わたしのヒーローアカデミア   作:Plot Must Die

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ご、ごまだれーー……!?

 

 

 

 

 

「……何故助けた」

 

 テイテイ復活! テイテイ復活! テイテイ復っ活っ!!

 

 いや別に、怪我は治ってないんだけどね? でも意識を取り戻したので、復活って事にしておく。寝てる間に飲ませようとした14キロの砂糖水は無駄になっちゃったけど、起きたから良しってことにしてあげる! お姉ちゃんは寛容だもん! バケツに入ったこの砂糖水は、うーん……。まぁキバキバにでも飲ませとけばいっかな。エナドリ代わりにトムトムに勧めたんだけど、ガチ拒否されちゃった。

 

 それはともかく。ええっと、何だっけ? そうそう、何で助けた? それはほら、あれよあれ。何も死ぬこたーねぇ、さっきはそう思っただけよ。的な?

 

「っは、ヒーロー殺しも大した事ねえな。雄英生にしてやられたんだって?」

「こら。怪我人に悪口言わないのっ」

「いってぇ!!」

 

 まったくトムトムと来たら。雄英生にしてやられたのはトムトムだって同じなのに、ふんぞり返っちゃって。そもそも、テイテイがこうして包帯ぐるぐる巻きなのはキバキバのお陰でしょーー?

 

「……ハァ……。何故助けたと聞いている」

「んぇ? もぐもぐもぐもぐ」

 

 あ、ちょっとわたしに話し掛けるのは待って。今ちょうど、さっきキバキバが買ってきたドーナツを食べてるんで。いやぁ、たまには店売りのドーナツも良いね。クロクロが作るドーナツも美味しいんだけど、お店のはお店でこれがなかなか……。もぐもぐもぐもぐ、ごくん。

 

「もぐもぐもぐもぐ」

「……」

「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

「……ハァ……」

 

 うーん、ドーナツが美味しい。手が止まらない。テイテイの質問に答えなきゃなんだけど、今日はすっごくお腹が空いちゃってて。後でもう一回キバキバに買い出しして貰おうかなぁ。それでも満足出来るか、ちょっと怪しいんだけど。

 

「……で、何故助けた?」

「ひゃいっ!? わ、わわ分かんないですぅ……っ!」

 

 そりゃ、キバキバには分かんないよ? 現場に居なかったし、居たのはわたしだけだし。あとテイテイ、その子に急に話し掛けるのは止めたげて。見た目こそ華やかにしてるけど、人とコミュニケーションが取れるタイプじゃないから。いわゆるほら、根暗とかぼっちとか陰キャとかナードとかそんな感じ真っしぐらな子だからね。もぐもぐも、あ……無くなっちゃった……。

 

 ふぅーー……。ん、んん……。い、いったんごちそうさま!

 

「……恩を着せたつもりか?」

「けぷっ。それは考えて無かったなぁ」

「おい。恩を売っとこうって腹じゃねえのか」

「えー……? あー、うーーん。……じゃあそういう事にしておく?」

 

 いや恩とかそう言うのは全然考えてないよ? 目の前でやられちゃってたし怪我もしてたから、取り敢えず連れて帰って来ただけ。ナナサみたいに誰かを治してあげれれば良いんだけど、わたしの個性はわたしにしか作用しないからなぁ。怪我人の手当てとかよく分かんないし、クロクロとかに任せちゃおーって。

 

 で? テイテイさぁ、さっきからわたしばっかり見過ぎじゃない? そんなじろじろ見たって何も出て来ないし、出さないけど?

 

 はっ!? もしかして、テイテイもロリコンだったり……!?

 

 いや、うーん。トムトムがロリコンなのは良いとして、これ以上ロリコンが増えるのはちょっと。

 

「……ハァ……。(ヴィラン)連合、この小娘はいったい何だ?」

「俺だって聞きてえよ」

「トムトムのお姉ちゃんですぅー。ねっ、トムトム!」

「勝手に姉を名乗るな。あといい加減どけ、重い」

「やーだ! ここが良いんだもーん!」

 

 トムトムの膝上はちょうど良いんだよねぇ。こう、すっぽり収まる感じで。しかも文句言いながら、わたしが落ちないように手を添えたりしてくれるんだよ。落ちそうになると、すっと抱き留めてくれたりもしちゃってね? いやぁほんと、トムトムはロリコンだなぁ。ちゃんと面倒見てあげなくっちゃ……!

 

「……そうだステイン。恩を感じてんなら、こいつの面倒見とけ。ヒーロー殺しの腕は保証するぜ?」

「は?」

「……ハァ。貸し借りはそれで無しだ」

「は??」

 

 はぁ??? いや、いやいやいや。この前はあんなにバチバチしてたのに、なんで今になって意気投合?? 最初からそうすれば良いじゃん。男の人って、やっぱ馬鹿なの?? っていうか、トムトム! わたしテイテイは殺したい派なんだけど!? この間のこと、お姉ちゃんはまだ許してないんだけど!?

 

「はっ。歓迎するぜヒーロー殺し」

「……ハァ。慣れ合うつもりはない。俺は勝手にやる」

「そういう訳だナロク。そこのストーカー女も含めて、拾って来たお前が面倒見ろよ」

 

 ぬ、ぬぐぐぐ。な、なんで? こんな大きなペットは飼いたくないよ!? 幾らトムトムのお願いだからって、限度ってものがあるんだけど!! キバキバはともかくとして、テイテイなんてお姉ちゃんは知らないっ!!

 

 あ、いやでも。これでテイテイが敵連合に入ったようなものかぁ。となると、当初の目的は達成してるようなもので。ついでにキバキバって財力も手に入ってるし、意外と順風満帆……? う、うーーーん……。うぅーーん………。

 

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 

 ……………………はぁ〜〜……。

 

 

 ご、ごまだれーー……!? 敵連合は、テイテイが仲間になった!!






オマケそのいち。ステイン、敵連合加入ですって。ナロクがフリーダムした結果です。
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