ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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一週間ぐらい前ですが、人生初の4DXに行ってきました。
4DXで見るマリオは凄い面白かったですが、シートベルトが欲しいなって思いました。
どうも、FGOの星4交換は水着茨木を交換した刺身の盛り合わせです。

ということで最新話です。
仕事が忙しくて執筆時間が取れてませんが、少しづつ話が進んでます。

また、二つほどお知らせがあるので、ぜひ後書きも読んでください。

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。
そして『白羽』さん、誤字報告ありがとうございます。

それでは、どうぞ。


第73話 『突撃、歓楽街』

 

「ここにベル君達がいる筈だ、通してくれ!」

 

「女神様ぁ、証拠はあるんですかぁ?」

 

「変な言いがかりをつけるんなら、こっちも相応の処置ってものを取らせてもらいますよぉ」

 

ダンジョン内での襲撃から数時間後。

ダンジョンから帰還したモニカ達は、(ミコト)が攫われたと聞いて本拠(ホーム)にやって来た【タケミカヅチ・ファミリア】の面々に事のあらまし、そして殺生石の話をした【ヘスティア・ファミリア】の面々は、ベルと(ミコト)を助けるべく娼婦街の第三区画前、すなわち【イシュタル・ファミリア】の領域(テリトリー)の境界線上を訪れていた。

しかし、娼館街の入口はアマゾネス達が封鎖しており、ヘスティアは褐色肌の二名の女戦士(アマゾネス)とにらみ合っていた。

 

「ふてぶてしいほどに、しらばっくれてますねぇ……」

 

「まぁ、ここまでは予想通りだな」

 

「問題はどうやって入るかだが……」

 

戦斧や双剣をちらつかせながらニヤニヤ笑い見下ろしてくる女戦士(アマゾネス)に、「うがーっ!?」と両手を振り上げ激怒するヘスティア。

そんな主神(ヘスティア)を見ながら嘆息するリリと腕を組みながら見守るヴェルフ、体を左右に動かし女戦士(アマゾネス)の後ろを見ようとするモニカ。

その背後ではタケミカヅチが多方面からの偵察から戻ってきた眷属達を出迎え、周囲の状況についての報告を聞いていた。

それから数分程。

足止めされていたモニカ達の視線の先にある第三区画の中心地で、突如爆炎の華が咲いた。

ヘスティアは周囲に集まってきていた市民ともども体を飛び上がらせ仰天した。

にわかに騒然となる周囲を他所に、ヴェルフとリリははここぞとアマゾネス達に食ってかかっていた。

 

「もう言い逃れは出来ません!!あれはベル様の魔法(ファイアボルト)です!」

 

「そこを通せ!!」

 

「だったらどうした、抗争をおっ始める気か!?」

 

「私達は【イシュタル・ファミリア】だぞ!」

 

啖呵を切る相手にリリ達が一瞬勢いを失うと、巨漢と少女―――桜花(オウカ)とモニカが前に歩み出た。

桜花(オウカ)は一人の敵団員の胸ぐらを片手で掴むとそのまま投げ飛ばし、モニカは更に一歩前に踏み込み敵団員の懐に入ると、左手で鳩尾(みぞおち)、次に右手で顎に掌底を食らわせた。

後方の石畳まで投げ飛ばされたアマゾネスは、モニカによって気絶させられた仲間を見ながら愕然とする中、桜花(オウカ)とモニカは一言のみを叩きつけた。

 

「「どけ/邪魔だ」」

 

ベルと(ミコト)、そして春姫(ハルヒメ)の危機にためらいなどを捨てた二人の姿に、千草(チグサ)や【タケミカヅチ・ファミリア】の面々も続々と武器を抜いていく。

 

「お前等ァ!?」

 

「はははっ、やるじゃねぇかモニカぁ!そぉら行くぞォ!!」

 

自分を投げ飛ばし、仲間を気絶させた二人に率いられた極東出身のヒューマン達に対して、顔を真っ赤にしながら斬りかかってくるアマゾネス。

桜花(オウカ)とモニカの行動に大笑いしながら二人とともに敵との戦端を開いていく。

リリもハンドボウガンを取り出す中、第三区画の入口で戦闘が始まった。

 

「結局こうなるのか……!」

 

「時間もない、しょうがないな。……というよりヘスティア、お前のとこの眷属もかなり血の気が多いんだな」

 

「いや、モニカ君はそこまで血の気は多くなかった気がするんだけどなぁ……」

 

