シンフォギア   作:刃狗

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04.暴食と暴走と―――

「…はぁ(なんでこんな連中と一緒に…)」

 

「そっちは終わったか?」

 

「ええ、終わりましたよ。(聖遺物の欠片を何個か回収したけど)」

 

「では、今日の作業は以上になります」

 

「そうですか。では自分は上がりますね」

 

「ご苦労様でした」

 

「どうも(さっさと帰ってのんびり…いや、フラワーとやらに行ってみるか、小腹も空いたし)」

 

璃音は学院祭以降、動けるようにもなったので、弦十郎から仕事を言い渡され、それをこなしていた。

 

そして今日の仕事…一課と共にノイズの出現した場所での後処理をしていた。その場所はとある倉庫の中―――――かなりの広さがあり、物資などの残骸も破棄去れていたことから、フィーネのアジトであったと推測されている。

 

そこで璃音はウェルが持ち出したと思われる聖遺物の欠片を無断で回収し、空間へと収納していた。

 

そして仕事が終わると、その場をあとにし、フラワーと呼ばれる店へと向かった。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませー」

 

「あれ、璃音さん?」

 

「…響か。未来は一緒じゃないんだな」

 

「あはは…でも、どうしてここに?」

 

「この近くで仕事しててな…小腹が空いたから、な」

 

「そうなんですか…あ、どうぞ」

 

「ああ…それにしても、璃音さん」

 

「ん?あ、おばちゃん、適当に1人前で」

 

「はいよ」

 

「で…どうした?」

 

響が何かを言いたそうにしているので、促す璃音。

 

「切歌ちゃんの事…」

 

「切歌?がどうかしたか?」

 

「あの…戦う事もあるわけじゃないですか…兄妹で戦うのって…辛くないのかな、って」

 

「別に辛くはないな…戦う事を好んでる訳じゃないけど。アイツもアイツで考えてその結果戦う事になっても戦うって決意ぐらいはあるだろうし…それに、俺と切歌なら切歌の方が強いぞ」

 

「…え?」

 

璃音の強さを知っている響は何を言ってるんだ?と言わんばかりの表情をする。

 

「…あくまでも一般人よりは強くて、ノイズを片付ける力がある…ってだけだ。お前にも勝てねぇよ…不意打ち以外」

 

「…でも…」

 

「正直、勝てる気がしないな…正面からだと。確実に俺が負ける」

 

そんな話をしている間に注文したものが目の前に置かれた。

 

「…多いな」

 

「それ、ここじゃそれで1人前なんです」

 

「そうか…うん、美味い」

 

「お兄さん、この辺りじゃ見かけた事ない人だね?」

 

「少し前まで海外にいましたから」

 

「なるほど。見た目が外人さんだったから、口に合うかは解らなかったけど…あったなら何よりだよ」

 

「あはは、どうも」

 

「…璃音さん、この前のあのノイズじゃないのって…」

 

「んー…ノイズではないとしたら…聖遺物か、なんかだろ。じゃないと

アームドギアで迎撃して無傷なんてありえないからな…まぁ、理性がないからまだ対処できると思う…けどな。他に聞きたい事は?」

 

璃音は出されたお好み焼きを食べながら響の問いに答えていく。

 

「…璃音さんってLiNKERが必要なんですよね?」

 

「そうだな。体を維持するのに」

 

「LiNKERは適合係数を引き上げるのに使うって聞きましたけど…璃音さん、聖遺物をもってないですよね?」

 

「そうだな」

 

「それに…アンチLiNKERは適合係数を引き下げるモノって…それが死に直結って…」

 

「そりゃ、LiNKERがないと体が維持できない俺がアンチLiNKERなんて打たれたらどうなるか、解るだろ?つまりはそういう事だ」

 

「…それだけ、ですか?」

 

「ああ」

 

「ホントにホントですか?隠してるとかじゃなくて」

 

「仮に隠していたとして…話すと思うか?」

 

「そ、それは…」

 

「…知り合って1ヶ月経ってないのに、なんでも相談したり話すと思ったら間違いだ」

 

「…でも」

 

「別にお前の言う人助けがどうこうって訳じゃない…俺の目的は最初からウェルを殺す、それだけだからな」

 

「…璃音さん」

 

「お前も…貫き通したい事があるなら、それなりの覚悟は持つことだな。

おばちゃん、美味かったよ」

 

「それはよかった。また来てね」

 

「今度は落ち着いたときにでも、妹連れてくるよ…じゃーな、響」

 

