食事の目的地は大衆焼き肉。総勢で6人いるので普通に食事するだけでも結構な金額になる事がと予測できたので、少女はすぐ様に行き先を変えたのだ。
それに大人の先生がどれだけ食べるのかもわからない、ならば食べ放題がある方が安心できる。
先に歩く便利屋68のメンバー、その後ろを眺めるように歩く少女と先生。
”怪我は大丈夫?”
先生と最後に会ったのは便利屋68に保護され、襲撃があったあの時以来。爆発に巻き込まれながらも去っていた少女を先生は心配していた。
なので遭遇できる確率が現状で一番高い、便利屋68に声をかけて網を張っていた。見事にそれが的中したというわけだ。
嫌々、渋々と少女は言葉を返す。
「大丈夫です、柔な身体じゃないですから。こう見えて、鍛えてますし」
”なるほど”
「いやいや……。なるほどって言いながら二の腕触るのはヤバイですよ?」
”NICEぅ……”
「……流暢に英語で言っても変態」
少女は嘘は言っていない。二の腕は鍛え上げられて引き締まっており、その鍛えられた二の腕のおかげで半袖のブラウスがとても似合っている。
しかし、そこで先生は疑問に思う事が一つ出てきた。視姦と言われても仕方がない先生アイは半袖ブラウスの違和感を見逃さないのだ。
”もしかして、おへそにもピアスしてる?”
「っ!?!?」
思わず少女は立ち止まる。ここまでヤバイとは思わず絶句して、足を止めるしかないのだ。
確かに半袖のブラウスは少女にとっては小さめで身体のラインが出やすくはあった、しかしこれを見抜かれることは想定外。そもそも、気づく方が可笑しい。
「おやおや、先生もきづいちゃった?」
「ひえ」
いつの間にか前を歩いていたムツキは先生と少女の間に入って蠱惑的な笑みを浮かべていた。この表情は良いおもちゃを手に入れた時の子供のような表情。
先生は思わず心のグットボタンを押してしまいそうになる。
この場にいては羞恥心がもたない、少女は”バカ変態”と悪態をつきながら前を歩くアルとカヨコの元へと行ってしまった。それを追ってムツキも前に行く。
「まってよぉ~!」
先生は少なからず安堵している。前回あった時よりも少女は少し明るくなった印象をうけたし、便利屋68と絡む事によっていい方向に向かっているようだ。
あの別れた日からキヴォトスの全生徒、それ以外の情報も調べなおした。
そこで少女の事の情報は少ないが手にする事もできた。所属は無く、非正規の仕事をしてきてまではあっていた。名前が無いと言っていたが、少女の苗字だけは判明できた。
少女の苗字は
思考していた先生、前方から聞こえてくる声に我に返ると。
「社長!先生にセクハラされました、およよ……」
「かわいそうに、慰み者にされちゃったねぇ……」
「え゛ぇ゛っ゛!?!?」
「……先生?」
「ア、アル様……」
先生から受けた事を誇張する少女、それに続くムツキ。セクハラに大げさと言わんばかりに驚くアル。冷ややかな視線のカヨコ。驚いたアルを心配するハルカ。
先生の明日はいずこ!というところで目的地が見えてきた。そういうわけでここでおしまいです。
”サア、タベヨウカ!”
食事の支払いは、先生の負担になりました。
ヘソピ、はじめました。
やっぱり便利屋68は良いよね……うん。
あくまでも苗字は借りです、消える可能性もあり。
というか先生がキヴォトス中の生徒について把握している可能性あるとか本当に変態だと思う。
え゛え゛っ!引き締まったお腹も触ってええんか!ワシもさわろう!!!