ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
どうも、文章の書き直しを何回も行っていたりしていたらいつの間にか約1ヵ月も投稿してなくてびっくりした刺身の盛り合わせです。
しかもモニカの誕生日にも間に合いませんでした。
とりあえず誕生日おめでとう、モニカ!
今回はダイゴとのバトル、決着です。
とりあえず書きたかったことは書けたと思います。
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。
それでは、どうぞ。
「もう少しテメェとの戦いを楽しみたかったが、ヒュアキントスの旦那の所に早く行かなきゃなんねぇんだ。……少し本気出させてもらうぜ、金髪チビ!」
顎にサマーソルトキックを喰らい脳を揺らされたダイゴは、体勢を立て直すとモニカのいる方向を向き直した。
これまでの戦いとは違った雰囲気を纏ったダイゴに対し、サーベルを構えいつでも動けるよう体勢を整えつつ、ダイゴの一挙手一投足に警戒し目を離さなかったモニカ。
しかし、気づいた時には目の前にダイゴの拳が迫っていた。
ダイゴの放った一撃はモニカの顔面に直撃し、モニカは広場の壁まで殴り飛ばされたのであった。
「何やってるにゃ、モニカ!?あたしは【ヘスティア・ファミリア】に10万賭けてるにゃよ、さっさと立ち上がって【
「そうですよ!そんな『オシャレ』の『オ』の字も理解してないようなクソダサ半裸なんか、早くぶっ飛ばしちゃってください!」
オラリオ市街にあるとある酒場にて、『神の鏡』で
「ほーら二人共、落ち着いて。周りの迷惑になるよ?それに、私達が鍛え上げたんだよ?あんな相手に負けるわけないって」
興奮し続けるタマキとツムギを宥めた
「オイオイ、さっきまでの威勢はどうしたよ、金髪チビ!もしかして、今のオレ様の一撃でもう戦えなくなったか、あぁ!?」
「……何、貴様の本気を、確かめようと思っただけだ。まだ戦えるとも」
『タマキ殿との修行のおかげで、何とか致命傷を負わずに済んだが、衝撃で頭がフラフラする。それに両腕…特に左手に力が入らん。折れてはないと思うが、あまり動かさないほうがいいだろうな…いかん、視界がグラつく…』
ダイゴの挑発に対し、強気な発言を行うモニカ。
対して心の中では、現状に対する冷静な分析を行っていた。
攻撃をくらう直前で、自身と拳の間に両腕を挟み込んだことでダメージを最小限に抑えたモニカ。
しかし、衝撃を殺すことは出来なかったため、攻撃を防いだ両腕ーー特に拳が直接ぶつかった左腕は完全に麻痺しており、さらに衝撃で脳が揺らされたこともあり、目の前の光景が歪んで見えていた。
「へっ、ならもっと俺様の本気を見せてやるよ!」
モニカを戦闘不能にするべく、一気に距離を詰め右拳を顔めがけて振り抜こうとするダイゴ。
殺気を感じたものの、脳のグラつきで回避行動が一瞬遅れたモニカに拳が迫った瞬間。
「うぉぉっ!?な、何だァ!?」
「ッッ…今だ!」
上階から巨大な爆発音が鳴り響いたのと同時に、モニカ達の居る広場が大きく揺れた。
モニカに殴りかかろうとしたダイゴはその振動に動揺し、動きを止めて周囲を見渡した。
その隙を見逃さず、ふらつきながらもダイゴの脇を通り抜け、距離を取りつつ脳のグラつきからも回復したモニカ。
「ヒュアキントスの旦那は大丈夫だろうが、早く向かった方がよさそうだな…。つー訳で!さっさと倒れろや、金髪チビ!」
音と揺れに気を取られて脇を抜けられていったダイゴは、上階の玉座がある方向をちらりと見ると、モニカに向き直り攻撃を再開させた。
胴体や顔めがけて行われる攻撃に対し、サーベルで攻撃を受け流すのではなく体全体を動かして攻撃を回避し続けるモニカ。
そのモニカの脳内では、修行での一幕が思い出されていた。
「モニカちゃんが戦った相手は喧虎
「そこであたしとの修行にゃ!ということで、これからモニカにはあたしの攻撃をひたすら避けて、Lv.3の敏捷に目を慣らしてもらうにゃ。時間は有限、サッサと始めるにゃ!」
『タマキ殿との修行のおかげで、何とか攻撃を躱せてはいるが、反撃する隙が無い!』
「どうしたどうした!反撃してこねぇのか…って、何詠唱してやがんだ金髪チビ!?」
「共にッ、戦いし同胞よッ!我がッ、呼び声に応えッ、起立せよッ……【ウェスタ・エール】!!」
ダイゴの繰り出す連続攻撃に手も足も出ず、ただ躱し続けることしか出来ないモニカ。