そう言って璃音は響の分も支払いを済ませ、フラワーを後にした。

 

~~~♪

 

「…俺だ」

 

【新たに情報を掴みましたので、ご報告を。F.I.S.から持ち出された聖遺物の中に、暴食と呼ばれた聖遺物がある事が解りました】

 

璃音の携帯へとかかってきた1本の電話。

相手は元風鳴機関幹部であり、現日本政府の1人であった。

 

「暴食?」

 

【ネフィリム、と呼ばれる聖遺物を喰らう聖遺物だそうです。恐らく、以前確認されたアームドギアでも倒せなかった個体というのが…】

 

「暴食だったと…まぁ、筋は通るか」

 

【それと…神器のデータですが】

 

「何かわかったか?」

 

【F.I.S.の記録にもあまり詳細なデータがなかったです。出土したモノである、というのは確認できてるんですけど…今まで適合した人物がいないらしく】

 

「何かあっても自己責任って訳か…まぁ、現状は問題ないからいいか。どうせ、暴走やらしたら装者を殺しに差し向けてくるだろ」

 

【…そうならない事を祈っていますけどね】

 

「…とりあえず、引き続きF.I.S.からの情報は引き出してくれ。後…ウェルという博士についても調べてくれると助かる」

 

【判りました。恐らくウェルについてはすぐにでも可能だとは思いますが…】

 

「アイツはソロモンの杖を持ってるからな…気を付けておけよ」

 

【了解です。米国の動きも注意しておきます】

 

「ああ…ではな」

 

璃音は電話を切ると、ポケットへと突っ込み、歩き出す。

そして自室に戻り、仕事が終わった事を告げ、神器の修復に集中した。

 

そして時が経ち、夜の帳が降りた頃―――――

 

「ノイズの出現パターンを確認っ」

 

「決闘の狼煙とでもいいたげだな」

 

「ココは…!」

 

「どうした?」

 

「政府特別指定封鎖区域…」

 

『なっ』

 

「カディンギルの跡地だと!?」

 

一同が驚愕している中、初めて聴く場所に璃音は―――――

 

「何処だ?それ」

 

「以前あったルナ・アタックと呼ばれる事件の終結した場所だ」

 

「ふーん…で?」

 

「あそこに…切歌ちゃんと調ちゃんが…」

 

「つまり、連中が居るって事か」

 

「璃音」

 

「っと」

 

「そろそろだろ」

 

「ああ…助かる」

 

ブシュッ

 

「璃音…さん?」

 

「ん?」

 

「どうして腕輪に…」

 

「道中で話してやるよ…」

 

そうして装者4人と璃音はカディンギル跡地へと足を踏み入れる。

 

「それで…」

 

「どうして腕輪にだったか…体に直接投与できないからな」

 

「どうしてですか?」

 

「研究所に居た頃に過剰投与されすぎてな…普通に使うと体に拒絶反応が出る。それに…腕輪にも定期的に必要だからだな」

 

「腕輪にも…だと?」

 

「コイツは定期的に体内にLiNKERを流す性質があってな…LiNKERが切れた状態が続くと…」

 

「つ、続くと?」

 

「暴走する」

 

「つまり、本当に命綱…の様なモノ、と言う事ですか」

 

「そうなるな…コイツも適合係数ってのがあるらしくてな…低くなりすぎると暴走するみたいだからな…定期的にLiNKERが必要になる…って訳だ」

 

「じゃ、じゃぁ…最初は」

 

「脱走してから一度研究所に入ってLiNKERを盗んだな」

 

「そう簡単に入れるとも思えないが?」

 

「行った時には研究所が壊れてたからな…簡単だったな」

 

そんな話をしていると―――――

 

「…おや、早かったですね」

 

「ウェル…」

 

「切歌ちゃんと調ちゃんは!?」

 

「あの二人なら謹慎中ですよ。仲良しこよしで計画を邪魔されては困りますからねぇ」

 

ウェルがノイズと共に現れ、璃音達を包囲するようにノイズが動き出す。

 

「何を企んでいる、F.I.S.!」

 

「企んでいる?私達が目指しているのは世界の救済!」

 

「なっ」

 

「月の落下によって引き起こされる災害から人類を救おうという―――――」

 

「馬鹿なッ、月の公転軌道は各国が3ヶ月前から計測しているはずっ、そんな事が起こっているなら黙っているはずが」

 

「黙ってるだろうな…月の落下なんて誰が防げる?」

 

「そう、そこの化け物の言う通り、対処の解らない大災害を世界中に伝えれば不安を煽り、混乱を招くだけだ」

 

「なら、それを知ってる連中は自分達だけ助かろうって算段を付けてるんじゃねぇだろうな!?」

 

「だったら…どうする?ルナ・アタックの英雄達よッ」

 

「で…てめぇはネフィリムを使って世界を救い、英雄になりたい…ってか?」

 

「だったらどうする?遥昔、神すらも喰らったと言われるモノの適合者である貴様は」

 

