ダンジョンにモニカがいるのは間違っているだろうか   作:刺身の盛り合わせ

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だいぶ過ぎましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年度もダンモニをよろしくお願いします。
どうも、刺身の盛り合わせです。

ということで最新話。
今回はラキア侵攻が始まる前日のお話。
そしてモニカの両親として、オリジナルキャラを二人登場させます。

感想と評価、お気に入りを登録してくださった方々、そしてこの作品を読んでくださっている方々。
本当にありがとうございます。

それでは、どうぞ。



第77話 『邂逅』

 

 

「確か、ここだったはずだが…」

 

時はラキア侵攻が始まる前日まで遡る。

挨拶を終えオラリオを出たモニカは、睡眠をとらず丸一日ほどかけて『セオロの密林』近くにやってきていた。

 

「使者が待っていると言っていたが、一体ど――「―――ぅぅぅううううおおおおおおッスぅぅぅぅぅッ!!」――おわぁ!?」

 

手紙に書かれていた指定の場所にたどり着いたモニカが周囲を見渡していると、側に生えていた木の上から虎人(ワータイガー)の少女がヒーロー着地で現れた。

 

「アンタがアレス様の言ってたモニカ、って人ッスね!自分はマツリ!マツリ・ウェーベンッス!」

 

「も、モニカ・ヴァイスヴィントだ…。その、君がマリウス殿下の言っていた使者――「いや、もう一人いるよっ!」――のわぁ!?」

 

突如頭上から現れたマツリに驚いていたモニカ。

使者は一人だけかと聞こうとしたところで、更に頭上からヒューマンが現れた。

 

「やっ、話は木の上で聞いてたよ。私はトモ、(トモ)・ミクマ。マリウス様からの使者っていうのは、私達二人のことだよ。…時間もないですし、アレス様のところに行きましょうか」

 

先を進む(トモ)とマツリについて行くモニカ。

二人について森の中を進むこと数分。

開けた場所に出たモニカが見たのは、沢山のテントや武装をした軍馬、大量の資材や武器を運んでオラリオ侵攻の準備をしている兵士達の姿であった。

兵士たちを横目に奥へ進むと、周囲と比べてひと際大きく豪華なテントに辿り着いた。

 

「ここがアレス様のいるテントっス!早く入るっスよ!」

 

マツリに促されてテントの中へ入るモニカ。

中に入ると奥の玉座にはアレスが座っており、その側に控える形でマリウスが立っていた。

 

「神アレス、マリウス殿下。モニカ・ヴァイスヴィント、オラリオでの任務を終え、帰還しました」

 

「よく帰ってきたモニカ!お前が送ってきたオラリオの情報のおかげで、我等はオラリオへの侵攻を行うこととなった!さぁ、さっさと進行の準備だマリウス!」

 

「了解ですよ。……さて、お前の仕入れた情報のおかげで、今回の侵攻を行うに至ったわけだ。今後の処置について色々と話したいのだが、今から明日の侵攻準備をしなければならん。だから詳しい話は明日以降、ということでお前専用のテントを用意している。そこで休んでくれ。……それと、お前に会いたいという人物がテントにいるからな」

 

「会いたい人物……了解しました、急いでテントに向かいます」

 

 

○○○○○

 

 

『私に会いたい人。一体誰なんだ…?』

 

アレス達との会話を終え、テントから出て外で待機していた(トモ)達に再び案内してもらい、自分のテントに辿り着いたモニカは、テントの前で悩んだ表情を浮かべていた。

 

「えぇい、ここで悩んでいても埒があかん…失礼する、モニカ・ヴァイスヴィントだ」

 

考えるのを止めてテントの入口を開けたモニカ。

テントの中には簡易的な寝袋が三つほどあり、その内の一つに女性のヒューマンが座っていた。

モニカと同じ金色のくせっけな長髪とくすんだ金色の瞳。

モニカと違って、腰までの長さがある髪を結ばずにダウンスタイルにしており、モニカがキリッとした目付きなのに対し女性はタレ目。

そして何よりの違いはその体型。

モニカと比較すると約三十M(ミドル)も身長差があり、体つきも幼児体型のモニカに対して、豊満な胸にキュッと絞られた腰回りは、神々には及ばないものの多くの人が振り向くような抜群のプロポーション。

そんな彼女の名前は『ティモロ・ヴァイスヴィント』―――

 

「お、お母様!?」

 

「久しぶり、モニカちゃん」

 

―――モニカの母親である。

 

