ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
今回は2話連続投稿です!
1話目はギルドでのお話です。
そしてベルとモニカの担当アドバイザー《エイナ・チュール》登場です!
評価とお気に入りを登録してくださった方々、本当にありがとうございます!
それでは、始まります。
『剣姫』と分かれて血まみれのベルを追いかけ地上に戻った後、バベルにあるシャワールームにたどり着いたモニカは、全身にこびりついた血を落としていた。
一通りシャワーを浴びて身体をきれいにしたモニカは、同じくきれいになった服を着直して、ギルドへ向かっていった。
「何をしているのだ、貴公は!?」
「ご、ゴメンナサイ…」
「謝るのなら私ではなく、ギルドの者や他の冒険者達にであろうが!」
「あははは…まあ、今回はモニカちゃんの言ってることが正しいからね。次からはこんなことしちゃ駄目だよ、ベル君?」
先程聞こえた悲鳴で正しかったようで、ベルは全身ミノタウロスの血まみれのままギルドに向かっていた。
今回のことについて、ベルとモニカの担当アドバイザーであるエイナも簡単な注意を行っていた。
「とにかく!貴公はその全身の血を落としてこい!その間に私が今日の換金を済ませておくからな!わかったら返事!!」
「は、はいぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
モニカの軍人仕込みの号令をベルに行いシャワールームに行かせた。
そうして自分は換金を行おうと思ったが、今回何が起こったのか情報共有をしておくべきと考え、エイナに話しかけた。
「エイナ殿、今回のことについてだが…」
「うん、アイズ・ヴァレンシュタイン氏が関わってたんだよね?」
「その通りなのだが少し違うらしい。私もベルを追いかけなければならなかったので詳しい話を聞けなかったのだが、今回のミノタウロスの件、『剣姫』が原因は自分達にあると言っていたんだ。」
「――そっか。ということは、今回のことは≪ロキ・ファミリア≫が起こした完全な事故ってことになるんだね」
「そうなるな。ところで、ベルについてだが…」
「あ~、あれはヴァレンシュタイン氏のこと好きになってると思うよ?」
ダンジョン内で見たベルの『剣姫』に対する態度から、もしかすると…、と考えていたモニカであったが、大正解であった。
自分の主神になんと説明しようかと考えていると、エイナに声を掛けられた。
振り向いてみると、厳しい顔をしているエイナを見ることが出来た。
何事かと構えていると、先ほどの自分のダンジョン内での行動についてであった。
「さっきベル君から聞いたんだけどね?…モニカちゃん、ミノタウロスと戦おうとしたんだよね?」
「……ああ。ベルが救援を呼びに行くための隙を作るには、私がミノタウロスの気を引く必要があった。それに、あそこでミノタウロスを放置したら地上へ行く可能性もあったからな」
「…モニカちゃんのやろうとしたことは、凄い立派だと思う。今回はアイズ・ヴァレンシュタインさんがすぐに来てくれたから何とかなったけれど、下手したら死んじゃうかもしれないんだよ?」
エイナによる叱責。
モニカのやろうとしたことの大事さについてはエイナも理解している。
『人々を守る』という観点から見ると、とても立派であるが。
「モニカちゃんはまだ駆け出しの冒険者なんだから、まず最初は自分達のことを大事にしてほしい。きっと、神ヘスティアもおんなじ気持ちだと思うよ?」
『冒険者は冒険しちゃいけない』。
エイナがいつも二人に口酸っぱく言ってるように、今回も出来ることなら自分を犠牲にするのではなく、もっと他の可能性を探してほしかった。
例えば、隙を作って二人で一緒に逃げる、など。
「それは…分かっている…」
「…次からは、ちゃんと気を付けてね。次も同じ事したら、お説教だからね?」
「エイナ殿のお説教は長いからな。了解した、善処しよう。…それでは、換金に行ってそのまま帰ることにする。もしもこちらにベルが来たら、『先に帰っておく』と伝えておいてくれないだろうか」
「うん、伝えておくね。…換金、ついて行った方がいいかな?」
「いや、エイナ殿にも仕事があるだろう?そちらに回ってくれ」
「心配してくれてありがとう。それじゃあ、また明日ね」
「ああ、それではまた明日」
換金所で本日集めた『魔石の欠片』を渡し、本日の収穫を受け取った。
5階層に向かうまであまり戦闘をしなかった+アイズ・ヴァレンシュタインから逃げたベルを追いかけたことにより、換金できる品をあまり獲得できなかったこともあり、一二○○ヴァリスとなった。
換金を終え特にやることもなくなったため、エイナに簡単な別れの挨拶を行いモニカは≪ヘスティア・ファミリア≫のホームへ帰ることにした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回はエイナさんとモニカの会話で結構苦戦しました。
エイナさんしゃべらせるの難しい…
次は2話目です!
モニカは……
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仲間
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相棒
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