「俺の目的はお前を殺す事だけだ…他には興味がないね」

 

「出来るものなら…やってみろ、化け物がっ」

 

2人のやり取りを皮切りに、戦闘が開始された。

 

―――――Balwisyall Nescell gungnir tron―――――

 

―――――Imyuteus amenohabakiri tron―――――

 

―――――Killiter Ichaival tron―――――

 

―――――Bluhen Sie ungelegen Caliburn tron―――――

 

―――――Atziluth―――――

 

それぞれが武装を纏い、展開し、ノイズの群れへと突っ込む。

 

「そして、私達の出した答えが…ネフィリムッ」

 

ゴゴゴゴッ

 

「うわぁっ」

 

「雪音ッ!?」

 

「…コイツ、育ってるのか?」

 

「そうだ。ネフィリムは聖遺物を喰らう事で成長し、その力を増す…貴様の神器と特性は同じという訳ですよ」

 

「何?」

 

「神器とは…はるか昔にこの大地が創造される前、人類は神と戦った。

しかし、普通の人間では敵わない…神は人知を超えた力を使うからだ…ならどうするか?簡単な答えだ…」

 

「…人類もまた…神の力を手に入れた」

 

「そう。そしてそれを制御するための神器である。貴方が適合し、正気を保って居るというのも実に興味深いですが…所詮、貴方もまた…化け物に成り下がるときが必ず訪れる」

 

「…なるほど、だからLiNKERって訳か」

 

「ええ。桜井理論においても神器が解析できず、F.I.S.のデータベースにも詳細なデータがないの当然です。適合実験をした人間は全て死にましたからね」

 

「……。」

 

「薄々気づいてはいたみたいですね…そう、貴方は聖遺物の適合者として集められたのではなく、神器の適合実験体として集められた1人にすぎない、という訳です」

 

「なら…俺が研究所に戻った事も…」

 

「脱走したのも、神器があそこにあったのも…すべて計算だったんですよ。まぁ…外で死んでも回収は使用と思えばできましたしね」

 

「…最初から貴様の手の上で踊っていたって訳か」

 

「ええ。そして…彼女…確か…名前は…セレナ、でしたっけ?」

 

「ッ」

 

「彼女が纏う銀のシンフォギア。アガートラーム…まさか、絶唱を唄い、ネフィリムを止めるとは思いませんでしたが…ね」

 

「なら…あの暴走は」

 

「ええ、私が暴走させました」

 

「―――――。」

 

「声も出ませんか?それはそうですよね…彼女はマリアの妹で貴方とも面識があった子ですかr」

 

「くくっ」

 

「…?」

 

「くはははっ」

 

「な、何が可笑しい!?」

 

「璃音…?」

 

「いやなに…お前、研究者って割に大したことないなと思ってな…」

 

「ど、どういう意味だ?」

 

「お前は…アガートラームの意味を理解していない。神獣鏡の事もな」

 

「な、何故それを…」

 

「けどまぁ…お前が聖遺物を集めてるっていうなら話は早い。全て喰らってやる」

 

Atziluth―――――Briah―――――

 

「なん…だと?神器を…二本…だと」

 

「まぁ色々あってな…てめぇ相手に使ってやる…ありがたく思って死ぬんだな」

 

「立花ぁぁぁっ」

 

「あ?」

 

ブシャァァッ

 

「…響…?」

 

翼の悲鳴に近い声に振り返ると、そこにはネフィリムに左腕を喰われた響の姿があった。

 

「ふふ…ふはははっ」

 

「暴食って言うのはそういう事かっ(間に合えよっ)」

 

璃音はウェルよりネフィリムを優先し、神器を二本持ち、ネフィリムへと突っ込むが―――――

 

ゴォォォッ

 

「ぐっ」

 

「璃音っ」

 

「…なんだ、アレは」

 

「大丈夫ですか?」

 

「ああ…なんだ?アレは」

 

「…ガングニールの暴走、とでもいうんでしょうか」

 

「…アレが、データにあった響の暴走状態か…」

 

「…止めれると思いますか?」

 

「やるしかねぇだろ…動けるのは俺と歌唄だけだしな…SAKIMORIとクリスは使えねぇ。Atziluth―――――」

 

「…鎌、ですか」

 

「前に出る。ネフィリムは注意しながら無視でいい」

 

「判りました」

 

そうして、璃音は神器を1つ仕舞い、刀身を鎌へと変え、響へと突っ込んだ。

 

「―――――。」

 

ガキンッ

 

「っ…重いな。理性ないってのに…コレもガングニールの特性か。

しっかし…腕を喰われてもギアの出力を使って腕を再構築って…アリかよ。聖遺物と融合してるとこんなこともできんのか?」

 

「璃音、下がってっ」

 

「っと」

 

ドォォォンッ

 

「―――――。」

 

「てめぇは引っ込んでろっ」

 

