ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか 作:刺身の盛り合わせ
どうも、刺身の盛り合わせです。
ということで最新話。
今話は説明とかが多くなってます。
そして、今話は前回言った通り、原作キャラが登場です。
一体だれが出るのか、お楽しみに。
感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。
そして『眠り猫』さん、誤字報告ありがとうございます。
それでは、どうぞ。
「だからベル様には来てほしくなかったんです……!!」
「ここの匂いは、どうも慣れないな……」
「ヴェ、ヴェルフは、ここに来たことが……」
「まさか、あの時の勧誘はそういうことだったのか……!?」
挙動不審な
今自分のいる場所がどのような場所か察し顔を真っ赤にしているベルは、側で顔を顰めながら腕で鼻を塞ぐヴェルフに質問をした。
その隣ではリリが顔を真っ赤にしながら憤り、モニカは顔を青ざめさせていた。
「
「リリも幸いここには堕ちませんでした。……というより、顔色が真っ青ですが大丈夫ですか、モニカ様?」
「………【ヘスティア・ファミリア】の加入前に勧誘を受けたことがあったんだが、その時の勧誘文句が『需要がある』や『稼げる』でな。……私はあの時、『娼婦にならないか』と言われていたのかと考えていたのだ」
「「「…………」」」
モニカの口から出たまさかの内容に何も言えなくなるベル達。
周囲の喧騒とは対照的に、ベル達の周りはある意味静寂に包まれていた。
「………え、えっと!
「た、確かにそうですね!?う~ん……こんな場所にうら若き
「!?」
「いや、それは違うだろう」
「確かに。あいつらはそんな玉じゃないだろ」
無言の空気に耐えられなくなったベルの疑問に対するリリの答えを即座に否定したモニカとヴェルフ。
そんな二人の視線の先には、ベルに負けず劣らず顔を真っ赤にしながら、二人寄り添い両手を胸の高さで握り合い、ビクビクしながら二人寄り添い合いながら周囲を見回している
まるで迷子になった双子の子鹿のような二人の様子に、リリは瞳を細め、ベルは汗をかき
つつ、達観にも似た納得の表情を見せた。
「確かに、うぶすぎる
「……もしや、人を探しているのではないか?」
「確かに、そっちの可能性の方が高いか?…っと、あれは不味いな。行くぞ」
「う、うん!」
リリの疑問に対するモニカの考えに納得していると、
間合いを有して追跡していたモニカ達は見失うまいと、ヴェルフ、リリ、ベルとモニカの順で並んで追いかけ始めた。
しかし、
「い、いかん、はぐれてしまった……」
――ヴェルフ達と離れ離れになってしまった。
どうにか人波を突破したものの、すぐに新たな人波に呑まれてしまい、再び抜け出したものの気づいた時にはどことも知れない娼館の入口前に立っていた。
急いで見覚えのある道に戻り、ヴェルフ達の後を追いかけようとしたものの、どの通りに移動したか分からず、ぽつん、と道の中央に立ちつくしていた。
「と、とにかくベル達と合流しなくては……!」
周囲の妖艶な雰囲気によってベルに負けず劣らず顔を真っ赤にするモニカ。
急いでその場から離れようと足を踏み出そうとしたその瞬間。
「あーっ、モニカたんだーー!!」
「えっ嘘マジ!?ホントだモニカちゃん…いや、【フルゴル】たんに会えるなんて!」
「モニカたんがこんな場所にいるなんて……もしかして、そういうことをしに来た…!?」
「うーん、どう見ても17歳には見えない…合法ロリサイコー!」
「あ、あの、
突然名前を呼ばれたモニカが振り向くと、そこには多くの
神々の表情からふざけ半分でちょっかいを出していることを理解したモニカだった。
どうにか包囲網を脱出しようにも、
「ねぇねぇ神様達。夜は短いんだから、早くお店に行った方がいいんじゃないかな?」
「おっと、そうだった!急がないとジェシカちゃんのお店のサービスタイムが終わっちまう!行くぞお前等ぁ!」
「「「「「おぉー!!」」」」」
嵐のように去っていく男神達を、何とも言えない表情で見送ったモニカ。
神様達を追い払ってくれた人物に礼を言おうと声のした方向を向くと、そこには一人のアマゾネスがいた。
「すまない、からかわれているのは分かっていたのだが、神相手には強く出られなくてな…」
「ううん、気にしないでー。私はレナ、よろしくねー。それで、見た感じ娼婦には見えないけど、どうしてこんなところにいるのー?」
「モニカだ、よろしく頼む。…実は仲間が何も言わずホームを出たので尾行していたらここを訪れたのだが、人波に巻き込まれて一緒に来た仲間ともはぐれてしまったのだ。仲間達がどこに行ったのかも分からないし、困っていたところでな」
「そっかー。でも、ここって入り組んでるから、合流は難しいと思うよ?」
「むっ…、ならばここで合流するよりホームで帰りを待つ方が良いか…」
助けてくれたアマゾネスのレナに、歓楽街に来た事情と合流するつもりでいることを伝えたモニカ。
しかし、レナから入り組んだ歓楽街での合流は不可能と言われたため、一度ホームに戻りベル達の帰りを待つことにしたのであった。
「――バベルの方向を教えてもらって感謝する、レナ殿。今度会った時、何か手伝わせてくれないか?」
「えっ、ホント!?じゃあ、今度私の運命の人を探すの手伝って!」
「運命の人?」
「うん!実は前その人と会った時にね、鋭い目に睨まれた瞬間に、じゅわ、って体が熱くなってね!それで、お腹を殴られた時に『あ、運命だ…』って感じたの……」
「お、お腹を殴られ……?」
「それで思ったの……、子どもを作りたいって!」
「子どっ!?」
何か恩返しがしたいと考えレナに何か出来ることはないか聞いた結果、運命の人の捜索を手伝ってほしいと言われたモニカ。
そこまでならばただの恋する乙女だったのだが、『腹を殴られた際に運命を感じた』と言ったところで困惑した表情に変わり、『その人の子供を産みたい』とはっきり言われたことでベルと同様に顔をトマトのように真っ赤にするモニカ。
「そ、そうか…。なら、今度時間のある時に手伝う、ということでいいか?」
「うんうん、ありがとう!それじゃあ、気を付けてね~」
しどろもどろになりながらも、後日手伝う約束を取り付けたモニカ。
レナと別れると、あらかじめ教えてもらっていたバベルのある方向を向くと、バベル経由でホームに戻るため歓楽街の中を突っ切って行くのであった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ということで、『ソード・オラトリア』から「レナ・タリー」の登場です。
原作小説では登場すらしておらず、アニメ2期ですこーしだけ出番のあったレナですが、知らない人のために簡単に説明すると、『ベートに腹パンされて運命を感じたベート専用ドMアマゾネス』…です。
時系列としては、ベル達が18階層でゴライアスと戦っている(原作5巻)のと、港町メルンでレナがベートから腹パンされている(ソード・オラトリア6巻)のは、同じ時系列となっています。
なので、オラリオにいるレナはベートにベタ惚れ状態なのです。
本作でレナを出演させたのは『本編で読んだ時に面白いキャラだと思ったから』と、『ダンメモで声を聞いた時に、CV.M・A・Oの暴力でぶん殴られたから』です。
今話の最後にちょっとしたフラグも立てたので、本編後に書けたらなぁ…と思います。
モニカはベルよりマシだけど叡智なことに耐性ない方がいいなぁ…と思って今話を書きました。
もしもモニカのそういう描写があった場合は教えてください。
次回は展開巻き巻きで行こうと思います。
誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。