ダイゴからの煽りを聞き流しつつギリギリのところで攻撃を躱し続けながら、詠唱を行っていくモニカ。
攻撃を回避しながらも詠唱を終え【ウェスタ・エール】を発動させることに成功したモニカ。
【ウェスタ・エール】による強化のおかげか、先ほどよりも少し余裕をもって攻撃を回避することが出来ていた。
しかし、強化を施したもののLv.2とLv.3の差は大きく、魔法による強化で一時的に拮抗することは出来たものの、ダイゴが攻撃速度を上げたことで再び追い詰められ始めたモニカ。
攻撃を躱すのが間に合わず、ダイゴの一撃をサーベルで受け止めたモニカは、広間の壁に叩きつけられた。
「今度こそ終わりにしてやらぁ、金髪チビィ!!」
「モニカちゃんは体が小さい分リーチが短い、だから跳び上がって上から攻撃する戦法を身に付けるといいよ。近くに壁とかがあれば壁を使って、近くに何もないならその場で跳び上がる必要がある…んだけど、跳び上がる場合は相手から攻撃される可能性があるから…」
「そこで再びあたしの出番にゃ!今からモニカにはナイフの投擲をマスターしてもらうにゃ。投擲が出来るようになれば相手の行動の妨害に牽制と何でも出来るようになるにゃ。とりあえず今はあたしのナイフを使って練習にゃ!」
『壁まで吹き飛ばされたおかげで距離は取れた……決めるなら今!』
ダイゴに壁まで吹き飛ばされたことで、大きな隙を晒したものの距離を取ることが出来たモニカ。
修行での一幕を思い出したモニカは、止めを刺すべくこちらに近づいてきているダイゴの方を向くと、左手をコートの内側…正確には腰のホルスターに手を伸ばした。
戦争遊戯(ウォーゲーム)開始前にヴェルフから受け取っていたナイフを指で挟みながら三本ほど取り出すと、こちらに向かってくるダイゴに向けて一本ずつ、顔付近へ等間隔にナイフを放ち、ダイゴのいる方向へと走り出すモニカ。
『目くらましのナイフは投擲した。ならば次は――』
ナイフがダイゴに近づくのを確認したモニカは、走りながら前方へ飛び込みつつ地面にサーベルを突きたてると、両手の腕力で空中――直前の飛び込みやダイゴよりも高い位置に飛び上がった。
目下ではダイゴが向かってきたナイフを避けずに殴って弾き飛ばしており、完全に隙を晒していた。
『――頭上から勢いよく落下しながら攻撃を加える!』
重力に従いながら勢いよくダイゴの元に落下するモニカ。
上を向き頭上にモニカがいることに気付き、迎撃でモニカに殴りかかろうとしたダイゴだったが時すでに遅く。
「――はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ダイゴが拳を振り被るよりも早く、サーベルを両手で持ちダイゴの脳天を
【ウェスタ・エール】で強化した身体能力に加え、高所からの自由落下による勢いが追加された一撃を脳天に食らい上下に大きく脳を揺らされたダイゴ。
ここまでの戦闘で大きく脳を揺らされていたところに特大の一撃を食らったことで、モニカに拳が届く直前で完全に意識を手放し、地面に倒れたのであった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ということで、見事vsダイゴ戦、決着でございます。
本当は撃破させる予定でしたが、そうするとベルより成長速度が速まってしまいますので、今回は気絶という形での決着となりました。
まだ格上の相手を一人で倒すには経験値が足りない…ということでひとつ。
そしてオリジナル設定として、モニカがナイフ投擲を行えるようになりました。
これはタマキを出すと決めた時にやりたいと思っていたことの一つですので、ようやく書くことが出来ました。
この設定については今後も出てくると思いますので、お楽しみに。
次回で戦争遊戯に決着がつく…ハズです。
ついでにモニカの二つ名も紹介出来たらなぁと思います。
誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。
モニカは……
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仲間
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相棒
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