ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
どうも、刺身の盛り合わせです。
ということで、最新話です。
今回は神の会中編。
今話は題名の元になった神達が登場。
もちろんこの二柱が連れてくるメンバーも原作から増えています。
誰が登場するか、お楽しみに。
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。
それでは、どうぞ。
アポロンの開幕の言葉から始まった『神の宴』。
酒場の一件でアポロンと話をしようとしたモニカ達だったが、多くの神達に囲まれ忙しそうだったため、後回しにしてミアハ達の輪の中に加わり歓談を始めた。
「それにしても、あの白髪の子が
「んむ……ベルのことを知っていたのか、
輪の中に加わる前にあらかじめ皿に大量のスイーツを盛っておいたモニカは、他の者達の話を聞きながらも目を輝かせながら皿の上のケーキを食べていた。
一所懸命ケーキを食べていると、
「そりゃあ、
「ミノタウロスを単独撃破!?またベルとの差が開いてしまったか……ッ!」
「いやいや、ワイズオウルを実質一人で撃破したモニカちゃんも相当だよ?」
ケーキを食べながらベルとの差が広がったことに悔しがるモニカであった。
「そういえば、モニカちゃんが今着てるそのドレスって、ツムギに作ってもらったやつでしょ?似合ってるよ」
「そういう
いつもの服装と同じ色の少し黒みがかった赤のロングドレスを着た
更に髪型をひとつ結びから三つ編みにしたことで、普段とは違う雰囲気を醸し出していた。
「いやぁ、せっかく参加するならオシャレしろ、ってツムギに言われてさぁ。やっぱりドレスは慣れないねぇ」
「まぁそれはそうだが―――っと、何だ?」
「えっと……あぁ、フレイヤ様だね」
音の出どころに視線を飛ばすと、そこには巨人の獣人と右目を隠すほどのロングヘアのヒューマンを従えた銀髪の女神――フレイヤがいた。
「あの方が、女神フレイヤ………「はい、そこまで」うみゅっ!?」
フレイヤの一つ一つの動作に見惚れていると、
「フレイヤ様は『美の神』だからね。私達が見つめ続けると、たちまち
「フレイヤを見るんじゃない、ベル君!魅了されるぞ!?」
隣ではフレイヤを見ないよう、ヘスティアの放漫な胸に顔を押しつけられながら地面に押し倒されているベルがいた。
呆れた表情でベルを見ていると、獣人と女性の従者を引き連れた女神が近づいてきて、モニカ達の前で足を止めた。
「来ていたのね、ヘスティア。それにヘファイストスも。
「っ……やぁフレイヤ、何しに来たんだい?」「元気そうで何よりよ」
「別に、挨拶をしに来ただけよ?珍しい顔ぶれが揃っているものだから、足を向けてしまったの」
そう言いながら男神達に流し目を送るフレイヤ。
蠱惑的な視線を受けたヘルメスはデレデレ、タケミカヅチは赤面しつつ咳払い、ミアハは普通に褒めていたが、その直後に眷属達に足を踏まれ抓られ打撃されていた。
そしてベルで視線を止めると、自然な動作でスッと手を差し伸べて頬を撫でた。
「――今夜、私に夢を見させてくれないかs「見せるかァ!!」
フレイヤからの質問を遮りながら、ベルの頬に添えられた手を叩き落とし、真っ赤に激昂するヘスティア。
「いいかい、この女神は男を見れば手当たり次第ペロリと食べてしまう
如何にフレイヤが危険かをベルの眼前で力説するヘスティアと、ヘスティアの形相に仰け反りまくるベル。
一方でフレイヤはヘスティアの反応を見ておかしそうに微笑み、隣にいたモニカに視線を一瞬だけ向けると、あっさりと身を引いた。
「ヘスティアの機嫌を損ねてしまったようだし、もう行くわ。それじゃあ」
「オッタル、ヘルン」と側にいた従者たちに声をかけ、歩き出すフレイヤ。
オッタルはベルとモニカ、ヘルンは
「―――早速、あの色ボケにちょっかい出されたなぁ」
「ロキ!?」
「よぉードチビー、ドレス着れるようになったんやなー。めっちゃ背伸びしとるようで笑えるわー」
嵐が過ぎ去ったような間を置いて、その場にいた全員が口を開かないでいると、別方向から声がかかった。
