょうどドレスについて探していた時に見つけて「これだ!」、と思いました。
絵については…誰か書いてくれてもいいんですよ?

誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。

モニカは……

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