「―――――!?」

 

ネフィリムを響の方へ蹴り飛ばす璃音。

そのネフィリムを響は地面へと蹴り落とした。

 

そして、腕をネフィリムの背中へと突き刺し―――――

 

「ま、まさか…っ」

 

ブシャァァッ

 

「なんだ…アレは」

 

「かなりのエネルギーですね…アレが心臓部、なのでしょうか」

 

響はネフィリムの心臓を引き抜き、それを適当に投げ捨てた後、ジャンプし、形成したアームドギアらしきものをネフィリムへと突き刺した。

 

直後、ネリフィムと響きを中心に爆発した。

 

「ちょっ」

 

ドスッ

 

璃音は咄嗟に歌唄の前に出て、神器を地面へと突き刺し、衝撃に備え爆発に飲み込まれた。

 

「…ってぇ」

 

「大丈夫ですか?璃音」

 

「余波でコレかよ…しかもまだやる気満々と来た」

 

「―――――。」

 

消滅したネフィリムとアームドギアを手に、璃音達へ敵意を向ける響。

そして、響と璃音、歌唄の戦いが始まり―――――

 

「「はぁ…はぁ…」」

 

「―――――ッ」

 

「どん、だけ…だよ」

 

「暴走したらここまでとは…体力は無尽蔵ですか?」

 

まだ戦いは終わりそうになかった。

そしてその戦いを見ていた切歌と調は―――――

 

「…にーちゃん」

 

「…マム、コレが私達のやりたかったことなのですか!?」

 

「正しい事をしてる…んデスよね?」

 

「でも…ならどうしてこんな気持ちになるの?」

 

「…今日限り、そんな優しさは捨てなさい。私達に微笑みなど必要ないのですかr―――――ゴホゴホッ…こんな時に」

 

「今のうちにDr.を回収してきて頂戴」

 

「…アイツを」

 

「応急処置なら私でもできるけど、やっぱりDr.に診てもらわないとっ」

 

「…解ったデス」

 

ウェルを回収するために、切歌と調は嫌々ながらに外へ。

その間にも、暴走している響と璃音、歌唄の戦いは続いていた。

 

ドォォォンッ

 

「このっ…くそったれっ」

 

「―――――!?」

 

ドォォォンッ

 

「…それは?」

 

「…神器の機能の1つ…捕食モードって所だな。コレを対人で使いたくはないんだが…」

 

「―――――。」

 

「まだ動けるのか…」

 

怪我をしてもすぐにギアの出力で回復する響と徐々に傷が増えていく璃音と歌唄。

 

「―――――ッ」

 

「こ…のっ」

 

バキンッ

 

「…は?」

 

ドシュッ

 

「璃音っ」

 

「―――――。」

 

つっこんできた響へ神器を振るった璃音だったが、神器の刃先と響の拳がぶつかった瞬間、刃先が折れ、ソレが璃音の腹部を直撃し、響はそんな璃音を殴り飛ばした。そして、追撃の一撃は璃音の腕輪を掠めていた。

 

そんな璃音を見て、コレ以上戦闘を継続するには旗色が悪いと理解した歌唄が選んだ選択肢、それは―――――

 

―――――Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolonzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurate edenal Emustolrozen fine el zizzl―――――

 

「月読、やめろっ」

 

「大丈夫ですよ…私は少しばかり、頑丈ですから。コレで止めれなかったら終わりですけどね」

 

「ガァァアァアアッ」

 

絶唱による莫大なエネルギーを剣の先端から放つ歌唄に対し、響は拳をエネルギーにぶつけるが出力上、絶唱には勝てず、エネルギーの奔流に飲み込まれた…。

 

その影響でかなりの衝撃と閃光が全員を襲う。

そして、閃光が収まると―――――

 

「…止まった…様…です、ね」

 

ドサッ

 

「な、何だってんだよ…」

 

ゴォォォッ

 

「な、なんだ!?」

 

「なんだ、アレは!?」

 

クリスと翼の視線の先…ボロボロになった歌唄を中心に膨大なエネルギーが吹き荒れ―――――それが収まると―――――

 

「…怪我が…」

 

「治っている…だと?」

 

そこには怪我が治っている歌唄と全体に皹が入ったカリバーンがあった。

 

「…って、そんな事は後だっ、この馬鹿と璃音の奴を連れていかねぇとっ」

 

「そうだな…(怪我を一瞬で治す聖遺物なんてモノが存在するのだろうか?それに…神を喰らう為の神の力である…神器、か)」

 

すぐさま連絡を繋ぎ、璃音と歌唄、響の三人を回収し、外傷がない歌唄と響は検査室に、重症の璃音は手術室へと運び込まれた。

 

響はすぐに目を覚ましたものの、歌唄と璃音が目を覚ましたのはそれから数日後の事であった。

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