「こ、ここは戦場に近い場所ですよ!何故このような場所におられるのですか!?」

 

「モニカちゃんに会いたかったから、あの人にお願いして付いて来たの。それにいざとなったら外の二人が護衛として守ってくれるから大丈夫。…それより、オラリオでの生活はどう?ちゃんとご飯は食べれてる?とりあえずお茶でも飲みましょうか」

 

「ご飯も食べてますし、お茶するよりももっと他に話すこt「モニカが帰ってきたって本当かっ!?」

 

テントに入りティモロに話しかけるモニカ。

寝袋から立ち上がると、どこからかティーカップとティーポットを取り出すと、早速紅茶を注ぎ始めるティモロ。

母親に改めて戦場の危険さを伝えようとしたモニカだったが、それを遮るように突如テントの入口が開けられた。

モニカが入口の方向に振り向くと、そこには一人の男性が立っていた。

モニカやティモロと同様に金色の長髪とくすんだ金色の瞳。

二人と違いストレートヘアーで長い髪を三つ編みに、頭頂部には一房だけアホ毛が飛び出しており、モニカと同じでキリっとした目付き。

そしてこの男性もモニカよりも身長が高く、その差は約四十M(ミドル)

そんな彼の名前は『エルドア・ヴァイスヴィント』、モニカの父親である。

 

「モニカッ―ー!!ひっさしぶりだなぁ!!元気だったかぁ!オラリオではどうだった、怪我はしてないか!?」

 

「お、お父様近いですっ!?揺らさないでくださいぃぃ?!」

 

「あなたストップ。それ以上やっちゃうと、モニカちゃん倒れちゃうわ」

 

テントの中に入りモニカに勢いよく抱き着くと、肩に手を当て前後に揺らしまくるエルドア。

激しく揺らされていたモニカだったが、ティモロが止めたことで目を回すだけで済んだのであった。

 

「悪い悪い!久しぶりに会ったから、つい力が入っちまった!ごめんなモニカちゃん!」

 

「い、いえ…気にしないでください、お父様…それよりも、何故お母様を戦場まで連れてきたのですか!?」

 

「ティモロがモニカに合いたいって言うからな、仕方なくだ!俺が守るのは勿論のことだが、俺が守れない時は護衛もつけてあるから、安心しろ!」

 

「そういう話ではないでしょう!大体お父様は……!」

 

「そんなに怒らないであげて、モニカちゃん。元をたどればお母さんが悪いんだから。それより、せっかく親子そろったのだから、久しぶりにお茶を飲みましょう?」

 

「そりゃあいい!ティモロの紅茶は絶品だからな!せっかくだからオラリオでの話を聞きながら飲もうじゃないか!」

 

「それならお菓子の準備もしなくちゃ。少し待っててね、お菓子の準備をするから~」

 

「なら俺達は机の準備だな!モニカ、手伝ってくれ!」

 

「いやそれよりも……分かりました。とりあえず今はお茶にしましょう」

 

お茶会の準備を始めるティモロとエルドアに対し、やれやれと言った表情を浮かべながらエルドアの手伝いを始めたモニカ。

外で護衛として待機していた(トモ)とマツリにも紅茶を渡すと、テントの中にて三人でお茶を飲むと、エルドアの提案で三人横並びになって眠るのであった。

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。

ということでオリジナルキャラとして、モニカの両親「ティモロ・ヴァイスヴィント」と「エルドア・ヴァイスヴィント」が登場です。
二人はそれぞれ元となったキャラが居まして、ティモロは『魔法少女まどか☆マギカ』の「巴マミ」、エルドアは『鋼の錬金術師』の「エドワード・エルリック」となっています。
ガワは二人の姿を借りていますが、性格は元キャラと全く同じというわけではなく、少し違ったものにする予定です。
ちなみにこの二人を選んだ理由は作者が金髪金眼でパッと浮かんだキャラがマミさんとエドだったからです。
あとエドは「モニカと近い年まで身長が低いキャラ」というのと、最終回の写真見る感じ子煩悩なパパになりそうだなって思ったのも理由だったり。

また、「マミさんの姿原作と違くない?」と思った読者の方々、ご安心ください。
髪を下ろしたマミさんは叛逆の物語で登場してます。
お風呂上がりのシーンでとってもセクシーなので、みんなも叛逆の物語を見て確認してみよう!

両親の設定についてはその内出します。
誤字脱字、また文章でおかしな部分があれば報告をぜひお願いします。
それでは、次回。
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