〜幻想創造主 Imagination Overdrive〜   作:MAGUロイド

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短時間ではあるが妖夢との修行を耐えた正人

そして正人を待ち受ける二人目とは


第六話 帰還

正人は妖夢と共に白玉楼の廊下を歩いていた

 

「…正人さんって、格闘技とかの経験はあるんですか?」

 

「え?格闘技?…格闘技は…したことないな、喧嘩もほとんどしたことないし」

 

「そう…ですか…」

(だとしたら素質…なのかな、あんなに短時間であれほど強くなるなんて信じられないけど…とは言っても今の状況の幻想郷で生きて行くにはまだまだ実力が足りないけど…)

 

「妖夢?なにブツブツ言ってるんだ?」

 

「え?なんでもありませんよ…それよりも、着きましたよ、こちらに幽々子様がいらっしゃいます」

 

妖夢は、かなり大きい襖の前で止まり、中にいるであろう人物へ語りかける

 

「幽々子様、正人さんをお連れしました」

 

「入りなさい」

 

「失礼します」

 

短いやりとりの後、妖夢が襖を開け、中に入り、正人もそれに続く

 

「失礼しま〜…す?」

 

そこにいたのは、幽々子と、一人の少年…いや、()()だった

 

幽々子は正人が部屋に入って来るなり、彼に説明した

「正人君、紹介しておくわ、この子は日比谷 健吾(ひびや けんご)君よ、最近ここに幻想入りしてきたの、ね〜?」

 

健吾と呼ばれた子供は、正人の方を見ると

「健吾だよ!よろしくねお兄ちゃん!」と元気な挨拶をした

 

「お、おぉ、よろしく…(幽々子って小さい子供にデレるのか…?なんかキャラ崩壊というか…)」

正人が返事をすると健吾はニコッと笑った

正人はその時、隣にいた妖夢が高揚した表情で「あ〜…健吾君…可愛いですねぇ…」と言ったのを聞き逃さなかった

「(ブルータスお前もか…というか、これは一体どうゆう状況なんだ…)」

 

確かに健吾の見た目は5歳か6歳ほど、現実だと小学生になるかならないかという感じだ、それに加え明るい性格と無邪気な笑顔、それだけだと確かに誰が見ても可愛いと言うだろう。

だが正人の目の前に広がる健吾の様子余りにも…可愛い男の子のイメージとは違っていた

 

 

 

 

そう、健吾は両手に大福の様な物を持ち、それを頬張っていたのだ

それも2個や3個という数ではない、健吾と幽々子の間には大きめの机があり、健吾の正面には大福が山のようにそびえ立っていたのである

しかも健吾は食べるペースが異常に早く、その山はほんの少しづつではあるが、確実に無くなっているのである

いくら育ち盛りとは言っても、限度があるだろう

 

 

正人が動けないまま少しの時が過ぎた、妖夢は健吾を見ながらニヤニヤし、幽々子はそんな妖夢の姿を見てニヤニヤしていた

 

そして正人が空気のまま、健吾が大福を完食した

 

「ごちそうさま〜!…ん?どうしたのお姉ちゃん?大福欲しかったの?」

 

妖夢はハッとした表情になり

 

「…へ?な、なんでもないですよ!もうお腹いっぱいです…」

 

「?お姉ちゃん何か食べてたの?」

 

「ああいや、そうゆうわけじゃなくて…」

 

尚、この光景を見ていた正人は「俺の知ってる妖夢じゃないというか修行の時のあの厳しさというか雰囲気がなくなってるもしかして二重人格なのか多分そうだろうきっとそうなんだろう(以下略)」…思考回路がショートしっぱなしだった

 

そして、そんな三人の様子を見てずっとニヤニヤしていた幽々子がやっと口を開いた

「じゃあ、正人君も来たことだし、早速初めましょうか、生き返りを」

 

「え、あ、は、はい、初めましょうか…覚悟はできてますか?正人さん」

 

「そもそもさっきの幽々子の行動もなんかキャラ崩壊してたし話し方とかも我が子に対するそれだったような気もするしもしそうだったら白玉楼にはショタコンしかいないことにな「正人さん!!」うぉ!な、なんだ?急に大声出してどうしたんだ?」

 

「どうしたんだ、じゃないですよ…なんで放心状態で独り言言ってんですか…」

 

「え、俺そんなことしてたの?覚えてな「とにかく!さっさと生き返って下さい!一分一秒が惜しいんですよ!」

 

「ア、ハイ(妖夢がそれを言うか…)」

 

「じゃあ、早速始めましょうか、健吾君、お願いね」

 

「うん!わかっt「ちょ、ちょっと待ってくれ!」」

 

「どうしたの?」

 

 

「その…生き返るための具体的な方法を教えてくれないですか?」

 

「方法も何も、貴方はそこでじっとしてればいいのよ、この子の能力で貴方の精神を肉体に戻すだけだから」

 

「この子の能力?それってどういうものなんですか?」

 

「それは教えられないわぁ〜」

幽々子は扇子で口元を隠しながら妖しげに答えた

 

(嫌な予感がするなぁ…)

当然のように正人はそう考えた、しかし幽々子はそんな思考もお見通しのように

 

「大丈夫よ、貴方の身体や精神に影響が残ることはないから。安心なさい」

と、確かな口調で答えた

 

「…まぁ、それならいいんですけど…」

正人は、幽々子の言動に嘘はないと判断した

 

「じゃあ、健吾君…だっけ、よろしく頼むよ」

 

「うん!じゃあ少し目を閉じてね、目標は…正人お兄ちゃんの体だね。」

 

(正人お兄ちゃん…)

弟も妹もいない正人は少しむず痒さを覚えた

 

「じゃあいくよ、、、えいっ」

 

正人の思考が少しずつ溶け始めた

(これで生き返るのか…)

 

そして、正人は少し不安を感じた

(烏丸櫂時…次に会ったとき、俺は奴に勝てるのだろうか…

ここでの妖夢との戦いで全く強くなった自覚はないんだが)

 

そして正人の思考は闇に落ちていき、白玉楼に存在した正人の思念体も淡く消えていった…

 

 

 

 

「…彼、大丈夫でしょうか…」

残った妖夢は不安げな表情を浮かべる

 

「妖夢、彼と手合わせして、どう感じたの?」

 

「彼は…端的に言えばのびしろの塊…だと思います。鍛えればどこまでも強くなるんじゃないでしょうか」

 

「ならそこまで危惧する必要はないんじゃないかしら?」

 

「そうなんですけど…でも、また彼を倒した相手に出会ってしまったら…」

 

「その時は…またここに来るかも知れないわねぇ」

幽々子は事も無げにそう言い放った

 

「っ…」

妖夢が言葉を失っていると唐突に健吾が

「…お腹空いた」

 

「…そうですね、そろそろご飯の支度をしましょう」

 

「やったぁ!!」

 

(…これでいいのかしら…)

 

白玉楼にははしゃぐ子供と、溜息をつく従者とその主が残されていた

 




お久しぶりですMAGUロイドです

今までとんだ駄文をおみせしてしまい申し訳ありませんでした

投稿は続けます

次回からは内容を濃くしていきます

閲覧ありがとうございました
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