驚きながら振り向くと、そこには男性用の正装をしたロキと、薄い緑色を基調にしたドレスを着たアイズ、少し黒めの赤を基調にしたドレスを着たリヴェリアがいた。
「お前がこういう催し物に来るのは珍しいな、『
「そういうそっちこそ、てっきり他の子が来ると思ってたよ、『
「ロキのお目付け役を頼まれてな……っと。お前は確か、18階層の……」
「【ヘスティア・ファミリア】所属のモニカ・ヴァイスヴィントだ。あの時はベル達を助けてくれて感謝する」
「いや、気にすることはない。目の前に死にかけの者がいたら助けるのは当然のことだ。それに、彼らが18階層まで自力で辿り着いたからこそ助けることが出来たのだ」
「それでも言わせてくれ、本当にありが「そもそもそっちのヴァレン
「笑わすなボケェ!!うちのアイズたんの方が実力もかっこよさも百万倍上や!?」
18階層でベル達を助けてくれたことについて、モニカがリヴェリアに感謝の言葉を贈っていると、側でヘスティアとロキが喧嘩を始めた。
ギャーギャーッ、と騒ぎ立てるヘスティア達にヘファイストスはげんなりとし、ミアハ達は空笑い、ナァーザ達は口を半開きにしていた。
「……すまない、少しロキの奴を止めてくる」
「私もヘスティア様を止めなくてはな…」
「二人共いってらっしゃーい」
周囲の神達がわらわらと集まってきて注目を集め始めたため、モニカとリヴェリアは
ヘスティアとロキの側にいたベルとアイズ、途中で近づいてきたヘルメス達の仲介を経てようやく喧嘩を止めることが出来た。
「……ケッ、ドチビが側にいるとせっかくの気分が台無しや!行くでアイズたん、リヴェリアママ!」
「それはこっちのセリフだ!!ボク達も行くぞ、ベル君、モニカ君!」
ベルの手を掴み、ロキとは反対方向へ進むヘスティアに呼ばれたモニカは、先ほどまで話していたリヴェリアや
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ということで、ロキ・ファミリアからはリヴェリア・リヨス・アールヴ、フレイヤ・ファミリアからはヘルンが登場しました。
リヴェリアを登場させた理由は、ここらへんじゃないと晶との交遊関係を出せないなぁと思ったからです。
フレイヤ・ファミリアからはエルフのヘディン・セルランドを参加させようかと思いましたが、『団長のオッタル以外でフレイヤの傍に立つ事が許されている』、『名のなき女神の遣い(ネームレス)と呼ばれている』など、調べれば調べる程適任だったため、ヘルンを登場させました。
また、今話でモニカが初めてフレイヤと会いました。
本作でのフレイヤ→モニカの評価としては『他の有象無象と同じ魂のため、そこまで興味はない。また、今の所良い影響を与えているためベルの側にいることを見逃している』という感じです。
なので、フレイヤ様大好きヘルンはそこまでモニカのことを目の敵にしておらず、どちらかというと無関心です。
対してフレイヤのお気に入りであるベルのことは死ぬほど嫌悪しています。
オッタルはベルほどではないもののモニカにも少しだけ目をかけています。
理由としては、フレイヤからモニカが(都市外のダンジョンにいる)階層主を単独で撃破したという話を聞いたためです。
今作でリヴェリアが来ているドレスは、ダンメモの【『絢爛深紅』リヴェリア・リヨス・アールヴ】が元になってます。
本当はバレンタイン衣装なんですが、凄い似合ってたので礼服として採用しました。
次回はほとんどオリジナルになりそうなダンス回。
モニカが誰と踊るのか、お楽しみください。
誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。
モニカは……
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仲間
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相棒
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