Lv.2のモニカとヴェルフと桜花(オウカ)、そして数の利をもって敵を撃退する眷属達を見ながら思わず嘆く女神(ヘスティア)

走り出す男神(タケミカヅチ)に続いて、モニカ達が強行突破した街路へと進入したのであった。

 

 

○○○○○

 

「モニカ様、ヴェルフ様、先ほどの爆発は………!?」

 

第三区画の街路を進み、【イシュタル・ファミリア】の本拠(ホーム)女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)へと足を進めるモニカ達。

道中女戦士(アマゾネス)達の阻害が入りながらも次第に宮殿の方向へ足を進めていたモニカ達は、空中庭園で咲いた大爆炎の轟華を視認した。

その場にいた誰もを驚愕させる爆発音を振りまいた紅蓮の大輪に、リリは左右を走る仲間の顔をそれぞれ見た。

 

魔力暴発(イグニス・ファトゥス)……!」

 

「間違いない、あそこにベル達がいる筈だ、急ぐぞ!」

 

見覚えのある魔力光の炸裂。

『魔力』が暴走するほどの何かが、あれほどの規模の魔力暴発(イグニス・ファトゥス)が発生するほどの戦闘(なにか)が、あの巨大な宮殿で起きている。

間違いなくあそこにベル達がいる、と確信したモニカ達は、本拠地に突き進んだ。

 

「止まれぇ、お前等ぁ!」

 

「ちっ、またか……!?」

 

「ですが、相手は手に負えない程強くありません!」

 

「うん、きっと戦う人たちが足りてない……!」

 

次々と入る女戦士(アマゾネス)達の阻害によって碌に前へ進めていない状況に、悪態をつきながら交戦に移る桜花(オウカ)

ハンドボウガンで援護するリリの声に対し、中衛位置で槍を突き出しながら頷き返す千草(チグサ)

『殺生石』とベル達の捕獲に戦力の大半が宮殿内にいるため、モニカ達の戦う団員達は軒並み能力(ステイタス)が低く、高くてLv.2の戦闘娼婦(バーベラ)に獣人を始めとしたLv.1の戦闘員相手に、桜花(オウカ)とヴェルフが矢面に進むことで道を切り開いていく。

ヴェルフの奇抜な対魔力魔法(アンチ・マジック・ファイア)やモニカの【ヘスティア・サーベル】による魔法の無効化、武神(タケミカヅチ)の眷属達による優秀な連携により、数だけは突き抜けて多い敵勢を何とか突破していた。

路を遮るアマゾネス達と再び交戦に移った、モニカ達だったが――ドンッ、と。

突如として夜空に発生した爆発の炎と黒煙に、モニカ達だけでなく敵団員達さえも唖然と見上げていた。

まさかの爆発に立ちつくしていると、すかさず、ドンッ、ドンッ、ドンッ、と。

第三区画のあらゆる場所から、悲鳴と共に爆音が鳴り響き始めた。

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。

ということでモニカ達のイシュタル・ファミリア突入&フレイヤ・ファミリア襲撃まででした。
多分あと2話で第六章が終わるんですが……あまりにも短いので、本話の投稿後に五章と六章はひとまとめにすることにしました。

そしてお知らせです。
まず一つ目は、『モニカの設定変更』について。
次章を書くにあたって、これまで勢いで書いてきたツケで進行や設定に矛盾が生じてしまいました。
なので、モニカの出自を変えることにしました。
変える個所はモニカが軍人になる理由などで、ここまでのお話を全部書き換える必要はないので、次回あたりで簡単に説明できればと思います。

そして二つ目は、『長編』について。
だいぶ先の話になるとは思いますが、長編をいくつか書きたいと思ってます。
内容としては……

①本編よりも戦力増強!/おや!?アンタレスのようすが・・・!な劇場版『オリオンの矢』編
②モニカ、そして本編以上にキャラ多数参戦(予定)!なダンメモ『アエデス・ウェスタ』編
③それは遥か遠い昔、まだ神が地上に降りる前、始まりの英雄と仲間達の紡ぐ喜劇―――否、冒険譚。『アルゴノゥト』編
④プリコネとのクロスオーバーはこのため!完全オリジナル長編『オネイロスの涙』(題名は変更する可能性あり)

……の四つを書くつもりです。
大まかな流れは作っていますが、実際に書き始めるのはまだまだ先になるので、のんびり待っておいてください。

誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。

長編作品、どれから読んでみたい?

  • オリオンの矢
  • アエデス・ウェスタ
  • アルゴノゥト
  • オネイロスの涙
  • 作者、君に任せた!
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